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恒例の、持ち込みのワイン会。僕は、表題のワインを持って、出かけました。ヴィノ・ダ・タヴォラ・トスカーナ。生産者はテヌタ・ディ・ヴァルジャーノ。ルッカの生産者。ルッカは、フィレンツェからピサへ向かうと、ピサのちょい手前にあります。現在は、サンジョヴェーゼ100%のワインですが、1994のセパージュは不明(というか調べてない)。昨年、飲んだ「テヌタ・ディ・ヴァルジャーノ2000」が、予想外に美味しい。味わい云々ではなく「酒質の性格」が良いのですね。グリセリン質で柔らかな液体。「スカッソ・デイ・チェザーリ」は1998を何度か飲んでいて、好きなサンジョヴェーゼのひとつだったのですが、この経験を経て、改めて、注目。ブログにはアップしませんでしたが、今年に入って飲んだ「テヌタ・ディ・ヴァルジャーノ1999」も、予想通り、素晴らしいワインでした(ヴィンテージのせいか飲み頃はもっと先に感じました)。さて、1994です。熟成感のある、サンジョヴェーゼ。やはり、柔らかい、ナチュラルな液体。酸が美味しいです。決して、アルコールは高く無いと感じますが、丁寧に作られた、とろりとした酒質に片鱗が感じられます。サンジョヴェーゼ(特にブルネッロですが)好きのS氏が「旨い」を連発。確かに、美味しいですね。今回は、S氏をはじめ、お馴染みのT氏、久しぶりでY氏も参加されて、4人で4本です。Scasso dei Cesari 1994 / Tenuta di ValgianoBrunello di Montalcino Riserva 1990 / Col d'OlciaBarolo 1982 / Cascina CuccoBarolo Riserva 1979 / Borgogno僕の、サンジョヴェーゼの後は、T氏のブルネッロ・リゼルヴァ。偉大な生産者の偉大な年のリゼルヴァにもかかわらず、何故かガンベロロッソの評価は「ウン・ビッキェレ」という曰く付きのワイン....素晴らしい香りです。もう、香りは間違い無く「トレ・ビッキェリ」です(笑)。もちろん、飲んでも旨い。T氏は余韻の儚さが、過小評価の所以と考えられてました。確かに、「口腔内を蹂躙するような強さや複雑さ」を「あの香り」は予見させますが、飲んでみると、あっさりしていて「こんなもの?」と感じるかもしれませんが...あくまでも比較の問題です。ひょっとすると、まだまだ、飲み頃は先なのかもしれませんね。バローロの2本は、熟成のベクトルが、それぞれ異なる向きに進んでいました。ネッビオーロの武器は「酸とタンニン」です。そして、これは「もろ刃の剣」。これをどう御すのかが、生産者の腕の見せ所です。クッコのバローロは「酸とタンニン」を綺麗にそぎ落として、カラメルや甘い紅茶やモストなど、味わいをかき集めて、煮詰めたような液体に。こいうバローロは、グラスの中で、どんどん変化が味わえます。空気に触れて、さまざまな顔を見せます。美味しいです。一方、ボルゴーニョは逆に「酸とタンニン」を中心に据えたまま、ストラクチャ部分を、研ぎ澄ましていくような方向性。どっしりとした液体は、まだまだ、年月を重ねられそう。1979は中庸な年だったと思いますが、この、状態の良いボトルは、素晴らしい熟成を経ていました。これも美味しいなぁ。今回のワインは、どれも旨かったですね。やっぱり、ばらばらに、勝手気ままに持ち寄るほうが、どうも、良い気がします。とは言え、1994→1990→1982→1979と、なんとなくバランスが取れてますね....。さあ、次回も、楽しみですね。みなさん、ありがとうございました。
2007.05.11
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トスカーナのDOC、生産者はポッジョ・アル・ルーポ。テヌタ・セッテ・ポンティが手がけるマレンマ事業です。サンジョヴェーゼに少量のアリカンテのブレンドという、典型的なモレッリーノ。マッサ・ヴェッキァのポッジョ・ア・ヴェンティも、確か、同じセパージュですね。マレンマ・ブレンド。スカンサーノを中心としたこのワインのテリトリオは、モンタルチーノの南西、南はラツィオまで連なるマレンマ地方のやや内陸部。キァンティのサンジョヴェーゼなどと比べると、酸の立ち上がり方や、タンニンが「ゆるい」のが特徴です。そのうえ、完熟度合いの高いアリカンテが「ゆるさ」を助長するので、とても親しみ易い、愛想の良い、脱力系ワインに仕上がります。ポイントは「ゆるい」ながらもしっかりと、角のあるワインに仕上がっているかどうか...ですね。もちろん「ゆるゆる」がお好みなら問題なし。セッテ・ポンティ同様、エノロゴはカルロ・フェリーニなので、ぬかりありません。果実の健全さを示すような柔らか円やかな酸と、強めの抽出(色は濃いですよ~レ・コルティのキァンティと同じような感じです)が生み出す、やや粉っぽいですが、十分に美味しいタンニン。1260円で買いました。安いですね~。素晴らしいワインです。ただし、抜栓初日は、粉っぽいタンニンと、酸と馴染めずにえぐく甘苦いような果実が目立って「全然美味しくない」です。十分にこなれてから飲みましょうね。ちなみに、塩味のしっかりしたブロッコリのスパゲッティには合いませんでした。酸味の少ないワインですから、やっぱり、素直にお肉とか、煮込み料理とかが良いのでしょうね。Morellino di Scansano 2003 / Poggio al Lupo (Tenuta Sette Ponti)
