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2026.06.30
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カテゴリ: 宮崎県
読みは「きりしまみねじんじゃ」。日向三代の神々とその妻神を祀る古社。宮崎県式内社四社の一つ。

御祭神は正勝吾勝々速日天忍穂耳々命(マサカツアカツカチハヤヒアメノオシホミミノミコト)、萬幡豊秋津師比売命(ヨロヅバタアキツシヒメノミコト)、天邇岐志国邇岐志天津日高日子番能邇々芸命(アメニギシクニニギシアマツヒコヒコホノニニギノミコト) 、木花之佐久夜毗賣(コノハナサクヤビメ)、天津日高日子穂々手見命(アマツヒコヒコホホデミノミコト)、豊玉毗賣(トヨタマビメ)、天津日高日子波限建鵜葺草葺不合命(アマツヒコヒコナギサタケウガヤフキアエズノミコト)、玉依毗賣(タマヨリビメ)、猿田毗古神(サルタビコノカミ)。 邇々芸命の祖先や子孫、関わりの深い神を祀り、また霧島六社権現を合祀する 。 家内安全、子孫繁栄、縁結び、子宝、子育ての御利益があると言われている。

創建の年代は不明。 社記によると、古くは高千穂峰と火常峰の間に位置する脊門尾(瀬多尾とも)に鎮座していたという。 続日本後記には837年(承和4年)の条に「霧島岑神」として記載があり、日本三大実録では858年(天安2年)に従四位下に叙されている。延喜式神名帳には「霧嶋神社」として記載があり式内社に列している。 天慶・天暦の時代に性空上人が参籠の折に山麓四方に夷守神社他四社を創建し、霧島岑神社と合わせて霧島六社権現と称した。 鎮座地が瀬多尾であることに因み、別当寺を「瀬戸尾寺」と称した。その後は霧島六社権現の中心として広く信仰を集める。 1112年(天永3年)以降に度重なる火山噴火により社殿の焼失や遷座を繰り返しており、1716年(享保元年)に新燃岳が噴火して社殿を焼失した後は夷守岳中腹に遷座して社殿を再建し、明治時代初頭まで鎮座していた。 1868年(明治元年)に社名を「霧島岑神社」に改称し、1870年(明治3年)に瀬戸尾寺が廃寺。1873年(明治6年)に県社に列した。 1874年(明治7年)に霧島六社権現の夷守神社を合祀し、現在地の夷守神社跡に遷座し現在に至る。

1月に歳旦祭と元始祭、2月に節分祭・お焚き上祭と紀元祭、3月に祈念祭、5月に馬頭観音祭、6月に夏越祭(大祓式)、7月に七夕祭、9月に重陽祭、11月18日に例大祭、12月に大注連縄打ちと大祓・除夜祭が行われている。


一の鳥居。









仁王像。参道入り口に立つ、一対の半裸形の金剛力士像。 この地が夷守大権現だった頃に奉納されたもので、火山の鎮魂、災害復興、五穀豊穣を祈願して奉納された。 全体的に丸みを帯びていてどこか可愛らしく、ユーモラスな形状となっている。かつての神仏習合を今に伝える建造物の一つ。






お熱の神サァ。みやざきの巨樹百選に選定されている。参道入り口にあるイチイガシの巨樹。樹高38m、幹周590cm、樹齢400年。 根元が祠になっており、子供が熱を出した時にここへお参りし病気平癒を祈願したと伝えられている。


手水舎。


手水舎に作られていた花手水。


参道。


二の鳥居。


もう一つの手水舎。水鉢に苔が生している。


三国名勝図会に描かれた、江戸時代の霧島岑神社。


拝殿。木造の切妻造。 中には市指定文化財に指定されている雲龍巻柱がある 。 1862年(文久2年)に社殿が再建された時に造られた、細部まで細かく彫られた立派な一対の龍の彫刻で、向かって右側が水の神である弥都波能売神(ミズハメノカミ)、左側が雨、雷、雲、水を司る五帝龍神となっている。





社務所、授与所。


大山祇神社。御祭神は大山津見神(オオヤマツミノカミ)。 山の神、農林業の神として信仰されている。 本殿右側に鎮座。


豊受神社。御祭神は豊受大神(トヨウケノオオカミ)。 食、穀物の神として信仰されている。 本殿左側に鎮座。





馬頭神社。馬頭観音を祀る。細野畜産振興会が建立に携わっている。 5月に馬頭観音祭が行われ、畜産業の安全、繁栄、家内安全を祈願する。


繭神社。蚕の御霊を祀る。三角形の小さな社殿が特徴的。 細野地域の繭生産農家が建立した。


豊磐窓神社。御祭神は豊磐窓命(トヨイワマドノミコト)。天孫降臨の際に邇々芸命に仕えた神の一柱を祀る。参道左側に鎮座。


櫛磐窓神社。御祭神は櫛磐窓命(クシイワマドノミコト)。天孫降臨の際に邇々芸命に仕えた神の一柱を祀る。参道右側に鎮座。


古石塔。 夷守神社の別当寺だった宝光院跡に立つ石塔。 1500年(明応9年)に奉納されたもの。かつての神仏習合を今に伝える建造物の一つ。


境内の杉樹林。杉に包まれた境内は静かで、空気も綺麗だった。




良縁のみち。 縁結びの御利益にあやかって作られた小径で、夏は風鈴、それ以外の季節はハーバリウムが飾られている。 SNS映えするフォトスポット。




勝利の杉。北駐車場の手前に立つ杉の巨樹。 幹の中心からそのまま垂直に枝分かれしており、どの方向から見てもV(Victory)の字に見えることから必勝、合格の御利益があると言われている。



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最終更新日  2026.06.30 22:00:01
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