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終わりましたね、ゴールデン・ウィーク。こちらは4月後半のイースター休暇中はポカポカと暖かく、爽やかな陽気の中でライナス1歳の誕生日を迎えましたが、5月に入って急に寒くなり、また少し持ち直してきたところです。まさか5月にウールのジャケットを引っ張り出すことになるとは思わなかった…それくらい寒くて。 せっかく春夏秋冬の順番を覚えたマプッペが、「春の次は冬?」って混乱するくらいの寒さだったのです。さて、5日は端午の節句、こどもの日でした。昨年の5月5日は出産直後だったこともあり、新聞紙で兜を折ってお茶を濁していました…が、ひなまつりを祝っているのに、男の子の節句に何もしない訳にはいかぬ!と、事実上今年がライナスの初節句となりました。そしてなんと、とてもいいタイミングで、日本の家族から写真の五月飾りのプレゼント!男兄弟がいなかった私にとって、初めて間近に見る五月飾りにうっとり。マプッペに「これはなに?これは?」とパーツごとに質問されましたが、すまん、太鼓と扇子以外、母さんもよく分かっていません…それぞれの意味合いも…まずいっ。それにしても、こうした装飾品があるだけで、お祝いの気分もぐんと盛り上がるというもの。5月一杯飾っておこうっと~♪お祝いの席は、真鯛の塩焼き・ちらし寿司・蕪の葉と菊花の酢の物、と至ってシンプルなメニューにしました。食事の途中で、これに汁物をつければよかったなと反省。特にライナスは和の出汁類大好きなのに。子ども達にうどんなどはよく作っているのだけれど、夫が和食の汁物が苦手なこともあって、普段の食卓に汁物を出すことがあまりない我が家(野菜のポタージュは別)。その代わりということでもないですが、ちらし寿司の酢飯用ご飯には昆布をいつもより大きめに入れて、昆布だしたっぷりで炊きました。これだけでもいつもの1.5倍増しの味!さらに実家から送られてきた干し椎茸がとても肉厚のもので、これが具材になっているだけでかなり贅沢な味わいの寿司に。そしてライナスにとって酢飯初チャレンジだったこの日、普段より寿司酢の加減を弱めにしたら、これが最高にいい結果をだしてくれて大(自己)満足だった今回のちらし寿司。ライナスもたくさん食べてくれました。蕪の葉は以前にちょっと書いた、農業の生産者から直接買える団体(AMAP:Association pour le maintien d'une agriculture paysanne)から野菜を仕入れているため、葉つきの蕪(無農薬)の購入が可能になります。というのも、フランスで蕪が葉つきで売られていることは滅多になく、葉が切られた状態で並んでいることが殆どです。そもそも蕪の葉を食べるんだろうか、フランス人。この蕪の葉と、さっと湯通しすると日本のわけぎのように使える新玉ねぎ(小玉ねぎ)の青い部分(こちらの日記の下のほうに写真がでています)と食用菊花(フランスで日本食材のネット販売をしている知人より入手) を薄口の酢醤油で和えました。美味!…って、素の野菜が美味しいから当然なんですがね。AMAPの話はまた改めて書きたいと思います。まぁこうした行事は子どものためとの口実で私が1番楽しんでいるのですが、子どもたちにも「何か」を感じてもらえたらいいなと願いながら毎回台所に立っています(というか食の話になった途端、熱入りすぎ?)。そしてこの日の夜(こちらの5日は平日なので夜のお祝いでした)帰宅した夫に、「パパおかえりなさい!みて~、ママが作ったの、すごいよ~」と話すマプッペの声に、どうやら「何か」は伝わっているらしい…と確信する母、ここにひとり。感涙。あ、そうそう、実はなんちゃって柏餅にも挑戦したんですが、これが見事に大失敗に終わりました(特に見た目)。どうせ食べるのは自分だけだと思うと、抜いちゃいけないところまで手を抜いちゃっていけません。柏の葉がなく、桜の葉の塩漬け(前述の知人より入手)で代用したので「なんちゃって」にも程がありますが、味は悪くなかったですよ~マプッペには見た目で拒否されましたけどね。このなんちゃって柏餅をお供にほうじ茶を啜り、しばし望郷の思いに浸る日本人、ここにひとり。
2010.05.07
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