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毎年、恒例のこのテーマ。今年もKaoritalyさんが立ち上げてくれました!今年も、毎日、イタリアワインだけを、飲み続けて、ブログの更新が滞った時期もあり、印象に残るワインが少ないようにも思います(単に記憶力が減退している!?)が、まずは、回顧録から...。「コルトーナのシラー」が美味しかったです。イル・ボスコじゃないやつ。「ポデレ・イル・カスターニョ」エノロゴはアッティリオ・パァリでしたっけ。パァリと言えば「ミケーレ・サッタ」の「カヴァリエレ1999」も良かったですが、やはり、なんと言っても「サルヴィオーニ」の「ブルネッロ1993」が秀逸でした。ブルネッロと言えば「ヴァスコ・サッセッティ」の「ブルネッロ1994」が、予想外の美味しさでした。そして、ヴィノ・デッラ・パーチェで飲んだ「マッロネート」の「ブルネッロ1985リゼルヴァ」がすごかった。今年も、パーチェでは、飲ませてもらいました、いろいろとスゴい奴を。一番は、トレンティーノ大会でとりを飾った「マルツェミーノ1979」でしょう。「ガイエルホフ」という生産者。マルツェミーノのオールドヴィンテージなど、もちろん初体験でしたし、今後も、二度と飲む事は無いでしょう。「味わった」というより「体験した」と言う感じです。パーチェならではの「お金で買えない体験」です。コスパ系では、スカヴィーノの「ロッソ・ダ・タヴォラ」にはまりましたね。何だか、突然、美味しくなりました(笑)、このワイン。最近では、モンタルチーノの「ラ・ポデリーナ」の「ヴィルグールト2005」が美味しい。ウンブリアの「ロッソ・ディ・スピッカ2005」もいいですね。生産者は「テヌタ・レ・ヴェレッテ」。実は、今も飲んでます。ピエモンテの地場品種「フレイザ」が美味しかった。「コッポ」の「モンダッチョーネ1998」、マスカレッロの「ランゲ・フレイザ2004」、G.コンテルノの「ランゲ・フレイザ1999」。ちなみに、2004年がプリマ・アンナータのA・コンテルノのランゲも飲んでみたいですね。フレイザ80%+カベルネ10%+メルロー10%。ビアンコでは「ロンコ・セヴェロ」の「ピノ・グリージョ2004」、「カラブレッタ」のカリカンテ2004」、「グラブネル」の「リボッラ・ジャッラ2000」などが印象的。グラブネルを飲んだのは、持ち込みのワイン会でした。恒例の持ち込み会では、今年も、スゴいワインを沢山飲みました。なんと言っても、「ヴィエッティ」の「バローロ・ヴィレッロ1985リゼルヴァ」の美味しさは、まだ記憶に新しいです。しかもその日は、上記のリボッラに始まり、「トゥリガ1990」「ブリック・デル・フィアスク1985」「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ1990リゼルヴァ/カパンナ」と飲んで来てるわけで、それを考えるとヴィレッロ1985のスゴさがわかります。「ネッビオーロ」も多いですね。「ペリッセロ」の「ランゲ」、「モンファッレット」の「バローロ1993」、「バローロ・カンヌビ・ボスキス1994」、生産者組合の「バルバレスコ2003」、「R.ヴォエルツィオ」の「バローロ・チェレクィオ1992』、「チェレット」の「バルバレスコ・アジリ1993」、「カノニカ」の「バローロ2000」キリが無いですね。キァンティは、贔屓の生産者、フォントディとレンテンナノの2004がいいですね。キァンティの2004は、評価の割に、良いものに出会えずにいましたので、一安心。ほんとに、キリが無いので、このへんでやめましょう。さて、今年の1本です。ドルチェット・ダルバ 2005 / アルド・ビアンコこの企画が始まって3年目、ようやくロッソの栄冠。でも、ドルチェットでした。今年は、沢山のドルチェットを飲みました。パーチェでも、ドルチェットをテーマに、たいへん貴重なワインも戴きました。今年の1本が、一番美味しかったワインという事だったら、点数が高いワインという事だったら、「ジュスト・ディ・ノートリ2000/トゥア・リタ」だって、すごく美味しかったワケですが、この企画は評価本の「ヴェロネッリ」で言えば「イル・ソーレ」を決めようという趣旨があると思いますので、あえて、このワインです。7、8年前は、もっと頻繁にドルチェットを飲んでました。でも、それは、安くてそこそこ凝縮感が味わえる濃いワインでした。