仏医の慈悲日記(医師と僧侶)

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カテゴリ: 悩み
法句経 偈 25
偈 25
 ヴィパッサナー瞑想実践に精進し、(道徳的教訓に関する)戒律を持ち、感覚を制御することを通じて、智慧ある人は、洪水が押し寄せても揺るがない、自分自身の島を作る。(浅野善照訳)


チューラパンタカの覚り ― 法句経からの教訓
法句経の偈25に登場する「​ チューラパンタカの物語 ​」は、精進、戒律、そして自己制御の重要性を強調し、どんなに困難な境遇でも、智慧を開発できることがわかります
物語の背景
この物語は、ラージャガハの銀行家の孫であるチューラパンタカに焦点を当てています。彼の兄、マハーパンタカはお釈迦様の教えを受け、出家して阿羅漢になります。
しかし、チューラパンタカは前世の報いで、今世で理解力に乏しい人として生まれ変わります。彼は経文を覚えることができず、兄にも見放されたことから、還俗まで考えます。
お釈迦様の指導
お釈迦様は、それでもチューラパンタカの能力を見抜き、彼に特別な指導をします。
掃除をしながら「ラジョハラナム」(汚れをきれいにする)と誦えるヴィパッサナー瞑想で、チューラパンタカは無常の真理を覚り、瞬く間に阿羅漢に達します。
これを、チューラパンタカは、神通力を使って分身を現し、自身の深い覚りの境地を証明します。
教訓
どんな境遇でも、「努力と精進は、内在する障害を克服し、最終的な目標に到達するための鍵」です。
お釈迦様がチューラパンタカに与えた教えは、物質的な汚れを観察して、心の中の貪欲、怒り、無知といった精神的な汚れも観察する、洞察力に変えて覚らせています。
結論
チューラパンタカの物語は、どんな人でも、適切な指導と努力で、阿羅漢の状態に到達できることを示しました。私たちは、自己制御、精進、そして戒律の実践を通じて、自分自身の島(精神状態)を築き、人生の洪水(煩悩・感覚刺激)にも怯まない、揺るがない、島を育むことができるということです。
チューラパンタカの物語
https://youtu.be/jOo3TBo9rFM










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最終更新日  2024.03.15 00:00:14
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