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子供の頃、西武球場(現西武ドーム)の方で花火が鳴るとTVを着けた。ローカル局ではダイヤモンドをまわる西武の選手が映っていた。西武の選手がHRを打つと花火が上がるのだ。それが少年時代の私にとってはTVを着ける合図だった。 屋根が付く前の西武球場には本当によく行ったものだ。所沢に来た当初は寄せ集めの集団だった。広岡監督の就任、有力選手の入団によって、パリーグはおろか、日本を代表する強豪チームとなった。森監督時代の全盛期。とにかくシリーズに出るのは当然のような時代であった。 球場に屋根が付いた。その屋根によって球場の向こうに見えていた富士山が、私の家から見えなくなった。HRの花火の音も消え、TVを着けることもなくなった。 でも依然として新潟に来た現在も年何試合かは観戦しています。(一連の状況の中での西武球団首脳の行動は、ファンとして慚愧に耐えない 涙) よく考えるのだか、プロ野球は「興行的側面」を重視すべきなのだろうか、それとも「国民体育的視点」を重視すべきなのだろうか?。二者択一の問題ではないだろう。興行的にも成功しなければ永続的にならないだろうし、文化としてのスポーツを考えるならば、「見る者」だけでなく「プレーをする一般人」への視点を考えねばなるまい。 私は思うのだ。現在の多くの議論はどちらかに片寄っているのではないか。それでいいのだろうか?。非常に疑問なのだ。 野球が町にやってくる。私にもその経験はある。初めは、まさか大都市とは言えないこの町に、と思っていた。その話が本当であることを知ったとき、町は狂喜乱舞の状態であった。今の新規参入を巡る状態で、地元とそれ以外の温度差は理解できる。地元にとってはまず「来ること」が優先なのだ。スポーツイベントとして、日本でも第一級のものであり、地域の雇用関係など地域経済にも好影響を与える。地元にとって、まず「来ること」が優先されるのは当然すぎるほど当然であろう。 しかし2球団の内、恐らくどちらか1社しか認可されないだろう。これは言い換えれば、どちらか一方が参入できる可能性が極めて高いと言うことだが。複数の球団を支えることの出来るマーケットは、日本においては首都圏か関西圏しか存在しないだろう。(現在のプロ野球の最低賃金制度他、さまざまな状況は巨大な資本・マーケットを必要とするように見える。だから旧弊に囚われない四国での独立リーグは非常に興味深いのだ)。 だから私は思うのだ。どちらか一方が参入するのなら、どちらでも良いではなく、「地域に密着した球団経営」に徹する可能性が高い方が選ばれるべきなのだ 今回のアテネオリンピックの敗因は何か?。 理由の1つにプロ野球機構の興業優先がある。オリンピック期間中、ペナントレースを中断しなかったため、オリンピックへの選手派遣により、各チームの戦力均衡が片寄ってはいけないため、12球団全部から1チームあたり投手1野手1の2名選出という形になった(日ハムのみ野手2) つまり野手は13名と野手の控えが極端に少ないというバランスの悪い形になったのだ。 それは3冠王の松中が選出されなかったことをみてもわかる(ダイエーは和田・城島)。 プロ野球の興業優先の形がオリンピックの敗戦を招いたとも言えるのだ。 地域密着は将来に渡る競技人口の増加も目的とした地域に根ざした動きになって欲しい。どんなスポーツの競技者でも、そのスポーツのトップアスリートに全く関心がないという人は少ないのだ。野球少年はプロ野球ファンとなりやすく、将来家族と観戦に来る可能性さえ秘めているのだ。だから、参入球団がどこでもいい、野球が町に来さえすればというのは、賛同しかねるのだ。 「地域密着」「国民体育的視点」は「興行的」的にも成功する鍵を含んでいる。 最初から「どちらでもいい」と「興業優先的」であってはならないのだ。 無論、他者には他者の立場もあり、それを批判するつもりはないのだが。。。
2004年09月29日
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楽天の三木谷社長が今日、仙台市内で宮城県議会の議員と会談したそうだ。大勢は楽天に傾きつつあるようだ。知事といい、県議といい、××××に思える。 会談中、三木谷氏は県庁に宛てられた圧倒的なライブドア支持のメールに対し、「真摯に受け止める」と発言したそうだ。 「真摯」とはどのような言葉の意味だったろうか???。辞書で確認したいものだ。ここへきて三木谷氏の言葉の言い回しは、政治家のそれに非常に似てきたように思える。 三木谷氏に対する批判は、楽天がライブドアに遅れて参入を表明したからとされているが、本当にそうだろうか? 本当は、神戸、長野、大阪と本拠地候補を転々し、宮内オリックス球団オーナーとの会談で、関西以外での新規参入を要求された結果、仙台に候補地を決めたという「実は仙台を重視していない」体質にあるのではないか?。 三木谷さん、やっぱり楽天は神戸が最高だよ。わかってると思うけど。。。あなたも「いろいろ」大変だね。 【話題転換】 そういえば、今月20日、三木谷社長は大阪にいた。太田大阪府知事に大阪ドームを本拠地にしたい旨を伝えた日である(ちなみに浅野知事との16日の電話?の4日後 苦笑)。この日、三木谷氏は三井住友銀行の西川会長の紹介で星野仙一氏に面会し、監督就任の要請をしたらしい。それが27日星野氏から「初めて聞いた話でびっくりした。どこかで噂になっただけ・・・」と否定されたという。 ぅ~ん。。。星野氏も大変ですな(苦笑)。 さて、最後に問題です。文中の「××××」にあてはまる言葉は何でしょうか?(笑)
2004年09月28日
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本日入ったニュースによると、宮城県の浅野知事が知事宛に入った約800通のメールのうち、85%以上がライブドア支持であるという。その上で知事は「(新球団の仙台参入は)人気投票によって参入球団を決めるわけではない。何十年も球団経営する訳だから」と発言したという。 「新規参入球団は人気投票によって決まるのではない」・・・・・???。実は人気のない方に(三木谷氏失礼m(_ _)m)決まっているという意味か?。そのうち「知事の座も知事選での(人気)投票で決まるのではない」なんて言い出したりして(ウソ)。。。 「ファン有ってのプロ野球」だとすると、「ファンの動向が最も重視されるべき」と考えるはずだが、どうやら「知事はそうは考えていない」らしい。理由ははっきり言って分かり易過ぎるような気がする。 改革派知事と言っても・・・(以下自粛) しかも付随して、仙台でのドーム球場建設の話や、球場内にマンションを建設など様々な話が聞こえてくるが、新球団親会社に過剰な設備投資をさせることは、球団親会社の経営体力を消耗させ、かえって長期経営に水を差すように思われるのだがどうであろうか?。あまり無理させすぎると数年で仙台から撤退するのではないか?。無論、私は球場新設を批判するつもりはない。でも、まず必要とされるのは「新球場」という新たな「箱もの」ではなく、仙台という土地で長く愛される「地域密接型の新球団」なのではないだろうか?。その為には「声なき声を聞く」のではなく、「現実の声」に真摯に耳を傾けるべきであろう。 いつも思うのだが、知事さんは、このような大きな問題に関して、積極的に自ら市井に出て、民衆の声を聞こうとしたことがあるのか?。自ら選挙民の声を聞こうともせず、また、実際にある声に対しては「軽視」するかのような発言をする。なぜ、そのような姿勢しかとれないのだろうか疑問である。 先に三木谷社長が、浅野知事に仙台で24日に会見した。その時、三木谷氏は浅野氏に対し「球場改装料30億の捻出」を言及した。瞬間、私には知事が相好を崩したように見えた。構造不況の中、地方交付税も削減され、財政難の折り、向こうから公共事業費がやって来たら、願ってもない事であろう。厳しい財政運営の中でのぎりぎりの努力されていることには同情を禁じ得ないのだが・・・。 しかし、やはり、知事も民意を考えて発言した方がいいのでは無かろうか?。「猿は木から落ちても猿だが、政治家は選挙に落ちるとただの人」なのだから。
2004年09月27日
