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バカンス話は続いていますが、今回はちょっと番外編です。サン・ディディエのシルヴァン兄弟のお店で購入したヌガーを片手に、向かった先でのお話。今回の滞在先に南仏方面を選んだのは、義理の家族宅訪問を兼ねていたからでもあります。同じ南仏でも、地中海方面とアルプス方面に点在する親戚達の家。バカンスで滞在したヴォークリューズは、そのおおよその中間地点になるのです。…のつもりだったのですが、親戚中唯一のアルプス地方在住である一家が、同じ頃にバカンスへ出発してしまうとのこと。という訳で、車で約100kmの道のりの地中海方面にのみに行ってきました。地中海方面とはいっても海は高速道路から眺められただけで、海岸には行けませんでしたが…何せ週末2日間で計4組の家を訪問してきたのでね。5月の連休中に我が家へ遊びに来た義兄一家宅に泊まって、彼らとも無事に再会を果たしてきました。行く先々でたくさんご馳走になって、子ども達も可愛がってもらって。普段親戚付き合いの殆どない私達にとって、この週末でとても濃く、そして貴重な時間を過ごしてきたと思います。まぁ、会おうと思えば会いに行ける距離にいる人達。冷たいようだけどこの距離感がちょうどいいのだと、私以上に夫が再認識することになった2日間。一部の家族とは、子ども達がもう少し大きくなったら、バカンス中に交代で子どもを預かるとかしてもいいとも思っているのですけどね~ 庭のラベンダーがいい香りを放つ、義理の叔父宅。上はブドウ棚。姪っ子や甥っ子達とも過ごして、いまどきの小・中学生の生態観察も面白かったです。フランスの小学生男児、特に低学年の子は(バカンス滞在先の両隣の小学生男児も例に漏れず)とにかくポケモンカード!そして任天堂DS!それからこの地域の中学生は、Conseil R?gional(地方議会?)からひとりにつき1台、ノートPCが無料で配布されています。うちのほうの地域も同じなのか、身近に中学生の子を持つ親御さんの知り合いがいないので分かりませんが、すごいなーと思います。中学校の教員をしている義理の叔父はひとこと、「税金の無駄遣い」って切り捨てていましたけどね…バカンス記、次回はそんな中学生の姪っ子達と行った観光地での話です。
2010.07.29
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宿に1度戻って夕食を済ませた私達は、再びサン・ディディエへと繰り出し、この村の夏祭りにやってきました。何で夕食後なのかというと、係りのおじさんから遊園地のアトラクションなどが始まるのが夜8時半以降だと聞いたものですから…この時期は夜10時過ぎにやっと暗くなるので、7時8時なんてまだ昼間の延長みたいな感覚です。私達が到着したのは夜9時近く。ようやく人が集まり始めた頃でした。着いて直ぐに目的のアトラクションへと向かった夫とマプッペ。それがこちらです! 上の写真左の乗り物は日本で何と呼ばれているのでしょう。フランスではVoiture tamponneuseとかAuto-tamponneuseと言います(英語だとDodgemsまたはBumper carですって)。車同士で走りながらバンバンぶつけあう、なかなかスリリングなアトラクションを、この父娘は途中休憩を挟みつつ計4回も楽しんでいました。回を追うごとに参戦者の大人も中学生くらいの子どもも白熱していってとても盛り上がっていました。そのぶつかり合う様子の激しさに、私はとてもじゃないけど参戦する勇気はなかったです…上の写真右は、マプッペがひとりで(先のアトラクションは父親運転の車に同乗していた)ハンドルを握って運転したゴーカート。ちょっと前の彼女からは想像もつかなかった、その鮮やかなハンドルさばきに感無量だった親ばかな私達。さて、ここでフランスのお祭りの屋台を見てみましょう。こちらでも食べ物の屋台と並んで、射的や輪投げなどで景品をとるゲームのスタンドがたくさん見られます(他はカジノのルーレットなんかもありました)。こちらは小さい子ども向けのゲーム。一体なんでしょうか。はい、アヒル釣りゲームです!日本のお祭りで定番中の定番といえば金魚すくい。このアヒル釣りゲームはその日本の金魚すくいに匹敵するものではないかと思うくらい、フランスのお祭りには必ず出ている屋台です。アヒルの頭の上にある輪っかを釣竿で釣るんですね。アヒルは水に流れて動いています。ここでは4ユーロでアヒルを10個釣って、景品と交換でした。マプッペにやってみる?と何度も誘ったのですが、興味なかったようで。それよりまた車に乗りたくて仕方がない様子で、結局体験せず。あとやはりお祭りの定番、綿アメ。フランス語でバーバパパ(Barbe ? papa パパのヒゲの意味)ですが、フランスの子ども達にも大人気。最近は桃だとかいろんな果物のフレーバーを付けられるようになっているんですね。マプッペが食べたがったら買ってあげようと思っていたけど、チョコレート以外、甘いものには興味がない彼女。