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勝てる野球の統計学 セイバーメトリクス【電子書籍】[ 鳥越規央 ] 私はかつて,ドジャースの戦法,という本を読んだことがあり,それ以来野球に関しては確率を重んじるようになった。 私は少年時代久保町ズチャーズというチームを率いて地区優勝したことがあるし,そのチームを率いてプレーオフに進んだこともある。 残念ながらプレーオフでは上まで行けなかったけれど,地区優勝は2度やった。 その本はやっぱり野球の野球戦略上の野球戦術上のバイブルだった。 それがコンピューターの出現により,さらに上手の統計学により仕切られることになりそうだ。 それが本書である。 何より亡くなられた野村克也氏が書いていた4種類のバッターの話は,もう本書によればはっきり言って,役立たずというものだろう。 例えば, 送りバントが有効と言えるかはかなり疑問である. 少なくとも,まだ試合の大勢が決していない序盤,無死一塁で2番打者が送りバントというシーンは減っても良さそうだ.などと言うことは非公式に語られていたものであり,送りバントが日本野球ではまるでセオリーのようなところ, MBL では絶対にありえないと言う話は,つまり上記のような統計学に裏付けられているということなのだ。 面白い考えに, イニングはアウトカウントとルイの累乗今日の組み合わせによって24種類の状況に分けられると言うものがあった。 なるほどその通り野球というのは1イニング24種類の状況があるんだなと今更具体的に考えたのであった。 最近 MLB なので語られていることは,最強打者は2番打者だということである。 3,4,5番に強打者を置くという考えはだんだん古臭いものになりつつあるのは本書のような統計学から出されたものである。 2番打者最強打者論は,すなわち最強打者というものの定義をいかにするかということであって,本書などの統計学から導き出されたエビデンスはすなわち最強打者というのは長打力のみならず出塁率というものも加味されるのだということである。 ここまでをまとめるとこうだ。 2番打者は打率の低いバントの上手な選手であってはならない。 最強打者というのは長打力もさることながら出塁率すなわち単打でもいい内野安打でもいい四球でもいい,それらを全て加味した打者を言うのである。 その打者が2番にすえられれば,そのチームの打線は最強のものになるであろう。 私は,来年の野球観戦のポイントは2番打者にあると考え,楽しんで見て行きたいと思うのだ。(12/1記)
2023.02.18
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【中古】 渡邉恒雄とプロ野球 /江尻良文【著】 【中古】afb 渡邉恒雄は球界のドン引きだ。 どんな言い訳をもってきても私が渡邉恒雄を好きになることはない。 この世で一番嫌いなタイプだ。 そして彼が中心となって球界に大激震を与えた衝撃は決して忘れることはできない。 それから本書はあまりにも巨人寄り,渡邉よりなので信用できない。 星野巨人監督実現にも奔走していたらしい。 プロ野球界の枠を超え社会的な大事件扱いとなった星野巨人監督騒動。 当事者だった渡邉会長は,最後は星野君の方から断ってきたよ,と言葉少なに内幕を語っていた。 渡邉会長が星野監督に惚れ込んだのは03年阪神監督就任わずか2年目で球団史上18年ぶりのリーグ優勝をもたらしたその手腕を評価したのだ。 (略) しかし星野巨人監督には,広岡達朗氏,金田正一氏,ら大物巨人OBが一斉に猛反発。 何で星野なんか巨人の監督にしなければいけないのか。 人材はいる。 もう一度原にやらせてもいいじゃないかなどと声高に叫び,一大星野バッシングを展開したのだ。 渡邉会長が試みた星野氏の招請は巨人軍の歴史を変える革命的なものだった。 まさにこの辺にたかが選手発言の本質があるような気がする。 親会社がしっかりしていないと上に上がることができないのも事実。 04年の夏に勃発した球界再編。 10球団1リーグ制の動きに真っ向から反対したのは選手会だ。 「オリックスと近鉄の合併は認められない。12球団2リーグ制度を堅持する」と宣言し法廷闘争に持ち込んだが敗訴。 そして9月18,19日の両日一軍二軍の全試合を中止するという日本プロ野球史上初のストライキに打って出て結果的に成功を収めた。 勝因の一つはテレビ局のインタビューで古田会長が涙を流しファンの同情を誘ったことだ。 そしてもう一つの大きな要因は巨人オーナーだった渡邉氏の,たかが選手,発言だ。 この一言が選手会への計り知れない大きな追い風になったことは間違いない。 (略) よく調べてみると実は古田選手は同僚のヤクルト真中選手がオーナーと話をしたいと言っているがと記者に聞かれて,そうですね,でもそれは無理じゃないですか,と答えただけだった。 私(渡邉恒雄)がスポーツ記者S君の質問に対して反発した古田発言はもともと存在せず虚構に過ぎなかったことになる。