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“the Establishment”(ジ・エスタブリッシュメント)という言葉をご存じだろうか?私は今回の一連のプロ野球再編問題に関して、この言葉の持つ意味を改めて再認識させられたクチである。この語の持つ意味をよく考えると、一連の問題の持つ意味、ファンや関係者の社会的立場が非常によくわかるように思われる。 “the Establishment”日本語訳すると「支配階級」である。「支配階級」とは何か?。「支配階級」とは単なる経営者・政治家etcの事ではない。言葉では言い表しにくいが、政治・経済etcの根幹に関わる、もっとスケールの大きい「支配集団」のことである。 例えば、ルディー・アルファイド氏をご存じであろうか?。この名前ににご記憶のない方の多かろう。だが、こう言えばお分かりの方も多いだろう。パリで事故死された故ダイアナ英皇太子妃と車に同乗されていた恋人の男性である。アルファイド一族はフランス・パリの超高級ホテル「ホテルリッツ」やイギリスの高級百貨店「ハロッズ」を経営するヨーロッパを代表する大富豪なのである。 このアルファイド一族だが、稲本潤一が昨期まで所属していたプレミアリーグの「フルハム」のオーナーなのである。 この他にもサッカー球団のオーナーといえば、イタリア・セリエAの強豪ACミランのオーナーはイタリアのTV王・大実業家ベルルスコーニ現イタリア首相であり、ミランのライバルチームであるユベントスのオーナーは自動車メーカーフィアットの創業者オーナーであるアニエリ一族(ユベントスの親会社であるフィアットにはリビアの国家元首カダフィー大佐が資本参加し問題になった。カダフィー氏は大サッカーファンでフィアットの経営参加はユベントスが目的であったとされる。F1のフェラリー社もフィアットの関連企業である)。最近の所では、プレミアリーグの強豪チェルシーに経営参加したロシアの石油王アブラモビッチ氏があげられよう。 つまり、サッカーオーナーには、各国王族にも連なる「国賓級」の人物が名を連ねる、世界でも最高級の「社交界」なのである。サッカーの普及率が低いアメリカにおいては、これに相当するのが、4大プロスポーツオーナー。中でも野球チームオーナーというのはその中でも別格の存在なのだ(記憶に間違いがなければ、ブッシュ現米大統領はかつてテキサスレンジャーズの経営に参加していたと思います…)。 野球チームオーナーとは、「単なるビジネスとしての球団経営者」ではないのだ。日本を代表した「私設外交官」として、各国の要人との間で日本の立場を代表する可能性が充分あるのだ。 このような状況を含み置いて考えると渡辺恒雄氏の「俺の知らない人物」や「たかが選手」という発言は違った評価が出来るのではないか?。無論、私はプラスの評価をするわけではない。オーナーというのは、一般庶民とは「違ったレベルの階級にいるもの」という「ある種の階級意識のあらわれ」なのである。だからこそ、読売新聞という世界でも有数の大会社の最高経営幹部である渡辺恒雄氏が、「一子会社である読売巨人軍オーナー職」にこだわったのである。読売新聞は「日本ローカル」であり読売ジャイアンツは「ワールドワイド」なのである。 スポーツビジネスのオーナーとは「国賓級」の名誉を伴う職なのである。 イタリアのベルルスコーニ首相には、普通、簡単には面会できないだろう。しかし、どこかのサッカーチームのオーナーが「ミラン所属のブラジル代表カカの移籍について協議したい」などとアポを取れば、驚くほど簡単に面会できてしまうのである。 こう考えると、公的な場に相変わらず「Tシャツ」で登場する堀江氏はどう評価されるべきであろうか?。確かに彼には「金はある」。しかし、金があっても、我々は「現在の」彼に「我が国の運命」を託すことが出来るであろうか?。結局の所はここなのである。この「球団経営者の重み」をわかっていたからこそ、楽天の三木谷氏は「ひげを剃った」のだ。 サッカーチームオーナーとしてヨーロッパの上流階級との関係性を持ち、今度は野球の球団オーナーとしてアメリカのパワーエリートとの関係性を加える。常識人ならば、無精ひげなどは生やしていられないだろう。 堀江氏の最近の軟化?は参入合戦の劣勢?によるものか、自分の行おうとしていることの重大さに気付いたからだろうか?。 球団ビジネスには税制上の優遇措置が存在している。しかしこれは上記のような日本の国益にも絡む大きな事実が横たわっているからである。だからどんなに赤字を出そうとも、球団経営に参画するという事には一定程度のメリットが存在するのである。単なるビジネスではないのである。日本の目線は、ヨーロッパではなくアメリカに向いている。従って、Jリーグよりプロ野球の方が「政治銘柄」なのである(Jリーグに税制上の特権が認められないのもこの辺りに原因はあろう)。 よく球界再編問題を「旧勢力」対「新勢力(IT業界)」のようなとらえ方をする面もある。だが、問題はもっと複雑なのだ。「旧勢力」と言うより「現支配勢力」なのである。またIT業界関係者全てが「新勢力」とは言えないのだ。 新しい業界であるIT産業出身である楽天三木谷氏は、神戸の大学教授を父に持ち、一橋大学を卒業後、日本興業銀行に入社、ハーバードビジネススクールでMBAを修得し帰国といった、純然たるエリートコースを歩んできた人である。一方の堀江氏は、東大中退後、起業した青年実業家である。どちらが、現支配階級から見て、自らの仲間入りをするにふさわしく見えるのだろうか?。 「どこの馬の骨かもわからない」堀江氏を、“the Establishment”に加えるわけにはいかない。これが日本の支配階級の選んだ結論なのである。日本の政・官・財界を含んだ勢力が、堀江氏の参入を拒絶した結果が「楽天野球団の経営諮問委員会」の陣容なのである。経済界の大物達が一致団結して、堀江氏の排除に向かったのである。このような政・官・財界の動向を知ったからこそ、ライブドアにラブコールを送っていた宮城県の浅野知事が「16日に三木谷氏からの電話があった」として、「ライブドア寄り」から、急遽「中立?」の立場に変わったのではないだろうか?。 プロ野球再編問題で。あれほど選手会寄りの報道を展開していたメディア各社だが、この度の「仙台戦争」についての報道が及び腰なのも、これが原因であると考える。 劣勢にあるライブドアに残された起死回生の一手は「世論へのはたらきかけ」しかないだろう。 オリックスの宮内義彦氏は、政府の規制緩和委員会委員長の職にあり、日本の構造改革に粉骨砕身している。しかし、球界への堀江氏の参入の方が、実は「日本の真の構造改革・規制緩和」につながるように見えるのだ。 我々は一体どちらを選ぶのか?。どちらを選んだ方がいいのか?。どちらも選ばずに人任せにしたら結果はどうなるのだろうか?。 非常に悩ましい問題である。
2004年09月26日
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突然ですが、「お宮と貫一」はご存じだろうか?。この男女2人の恋物語は、文豪尾崎紅葉の『金色夜叉』という物語の一節である。この物語は明治30年に「あの読売新聞」に連載された人気新聞連載小説である。 あらすじは単純だ。舞台は、熱海の海岸。貫一という許嫁があるお宮のもとに莫大な財産を持つ富山が登場する。お宮の心は千々(「ちぢ」と読みます。「ちじ」じゃないよ! 笑)に乱れる。しかし「100万円のダイヤモンド(30億円の球場改修費ではない)」が決め手となり、お宮は貫一を捨てるのだ。貫一は、血の涙を流し、復讐を誓って「金の亡者」と恐れられる高利貸しになる。お宮は罪の意識にさいなまされ、発狂してしまうという話である。 ちなみに尾崎紅葉は当時の大ベストセラー作家であった。しかしながら、彼は全くと言っていいほど金銭的には恵まれなかった。それは当時著作権が確立されていなかったので、本の売り上げは、彼にほとんど還元されることがなかったのである。(さて、利益はどこにいったでしょう?。 笑) この『金色夜叉』のヒットのお陰で、熱海の海岸や梅林には多くの観光客が来訪したのである。嗚呼懐かしき明治の文豪。。。 現在、熱海の海岸には「お宮と貫一」の銅像が建っている。近くに行かれた方は、是非ご覧下さいm(_ _)m。 『金色夜叉』は学生演劇の題材として良く取りあげられ、学校の学芸会などでよく演じられたそうだ。【ある学芸会にて】 お宮「貫一さん。許してm(_ _)m。私は、小太りで似合わないTシャツを着ている人がホントは好きじゃないのよ。」 貫一「なぜ???。あんなにボクのことを好きと言ってくれていたのに・・・」 お宮「だって富山さんは30億円の公共事・・・じゃなくて100万円のダイヤモンドをくれるのよ。それに“親族のおじいさま達”が決めたことで私が決めたのじゃないのよ。私にはどちらか一方に決めるなんて出来なかった。今まで黙ってたけど、あなたと婚約する直前に富山さんからも電話があったのよ?!。だから私は本当は?中立的に?等距離?から2人を見てたのよ!。」 貫一「君は金に目がくらんだのか…。30億・・・・じゃなくて、100万円のダイヤモンド・・・君には金が全てなんだね。ボクは、この9月24日を絶対に忘れない。毎年9月24日が来るたびに、君はボクを思いだし、罪の意識にさいなやまされるがいい。毎年9月24日の県営宮城球場の夜の月は、ボクの涙で曇らせてみせるから(涙涙涙)」 明治の原作では、お宮は罪の意識に悩まされるが、平成の時代に舞台を移したら、お宮が悩むことはあるだろうか?。 また、原作では、守銭奴と化した貫一は復讐を達成するが、今の時代に舞台を移したら、貫一は巨大な相手に勝負を挑み続ける事は出来るだろうか?。 人の世の「業」の為せるわざであろうか。いつの時代も本質はあまり変わらないのかも知れない。
2004年09月25日
