ててゆめ日記

2002/04/20
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カテゴリ: ゆめ日記
知らない街を歩いている。
大きなビルがたくさん建っていて、街路樹は青々と繁り、片側4車線ぐらいある広い道が走っている。
日差しが強く、季節は初夏といったかんじ。
私は通勤途中らしい。スーツを着て、パンプスを履いて、急ぎ足で歩いている。
実際は車で通っているし、仕事に行くのにスーツなんて着ない。
したことのない行動をしているからか、キョロキョロと辺りを見ながら歩いている。
どうも違和感がある。なぜだろう?一体なんだろう?
考えながら歩いていると、目の前に水が見えた。

顔をあげると、道が水でふさがっている。

違和感はこれだったのだ。道行く人がみんな反対方向に歩いていたのだ。

どうしよう・・・・知らない街なので、憶えているのはその1本の道だけだ。
とりあえず他の人が駅に向かっているので、私もついていくことにした。
が、駅に着いても乗る列車はわからない。
とりあえず・・・と私は1本の列車に乗ってしまった。
(現実でもよくやるんだ・・・「とりあえず」。方向オンチたるゆえんがここにある)

列車の中には、見たことのある顔が。
懐かしい大学時代の友人たちだった。
「あー!よかったぁ!!出席しないかと思って困ってたんだよ!」
駆け寄る友人。??出席???なんのことを言っているのかわからないぞ??
「これ、アンタの分ね。楽器これでいいでしょ?」

ん?私の分ってなんだ??
事情が全く把握できない私に、ひとりの子が話しかけてくる。
大学時代に好きだった子だ。なんか・・・・ものすごく懐かしいぞ・・・・
「だからね、俺が旋律吹くから、お前がオケパートを伴奏すんの。よろしくな」
え?え?なに?二人でやんの??

そんなコトを思っていると、おぼろげに背景が見えてくる。
今向かっているのは、友人の結婚式。私たちはそこでお祝いに1曲演奏するのだ。
友人といっても、はっきり誰かわからない。が、相当山奥で式を挙げるらしくて、かなり長い間列車に乗っている。
そのうちみんな眠くなってきたのか思い思いの格好で眠り始めた。
私も眠ろうと横長のイスに腰を掛ける。彼も眠る場所を探しているようだ。
「いいよ、ここで寝たら?私、どくから」
「いーって。俺そんな細いイス、身体乗らないし。」
「疲れてるんなら横になった方がいいって」
そんな会話を交わしながら、なんだか嬉しい私。ちょっと学生時代を思い出す。
結局、彼と半分ずつイスを使うことになった。私は座って。彼は横になって。
んー・・・・膝枕というヤツなんだろうか・・・またも都合のいい夢だ(笑)

そして、目覚めたときにはもう私は披露宴会場で着物を着て座っていた。
式場自体は大きな建物なのに、自分たちの居る部屋は建物の一番奥の畳の部屋。
披露宴会場というよりは、公民館という雰囲気の部屋だ。
席も円になって座るのではなく、一番上に新郎新婦をおいて、後は新郎側・新婦側が向かい合って一列にずらーっと座っているのだ。
神前の結婚式みたいだ。
そこで私は気づく。彼が居ない。

とっさに立ち上がり、彼を捜しに行く私。
「あの人は絶対来るから!祝いたいって言ってたもん!私探してくるから!!」
何をむきになっていたかはわからないけど、そう言って部屋から出る。
廊下の突き当たりには小さな窓。なにか予感がしたのかその窓を開き下を見る。
竹藪に囲まれた建物の裏側に当たるその場所には彼が居て、なにやら叫んでいる。
声がぜんぜん届かないことで、初めて自分が3~4階くらいの高さに居ることに気づく。
見ると、下の方にもう一カ所窓がある。あの場所なら下から届く!
私はすぐに階段を駆け下りる。

彼がなぜ裏手から廻ろうとしているのか、なぜこっそり入らなければいけないのか、考えると不思議なことだらけなのに
私はものすごく必死だった。なんとか彼には式に間に合って欲しい!
その思いだけで走っている。
下に降りると、さっきの場所の真下は、なんと「男湯」!
だが、躊躇することもなく私はそこに飛び込む。
「すみません!急いでるんです!入ります!すみませんっ!」
叫びながらガラスの引き戸を開ける。勢いがつきすぎて、右手でガラスを割ってしまったようでピリッと指に痛みが走る。
湯船の奥にさっき上から見た小窓が見える。
私は湯に入っていって窓を開け、彼を中に入れる。
私たちのせっぱ詰まった様子に、風呂場にいたおっさん達も
「なんかわからんが、姉ちゃんたちがんばれや!」と声を掛け、ずぶぬれな私たちにタオルを投げてくれる。
この時点で式は終わってしまっていて、新郎新婦の退場の時間になっていた。

私たちは階段を駆け上がり、二人の元へたどり着く。
もうお客さん達は全員帰ったらしく、当人たちも金屏風の前から帰ろうとしていたところだ。
私たちはふたりして新郎新婦の前にしゃがみこむと
「おめでとう。ホントにおめでとう。お祝いしたかったんだ。おめでとうを言いたかったんだ」と息を切らしながら言った。
見たことのない顔の新郎は、私たちをねぎらいの表情で見ながら、「ありがとう」とだけ言って去っていった。
それだけなのに、なぜかものすごく救われた気がして、目が覚めた。

余興もなにもしなかった上に、なんであんなにずっと焦っていたのか・・・
一体誰の結婚式に呼ばれて、どんな借りがあって、どうしてあの「ありがとう」にあんなに救われた気がしたのか・・・・・
今思い出してもナゾばかりの夢だった。

そして。
目覚めて一番最初にしたことは、右手の小指を見ること。
ガラスで切ったような痛みがまだ残っていたような気がしたから。
ほんと、なんだったんだろう・・・。






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Last updated  2006/01/19 03:16:06 PM
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