2019.04.05
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巨人ファンはどこへ行ったのか?【電子書籍】[ 菊地高弘 ] 私は巨人ファンでもないしアンチ巨人ファンでもない。 しかしながら今日のプロ野球の凋落を憂いる者である。 許せないのは巨人ファン。 そうだろう,魔法の手のひら返し,お前らは一体何者だったのだ。 つまり私はこの本から巨人ファンの本質を知りたかった,ただそれだけだ。 世紀末読売は欲しがり病に陥り四番コレクションを始めた。 これが巨人凋落の始まりだ。 「僕は,落合,清原,を獲った辺りまでは松井のためと思えたんです」 自己紹介をお願いするとそう語り始めたのが40代男性の杉田さんだった。 「でも江藤が来てこれはおかしいと。それで巨人ファンをやめました。現在はベイスターズファンです。 巨人は1993年オフに導入されたばかりのFA制度を活かして中日の主砲落合博満を獲得する。 さらにその3年後には西武の清原和博を同様にFAで補強,球界を代表するスラッガーが相次いで巨人に入団する事態は大きな話題になった。 落合を獲得したのは当時入団1年目だった松井秀喜を育成するため。 そして清原獲得はチームの主軸に成長した松井のマークを分散するため。 杉田さんは自分にそう言い聞かせていたと言う。 しかし実際には落合と清原の間に1994年オフにヤクルトの四番広沢克己をFAでそして本塁打王に輝いた実績のあるジャック・ハウエルまでも獲得していた。 さらに清原を獲得した年には球団と契約をめぐってトラブルになっていた近鉄の主砲石井浩郎をトレードで迎える。 この時点で既に四番コレクション欲しがり病などと揶揄されていたがとどめを刺したのが1999年オフの江藤智獲得だった。 本塁打王を2度獲得している広島の四番打者までもが巨人に。 そのインパクトは大きかった。 そのことについては阪神もその次に同じようなことをしていた。 江藤どころか金本でしょう。 巨人ほどコレクションできなかったものの,金本は成功だったとは言え,新井には裏切られた。 昔から巨人ファンと自民党支持者の関係について語られることが多かったが, そんな中これすごくいい質問かもしれないと口火を切ったのは杉田さんだ。 「僕はずっと自民党に入れていたんですけど55年体制が崩壊する年1993年くらいから自民党はちょっと力を持ちすぎじゃないかと思って別の政党に入れるようにしたんです。でもこれって考えてみれば野球も一緒だなって」 設問の意図はまさに杉田さんの発言に凝縮されている。 多くの元巨人ファンは気づいたら巨人ファンになっていたと証言する。 両親が巨人ファンだった、 テレビラジオで巨人戦の中継しかやっていなかった。 周りが巨人ファンだった、 パターンはいくつあるにせよ自らの意思で巨人ファンになることを選択したというより周囲に染まる形で巨人ファンになったケースが多いはずだ。 そしてそれは支持政党も同じなのではないのか。うーん,結局巨人ファンというのは鵺ということなんですか。 実態のないおばけ。 そういうことなんでしょうなあ。
2019.04.04
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【送料無料】覚悟 [ 栗山英樹 ] 栗山監督は新しい型の監督だと私は思う。 1年目のリーグ優勝か。 大したもんだ。 しかし優勝できる能力をすでに持っていたんだなと私は思った。 それ以上にこの人を監督に指名した球団の見る目もすごい。 彼は監督になる前に既に北海道に縁があった。 栗山町というところに名前が縁で行き来していたらしい。 野球というものを柔軟に考えている。 自分の理論にこだわらないという考え方に賛同できる。 そう、野球は、勝ちたかったらピッチャーだ。 ダルビッシュの穴を一番初めに考えた。 ダルビッシュのポイントは年間の投球回数の多さだった。 年間232回は2011年の最多回数である。 この年ダルビッシュは1試合あたり必ず8回まで投げていた計算になる。 その穴埋めに考えついたのが斎藤佑樹だった。 斎藤佑樹は見事に監督を裏切ったが、斎藤を起用した理由がさいた投球回数にあったというところが栗山監督らしい。 翻って我がいとしの阪神タイガースは、藤川球児の抜けた穴をどのように埋めるのだろうか。 心配なことである。