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どうも最近疲れがたまっているようだ。ふと気付けば少し眠っていた。しかし奇妙な夢を見た。【さっき見た夢の話】 お坊ちゃま「お父さん!私にお嬢さんを下さい」 花嫁の父「私にそう言われても・・・他にもウチの娘を欲しいという男もいるし・・・。」 お坊ちゃま「随分お住まいが痛んでいますね。改築費30億くらいかかりますね。(お坊ちゃまの財布がちらり・・・)」 花嫁の父「・・・(目が怪しく光る)。そうだねぇ~。でも娘の意見も聞かないと(でも満更でもなさそうだ)。」 ラララ~嗚呼ぁ~~一度は乗りたい玉の輿ぃ~~~♪私も乗りたい玉の輿ぃ~~~♪ 私も「玉の輿」に私も乗りたいなぁと思った所で、「腰のた○」が痛くて目が覚めたのであった(ウソ)。 公共の場で不適切な表現がありましたことをお詫びいたしますm(_ _)m。 さて本日のテーマであるが、楽天の三木谷氏が仙台入りについてである。三木谷氏は、早朝、県営宮城球場を視察、加えて宮城県庁に浅野知事を訪問。結果としてライブドア支援に向かっていた「改革派知事?!」である浅野知事が軟化し、状況はがぜん、楽天有利に変わってきたように思う。 1週間前を振り返ってみよう。去る9月16日、ライブドアの堀江社長と浅野知事が仙台参入についての共同記者会見を行った。今日24日の記者会見の席で、浅野知事が言うには、16日の堀江社長との会見の直前に、浅野知事のもとに三木谷社長から電話があったという。 16日に電話?。とってつけ・・・(以下自粛) この16日だが、楽天はどこの都市にフランチャイズ打診をしていたというのだろうか?。思い返してみよう・・・。 16日の電話の真意(真偽?)は浅野知事、三木谷社長の胸の内にある事だろう。 しかし、浅野宮城県知事軟化?の原因はこのような所があげられるかもしれない。以下が「楽天球団」の経営諮問委員会のメンバーとしてあげられた面々である。(政治家とは負ける喧嘩はしな○もの?!) 【経営諮問委員会メンバー一覧】牛尾治朗・・・・・・牛尾電機 代表取締役会長宇野康秀・・・・・・有線ブロードネットワークス 代表取締役社長大橋洋治・・・・・・全日本空輸 代表取締役社長奥田碩 ・・・・・・経団連会長、トヨタ自動車取締役会長奥谷禮子・・・・・・ザ・アール 代表取締役社長金丸恭文・・・・・・フューチャーシステムコンサルティング 代表取締役社長齋藤宏・・・・・・ みずほコーポレート銀行 取締役頭取鈴木茂晴・・・・・・大和證券グループ本社 取締役 代表執行役社長新浪剛史・・・・・・ローソン 代表取締役社長西川善文・・・・・・三井住友銀行 頭取羽根田勝夫・・・ 日本航空インターナショナル 代表取締役社長増田宗昭・・・・・・カルチュア・コンビニエンス・クラブ 代表取締役社長 これはものすごい陣容である。新規参入の許可を与えるのは、実行委員会か?それともオーナー会議か?。いずれにしても、渡辺恒雄氏や宮内氏、堤氏らの影響下にある「経営側」である。経営側が審査すると言うことであれば、これを見れば既に勝負ありと言えるであろう。 プロ野球再編問題に関しての世論の動きは何故起こったのだろうか?。ファン無視した「旧態然」した「経営側の横暴」に対して、選手会・ファンが自らの手に「野球を取り戻す」動きだったと言えるだろう。そこで勝ち取った、「12球団維持」「新規参入」に関して、楽天が「旧勢力」の尖兵として、「代理戦争」を行っているように見える。 結局、経営側は「1歩ゆずったと見せかけて、逆に、なし崩しを図っている」と見るのは、ひが目であろうか?。 嗚呼、楽天よ。お前も渡辺氏と同様の立場に立つのか。。。非常に残念である。 【ニュース速報】 オリックス・近鉄の合併球団は球団名を「オリックスバッファローズ」とし、専用球場を大阪ドームとするとの事だ。 ちなみに大阪ドームの年間使用料は10億円、神戸のヤフーBBスタジアムは年間使用料は6000万円。赤字で合併する球団なのに、年間使用料が9億4000万円高い大阪ドームを専用球場にするのは不思議である。 考えるに、10億近い経費を無駄にしても、神戸のヤフーBBスタジアムを「空き家」にする必要があるのだろう。 楽天のサッカー球団は神戸が本拠地。将来、楽天の野球チームが神戸に球団移転することを見越してというのは考えすぎであろうか。※トラックバックをお貼りになる方へ。無断で貼られる方のトラックバックは申し訳ありませんが削除させていただきますm(_ _)m。
2004年09月24日
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楽天の仙台進出に際し、「娘(「保護地域」)1人に婿2人(ライブドア・楽天)」という困った状態が生じている。野球協約では、保護地域を「排他的な興行権」としているため、どちらかの参入が決定されたら、もう一方は自動的に「落選」になるのだ。 さて、「婿」の内訳だが、「最初から娘(仙台)一筋で来た成り上がりの野心家(ライブドア)」を選ぶか「あちこちの女の子(長野・大阪・神戸)に声をかけて見定めた結果、娘を選んだ資産家の御曹司(楽天)」を選ぶかは「花嫁の父(仙台市民・仙台市・宮城県)」の判断次第であろう。「持参金(県営宮城球場の改修)さえあれば、どちらでもいい」との声もあるが、本当にそれだけの問題であろうか??。 鍵は宮城県民(仙台市民)の手にある。宮城県民(仙台市民)がどちらを選ぶのか、どちらも選ばず、「人任せ(オーナー会議)」(浅野宮城県知事は現在の所、残念ながらこの立場らしい)にするのか、非常に興味深い出来事である。。。。。。。。。 個人的には、楽天は将来、神戸へ移転すると考えている。 会社経営でもっとも負担が重いのは「人件費コスト」である。もし楽天が仙台で野球を経営するなら、球団運営会社を仙台(野球部門)、神戸(サッカー部門)と2つ持つことになる。つまり、単純に考えてコストが2倍になるのだ。支出の適正化を考えると、スポーツ運営部門を統合して、仙台あるいは神戸の1つにする必要が絶対に生じる。そのとき、市場として魅力があるのは、仙台か、それとも神戸か?。 人口・購買力その他諸々の条件を考えると、答えは神戸に決まっている。そうなると仙台は捨てられる運命にあろう。 したがって私は、仙台にはライブドアの方が相応しいと思っている。だが、どうも、仙台市議や宮城県議の動きをみていると、そう考えていないように見える。 宮城県民、仙台市民はどのようにお考えであろうか?。 目先の利益を追求するのか、将来にわたって、未熟な存在を住民とともに育て上げるのか、選ぶのも、選ばないで人任せにするか、決定するのは「あなた(仙台市民・宮城県民)」です※申し訳ありませんが、無断でのトラックバックは削除させていただいております。一言お声かけ下さいm(_ _)m。 ※昨日、思う所がありまして、日記を削除いたしました。嬉しいことに何通かの応援を頂きまして、復元させていただくことに致しました。お読みいただいた皆様・応援してくださった方々に厚く御礼申し上げますm(_ _)m。
2004年09月23日
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※トラックバックをお貼りになる方へ。無断で貼られる方のトラックバックは申し訳ありませんが削除させていただきますm(_ _)m。 新球団のフランチャイズを神戸市、長野市、大阪市と模索を続けていた楽天。本日の記者会見で、新球団のフランチャイズを第一候補を仙台市として申請することを発表した。 楽天、仙台???!。仙台にはライブドアが新規参入申請を行っているだろう!!?。あえてライブドアと同じ仙台にぶつけてきた楽天の思惑は何か。 本日22日も選手会と日本プロフェッショナル野球連盟の交渉は行われた。今のところ合意は得られなかったみたいだ。しかしながら、交渉を取り巻く環境は刻一刻と変化しているように思える。 やはり楽天が仙台に進出声明を出した理由は明白だ。それは日本プロフェッショナル野球連盟が、おそらく「新規参入条件を緩和した」のだ。オリックス・近鉄の合併は既成事実化が進んでいるので、参入枠は残り1!。その残り1をライブドア、楽天で争うのだ。 「敵はライブドアにあり?!」 このブログでも「新球団本拠地を四国に」などの意見を見る。アイデアとしては申し分ないが、ビジネスとして考えたとき、四国では現在の所、限界があろう(松山市人口48万人前後)。対岸には広島があり、近畿には阪神、オリ近がある。九州にはダイエー。つまり、四国では四国以外からの顧客獲得が困難で、フランチャイズをおくには、現在の所、マーケットとしての魅力に乏しいのは明らかである。楽天自身はヴィクセル神戸との相乗効果を狙って、大阪・兵庫に進出したいが、ここはオリ近新球団の「保護地域」とされ進出できない。長野も現在の所、四国同様にマーケットとしての魅力欠ける。以上の理由から、やはり、楽天にも、仙台(人口100万人前後)が現状下ではもっとも適正なマーケットなのだ。(いや、待てよ…松山は意外と面白いような気もする…) しかも、仙台をライブドアと並んで、申請することによって、ライブドアと楽天を同条件の下で比較させることになる。これは信用力に自信のある楽天にとって有利に働くであろう。もし、仙台以上に魅力のある本拠地を、楽天が提示できないならば、先行申請をしているライブドアが、新規参入にもっとも近づく事になる。だから、楽天のとった「同じ仙台」というのは、ターゲットをライブドアに絞った、逆転を狙った一撃なのである。 私は今回の行為に、極めて失望している。仙台に進出する企業はやはり、ライブドアが望ましい。楽天は神戸で、ヴィクセル神戸とのビジネス的統合を試みるべきであろう。神戸を拠点に、地域への文化育成をするのが、楽天にとってはもっとも地域還元が出来る形であり、仙台進出と言った「投資の拡散」をすべきではない。しかし、とりあえず、今回は参入しておいて、時期がたったら、球団を神戸に移転するというシナリオもあるだろう。そうなると結局の所、野球を地域密着型スポーツに展開させる希望が後退するように思えるのだ。 考えてもみよ!!!。宮城県営球場は建設以来50年たち、大規模補修が必要なのだ。参入企業にとって、補修費用は非常に重い負担だ。オリ近新球団が、兵庫・大阪を保護地域にするのは来年1年限り。つまり、近い将来、ヤフーBBか大阪ドームのどちらか1つが「空き家」になるのだ。ここに球団移転すれば、宮城球場を補修しなくて済み、費用が浮くのだ。よって、楽天が仙台に進出しても、楽天はベガルタ仙台と対抗関係もあるため、積極的な地域密着型にはならないと考える。楽天にとっては、圧倒的に経営問題から言っても、兵庫または大阪で運営する方が得策であるからだ。 楽天が仙台進出したならば、宮城県民は、かつてロッテが仙台を退去したのと同じ経験を再びするのではないだろうか。 私は、仙台でライブドアが参入することを応援したい。楽天がプロ野球に進出する希望があるなら、オリックス・近鉄新球団の買収交渉(資本参加)を行えばよかろう。どちらも経営基盤が脆弱で、1人で立っていられないから、合併するのだろ。オリックスも、近鉄も、この世から消えて無くなってしまえ!。その球団を楽天が神戸で継承するのがもっとも適切であろうと考える。