何度か飲むうちに、飽きてしまうようなワインでした。もともと、ドルチェットのむき出しの果実や、名前の通りの甘さなどが好みでは無かった僕は、だんだんドルチェットから離れていきました。そして今年、「ジャンフランコ・アレッサンドリア」の「ドルチェット・ダルバ2001」や「アルターレ」の「ドルチェット・ダルバ1998」などを飲むにつれ「もっと飲みたい!」という気持ちが募り、1997~1998年あたりの、ちょい古めのものなどを中心に、よく飲みました。飲んでいて、感じた事は「この葡萄は、見た目の果実の派手さの割には、いたって、ニュートラルな、クリアな品種なんだなぁ」という事。バルベーラなどよりは、むしろ、性格的には、ネッビオーロやピノ・ネロなどに近いのではないかなぁ」と...7、8年前に飲んでいた、凝縮感で飲ませるような、まるでボルドーワインのような仕立て方をしたワインはなんだったのかなぁという思いでした。そして、ついに、この「アルド・ビアンコ」に出会う訳です。最初の印象は「これが、ドルチェットだと言うなら、今まで飲んでいたドルチェットは全て<傷んだワイン>じゃないか!?」という事。本当にそうかもしれない。この「ドルチェット・ダルバ2005」には、嫌なものは、何一つ感じなかった。パーフェクト。本当にキレイに出来ている。それでいて、飲んでいるとしみじみと、ランゲの風景が浮かんで来る。それは、あたかも、ネッビオーロが紡ぎ出す、あの、懐かしい風景...。誤解してはいけないのは、「バローロ並みに美味しい」とか「価格以上の味わいはまるでバルバレスコのようだ」という事ではない。ただ単に、過去に飲んだ、どのドルチェットよりも美味しかったという事だ。最高のドルチェット。それが、今年の1本です。だって今年は、過去最高のバローロも、史上稀に見るブルネッロも飲んでいないからね。ちなみに、パーチェで飲んだ「キオネッティ」の「ドルチェット・ディ・ドリアーニ1995」が、なんと史上2番目に美味しいと思うドルチェット(笑)。たぶん、こっちを、先に飲んでいたら、こっちが今年の1本になっていたかもしれません。
2007.12.27
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昨日は、かみさんの両親&義姉夫婦とその子供が来て、クリスマスパーティでした。義母はワイン好きですが、義父はワインがダメ、義姉は「ちょっとだけ」で、その「夫」はアルコールが全然ダメなので、飲むのは、ほとんど僕とかみさんだったりします(笑)。さて、泡は、なんと、昨年と同じです。<ラ・ベルナルディーナ・スプマンテ・ブリュット1997>ピエモンテのDOC、生産者はチェレット。シャルドネとピノ・ネロ。高級な泡などに、あまり縁のないCOMESTAIは、これで十分です。口に柔らかい泡と、適度なミネラルと、まったり後味、だけどブリュットって感じですね(笑)。旨いっす。<バローロ・カンヌビ・ボスキス 1994>ピエモンテのDOCG、生産者はルチアーノ・サンドローネ。いつも美味しい「カンヌビ・ボスキス」です。僕の記念日ワインです。今回は1994ですが...これ、今、めちゃめちゃ美味しいですよ~。万華鏡のようなミネラル。こんなに複雑~な香りは、いままで経験無いです。主にハーブ系が充実してます。口に含むと、ぬくもりを感じるような液体。固さを感じますが、口腔内の温度で、それが、溶けていく感じです。芳醇な果実。甘く、ほろ苦い余韻。旨いっす。<コッリーネ・ルッケージ・パリストルティ 2004>トスカーナのDOC、生産者はテヌタ・ディ・ヴァルジャーノ。パーティとは関係なく、一昨日ぐらいから、開いてたワイン。最近の、COMESTAIのお気に入り生産者です。以前の印象は「スカッソ・デイ・チェザーリ」はかなり美味しいけど、このクラスは、凡庸である...でしたが、この廉価版もいいですねぇ。質が、良くなったのか? COMESTAIの舌が変わって来たのか? その両方か? ストレスを感じさせない、柔らかでクリーンな酒質。付加価値要素や雑味では無く、葡萄本来が持つ複雑味を感じます。エキス分が強く感じるわりに、スイスイ飲めちゃうタイプ。旨いっす。みなさんは、どんなクリスマスを過ごされたでしょうか。僕は、料理人だったので、1時ごろから4時まで、台所で立ちっぱなしでした~。飲みながらですけど...。あぁ、そうそう、例のモッツァレッラは、かなり美味しかったですよKumacyujiさん!