2012.12.15
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【送料無料】プロ野球誤審の真相価格:1,575円(税込、送料別)著者:工藤健策 まずもって誤審についてどう考えるかだ。誤審でなかったものも誤審と今もって思われている案件も少なくないということ。監督のパフォーマンスに審判が負けていると言うこと。審判に権威がないため誤審話があとを断たないということ。特に岡田監督は「誰が見ても」が口癖だとか、落合監督はルールを十分知っていながら抗議して時間をいたずらに伸ばしているとか、それに対して原監督は立派だとか、おいおい、今もって読売寄りで一体どうしようって言うんだ。 誤審が存在する以上抗議は付き物だ。だから誤審を無くさなければならない。いや人間がジャッジするんだから、誤審は付き物だ。すなわち、審判の技量が絶対的なものにならなければ、審判と監督間の格差は縮まらず、これからもますます誤審にかこつけた抗議があるだろう。 まあそれにしてもなんといい加減な世界なんだろうか。審判の主観次第だなんて。たとえばストライク、ボールはボール2つ分余裕があるらしい。高めは取らないし。一番権威あるべき審判がいつまでもアバウトでは、抗議された判定は全て誤審と言うことになる。
2011.08.14
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野村再生工場楽天ブックス著者:野村克也 野村さんといえば,バッターを4類型にわけた理論である。それは, A型 直球を待ちながら変化球にも対応しようとするB型 内角か外角,狙うコースを決めているC型 ライト方向かレフト方向か打つ方向を決めているD型 球種にヤマを張るというもの。さらにピッチャーも類型化しているが,本日は割愛する。 ところで,敢えて野村野球といわせていただくが,上記のこともさることながら,個人の癖も含めた膨大なデータをもとに打てない球を打つ努力をすることとでも定義すべきなんだろうか。 打つだけではなく,バッテリー上の戦略にも理論がある。 ただ野村野球が野球界で認知されているかといえば,そうでもないということもある。 本読みには面白い話なんだけれど,野球人にはそれほどでもないのかもしれない。 ※ 引用 心が変われば態度が変わる 態度が変われば行動が変わる 行動が変われば習慣が変わる 習慣が変われば人格が変わる 人格が変われば運命が変わる 運命が変われば人生が変わる 学校の勉強と同じでやはり自分自身で手を動かさないと身に付くものではない。 バッターの4類型A型 直球を待ちながら変化球にも対応しようとするB型 内角か外角,狙うコースを決めているC型 ライト方向かレフト方向か打つ方向を決めているD型 球種にヤマを張る 出てきた結論は頭を使うことだった。私は読みがはずれたらどうすることもできないが,狙い球がきたときは打てる。たとえ苦手のカーブであってもあらかじめカーブがくるとわかっていれば打てる。ならば頭を使って読みの精度を上げればばいい。つまり相手バッテリーの配球をできるだけ正確に読むことができればそれだけ打率は上がるに違いない。
2010.08.22
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野村ノート 著者: 野村 克也 平成18年春先華々しい活躍をした日本野球も秋、MLBを相手に全敗の結果である。その監督をしたのがNPB太平洋野球連盟最下位東北楽天ゴールデンイーグルスの監督齢70を超えた野村克也である。 秋は、更にアジアシリーズがあり、本日(平成18年11月10日)現在、日本チャンピオンの北海道日本ハムファイターズがまずは当面の敵韓国チャンピオンサムスンライオンズを倒して面目を保ちつつあるが・・・・・。 野村監督では、無理だったというのが結論だろう。その野村が書いた野村ノートであるが、現東京ヤクルトスワローズ時代の写真をふんだんに載せて自分の野球理論を正当化しようとしている。