2004年09月22日
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数日来、球界再編について、楽天広場上でも熱い議論が交わされている。様々な意見にそれ相応の論理性も見られ、見応えがあるものと思われる。 そこで、この一連の騒動の中で、問題の一番の「主役」は誰であろうか?。 やはり、古田選手会長であろうか?。選手会の中にも様々な意見はあろう。それをまとめあげ、自分たちの経済的利益に直接結びつきにくい議論(完全に結びつかないとは言わないが…)を展開する、彼の努力・苦労は想像を絶し、尊敬に値する。 いやいや、やはり主役は○辺恒○氏であろうか?。オーナーを引退した彼は依然として「読売グループ最高経営者」なのである。子会社である読売ジャイアンツへ影となり、日向となり介入できるのである。表にでてこなくなった現在は「影の主役」であろうか?。 しかしながら瀬○山ロッテ球団代表も捨てがたい。交渉終了時に古田選手会長に握手を拒否られたり、「最大限の努力」発言では記者会見で失笑をもらった、まさに最高の道化役かもしれない。 でも根○コミッショナーも忘れてはならないだろう。こちらを最高の道化役に捉える向きもあるだろう。「一億総懺悔」や「三位一体」の球団改革など、混乱の責任は経営側(当然だ!)、選手側、ファンの三者にあるのだから、全員で「懺悔」して、野球界の将来を「三位一体」で考えろ、という本来、球界の最高責任者として自分の職務を放棄した責任転嫁論を展開している。この人物もやはり主役級だろう。しかも、彼の新しい天下り先が「消費者機構日本」の理事長だそうだ。プロ野球のファン(消費者)と向き合うことが全く出来ない彼が、消費者団体の理事長とはひどいジョークだ。正直この人選にはあきれる。法務省の出身だそうだが、法務官僚とはこんな程度なんだろう。 さて、みなさんは、この一連の騒動の主役は誰だと思いますか?。 実は、本当の主役は、この文章を読んでいる「あなた」なのです。 プロスポーツはビジネス(商売)です。もうからなければ、選手も給料もらえませんし、経営者も経営できません。つまり、ファンの落とす「お金」が選手や経営者の「フトコロ」を温かくしているのです。 今や、我々の野球文化を支えているのは「選手会」です。「経営側」は「ファンの希望に沿った経営改革」を行おうとしないのは明白です。 ファンは選手会を応援した方が、良いでしょう。 選手会を応援し、経営者に反省を求めるにはどうしたらいいか?。 「球場を満員にして熱い声援を送りましょう。そして、経営者の責任追及のためには球団親会社の商品をボイコットしましょう」 選手への声援は選手を勇気づけ、球団親会社の経営不振は自分たちの経営方針が間違っていることを彼らに知らせることでしょう。 まずは読売新聞の不買からはじめましょう。ダイエー・近鉄百貨店、近鉄スーパー、西武系のプリンスホテル、オリックスのカードやリース、ロッテのお菓子などなど。これらの本業が多くのファンから見放されて、売り上げが落ちれば、経営者も事の重大さに気付くでしょう。 経営者には「署名」なんて、意味がありません(私も署名したのですが…(T_T)涙)。彼らにとっては「金」が命。その大事な「金」を絶たなければ、彼らの傍若無人は収まらないでしょう。 我々は、よく「○○なるといいなぁ~」のような願望を口にします。しかし、願望は「現実に意味を持つ」行動を伴わないと実現しないのです。願望は「口に出すだけでは実現しないもの」です。 かなり極論になってしまいましたm(_ _)m。お詫びいたします。ここまで読んでいただいた方に感謝いたします。
2004年09月20日
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本日17時が、選手会と日本プロフェッショナル野球連盟の交渉期限だった。私は出張先の休憩室でTV画面を眺めていた。 選手会側の松原徹事務局長と野球連盟側の伊藤修参与が2人ででてきた。それで!!と思ったら、2時間の延長戦だった。 当然のことだ。こんなに大事なことが、簡単に決まってたまるか、と私は思った。 家路につき、19時。まだまだ問題解決はしていない。結果がどうなるか、ジリジリしながら待っていた。でも新規参入による12球団制、合併球団所属選手の自由契約選択権、この2点が認められることを祈って、経営側の英断を待っていた。 ニュース速報が入ったのは何時だったろうか?。結局、物別れに終わった。選手会の古田代表とプロフェッショナル野球連盟の瀬○山隆○委員長が、報道陣の前に並んで記者会見を行った。 内容については、各種報道で知れるであろうから、私は触れまい。ただ、選手会、プロフェッショナル野球連盟側のHPを読んで両者の内容を確認した。そこで感じたのは経営側の不実の内容であった。内容を参照されたい方は選手会、日本プロフェッショナル野球連盟(NPB)のHPを参照されたし。 ここで思うのだが、『ファンの皆様へ』と経営側が告知した文書の中には怒りを通りこして呆れてしまうような表現がいくつもあった。(抜粋1) 「これまで私ども(NPB)は、謙虚な気持ちと真摯な姿勢で選手会と折衝を重ねてまいりましたが、ここに私どもの立場を明らかにして、皆様のご理解を心より願う次第です。 選手会は、大阪近鉄とオリックス両球団の統合に強く反対し、その1年凍結を要求してまいりました。しかし、オリックス球団と大阪近鉄両球団の統合は、長年の構造的な赤字が経営上、看過できない事態になったため、やむをえず決断した経営的な事項であります。」 「謙虚な気持ちと真摯な姿勢」???。時間を引き延ばすだけ引き延ばし、議論する余裕すら与えなかった経営側に真摯な姿勢があったのか?。 「オリックス球団と大阪近鉄両球団の統合は、長年の構造的な赤字が経営上、看過できない事態になったため、やむをえず決断した経営的な事項」???。看過できないほどの赤字を抱えたなら、それを適切に処理して、合併ではなく、なぜ売却をしなかったのか?。近鉄、オリックス両球団を球団経営から排除し、ライブドア、楽天の2社を参入させればいいだろう。(抜粋2) 「さらに交渉を続けたものの、選手会側は、来季12球団に戻すよう最大限努力することを要求し続け、あくまでも来シーズンからとすることに固執し、誠に遺憾ながら、妥結には至りませんでした。」 ここからは選手会が来季12球団を要求し続けたこと、日本プロフェッショナル野球組織側が、12球団を頑なに拒み続けたことが見て取れる。 (抜粋3) 「言うまでもなく、プロ野球は、ファンあってのものであり、試合を行わないことは、ファンに対する直接的かつ重大な背信行為であり、このような事態を招き、誠に申し訳なく思っております。」 ふざけるな!!!。経営側からこんな事など言われたくない!!!。 はっきりいって馬鹿馬鹿しい。よくもまぁ、雁首ならべて、この程度のことしか言えないものだ・・・。正直あきれる。これが、いやしくも人気プロスポーツ球団の経営幹部達なのだ。 中でもはっきり言って笑っちゃうのが、ロッテの○戸山代表(苦笑)。記者会見での珍問答はホントに「呆れる」を通り越して、マジお☆も☆ろ☆い☆ 私はパリーグ某球団のファンである。私はその球団を創設以来応援しているのだが、現在「この球団良いな(うらやまC~!)と思っている球団が他にあるのだ。それは福岡ダイエーホークスと千葉ロッテマリーンズだ。 福岡は今非常によいだろう。投手陣は昨年ほどではないが着実に勝ちを拾っている。12球団でも1・2を争う充実した戦力を築いたように感じる。ロッテについても小林雅、清水、福浦、小坂、ベニーetc玄人好みの陣容だ。しかも応援がマジ熱い!!!。レフトスタンドの彼らを見ていると、とても羨ましく感じる。自分もホントあの中で一緒に声を出したくなる気分なのだ!!!。 しかし、球団代表はあの瀬戸○氏。そのアンバランスに驚愕である。彼のような人物が球団経営幹部にいることをロッテファンは容認するのであろうか?。今微妙に不思議なのだ。
2004年09月17日