2007.12.25
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ヴァッレ・ダオスタのDOC、生産者はメゾン・アンセルメ。紫がかった濃いピンクの色調も、チェリーやバラの香りも、とてもチャーミング。ファースト・アタックは苺です。シラー100%を2年落ちのフレンチバリックで12~13ヶ月...とボトルには書いてあります。シラーのイメージは完全に裏切られた気がしますが、ヴァッレ・ダオスタのワインと言えば、まあ、予想通りかな。今までのシラーのイメージは、トスカーナで造っても、シチリアで造っても、シラーはシラー、ブレンドされても、すぐに、気がつくほど、品種の特徴を感じる葡萄でしたが、このワインは、いたってミネラリー、そしてエレガント。スパイシーと言えなくもないけど、クローブやシナモン、ビターチョコレートと言うより、白胡椒、ミント、セージという感じ。こういうシラーもあるんですね。ピュアで素直に「美味しい」ですし、ただただ凝縮感で飲ませるシラーに比べたら、好みのタイプと言えなくも無いです...おそらく、よけいな物を加えず、そして残さずしていく「引き算」のワイン造りが、想像できますが、出て来た答えが「苺」や「香水系の香り」というのが、どうも気に入りません。2日目になると、後味に、樽のクリーミーなニュアンスが加わりました。とても上品に。乙女チックまっしぐらという感じ。好きな人には、たまらないのでしょうね。
2007.12.22
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ピエモンテのDOC、生産者はプルノット。大手でこの価格帯で10年、となると、期待はしていませんでしたが、悪く無いです。全体が、過不足無く、きれいに、トーンダウンしてます。ドルチェットという名の所以たる、甘い果実に邪魔される事なく、意外に、肉厚な酸が、ストラクチャ部分を、なんとか支えていて、それが、いとおしくも美味しいワケですね。香りには熟成感が出てますが、干した蜜柑の皮とか、紅茶(発酵茶葉系)とか、こちらも「酸っぱい系アイテム」が充実してます。本当に、予想外にクリーンな造作に、ちょっと驚いてます。さて、今年は、よくドルチェットを飲みました。飲み始めたら、気になる事がありまして...以前には感じなかった事ですが、自分でも意外なのですが、ドルチェットってネッビオーロに似ていますね。両者とも、品種としては、固有の特性が少なく、土地や仕立て方で仕上がりのワインが決まって来る。それ故、栽培地を選ぶ。ネッビオーロに関しては、既存の認識でしたが、ドルチェットにしても、ディ・ドリアーニ、ディ・オヴァダ、ディ・ディアーノ・ダルバ、ダルバ、ダスティ、デッレ・ランゲ、ダックィと、DOCを並べただけでも、広範囲なダルバ、ダスティ、デッレ・ランゲ以外にも、いわゆる名醸地といえるものが、多く、登録されている事が解ります。それとは対照的に、バルベーラはとても個性的。飲んで、すぐに、バルベーラのワインは解ります。葡萄の特徴が良く出る故に、栽培地を選ばない。DOCも、ダルバ、ダスティ、デル・モンフェッラートと広範囲なものに限られます。この、プルノットのドルチェットも、10年が過ぎて、特徴的だった果実が丸みを帯び、ミネラルや酸の支配下へワインが移行するとともに、ネッビオーロらしさというか、ピエモンテらしさが出て来ている...そんな気がするのです。とても魅力的です。ただし、結論を言うと、個性を主張しながら、造りの見事さや、土地のニュアンスを体現してしまうバルベーラが、やはりスゴい! なんて事になってしまうんですが...。
2007.12.21
