2010年12月25日
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* * *
* Tristan und Isolde new production unveiled 25 Dec 2010
New National Theatre, Tokyo

Conductor Kazushi Ono makes his return to New National Theatre Tokyo after 12 years absence. World famous director David McVicar makes his first appearance at the theatre.


Featuring possibly the finest Wagnerian singers today - Ir?ne Theorin as Isolde who gave her debut as Isolde at the Bayreuth Festival 2008, and American Heldentenor Stephen Gould makes his role debut here in Tokyo as Tristan.


*

* *


New National Theatre, Tokyo
Richard Wagner:Tristan und Isolde
2010/2011 Season
New Production
Dec.25, 2010 Premiere
Part1

Conductor : Ono Kazushi
Production : David McVicar
Scenery and Costume Design : Robert Jones

Choreograph : Andrew George

Tristan : Stephen Gould
K?nig Marke : Guido Jentjens
Isolde : Ir?ne Theorin
Kurwenal : Jukka Rasilainen
Melot : Hoshino Jun
Brang?ne : Elena Zhidkova
Ein Hirt : Mochizuki Tetsuya
Ein Steuermann : Narita Hiroyuki
Stimme eines jungen Seemanns : Yoshida Hiroyuki

Chorus : New National Theatre Chorus



新国立トリスタン、初日終了。
まず大野さん。お疲れさまでした~
大野さんの疲れ切った笑顔が痛々しかった。
すばらしい音楽でした。
本当にいつも大車輪の大野さん!


ワグネリアン集結なので戦々恐々としていましたが
きょうのワグネリアンはおとなしいものでした。

盛大なブラボーだけでした。
(まるでフーリガンみたいな言われよう…(笑

しかも演出家まで最後に登場したのに。
ブーイングがなくてブラヴォーだけなんて稀有なワグナー作品の初日と言えよう(笑
だいたい新演出のワーグナー→基本ブーイング、ですからね。

マクヴィカーを初めて生で見た!とても個人的に大感激でした。

舞台って本当に生!ですね!
いろいろまた考えさせられました。

しかも初役は怖いですね!
あんなに第2幕まですばらしかったグールドさんの記憶力が第3幕で崩壊。
プロンプター大活躍で
プロンプターさんの底力を思い知りました。
こんなにプロンプターがはっきり聴こえたのはMETのハンプソンのオネーギン以来だ(笑
でもあれはロシア語だったからね。(下記*1

あ~また長くなっちゃう。詳細は第3幕までお付き合いください。
こないだ言われた。
「『すばらしい!』のはわかったから短くしろ!」
そう言われましても…。
5時間はかかんないからね。
ちなみに舞台は2時に始まって終わったのは8時前。

ではまず歌手から。

テオリンさんは、わかるでしょう。
テオリンさんでした~
とってもパワフル。
ずっとあれです。
すごかったです~
期待通りのイゾルデ姫でした。

普段の髪色のプラチナブロンド(つまり白髪)で大柄な体躯。
ブランゲーネが子供の奴隷に見えました。
第1幕の彼女はまるで檻に入れられたメスの虎でした。

グールドさんは背が高く恰幅がいいので
背の高いテオリンさんととても釣り合っていました。
これでなくっちゃ。
テオリンの相手はRDスミスとかクリスチャン・フランツだと小柄すぎるんですよ。

しかもグールドさん、本当にすばらしかったです!
期待以上の出来でした。
彼の本領発揮は第2幕です。
酔いしれました。
彼の歌に。
第2幕に関してはやはりFlawlessな強靭な
それでいてやわらかい優しい響きの大きな包み込むような声がぴったりで
まさにトリスタンでした。

第2幕は今までで私が聴いた中で最高のトリスタンでした。この宝石のような歌唱は何物にも代え難い。

しかし、この作品は本当にトリスタン役は難しいと思います。
第3幕のトリスタンはそれまでのトリスタンとまったく違うからです。
いや多分私が気をそらされたというか。
何も気づかなければ良かったのか。
もしくは3幕のトリスタン像の理解が足りなかったのか。
今回は前回のベルリン歌劇場の日本公演「トリスタン」で自分的に座礁気味だった第2幕の予習に特に力を入れたので。

そして主役のトリスタンを支え切ったのがユッカ・ラジライネン。
なんかまるで最後の方は彼が主役のようなオーラを見せまくっていました。
歌も演技も最高でした。
泣けるクルヴェナルでした。