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ここ数日で、楽天、ライブドアのプロ野球参入が現実味を帯びてきた。楽天は神戸市に、またライブドアは仙台市に「本拠地」を計画している。敢えてここでは「本拠地」の言葉を使ってみたのだが、本来は「フランチャイズ」の言葉を用いるのが正しかろう。 「フランチャイズ」の定義であるが「日本プロフェッショナル野球協約2003」の第7章地域権に「保護地域」として定められている。協約上の保護地域とは次のように定義つけられている。(以下抜粋) 第37条(野球上の利益保護)この組織に属する球団は、この協約の定めによりそれぞれの地域において野球上のすべての利益を保護され、他の地域権を持つ球団に侵犯されることはない。 第39条(他球団の保護地域使用)ある球団がこの組織に属する他の球団の保護地域において試合を行ない、または野球に関係する行事を実施するときは、あらかじめその球団の書面による同意を得なければならない。 また、第39条においてセパ12球団のその専用球場と保護地域が列記されている。これらから簡単に言ってしまえば、フランチャイズ権とは「都道府県単位での独占営業権」なのである。 フランチャイズ権を巡ってはこのような事件があった。さいたま市のソニックシティーを使って、JTB主催で阪神ファンの集いのようなものが計画された。シーズン終盤優勝間近のところ、ソニックシティーの大画面の前で阪神を応援しようというイベント。参加希望者は多くチケット販売出足は好調であった。しかしながら、このイベントは中止になった。埼玉県全域を保護地域とする西武ライオンズが協約をたてにイベント中止を要求したのである。 結果はイベント中止。【夢の中の会話】 「おい!お前!そこのお前だ!!!ここは誰の領分だと思ってるんだ!勝手に商売しやがって!ぁ~あ~↓。根○の親分を知ってるかぁ↓?。○来の親分の許可とってんのかよぉ↓・・・」 保護地域の設定は、「排他的な営業独占」と言えるわけで、これも加盟料同様に「参入障壁」であり、「独占禁止法に触れる」ように思うのだが、いかがであろうか?。 こうした中、やはりオリックスの小泉隆司球団社長は、楽天が神戸市を本拠地としてプロ野球参入を目指すことを、協約をたてにとり批判した。小泉氏が論拠とするのは、「兵庫県はオリックス・ブルーウェーブの保護地域であり、ヤフーBBスタジアムは現在専用球場である」ということと、「合併球団が大阪府及び兵庫県の両地域を保護地域とすることが認められている」という2点である。 しかしながら、「大阪府・兵庫県の2地域を保護地域とする」というのは異例の事であり、オーナー会議が特例で認めたことなのである。 という事は協約は「必ずしも絶対ではなく」、必要に応じて「運用改変が可能」という事だろう。 だが、「日本プロフェッショナル野球組織」と「選手会」との交渉の中で、漏れ聞こえてくる新規参入の条件については、経営側が早期の新規参入を不可能にする動きばかりをとっている様子ばかりである。 もしも、新規参入を含めた、プロ野球の拡大を目指すならば、経営側は「協約の弾力的運用を行うはず」であり、拡大に対しては協約遵守、縮小に関しては「合併球団への2地域の保護地域」という柔軟さであり、経営側の意図は明白に思える。 私は浦和レッズのサポーターである。今J2では大宮アルディージャも上位につけている。非常に喜ばしいことである。近い将来J1で両者のガチンコ勝負を見てみたい。浦和も大宮も今や「さいたま市」の一部である。サッカーの地域振興を考えたなら、実に喜ばしいことなのだ。しかし野球界は、競技の地域での振興は関心外なのだろう。 プロアマ規定の存在上、プロ野球球団がサッカーのユースチームの様に、傘下のリトルリーグチームを持つことは不可能であろう。しかし野球の普及という形で、特定地域を指導領域という形で独占するなら理解もしよう。しかし新規参入者を拒むために地域独占を手段とする経営陣。野球界全体を見たら、振興のチャンスにも関わらず、私益しか目に入らない指導者を抱えた球界の悲劇。 合併球団は大阪ドームを専用球場と考えるとの報道が以前あったので、神戸から野球の火が消える日も近いだろう。神戸市民の意志に関係なく。。。いや、神戸は大都市なので、その他のレジャーも多いから、オリックスがなくなってもあまり影響はないかもしれない。。。楽天の進出を阻むオリックスへの神戸市民の反応が見物である。 最後に疑問点が1点。「社団法人・日本野球機構」は文部科学省管轄下の社団法人であるが、なぜコミッショナーに法務省官僚の天下りばかり続くのか???。聞く所によると、プロ野球界は経営側組織に「社団法人・日本野球機構」と任意団体の「日本プロフェッショナル野球組織」の2つを置いているという。税務上は社団法人を使うと都合が良く、また監督官庁の介入を防ぐために任意団体の「日本プロフェッショナル野球組織」を使うという形で使い分けていると聞くが本当だろうか???。オーナー会議がやりたい放題なのは、任意団体である「日本プロフェッショナル野球組織」の衣をまとっているからだというが本当なのだろうか???。 どなたか事情をよく知る人に教えていただきたいものです。
2004年09月16日
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自動車不具合についての「国土交通省へのリコール届け出」は前年同期を上回る量、提出されているという。このように書けば、すぐに「三菱自動車問題が原因だな。。。」と思われる人が多いだろう。 その通りなのである。しかしながら、リコール届けでは三菱自動車からの届け出件数が増えただけでなく、トヨタ自動車、日産自動車、本田技研など、同業他社からの届け出件数も増加しているのだ。 これをどの様にとらえるか、が問題である。私見であるが、自動車業界がより厳しく、自社製品を検査、修正することは、消費者である個人にとっては、大変喜ばしい事である。今までより、明らかに高品質の製品が手に入りやすくなるという事であるからだ。 しかしながら、自動車会社は、なぜ昨年以上に厳しく自社製品を見直す事になったのだろうか?。リコールを出すことは、負担する経費の増加を示すわけであり、経営的には大きなダメージを意味するのだ。それなのに昨年以上の増加なのだ。 つまりは、それほどに「三菱ショック」には大きなインパクトがあったのだ。三菱自動車は一連の不祥事により、立ち直れないほどのダメージを受けたのだ。具体的には消費者離れである。企業にとって業績不振は、「経営上の死」を意味するのだ。その実情に恐れをなした他社の指導者達が、その轍を踏まぬように、綱紀引き締めをしたと言えるのだ。 消費者は意識的に、三菱を市場から排除しようとしたわけではない。結果としての、三菱への「市場からの不信任」が、同業他社の経営者を震撼させたのだ。 球界問題も経済問題と捉え、経営陣の経営方針を転換させたいならば、意識するにせよ、しないにせよ、消費者であるファンの動向は非常に重要であろう。消費者は受け身な存在ではなく、資本主義の社会においては消費行動による決定権という、いわば「生殺与奪の権」を握っているのだ。(あっ!誤解しないでくださいね。スポーツは生が一番です。野球も球場での観戦が一番であります。球場に行かない方がいいと言っているつもりは毛頭ありません。念のため。。。ちなみに私は12球団2リーグ支持、親会社から出向の球団幹部更迭派です。) 日本経済同様、球界を取り巻く環境も厳しい状態にある。このような厳しい状況の中で、手段を尽くし、マーケットを拡大し、収益をあげる。これが経営者に科された使命ではないだろうか。しかしながら、現在の球団経営陣からは、そのような発想は感じ取れない。むしろ、今まで形成された先人の遺産を食いつぶすが如き動きである。経営者は社会のリーダーではないのか?。我々は、我々の社会にこのようなリーダーを必要とするのだろうか?。経営者に経営者責任を追及する動きが生じてしかるべきだと考える。もし、子会社たる球団幹部が、親会社の指示から逃れられないとするならば、最も責任が重大なのは、親会社の経営陣と言うことであろう。そう言った意味で、近鉄株主による大阪地裁への合併差し止めの仮処分申請は、経営論的視点に立つと、まさに抗議の王道を踏まえたものと評価する次第である(申請は取りあげられなかったが・・・)。 話題展開。。。 一連のプロ野球問題についてだが、問題の論点は、近鉄・オリックスの合併問題等、パリーグの経営問題が端を発しているのは明らかである。しかしながら、最大の問題はプロアマ問わぬ、野球界全体の構造問題であろう。再三思うのだが、球団経営問題にしても、その実態は明らかではなく、また、一場問題にしても、学生野球憲章違反について、学生野球界幹部は明確な対応すら見せない。つまる所、山積する諸問題についての野球界としての根本改革はプロアマともに行わない硬直した体質であるということではないのだろうか?。 古い話で恐縮であるが、このような話は覚えておいでであろうか?。(脱税事件で処分された選手)D球団W…契約金7500万円 所得隠し3500万円 脱税額2236万円 懲役1年執行猶予2年罰金550万円 D球団K(現G球団)…契約金16000万円 所得隠し6000万円 脱税額2833万円 懲役1年執行猶予2年罰金700万円 B球団H(現D球団)…契約金10000万円 所得隠し4000万円 脱税額1705万円 懲役10月執行猶予2年 罰金450万円 B球団K…契約金7500万円 所得隠し3500万円 脱税額1279万円 懲役10月執行猶予2年罰金350万円 B球団M…契約金7000万円 所得隠し4000万円 脱税額1413万円 懲役10月執行猶予2年罰金350万円 D球団T(現D球団)…契約金7500万円 所得隠し3500万円 脱税額1323万円 懲役10月執行猶予3年罰金400万円 O球団M…契約金12000万円 所得隠し5000万円 脱税額2050万円 懲役1年執行猶予3年罰金500万円 D球団Y…契約金10000万円 所得隠し4000万円 脱税額1474万円 懲役10月執行猶予3年罰金450万円 Y球団K…契約金14000万円 所得隠し3500万円 脱税1248万円 懲役10月執行猶予3年罰金350万円 Y球団M…契約金10000万円 所得隠し3500万円 脱税額1318万円 懲役10月執行猶予3年罰金350万円 ご存じの方は多いと思うが、「名古屋の経営コンサルタント脱税事件」である。1997年に露見したこの事件により、上記10選手の脱税が発覚した。