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トスカーナのDOC、生産者はシルヴィオ・ナルディ。モンタルチーノの優良生産者。最上級キュベのブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・マナキアラは、常に高い評価を得ています。その他、え~、けっこう手広くやってますね(笑)。サンタンティモDOCは、テリトリオの超有名大修道院の名前を冠してます。品種の規定はかなりゆるいので、カベルネありメルローあり、サンジョヴェブレンドあり、ビアンコありといった体裁。このワインは、2本買って、1本はすぐに飲みました。昨年の4月ですので、1年と8ヶ月前。日記によれば、かなり辛辣な評価。安っぽいメルロー全快! ムンムンの葡萄(メルロー)臭さ、樽がきつすぎる、トスカーナらしさ無し...と散々です。さて、2年近い月日で、ワインは変わりました。まず、葡萄の生々しさが落ち着いて、果実は丸くなりました。つれて、バランスを取り戻し、塩っぱいぐらいのミネラル感と、オレンジのジャム、キノコ、カカオ...そういえば、モンタルチーノっぽさも、ありますねぇ...いずれにしろ、まぎれも無くトスカーナのワインです。これなら、メルローが苦手な人でも大丈夫(笑)。相変わらずの、凝縮感は、この価格帯としては素晴らしいですね。前回と比べて、明らかに固く、閉じた印象ではありますが、ある意味、それこそが、トスカーナらしく、いっそう複雑さを増した香りや、ジュルジュルと旨味の出た酸などが、浮っついた果実やヴァニラアイスのような樽に邪魔される事無く、存分に味わい得る事が可能な今こそ、飲み頃と言えるのでは?...などと思いました。もちろん、時間をかけて飲みました。3日ぐらいかけて飲みましたが、やはり2日目から、3日目ぐらいが、いい塩梅でしたね。
2007.12.20
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楽天ブログのメンバー、Kumacyujiさん、Fujikomaruさん、ごるべらさん、ノラキチの妻さん、フェイさんと、フェイさんのお仕事仲間のHさんで、恒例、ヴィノ・デッラ・パーチェのワイン会でした。内藤さんも無事に社会復帰されて、お元気そうで(風邪引いてましたが)なによりでございます。 さて、今回は「エリオ・アルターレ」というテーマをぶつけてみました~。いや~、こういうテーマは難しいでしょう~でも、なんとか「着地点を見つけた」ようですね~、というか、本当に、すばらしい体験でした、今回も。ブラインドで楽しみましたので、レポートも同様にいきましょう。まず、泡ですが...あれれ「今回は、泡無しですか?」エクストリーム・シャルドネらしきグラスで、淡い、ピンクがかった、液体が運ばれてきました。ピノ・グリージョ? 「これ、泡ですよ」ロゼ・スプマンテでした。チャーミングな香り。フランチャコルタなら、もっと、こってりした感じ。なにより、イースト香が無い。プロセッコ? このきれいなピンクは、ピノ・ネロでしょう。とてもミネラリー。ソフトなタンニンも感じます。1)ブリュット・ロゼ/コスタリパ Brut Rose / Costaripaガルダの造り手です。ヴィニ・ディタリア2008(ガンベロ・ロッソ)で、エノロゴ・デッランノ(年間最優秀エノロゴ)に選ばれたマッティア・ヴェッツォーラのスプマンテです。これは旨い。初めて飲みました。あまり売ってないですね。エティケッタもチャーミングですね。ビアンコです。石油香、こってりオイリーですね、バターとか、アーモンドの香ばしさ、洋梨、そして、後半は急激にミネラリー、青草、麦茶、青リンゴが来ます。そして...............20秒ぐらい置いて、カスタードチックな樽。なんだ、これ。すごく美味しい。2)ランゲ・ビアンコ 2001/ガスタルディ Langhe Bianco2001 / Gastaldiネイヴェの造り手です。ソーヴィニョンとシャルドネのブレンド。グラスが出て来た直後は、上記のように、ちょっと不思議な、ビアンコでしたが、数十分後には、かなり普通に、質の高い、樽熟成された、シャルドネっぽくなりましたが...さっき調べたら、ソーヴィニョンの方が多いみたいですね。最初の赤。