マクヴィカーは登場人物に人間らしい味付けをしています。
それで言うと
ブランゲーネは「臆病者」
クルヴェナルは「酔っ払い」
イゾルデは「メス虎」
でトリスタンは「静かな人」でした。
マルケ王は「老人」。

単なる歌うワーグナー歌手以上の、性格付けの演出をしています。

ブランゲーネのツィトコーワはおどおどしていて年の離れた少女の召使のようでした。
細くて小柄なのにそのメゾの声が強靭ですばらしかったです。

主役の2人が文句なくすばらしく、脇の2人もすばらしい。

演出は意外にシンプルでマクヴィカーにしては拍子抜けでしたがきっちり彼の色を出していたと思います。

※内容にふれますのでご注意ください。

第1幕

序曲。
大きな黄色い月が昇っていく。

かみてにみえる船の舳先のようなもの。

月が上がりきって上手に移動すると、その船がぐるっと回転して大きな姿を見せる。
その船はまるで焼け焦げて骨組みだけ残ったように見えるもの。
案の定船に一人座っているのは、
イゾルデ。
テオリンはプラチナブロンドの髪。

かしづくブランゲーネは小柄で髪は1本のみつ編みにして帽子をかぶっている。

舞台のしもてに水夫たちが現われる。
この恰好が上半身裸で腕輪。頭には帽子。まるでペルシャの奴隷のようなんですけど…?

その中心にいるのはトリスタン。
グールドさんは新国立オテロ以来。
あの時は顔を黒く塗っていたので、今日の方が男前だ。
衣装もゆったりしたものなので似合っている。
大きな剣を持っていて
それを置いて神に祈るような動作をしている。

イゾルデはブランゲーネにトリスタンを呼びに行かせる。
ブランゲーネは水夫たちにさんざんいたぶられる。

何?イゾルデの?

グールドさんの声はやはりヘルデン・ロール向き。オテロの時よりぜんぜん合ってる。

言うことをきかないトリスタンにブランゲーネがひどい言葉を投げると
割って入るクルヴェナル
ここではやすようにうたうとこが大好き。
水夫たちが踊り出すのは(笑)。
クルヴェナルは懐中の酒びんから酒を飲んでいる。ちょっとすでに酔っているようだ。

ブランゲーネは戻る。
イゾルデは今までの出来事を語り出す。
ブランゲーネは以前にイゾルデが治療した瀕死の人間がトリスタンだとわかって驚く。
悲嘆にくれる彼女にこの結婚がよきものであると説得しようとする。

「愛してもくれない人の姿を見てなくてはいけないなんて…

あなたさまを愛さない殿御などおりましょうか!
それにお母様の秘薬があります。

イゾルデは毒薬に目をつける。
ブランゲーネは震え上がる。

船乗りたちの声。

完全に酔っ払ったクルヴェナルが入ってくる。
「さあ準備してください!

イゾルデはクルヴェナルを引きとめる
トリスタンの償いが終わっていないうちは言うことを聞かないと告げる。

クルヴェナル「ちゃんとお伝えしますよ!
きいてくれるかは知りませんけどね…!

酔っ払ったクルヴェナルが出ていく。

ブランゲーネに毒薬を準備するよう言う。

トリスタンさまです!

どうぞお入りあれ。

なんなりとお申し付けください。

トリスタンはでかい剣を携えている。

作法にきいてください

敵って誰のことです?

和解は終わったはず。

まだなのよ。

イゾルデはトリスタンに抱きつく。
気持ちをおさえられない。
トリスタンは当惑している。

イゾルデの体を離す。

モーロルトの復讐

今さらですか?

馬鹿にするの?

イゾルデはつかみかかる

トリスタンは両手でその両手を軽くつかんで押さえる。

誰かがあなたを打倒さなくちゃいけないのよ!

さすがに激こうするトリスタン。
思わず剣を抜き放つ。

イゾルデは斬り殺されるかと思うがまったく動揺を見せない。

しかしトリスタンは気を取り直し剣を持ち替える。

そんなにモーロルトが大事なんだったら
こうやってしっかり握って

(剣をイゾルデの両手に握らせる)

イゾルデははぐらかす。
私と償いの酒を飲むのよ。

イゾルデは盃をトリスタンの口元につきつける。

Part2 へ続く

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最終更新日  2011年01月16日 11時31分10秒


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