脱税額を見て驚くのだが、最小でも1248万円なのである。ここにあげた選手達は1993・94年入団選手達、そう、つまりは自由選択枠制度以降の選手達なのである。しかも、この問題の深刻な所は、脱税の舞台となったのが、契約金なのである。しかも容疑者には大卒新人、つまり当時22~3歳の選手もいるのである。普通、一般の大卒新人が4年間も露見しない脱税法など法の抜け穴を熟知しているであろうか?。こんな点からもプロアマ球界のダーティーな共犯構造を見いだせてしまうのではないか?。(※中には日の丸つけてオリンピック代表としてアテネに派遣された者もいるが、プロ野球は野球さえ上手ければ全てが許される所なのだろうか?、私は疑問を感じるのだが。。。なりふり構わず、そこまでしても金メダルはとれない・・・また、依然として球界内部での自浄作用は働かず、裏金投手獲得に多くの球団が群がる愚。。。。。) こうした所を考えても、球界の金銭感覚は、社会通念上の感覚と大きく異なる所であり、経営者のみならず、選手も問われるべき面は多い。だが、現在の選手会の主張の中には可能性は非常に低いが、方向性として多くの問題を一掃し、野球界の構造改革に至る道筋を充分に秘めているように思う。 「プロ野球選手はグランドで夢を与える仕事」。良く聞かれる言葉であるが、私は信じない。彼らは彼らの生計を営む為に、名誉と巨額の富を求めて球界に身を投じたというのが正確だろう。彼らの卓越した技術に関しては限りない敬意を表する。だが技量・人格・ファンサービスetc必要とされる数点を兼ね備え、「夢を与える」と口にする資格のある選手は皆無に近いと思っている。でも私は今回の選手会の動きには期待をしている。彼らが労働者としての、自身の雇用確保のための運動で、巨大な経営者と交渉するために、ファンを「単なる手段」として利用していたとしても、結果として野球界が正常(清浄)な形に変わる助けになるのなら、息長く応援していきたいと思っているのだ。
2004年09月14日
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今日も特に何もない普通の一日だった。本当は「充実した1日だったなぁ~!」と言える方がいいのだが・・・。 特別変わったことと言えば、オークションサイトに出した私の商品に入札があり、お買いあげの方の振り込みがあった事だ。売却したのはダブりが出たサッカーフィギュア。定価以下での売却ゆえ、単に資金回収しただけである。 しかし、本当に不思議な世界だ。見も知らない人や手に取ったことのない商品に信頼を置き、売買行為をする。しばらく前までの私ならしなかっただろうと本当に思う。今まで、オークションやトレードで出会った人々は良い人ばかりであった。その幸運に感謝して、これからもそうであることを心から祈る。 今までの傾向として、日記を書いていると、どうしても文章が攻撃的になってくる。自分が普段言えないことが言葉となって紡ぎ出される。あとで読み返して不愉快になるものが多い。他の人にウィットに富んだ心温まる文章を読むと、自分に対する反省と、その筆者へのほのかな尊敬の念が生まれる。自分はちっぽけな正義感を振りかざしてツマラン事をしている卑小な人間だとつくづくイヤになる。 ニュースでハンマー投げのアヌシュ選手が金メダルを返還するという記事が載っていた。室伏選手に代替えメダルが送られた直後のことらしい。ハンガリーのオリンピック協会は、アヌシュ選手に対し、金メダルの返還とDNA検体の提出を求めていた。そのうち金メダルの返還を行うということだろう。しかしながら、金メダルを返還しただけで、この問題は幕引きなのだろうか?。アヌシュ選手はこれからも、「金メダルは剥奪されたが、真のオリンピックチャンピオンは自分」と語り続けるのだろうか?。ハンガリーの国民はそれを信じ続けるのだろうか?。今更という感じであるが、真実が知りたいものだ。
2004年09月13日
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今日はビッグスワンで行われたサッカーJリーグ、アルビレックス対グランパスエイトの試合を見に行ってきました。今日でビッグスワンは2度目です★。ここは新潟亀田ICから近く、駐車場(一般1000円)も広いので比較的車での移動が容易な場所にあります。試合開始時刻は19時、アルビレックスはJ1昇格後、リーグ戦では、まだホームでの勝利がないそうです。今日こそ初勝利?!試合の結果が楽しみです。座席はメインの指定席2層目(前売り2500円)を購入です。 試合開始の1時間ほど前に到着し、駐車場に向かうと、駐車場はだいぶ埋まりつつありました。さすがに人気チームです。人の出足は良いようです。ここのスタジアムは、よそより親子連れが多いような気がします。入場すると、ゴール裏のNスタンド自由席は、オレンジ色のTシャツ、ポロシャツ、レプリカのゲームシャツでいっぱいです。バックスタンドの方は若干空席も見えるような気もしましたが、なかなか埋まっていたような感じです。試合開始後入場者数の発表がありましたが40055人だそうです(最大収容数は約42000人)。恐るべし!アルビサポーター!! でも主催者発表の入場者数とは、どのようなカウントの仕方をしてるのかな?。40055人と言われたときは、それほど多くが入場してるとは思わなかったので・・・。ただ、立錐の余地のない程席が埋まっているゴール裏のサポーター席とその他の席では密度が違うので、平均すると9割方席が埋まっていたと言うことであろうか。。。 試合は、新潟も名古屋も決定機を活かせず、スコアレスドローでした。今回も新潟はホーム初勝利なりませんでした。残念・・・。 スコアレスドローの試合って、若干不完全燃焼を感じます。全くチャンスがなかったわけではないのですが、フィニッシュが枠に飛ばないのには、思わずため息が漏れます。新潟の前線の3人、名古屋の2トップはともに外国人、個人的には日本人のフォワードの登場を期待しているのですがねぇ・・・。 野球場と、ここビッグスワンで決定的に雰囲気が違うのは、売店の雰囲気でしょうか?。ビッグスワンは売店は基本的にテントです。私がよく行く某球場は、プレハブの店舗がしっかりと作りつけられています。飲食品店も豊富で野球場の方が縁日的雰囲気が味わえるので、子供の頃は、球場に行くことだけでも充分楽しかったなぁ~。この競技場は公的機関であるのだから、売店を充実させるわけにもいかないのだろうが・・・。 試合が終わって、駐車場内部が混雑し、道に出るのに30分かかった以外は楽しい観戦でした。
2004年09月12日
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今日は気持ちのいい秋晴れだった。残念ながら、予定もなく、家で過ごした。 とりあえず、午前中スーパーに行った。24時間営業であるが、午前中には「見切り品」として、安くなっているモノが並べられる。また、試食品も展示される。「貧乏」な私は、賞味期限すれすれの食材や、試食品による栄養補給を行っているのである。刺身などは、最近、試食品以外で食べたことなど無い。明治大学の一場投手より、私の方こそ「栄養費」が必要だと声を大にして言いたい。 ズッキーニが1本50円で買えた。ミネスタローネにすることにしよう。ニンニクもトマトも家にあるし、セロリくらい買えば済むだろう。 家に帰り、調理開始!。タマネギ半分をみじん切り、ニンニクもみじん切り、セロリの葉をとり、茎の部分を輪切りにする。パプリカ2個とズッキーニ2個をさいの目切りにする。オリーブオイルを入れた鍋でニンニクとタマネギを炒める。色が変わった所でカットした生ハム、ズッキーニ、パプリカ、ホールトマト1缶を入れ、水を2リットル程入れる。後は適当に煮込むだけ。煮詰まってきたら、塩コショウして、イタリアンパセリやスイートバジルを適量入れれば完成。スープとしても良いし、スープにパスタを入れても、そこそこいける。これで2日は楽しめるだろう。 煮詰めている間、写真を撮った。最近「フィギュア収集」に、はまっている。集めているのはスポーツグッズである。以前購入したサントリーのアテネオリンピックフィギュアの写真を撮ってみた。これが本当に特徴をとらえていて面白い。もともと収集癖はあるのだが、ちょっとしたマイブームである。スポーツ好きの私は、これから、サッカー・野球モノを中心に収集してみようかなと思っている。 そうそう、先日の「牛肉危機一髪事件」で頂いたサービスのステーキ肉であるが、やはり国産和牛ステーキ用ヒレ肉であった。1枚ン千円するそうだ。美味いのもやはり当然であった。人生であと何度あのような肉に出会えることか・・・。 ところで、日米の牛肉輸入再開問題も佳境に入っている。アメリカ側に対し日本側は食用牛の全頭検査を要求していたが、アメリカ側はその必要無しとして反対していた。日本側が妥協する形で、生後20ヶ月以内の食用牛については無検査で輸入する事になる。アメリカ牛が無検査で、国産牛が全頭検査だと、国産牛の安全性が高く、消費者の信用も高くなり、アメリカ牛が売れにくくなるから、アメリカ牛に合わせて、国産牛の検査も20ヶ月以上の肉牛のみにするらしい(私の憶測です)。消費者の安全より、アメリカの言い分を優先するのか。。。また、沖縄で米軍のヘリコプターが墜落したとき、沖縄県警は現場検証をすることも出来なかったが、それに対して日本政府は迅速な抗議もしなかった。。。 なんか変だよね。ホント。でも問題は政府だけではない。人々はホントに無関心なのだ。 もしも、国民が本気で怒ったならば、日本政府の役人も「日本の国民が怒ってるから、なんとかしてよアメリカさん!」って言えるのだ。でも、日本の国民は無関心なので、アメリカに対し、日本の役人が文句を言いにくい状況にあるのだ。よく考えると、国民の無関心が、結局、自分たちの生活をおびやかすことになっているのだ。 今回のプロ野球の問題にせよ。あまりに人々は無関心な気がするんだよね。スポーツの問題だけでなく、色々な問題について、自らの立場に即した思考が必要に思えるのだが、どうも、我が国民性はそこまでの成熟を見せていないように思える。私は中国に於ける先のアジアカップサッカーの時、正直な所、中国サポーターの動きに非常に腹がたった。しかし、彼らの方がもしかしたら、「市民」としての成熟度は高いのかもしれないと思ってしまった。少なくとも「コミュニティー(社会)への参加意識」(権利要求の意識)は日本より格段に高く、政権はそのような国民の動きをしたたかにも、外交カードの1枚に使っているようにも見えるのだ。 ぅ~ん。。。ちょっとまた変な方向に話がすすみそう・・・。もっとお気楽楽しい話がしたいのに・・・。まぁ仕方がない。明日はビッグスワンでアルビ戦。楽しく過ごせば、楽しい日記が書けるに違いない・・・かも・・・。