飲んですぐにドルチェットだと思いましたが、それにしてはタンニンが強い。とはいえ、とても繊細、シルキー。酸がきわめて低い。けれどバランスが良いので、野暮ったくも、ぼやけてもいない。スミレ、チェリー、ややインク、薫製、スパイス香、バルサミコ.....ノラ妻さんがネグロアマーロとか言ってますね、もう、これはドルチェット。クレリコのドルチェットをブラインドで飲んだ時もこんな感じでした。もっと固かったけど。3)ドルチェット・ダルバ 2000/エリオ・アルターレ Dolcetto d'Alba 2000 / E.Altare前回のドルチェット大会の時にも出ましたね。このあたりで、やっぱり今日は、アルターレ大会だと確信!赤の2本目。これは、もう、バルベーラに間違いない。美味しいです。ブルーベリー、ミント、ドライフルーツ、カカオ、ビロードのように深く柔らかな舌触り。美味しすぎる。まさか、ラリージじゃないよね。でも、ノーマルのバルベーラにしては美味しすぎる。まさか...。4)ランゲ ラ・ヴィッラ 1999/エリオ・アルターレ Langhe La Villa 1999 / E.Altareいきなりラ・ヴィッラ。バルベーラとネッビオーロのブレンド。このあとは、いったい、どうなるんだ。赤の3本目。香りだけで解ります。ネッビオーロ。スタイリッシュなバローロ。極めて上質な滑るようなタンニンと揮発酸。しかし、やや華奢な体躯。タンニンのこなれ具合からすると、10年ぐらいは過ぎてる気がするけど、果実がまだまだ饒舌。本当にバローロか? ネッビオーロには違いないけど。5)バローロ 1997/エリオ・アルターレ Barolo 1997 / E.Altareアルターレのベースのバローロ。因縁の1997。この年は、このノーマルバローロより格上のワインは、使用コルクの害による汚染で、出蔵前に全て破棄されました。なので、超希少ヴィンテージ。1997は、もう少し早く、派手さのあるうちに飲むのも楽しい。現在の美点は類いまれな「バランスの良さ」でしょう。ともあれ、これが「ラ・モッラのエレガンス」。素晴らしい~。(知人より指摘を受けました。アルターレのLANGHEの3種はバローロよりも1年早く瓶詰めされますので、コルク汚染を受けたヴィンテージは1998年です。確かに、そうですね。)赤の4本目。さっきのバローロが「子供のお使い」に感じられるほど複雑な香り。ただし、沸き立つような派手さは無い。ドライフルーツ、バルサミコ、トリュフ、ポルチーニ、焼きぐり。そして、やはり、こちらもエレガンスの極み。すばらしい緊張感。6)バローロ アルボリーナ 1986/エリオ・アルターレ Barolo Arborina 1986 / E.Altare液体の色艶、張り、ぽよよんとした果実....1986年とは思えない。そして、滋味あふれる液体の質感。それでいてクールな愛想。1986年て飲んだ事ないような気がするなぁ。くぁ~、旨い。最後は、ヴィノ・ドルチェとして、あと赤ワインが1本、何が出るんだ~。7)ヴァレィ / イルベルグ・パスクェロ Valeij / Hilberg Pasquero6本めで、予算オーバーだって(笑)。でも、ブラインドだったので、この不思議なワインで、楽しめました。ブラケットとバルベーラのブレンド。魔法の甘い香り。飲み込むと、体が温まるようなワイン。ヴィンテージを覚えてません(笑)。この後、ドルチェとともに、モスカートもいただきました。ヴィノ・ドルチェを2杯いただいた感じですね。飲みながら、ゆっくり、フェイさんとノラキチの妻さんと話し込んでしまいました。あらためて、アルターレの、ピンとした緊張感のある、エレガンスの海に身を委ねました。個人的には、1999のラ・ヴィッラが良かったです。やっぱり、バルベーラが美味しい。ラリージ...無かったですね。しくしく。....そうだ、バルベーラの第2回大会を「ラリージを通過点とした構成」でお願いしようかしら(笑)。今回も、素晴らしい状態のワインたちと内藤さんに感謝です! みなさん、また、飲みましょう!