こちらもあっさり断られ…子どもを口実に自分も味見してみようと思っていた母の目論見、破れたり。 屋台の食べ物は他にもケバブと呼ばれるギリシャ風サンドイッチ、パニーニなどのホットサンド、フライドポテト、ワッフル、それからグミキャンディーなど駄菓子のスタンド、飲み物専用スタンドが出ていました。そしてこちらは、公開キッチン。ずらりと並んだガスコンロで作っているのは、なんとオムレツ! そう、前回の日記でご紹介した村役場前の会場に並ぶテーブルのお客さん用です。ミュージシャンは写真のアコーディオン奏者のほかに、80-90年代ポップスを歌うグループもいて、こちらの客層でその選曲はちょっと違うのでは…せっかく上手いのにもったいない!なんて心配していましたが、このアコーディオン奏者がタンゴや50年代ロックが弾ける人で、ここにいるゲスト達の心をグッとつかんでいました。皆さん次々と前にでて踊る踊る。このテーブル、ひとりにつき9ユーロだったようです。私達は翌日の予定を控えていたのとライナスのことがあったので11時には退散しましたが、まだまだ盛り上がっていました。小さい村の夏のお祭り、家族で夜の外出。観光客の私達もとても楽しませてもらいましたよ。こうしてサン・ディディエの長い夜は更けていく…
2010.07.23
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バカンスで滞在したラ・ロック・スール・ペルヌの近くにサン・ディディエ Saint-Didierという村があります。郵便局、パン屋、肉屋、八百屋、小さなスーパー、タバコ屋(新聞や雑誌なども扱う)がそれぞれ1軒ずつ、カフェやブラッセリーが数軒、その全てが至近距離にあるという、とても小さなコミューンです。 普段の買出しは、同じく滞在先近くのペルヌ・レ・フォンテンヌ(Pernes-les-Fontaines)という場所にある大きなスーパーへ行っていたので、サン・ディディエは買出しとは別のある目的があってやってきました。 シルヴァン兄弟のヌガーファクトリー(サイト フランス語/英語/ドイツ語)です!ヌガーはプロヴァンスを代表する菓子のひとつ。昨夏スペイン・カタルーニャのヌガーにもはまった私ですが、それまではヌガーってそんなに特別好きではありませんでした。でも発見!ヌガーの美味しさはアーモンドにあり。ここのものもその点で間違いはなく、そして良質の蜂蜜を使用しているからか、甘ったるさの全くない、いくらでも食べられそうなヌガーです。この後の週末に南仏の他の街に住む義理家族宅訪問を控えていたので、ここで手土産を購入。後日さらに留守中の植木の水やりを頼んでいった友人への土産や、自分達用にもひと口ヌガーの詰め合わせなどを買ったのでした。ひと口サイズのヌガーがキロ33ユーロくらいでした。20個ほど詰め合わせて5ユーロとかだったと思います。SILVAIN fr?res Paysans nougatiers住所 Route de V?nasque 84210 SAINT-DIDIERT?l. 04 90 66 09 57Fax 04 90 66 12 91infos@nougat-silvain-freres.fr目的を終えてぶらりと散歩をしていると、村役所前にこんな会場が用意されていました!この日は金曜日。「これから週末にかけてこの村の夏祭りがありますよ~」という情報を、実は通りがかりのサイクリストの人から仕入れていたのでした。(って私達がヌガー屋さんへの道を聞いたついでに教えてくれた)規模は小さいけれど、移動遊園地も出ている!これは夕食後に出直してこよう~と、一旦宿泊先に戻ったのでした。 続く
2010.07.22
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今夏のヴァカンス記録、第一弾は滞在施設やそこでの様子について触れます。 宿泊形態は各リゾート地によって様々で、三食付のホテル滞在または2007年に利用したバカンス村のような子ども向けの催し物やら預かってくれるシステムが整った場所、もしくはキッチン付きのヴィラやアパートメントから、モビローム(mobil home)と呼ばれるキャンピングカーのような「家」がキャンプ場に点在している施設など、実に様々です。私達は昨年同様、今年もキッチン付きの宿を選びました。でも昨年と違うのは、アパートメントではなく、平屋の一軒家だったこと!一軒家とはいっても、メゾンではなくメゾネット(maisonnette)といって、40平米くらいの小さい家。各家の前にテラスとちょとした庭のようなスペースがあって、家の中はリビング、オープンキッチン、バスルーム、大きい寝室が一部屋といった間取りは一応大人4人用の大きさです。(※追記 リビングには大人2人が寝られるソファーベッドが置いてあります)この家が石造りのおかげで中がヒンヤリしており、暑い日でも快適に過ごせました。