2007.05.05
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カラーブリアのヴィノ・ダ・タヴォラ。生産者はリブランディ。ガリオッポにカベルネ・ソーヴィニョンをブレンドした、スーパー・カラーブリア。後にも先にも孤高の存在。この頃、南イタリアと言うと、プーリアのパトリリィオーネ、シチリアのドゥカ・エンリコ、タウラジ・ラディチ...ぐらいでしょうか...この後、モンテヴェトラーノ、サン・グレゴリオのタウラジ、パラリのファロ、テッラ・ディ・ラヴォロなど続々と、日本に入って来た気がします。さて、何度も飲んだ事がある、グラヴェッロですが、これだけ時間を経たボトルは初めてです。1991自体は飲んだことがあるような気がする...「谷間の年」好きのCOMESTAIですが...。開けて、直ぐは、水のような液体。香りは、とても健全な、杏のような、甘酸っぱい香り。透明感のある輝くようなガーネットは、ややオレンジがかってます。想像より、開くのに時間がかかりそう。ゆっくり飲もうと思いながら、甘い香りと、さらりと軽い飲み口に誘われて、1/3ほど開けてしまう。2日目がやはり、素晴らしい。ほんわりと温かみを感じるような果実や、あくまで円やかであり、けれでも構造の中心に位置する、南伊としては信じられないほどの存在感を主張する酸や、だらしなく骨抜きになった、甘く柔和なタンニン。それにしても、カベルネは、どこへ言ったのだろう。ここまでの熟成を生む為に、触媒として作用したのだろうか。液体にシリアスな表情や、エレガンスはどこにもない。ピュアなソウルを感じる、どこか自堕落なワイン。昨日、AVのセッティングを変えて「プレーヤー」が以前より扱いやっすくなったので、CDじゃなく、古いレコードを「回して」いた。久しぶりにオーティス・クレイの「トライング・トゥ・リヴ・マイ・ライフ・ウィズアウト・ユー」を聞いた。南のR&B。JBや、マーヴィン・ゲイ、S.ワンダーなどのノーザン・ソウルには、ある種「フィネス」のようなものさえ感じるが、O.クレイが絞り出す「こぶし」の効いたヴォーカルは、まさしく南のワイン。しかし、完成度はおそろしく高く、音楽的に練れていて、隙がない。ゴージャスでグラマラス。何故か? と聞いたなら、きっと、こう答えるだろう。「だんなぁ、わしらぁ、昔っから、こんな風にやってきたんでさぁ」いち早く、モダンなワイン造りに取り組んだ「リブランディ」。ただし、それは、大地に、しっかりと根をおろした改革だったにちがいない。他にも、古いグラヴェッロを飲んでみたくなった。Gravello 1991 / Librandi
2007.05.04
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ヴェネツィア・ジュリアのIGT、生産者はグラヴネル。上の娘の誕生日祝で、ディズニーランド及びその周辺へ遊びに行きました。泊まったホテルのイタリアンで飲んだワイン。外食で、赤ワインをボトルでもらって抜栓したのは、何年ぶりだろう?もともと11000円と、良心的な価格設定でしたが、バー・ラウンジが企画するワインクラブの会員(入会無料)になると20%割引だと言うので、結局8800円で飲めました。ワインクラブの4月のテーマが「メルロー」だそうで、メルロのワインを数本セレクトして、20%引きの対象にしていたのですが...グラヴネルのロッソってメルロー100%だっけ? カベルネが入っていたような気がする。さて、抜栓直後にしては、悪くなかったです。香りももったいつけた感じはなく、華やかで、熟した果実がゆるゆると香ります。ただし、飲んだ印象は、北伊のカベルネ的な固さというか青さがやや気になります。それ以外は、総じてバランス良く、そして、それ自体も数十分後には、こなれて来ました。気持ちよく、素直で、変化に富んだワイン。美味しくいただきました。Rosso Gravner 1998 / Gravner
2007.05.01
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