2007.12.14
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アルト・アディジェのDOC、生産者はカルダロ生産者組合です。「BLAUBURGUNDER」と書いてあるのは、ピノ・ネロのドイツ語の表記。生産者名も「ケラーライ・カルテルン」「ヴィティクルトリ・カルダロ」と独伊の両方で表記されてます。美味しいピノ・ネロってのが、直ぐに思い浮かばないですね。同じアルト・アディジェのテルメーノ(トラミン)の生産者オフスタッテルの「ヴィニャ・サント・ウルバーノ」が間違いなくイタリア・ピノのトップだと思いますが、あとは...。もともと、ピノ・ネロには、どうしても好きになれない、ハーブの香りというか、ハーブと言うより、薬草と言いたくなる、お薬っぽさを感じるものが多くて、特に若い、比較的値の張らないものは、大抵、それが気になって楽しめない部分があります。で、このワインは、なんと、それを感じない! だから、美味しいかと言えば、まあ柔らかで飲みやすく仕上がってますが、2003年は、猛暑の影響か、どうも、酸がだらしない気もしますし、良くも悪くも、ピノ・ネロらしさが感じられず、焦点の合い方が、僕の趣向とは、微妙にズレている気もします。ピノ・ネロらしさなんて言いましたが、実は何も解ってないのです。この葡萄は、ある意味「ニュートラル」で、土地の個性を濃く表現する上に、仕立て方によっても、味わいはかなり変化するのでしょう。それが、ブルゴーニュ好きを魅了し続けてきた所以でありましょう。カベルネやメルローのように、葡萄の個性が主張してくる品種の方が、土地柄との相性を探ったり、比較したり、飲むことに楽しみがありますね。乱暴に扱えるというか、解りやすいというか...。こんな調子なので、イタリアのピノ・ネロ飲むぞっというモチベーションはぐっと低いのです。ブルゴーニュ的な楽しみを見いだすなら、ネッビオーロという品種があるし、味わい的にも、それに変わる地場品種もイタリアには沢山あります。エトナのネレッロ・マスカレーゼとか...ね。たぶん、このブログにピノ・ネロのワインをアップするのは、はじめてじゃないかなぁ。今後も無いと思います。あぁ、テルメーノ(トラミン)の生産者組合のピノ・ネロは飲んでみようかな。リンクしている誰か、飲んでましたね...。美味しいらしいんですこれは...。
2007.12.10
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ピエモンテのDOC、生産者はジャコモ・コンテルノ。ご存知、偉大なるバローロ生産者です。フレイザは、補助品種として、また、軽い酒質の「ヴィヴァーチェ」と称される微発泡ワインに仕立てられる事が多いこの地方の葡萄品種です。このブログでは、過去に、コッポの「モンダッチョーネ」やB.マスカレッロのフレイザを飲んでいますが、これらは少数派の、微発泡でない辛口の赤ワインです。このフレイザも発泡してません。蔵出し時に微発泡していたのなら、完全に落ち着いています。これだけ、時間のたったフレイザを飲むのは初めてですが...これが、すばらしく美味しいワインになってました。ブラインドで飲んだら、フレイザとは解らないでしょう。ただし、バルベーラにしては、ややスパイシーな、硬質なミネラル感に違和感があるし、ドルチェットでは、これだけのボディは表現できません。なによりこのボリュームのある酸は、ドルチェットでは到底出せっこない。ややスモーキーな、燻したような香りや、熟成感のある獣臭もほのかに感じます。とするとネッビオーロか? それにしては、チャーミングな果実は未だ溌剌としている...という事は、樽熟成期間が長いバローロとは考えにくく、おそらくバルバレスコに違いない!! フレイザなんですが...。ひとくち飲んだかみさんが珍しく「これは何?」とボトルをちら見て驚いたような顔,,,こんなに良いバローロを開けちゃってどうしたの...とでも言いたげな表情。おいおい、これは、フレイザだよ~ん。
2007.12.09