ここの滞在料金はオフシーズンだと1週間300ユーロくらい(電気・水道込)、夏に近づくと途端に600ユーロから、ピーク時には1000ユーロ近くまで上がります。夫の会社の福利厚生がかなりの分をカバーしてくれて、私達はだいぶ助かっているのですが。宿泊先サイトから拝借した写真。全体像はこんな感じ宿泊人数といえば話は変わりますが、自宅から滞在地への道中、行き帰りそれぞれ通過地点のホテルで1泊ずつしました。しかしいくつかのホテルは予約時に「大人2人幼児2人を一部屋にカウントできない(=二部屋扱いになる)」とか言ってきて焦りました。ファミリーサイズの部屋はベッド3つが限界なようで。ライナスなんて、私と同じベッドに寝ればいいんですよ?結局何軒かと電話交渉し、家族4人一部屋で了承してくれた所に宿泊。帰りのホテルなんてダブルベッドが2つある上、親切にもベビーベッドまで入れてくれました。話を今回の滞在先に戻すと、ここは宿を貸してくれるだけで、バカンス村のように子ども向けに何か企画してくれるようなことはありません。敷地内にあるのは家の他に、屋外プールとこんな子ども向け遊具。でも滞在日を重ねるにつれ、子ども同士は自然に交流していました。我が家の両隣は、フランスの北の都市リールのほうから来た小学1年生の男の子と、マプッペと同じ年の女の子がいる一家、もう一組はパリ方面から来た男の子2人の一家で、年齢構成は先とまったく同じ。偶然にも同じ日に同じ滞在日数で来た、年の近い子ども達が一緒に遊べないはずがない!その点はとても楽でした。皆がワーッと遊びに行ってしまった後、ライナスがひとり残されてしまうのが常でしたが…でもその分、隣の女の子(マプッペと同じ年。赤ちゃんを可愛がりたい年頃)がライナスをよく可愛がってくれました。そして私にとって何よりも気楽でいられたのは、子ども同士がいくら仲良く遊んでいても、親同士が干渉しあうことは一切なかったこと。もちろんお隣同士で毎日のように顔をあわせ、笑顔で挨拶するし世間話程度はしたけれど、一定の距離間は最後まで保てていました。それは両隣同士も同様だったので、疎外感を覚えることもなく。私の数少ない経験のなかでもバカンス先でベッタリと仲良くなるフランス人達を見てきて、あぁいうのは面倒だなと思っていたので正直ホッとしました。それぞれがあくまでも家族単位の行動を重視していたのがよかったのかな。滞在者の殆どはフランス人でしたが、一組だけオランダからの一家が来ていました。40代後半か50代前半くらいの夫婦と、推定二十歳前の娘とその彼。一家揃ってとても感じがよくて、プールサイドでもライナス連れの私達に何かと気を遣ってくれました。もうそれだけでワールドカップの決勝、オランダをちょっと応援したりして(ほんとに単純。まぁ途中からどっちでもよくなったんですが)。まぁこういうちょっとした国際交流(?)は、バカンス先の楽しみでもありますね。バカンス話はまだ続きます。
2010.07.20
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例年どおり、7月14日の革命記念日(パリ祭)後からバカンスのピークが始まり、都市部から人がいなくなるフランス。ひと足早くバカンスに出掛けていた私達は、人波とは逆方向に移動する形で、人や車が少なくなってガランとしてきた街に帰ってきました。今年は南仏プロヴァンスのヴォークリューズ県(Vaucluse)にある、ラ・ロック・スール・ペルヌ(La Roque sur Pernes)という山の中で過ごしたバカンス。ひと言でいえば…楽しかった!改めてプロヴァンス地方っていいですね~フランス人が「ヴォークリューズはいいところだ」と口を揃えて言うのがよく分かります。特別観光に出掛けたりしなくても、その気候と風土、そして平地続きの地域に住んでいるせいか、周りを囲むなだらかな山並みを眺めているだけでも十分バカンスを満喫できました。滞在中は30度越えの日が続いたフランス全土でしたが、ここは暑くてもカラッとしているし、日陰に入れば爽やかな風に吹かれ、風と共にそこらじゅうに生えたハーブやラベンダーの香りが漂うプロヴァンス。確かにハーブやラベンダーはうちの近くの植え込みなどでも見かけます。が、こちらはそれらの量が半端なくあり、気分の問題ではなくて、その辺に立っているだけでどこからともなく香ってくるのです!いや本当に。「特別観光に出掛けなくても」といいながら、こんな観光地っぽい場所の写真を載せていますが。少しは観光もしました。とはいっても幼児連れの私達、下の子は1歳になったばかりなので半日で周れる所限定です。あと殆どの時間は宿泊場所にある屋外プールで過ごしていました(1番上の写真)。1日水着で過ごした日が何度あったか。そんな今年のバカンスの様子を、写真で振り返っていきたいと思います。夏休み中には終わらせる予定…って、まだひと月余りあるのに随分弱気。(昨年のスペインバカンス記が完結できていないせい←番外編で登場する可能性あり)
2010.07.18
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