2004年09月11日
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意外にもストは回避された。スト実施の期限であった午後5時の40分前、4時20分に、日本プロ野球組織側と選手会側が一応の合意をみたのである。以下合意事項は次の通りである。 1.NPB(日本プロ野球組織)は、「近鉄、オリックスの球団統合の実施時期を1年間延期する」との選手会の申し入れに対して、交流試合の導入を踏まえた来季の影響など諸問題について具体的分析を行った上で速やかに回答する。 2.NPBは現行野球協約の加盟料・参加料を撤廃し、預かり保証金制度を導入するなど新規参入への環境を整え、新規参入球団の加盟の促進を積極的に検討する。 3.新たな球団削減があるかもしれないとのファンの不安を払しょくするため、NPBは、来季(2005年シーズン)はセ・リーグ6球団以上、パ・リーグ5球団以上とすることを確約する。 4.NPBは、第1項の回答および第2項の検討、その他選手会の要求事項の検討に時間を要するため、選手会と引き続き協議・交渉を行うこととし、選手会は9月6日に予告したストライキ日程のうち、9月11日(土)、12日(日)のストライキは実施しない。 5.NPBは、選手会との間で、プロ野球構造改革協議会(仮称)を設け、1年間をかけて、ドラフト改革、選手の年俸のあり方などについて徹底的に協議する。 6.選手会は、9月17日の午後5時までに、上記協議が調った場合、9月18日(土)以降、9月6日に予告したストライキを行わない。 正直言って、私はプロ野球組織側が、「真摯な対応をとるとは思わない」。1.の来期の交流試合を含めた分析といっても、球団収支が公開されていない以上、回答は「オーナー側に都合の良い」一方的な試算しか提出されないだろう。しかも13日の月曜日には、オリックスと近鉄が、合併後の新球団の監督、スタッフ、25人のプロテクト枠など編成面についての話し合いを開始する予定なのである。会見で、古田会長は「大阪にバッファローズが残る可能性がある」といっていたが、経営側は残そうなどとは、全く思っていない事は明らかである。いずれにせよ、オーナー側の回答は期限ぎりぎりの17日午後5時直前になされるだろう。それに対し選手会側が、「反駁する時間はない」だろう。選手会側は細部まで検討できずに、ストをするか、しないかの判断に迫られるに違いない。 2.3.についてだが、現行の加盟料60億円、参加料30億円の撤廃は、新規加盟の参入障壁を下げたという所では意味があろう。しかし「ライブドアベースボール」が設立され、要件を満たしたとして、参入を許可するだろうか?。私が思うに、オーナー側の目的は、「球団数削減によるジャイアンツ戦の利権の分配」なのである。「新規参入があることが、既存の球団に不利益」を生み出す以上、新規参入は容易には認められまい。結局、「見せかけだけの形式」をつくるだけなのだ。新規参入要件に「球団消滅の際の継承企業の公募」を含まなければ、近い将来の球団削減は防げないだろう。しかも会見の冒頭に「暫定的に以下の合意を見た」といっていたので、状況の変化があれば、合意の内容も変化するという意味なのではないか?。私はダイエー問題についても、手をこまぬけば、オーナー側に丸め込まれると思う。信頼に値すべきでない相手を信じてはいけないのだ。「信じていたのに裏切られた」という言葉は世間の至る所で聞く言葉だが、信じてはいけない相手を信じる者は「単なるお人好しに過ぎない」のだ。 5.については、こんな当たり前の事が、今まで出来なかったことに、激しい怒りと失望を感じ得ない。正直な所、プロから流れ出す「裏金」が、高校野球の有力選手、大学野球関係者など、アマの至る所へと流出してるのだ。「社会人野球や大学野球、高校野球は純粋だ」という人がいるが、正直な所、「金まみれ」というのが現実なのだ。プロ側のドラフト・FAを改革して、ブラックマネーの解消に努めれば、アマの金銭問題の多くは解決するのだ。このように、金銭問題が議題にあがっている所で、阪神があの「裏金一場投手」の獲得に乗り出したのは、非常に不快である。結局の所、無反省な行為であると思う。どの球団も獲得を断念すべきだ。 日本プロ野球組織側と選手会の記者会見が終わった後、笑顔で古田選手会長に握手を求めたロッテの○戸山球団代表の「欺瞞的笑顔」を私は忘れない。私は、ロッテファンの球場での応援はリスペクトに値すると思う。12球団で一番熱いのではないかと思う。レフトスタンドの彼らを見ると、その輪の中に入ってみたくさえなる。しかし、瀬○山の得意そうな笑顔を見ると、ロッテという会社は、骨の髄まで腐っていそうだ。私は金輪際、ロッテ製品を食さないことを決意した。 最後になるが、この一連の事件での新聞・TV報道には心底失望した。日テレはジャイアンツ、フジTVはヤクルト、TBSは横浜、中日新聞社はドラゴンズとメディアはセリーグ球団の親会社である。簡単に言えば「オーナー側」なのだ。まぁ、記者も人の子、経営側に都合の悪い論調は期待できないであろうが。 野球について書いていくと、怒りがこみ上げてくる。近鉄、ロッテ、オリックス、言うまでもなく読売グループ。私はホントに許せない。私の会社でも、近畿日本ツーリストの社内営業は禁止しよう。ロッテ製品の購入は控えさせよう。オリックスからはリース契約はしない。個人的な部分での「1人不買運動」で満足しようと思っていたが、会社でもやろうと思う。健全な野球界を目指して。。。
2004年09月10日
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仕事が終わり、ネットを検索。本日・明日と行われる日本プロ野球組織と選手会との協議交渉委員会のニュースを見る。想像通り、両者の歩み寄りは見られない。 個人的な見解であるが、機構側・経営側の主張は当を得ない。「文化としてのプロ野球」の将来を考えると選手会側の主張の方が妥当であろう。昨日のオーナー会議の折り、読売の滝鼻新オーナーが、「当面はセリーグ6球団、パリーグ5球団による2リーグ制」と言っていたが、あくまで「当面」であり、ダイエー問題いかんによっては、再びパリーグの再編問題をするぞ、と言っていることは明白である。 しかし、プロ野球は「ビジネス」なのだ。対費用効果があがらなければ、存続できないのは当然である。だから収益構造を改善させるような、新しいビジネスモデルや、将来の野球振興につながる施策が必要なのである。12球団は、それ相応の「歴史」や「ファンの人々の思い」を持っている。安易に扱うことは許されまい。ファンの方から、この度の合併に関しての、反対の声があがるのは、当然のことである。 私は年に10数回は球場に行く。ほとんどがパリーグである。球場周辺では、ファンの人による合併反対署名が行われていた。 その気持ち、行動は非常に尊い。自分の愛するもののため、労力を惜しまない行為に頭が下がる。当然署名はさせていただいた。しかし、その上で言うのが、署名は意味があるのだろうか?。 聞く所によると120万を超える署名が集まったという。その署名は機構側に提出された。その上での「合併承認」なのである。署名は「これだけの反対が集まっていますよ」という「ポーズ」にはなったかもしれない。しかしながら、そんなものは機構側・オーナーにとっては何の意味もないのだ。「大衆」がしばらく騒いでいるがそのうち静かになるだろ、その程度ではないのか?。ファンの視線を常に感じている経営者ならば、初めからこのような問題は起こらないだろう。 ファンは球団存続を願う。オーナー側はその声に対して真摯な対応を示さない。 疑問なのだが、ファンはなぜ、オリックス、近鉄の球団首脳や、問題ありと考えられるオーナー達の「退陣」を要求しないのか?。 問題は、選手・ファンとの対話を行おうとしない、経営者の傲慢さにある。 しかし、「機構・経営者側に署名を提出」するというのは、「ファン・選手会側」に向き合おうとしない「経営者」に「お願い」をしているにすぎないのではないか?。決して話し合おうとしない相手に対して・・・ 署名だけで有効な対処法なのだろうか?。 お願いした→聞いてもらえなかった→諦めた、この循環をするだけではないのか?。 有効な方法が他にあるのではないか?。 ファンはホントに自らの希望を追求するつもりがあるのか、少し疑問に思う今日この頃であった。