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プーリアのDOC、生産者はレヴェラーノの共同組合です。プーリアを苦手とするCOMESTAIには珍しい選択。飲んだ事の無いDOCだった事が理由のひとつ。もう一つは「I Vini delle Cantine Sociali」という、昨年ネットで買った「ワインガイド」。ガンベロロッソ誌が編集したもので「協同組合」や「生産者組合」のおすすめワインを集めたものですが...有名なピエモンテの「バルバレスコ」やアルトアディジェの「テルラン」、サルデーニャの「サンタディ」カンパーニャの「タブルーノ」などに混じって、このレヴェラーノ協同組合の「ロッソ」が載っていたのですね。ははは。目を引いたのが1本3.70ユーロという断トツの安さ。コメントを訳すと「若いバルサミコやチェリ-の香り、特徴的なものではダークチェリーやクロイチゴといった新鮮な果実が、美味しい酸の支柱を伴って、味わいの構造の中心を成している。フレッシュで軽快。これ以上何が聞きたい?」という感じ。生っぽい果実は「いただけない」ですが、う~ん、でも値段なりには美味しそうでしょう。で、実際にも...美味しいです。プーリアらしい、なまなましい葡萄の質感は、抜栓直後だけでした。若いバルサミコ...ダークチェリー...いいですねぇ、確かに、一本筋の通った酸があります。南のワインにしたら、これも優秀。なにより、スルスルと飲めます。ガイドのコメントでは「Piacevolezza=ピアチェヴォレッツァ」と表現されていたこの「快適さ」がたまりません。そして、ガイドのコメントの最後の言葉、「Cosa chiedere di piu`?」=これ以上何が聞きたい?がこのワインの特徴を最もよく表していると思います。
2007.12.08
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ピエモンテのDOC、生産者はサン・フェレオロ。ドルチェットで有名な、ドリアーニの造り手。これは、バルベーラ100%を、小樽&大樽併用で熟成。ノンフィルター。エノロゴはジュゼッペ・カビオラ。濃いワインです。昨日はドライフルーツ、紅茶、今日は、カカオ、ミント、柑橘系のジャム。果実がギュっと詰まってます。酸のボリューム感も申し分ないですね。美味しいです。たぶん、同じ(ヴィンテージも)ワインを飲んでます。あまり覚えていないのはなぜだろう。濃くて樽も強くて美味しいと感じなかったのかも。いまだに樽のニュアンスは強いですが、良く溶け込んでます。ちゃんとワインの一部分に変わっている。今のヴィンテージでは、このワインは、ネッビオーロとの混醸になっているみたいですね。名前はランゲ・ロッソ・アウストリ。アウストリ=Austri は畑の名前。このバルベーラは<Austri >から収穫されたとエティケッタに書いてあります。なかなか良いバルベーラですが、もう造ってないんですね。この生産者は、もちろん、生業のドルチェットも、美味しいです。
2007.12.07
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トスカーナのIGT、生産者はラ・ポデリーナ。モンタルチーノの造り手、大樽&バリックの併用派です。エノロゴは、このブログではもうおなじみ、ロレンツォ・ランディ。このワインは、評価本には載ってないようです。ヴィルグールトは若木という意味ですから、若木から収穫した葡萄で造ったのでしょう。値段も1280円(税抜)とお買い得です。とは言え、この値段なりに、モンタルチーノのニュアンスがしっかりと出ています。スパイス香、紅茶、ドライフルーツ(チェリーかな)、ゆるくまろやかな酸と、湿り気のある甘く滑らかなタンニン。もちろん、ブルネッロよりも、小柄に、コンパクトに出来てますが、小さいなりに、バランスいいですね。やっぱりロレンツォのワインは美味しいなぁ。本当は、ブルネッロやロッソを飲みたいんですが、売ってないですね...ラ・ポデリーナって。少し前に、1999年が出てましたが~それ以外は全然見かけないですね。ちなみに、楽天だと名前が「ヴィルグルド」になってますが、インポーター資料の間違いじゃないかなぁ。あれれ、ボトルの裏面のインポーターシールには、ちゃんと「ヴィルグルト」って書いてありました。「ト」で濁らないのが正しいと思います。「u」の頭にアクセントが入ってるので「ヴィルグールト」の方が正確かもしれませんね。今なら、送料が100円です。ラ・ポデリーナ・ヴィルグルド・ロッソ・ディ・トスカーナ 2005検索したら、2004ヴィンテージもありました! こっちの方が安いなぁ。ラ・ポデリーナヴィルグルド ロッソ・ディ・トスカーナ [2004]
2007.12.06