しかし、残念ながら、野球は結果が全て。阪神タイガースでの失敗、東北楽天ゴールデンイーグルスでの失敗、そして、今回の失敗を考えれば、野村理論倒れたり、ということになるのか? それはともかく、野村は、まずはバッターのカテゴリー化を図った。 A型は、速球にタイミングを合わせて変化球にも合わせる型。 B型は、外角か内角か振るコースを予め決めておく型。 C型は、レフト方向かライト方向か打つ方向を予め決めておく型。 D型は、ヤマカン型。 この分析をしただけでも大したものだ。野球に勝つか負けるかということを度外視して、野球学校というものを始めるのなら、まずは、この野村理論は、十分に価値ありと見た。 ピッチャーにしても、速球、スライダー、フォーク・チェンジアップ、その他の特殊球に分けて、それが、ストライクを取るためのもの、打者の壁を崩すためのもの、振らせるためのもの、見逃しのストライクを取るためのものと目的を持たせることによって様々な意味合いを持つ。 ここのところが分かれば、野球の楽しさ倍増ではないのか。 一球たりとも無駄な球はない。従って、野球は、知的スポーツとなるのである。 この辺は、今は、放送のアナウンサーでも話したりしていて、解説者よりも詳しかったりするのだが、しかし、野村理論というものが普及したら、もっと分かり易いのではなかろうか。 ともかく、野村氏は、現場で苦労している場合ではない。野球学校を起こして、そのノウハウをきちんと伝えるべき時期だと思う。 その考えの中に、仕事に対する心構えというものもあって、プロとして当然のことをしていないことに対する批判も含まれている。つまり、プロの癖して野球のルールを知らないということはどういう事だということだ。そのようなことは、普通の社会でもあることだ。社会人教育としても際だった考えをもっている人だと思う。 その社会人として、野村から見た3奇人が、江夏、江本、門田らしい。そう言えば、この3人は、野球界では、指導者としての道がないものな。 まこと選手と指導者では、質が違うということだ。
2007.03.17
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イチロー思考 著者: 児玉 光雄 スズキ・イチローの印象は、ストイックな求道者という感じだ。 自分を追い込むだけ追い込むが、悲愴感がない。 その訳は、本書を読むと分かる。イチローは、ポジティブに自分を追い込んでいるのである。だから、追い込んで、自分の技術を更に高めているのである。 ここのところで重要なのは、直感力の要請だという。自分を追い込んだ先に見える結果について直感的にポジティブなものと感じた時にのみ自分を追い込むと言うことか。 マイナスから得ることが出来るものもあるという。 それは、常に前向きであるが故の結果である。マイナスの結果から突然目の前が開けることがあるというのだ。 この辺は、経験したことがなければ分からないことであろう。イチローは、日本球界時代、西武の西口との対戦を通じて打撃のコツを掴んだという。左打者のセカンドゴロは、ライト寄りに打てば失敗、センター寄りに打てれば成功なのだという。 イチローは、ある日西口の球をライトよりのセカンドゴロに打ち取られたのだが、1塁に駆け込むその瞬間に打撃のコツが開眼したのだそうだ。 そのようなことがあるのだから、決してマイナスのことも粗末にしてはならないと言うことだろう。 目標の設定について考える。目標は、人生の成功のために避けては通れない重要事項である。最重要事項と言っていいと思う。達成不可能な目標もあろうが、練習でいつかは達成できることもあるから、諦めないというスタンスが大事になる。そのために、練習は、毎日毎日することになる。 その練習について苦もなく楽もないというのがイチローの立場である。練習に対する態度は、普遍的である。 イチローの基本は、求道者である。 テーマを決め、自分を徹底的に追い込んでいく。 その結果が今の輝かしい位置にあるということだ。 私は、今目標見つけに汲々としている。10年後の自分の姿さえ具体的に見定めることが出来ないでいる。 そこのところ、本書は、自分を追い込むという努力を怠るなと啓蒙している。実現不能な目標であってもいいじゃないか。とにかく毎日練習を継続しよう。
2007.03.01
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