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ウンブリアのDOC、生産者はテヌタ・レ・ヴェレッタ。オルヴィエートと言えば、優雅なドゥオモとシニョレッリのフレスコ、パシャパシャの白ワインを思い出しますが、これは赤ワイン。サンジョヴェーゼ主体でカナイオーロのブレンド。ここの「ガウディオ」というメルローと、「カランコ」というサンジョヴェーゼ&カベルネのワインが「トレビッキェリ」に選ばれた事がありますが、このロッソ・ディ・スピッカは、まあ、底辺のラインですね。でも、美味しいですよ~。若いヴィンテージのせいか、抜栓後スグは、チープなジャミーな風船ガムみたいな香りや、ざらざらした果実が気になりましたが、半日ぐらいで、味わいは丸くなり、キレイな酸や、ピンと張りつめたミネラル、白胡椒なんかが楽しめます。このミネラル感がオルヴィエートなのかなぁ。キァンティやマレンマとは全然違いますね。アタックも軽やかです。これはパシャパシャのビアンコ・オルヴィエートに通じる物がありそうです。ひとつ、残念な事に、このボトルは、わずかですがブショネでした。
2007.12.04
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マルケのIGT生産者はコンティ・ディ・ブスカレート。名前からも解るように、葡萄品種はラクリマ・ディ・モッロ・ダルバです。間違えて買っちゃいました(笑)。この手の、お花や香水が前面に出たタイプは苦手なんです。思ったよりも「バラ香」が強くないです。ちょっと安心。スパイシーと言えなくもない後味も悪くないです。細やかなタンニン。プリミティーボやドルチェットの若木はこんな感じかな。フレッシュで軽やか。やはり、後味のキュッとした、柘榴の実を噛んだような、ドライな質感がいいですね。な~んだ、美味しいじゃん(笑)。ノヴェッロみたいなもんかな(笑)。白地を大きくとった、涙をモチーフにした、デザイン的なエティケッタが目を引きます。実はジャケ買いだったんですね。あとで、ラクリマのワインだと気が付いた(笑)。スグに解りそうなものですが~。ははは。
2007.12.03
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ピエモンテのDOC、生産者はマスカレッロ・ジュゼッペ・エ・フィリィオ。カスティリォーネ・ファレットにある偉大なる畑「モンプリヴァート」のモノポリスタとして有名な伝統的バローロ生産者。他に、ヴィレッロ(カスティリォーネ・ファレット)、ブリッコ(カスティリォーネ・ファレット)、サント・ステーファノ・ディ・ペルノ(モンフォルテ・ダルバ)と計4つの畑でバローロを造ってます。これは、モンフォルテにある畑のドルチェットですね。美味しいです。情報によると、木製の樽は使って無いらしい...ですが、信じられないほど、複雑さがあります。デリケートなブルーベリーやプルーン、スミレは明らかにドルチェット。そして、ミント等のハーブの健やかさがあります。そして、予想外に堅牢な骨格、細密なタンニンが口腔内を覆います。今年は、よく、ドルチェットを飲みました。ヴィノ・デッラ・パーチェでドルチェット大会もやりました。昔より、ドルチェットが好きになった気がします。ドルチェットが好きになったのでは無いですね。ピエモンテのワインがより好きになっているのですね。だから、果実の豊かさや、濃さでぐいぐい押すワインでなくて、ミネラリーで、より良く土地の色合いを表現したドルチェットを飲んで、美味しいなぁと感じているみたいです。同じ事は、バルベーラのワインにも言えますし、ネッビオーロもまたしかりです。
2007.12.02
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ピエモンテのDOC、生産者はヴィッラ・スパリーナです。バリック熟成したガヴィが有名な生産者。ロッソも造ってます。ちなみに、エノロゴは、ジュゼッペ・カヴィオラ。バルベーラ主体のブレンド...ヴェロネッリによれば、少量メルローが入ってるらしい...。少量のわりに、主張が強いメルローです。予備情報なしで、うちのかみさんはメルローブレンドを当ててました。それぐらい丸みがあります。ただし、十分に酸味のエッジが効いているので、ぼやける事無く、美味しいワインになってます。これぐらい「果実の甘さ」が感じられた方が、一般的には「美味しいワイン」と言う事なんでしょうね。トスカーナでは、サンジョベーゼの補助品種としてのメルローがすっかり定着してますが、今後、バルベーラ+メルローってのも「あり」って事でしょう。ちなみに、これは某オークションで1000円で落札したボトルなので、この味わいなら、満足度が高いですが...本当はいくらぐらいするのかしら?ところで、今日から始まったセールで、プラネタのコメータ2005が、良い値段で出てます。かなり安いと思います。それにしても、これだけの量を、小売店で扱えるようになったって事は、生産量が増えたんでしょうね。興味のある方はどうぞ。プラネタ・コメータ [2005] 白 750ml
2007.12.01
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