2004年09月09日
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本日、オーナー会議があった。近鉄とオリックスの合併が発表され、噂されていた西武・ロッテ、もしくはダイエー・ロッテといった、もう一組の合併は「今のところ」なしという事であった。しかしながらダイエー本体の経営再建問題いかんによっては、再び再燃することになろう。 もう野球ネタは本当に書くまいと思ったのだが、やはり気になってしまう。やはり野球が好きなのだ。 結局、近鉄とオリックスの合併は白紙に戻すことは出来なかった。いや、これからの選手・ファンの声により、最後の最後まで、諦めずに、要求していくしかないだろう。しかし両社とも、もう、これ以上の赤字を許容できないと言うことは明白だ。同様に、パリーグ各球団は、球団親会社からの「損失補填」が限界に達しており、今後この手の問題は続いていくであろう。 問題の根本的解決を、常に常に望んでいかねばならない。 あきらめてしまったり、無関心をよそおえば、自分たちの望みをかなえることは出来ない。 機構側、オーナー側には、選手は勿論、ファンなど視野には入っていないのだ。 「どうせ、今は騒いでも、時間がたてば、ケロッと忘れて、球場に来るさ!」。そう思ってるに違いない。だからオーナー側の本音は、「今のところ」「近鉄・オリックスの合併」だけで、「大衆に譲歩してやる」って所だろう・・・。次の波は必ず、近い内にやってくる。 われわれ、野球を愛するものは、どうすべきなのか?。野球を「国民的娯楽」として、「スポーツの尊厳も、スポーツビジネスも知らない、素人経営者」からどのようにしたら取り戻すことが出来るのであろうか?。現在のジャイアンツの1極集中ではなく、ジャイアンツ戦にこだわらない安定した経営の方策を急速に立ち上げるしかあるまい。球団親会社からの補填という現在の形は不可能だ。経営を透明にし、選手年俸など経費を削減し、地域密着型のマーケットの拡大を考える他はあるまい。 野球界というのは、非常にダーティーな団体なのだ。プロだけでなく、社会人、大学、高校etc構造的な問題が山積である。少なくとも、プロ野球各球団の経営の透明化、そこからスタートし、球団内部の金銭的な問題を解消していけば、プロからアマへの利益供与(裏金)の問題など、不正の温床や球団経営を揺るがす支出は、幾分解消されていく方向になろう。私がライブドアに望む所はここなのだ。「球団ビジネスの経験がない」ことが大事なのだ。なぜなら「野球界の常識は世間の非常識」だからだ。どこか様々な会計基準をクリアして、証券市場に上場するような球団があって欲しい。 1年、2年で潰れてもいい。ライブドアが野球界に参入し、「野球ビジネスの実態」を世間にさらす事が大事ではないか。その実態が明るみに出ることによって、「FAやドラフトの暗部」の解消にも向かうのではないか。 ファンの要望に耳を傾けることのできない経営側に、ファンを無視できない事を知らせるには、やはり「不買運動」が必要であろう。読売新聞、近畿日本鉄道、近畿日本ツーリスト、近鉄百貨店、近鉄スーパーetc、球界再編がらみの会社の業績がさがり、原因がプロ野球再編問題とわかれば、経営者達の対応が変わるだろう。 もともと、プロ野球の再編問題は、パリーグ各球団の経営問題という経済問題なのである。 ファンを無視することは、本業の経営にも影響するという事がわかれば、間違いなく経営者の考え方は変わる。 消費者としてのファンの力を今こそ見せるべきであろう。
2004年09月08日
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今日、職場にて外を眺めると、急激に黒雲が近づいてくるのがわかった。そして突然の豪雨!!!。台風関係の雨か?。明晩、この地に台風18号が最接近するらしい。といっても、天気予報では、日中は晴れると言っていた。 昨年、この地に来たとき、気候の良いのは5月くらいまで、と言われた。春先は爽やかだが、夏は暑くて湿度が高く、秋は長雨が続き、気が付けば豪雪の冬になっているとのこと。このあたりの年間降水量を確認すると、年3000ミリを超えている。日本の平均は1500ミリ前後であるので、およそ2倍である。年3000ミリと言えば、熱帯雨林と同レベルだ。勿論、当地は冬の降雪が多いのだが・・・。 しかし、一番驚いたのは「カラス」である。とにかく多い!!!私の家から最寄りのスーパーまで、直線でおよそ2キロである。道に沿った電線に30センチおき位にぎっしりとカラスが留まっていた。1メートルに3羽と考えても6000羽!!!!!。ウソかと思われるかもしれないが、本当にいるのである。研究者の話だと、この界隈で数万羽の規模であるという。 私の住んでいる集合住宅の屋上は、「人間禁制」である。ここは既にカラスの「ねぐら」と化している。朝晩、私が屋上を見上げると、「カァカァカァ!!!(なんじゃい!われぇ!どこ見てんねん!)」という感じでカラスが見下ろしてくるのである。思わず目をそらす私・・・。 だが一番困るのは、カラスによる爆撃である。夕方、ねぐらに帰る彼らの編隊が、地上に対して爆撃を加えるのである。この時間帯は晴天でも傘を差して歩きたい気分である。付近の道路には、爆弾の破裂した無数の白い跡。駐車場には無数の「弾痕」を受けた私の車。。。。。 「Oh~~~~~・・・」。かなすぃ(T_T)。しかし駐車場に並ぶ爆撃を受けた車を見ると、一定の基準があるように思える。被害を受けた車の色が濃紺とか、黒とか、ブルーなどの色が多いようなのだ。これは一体どういう事なのだろうか?。 人間のトイレも、水色とかベージュ色とか、あるいは薄黄緑とか、比較的冷色に近い色や淡い色が好まれる。もし、トイレが金色に輝いていたり、真っ赤っかの原色だったり、あるいは、全面鏡張り+係員付きのドーピング検査場であったら、出るものも引っ込んでしまうだろう。ブルー系の色はカラスにとっても便意を催す、リラックスできる色なのであろうか?。 でも、これって何かの番組でやってたような気もするなぁ。。。※追記 食物連鎖などにより、自然界の生態系はバランスをとった形で保たれている。しかし、地域によっては、特定の動物の増加によって生態系が崩れ、なかには人間の生活にも大きな影響を及ぼすものもある(神社の鳩の糞害、神戸のイノシシ、日光の猿etc)。よく自然動物を「かわいいぃ~!」などといって餌付けをする人がいるが、自然界に於ける人間の餌付け行為は生態系を乱す行為であり、ひいては人間生活へ大きな影響を及ぼす遠因になるので厳に慎むべきであるのだ。私の住む町のカラスの異常増加も、人間の出す生ゴミの問題が大きく関わっている。
2004年09月06日
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旅行や趣味について語っていこうと思った日記だが、『球界再編問題』『オリンピック』とスポーツイベント(?)盛りだくさんで、ついつい熱くなってしまった。しかし、野球に関しては冷めてきた部分もあり、ここらで一区切りとしようと思っている。 球界再編問題に関して、選手会の合併差し止めの申し立てを東京地裁が、また、株主による合併差し止めの仮処分申請も大阪地裁によって、却下された。どちらも即時抗告する形で、法定での争いも続くようだが、司法の判断は経営側に偏していたということだった。 ここまでの、様々な人の意見や、報道を聞いて「野球界全般」は「腐敗している」と感じている。プロアマ問わず(不快に思う方ごめんなさいm(_ _)m)。 ところでJリーグの球団において、経営難になったチームに対し、行政の側が比較的協力的であったようだが、プロ野球の合併問題については、行政は「球団存続のお願い」くらいはするが、それ以上の関与姿勢は示さない。 この差はどこにあるのか?。 はっきり言おう。残念なことに「プロ野球は企業スポーツ」なのだ。断じて「市民スポーツ」ではないのだ。「一企業の営利」を「最優先する業界」に「税金の投入」はできないのだ(公的資金の注入はできるかもしれないが 笑) サッカーと野球の比較をするのは、適切でないかもしれない。しかし、様々な部分でサッカーには優れた部分があるのに、野球界は改善の努力を示さない。 例えば、「トレセン」のシステムである。地域に優れた資質を持つ選手がいた場合、県のトレセンに推薦する。そこには、県内の有力選手が集う。そこでまた資質が認められると、東日本のトレセン、そこで資質が認められると、年代別の日本代表へと。。。このように、所属チームが違ったとしても、資質のあるものは最終的には世代世代の「日本代表」へと吸い上げられていくのだ。コーチのライセンスも一元化されており、国内どこにいても、ほぼ一貫した選手育成がされると考えていい。その頂点にJリーグが存在し、Jリーグは「Jリーグ100年構想」などで、「全国の学校の校庭を芝生に」などと、市民還元の形式をとっている。だからJリーグの理念には行政側も関与しやすく、地域住民の支持も得やすいのだ。 それに比べ、野球界はどうだ!!!。 かつて、長嶋茂雄が、息子の一茂に、野球を教えられないという珍事があった。野球界では、プロのアマへの、接触が厳しく、制限されているからだ。理由はなぜか?。かつて、プロ側が、社会人チームの有力選手を、チームや会社に無断で引き抜きにかかった事があったのだ。反発した社会人側アマ側に対し、プロ側との妥協点として「プロアマ規定」が出来たのだ。しかしながら、昨今の状況を見るにつけ、やはり野球界はおかしいと思う。このような経緯もあり「学生野球憲章」では、プロ側が明治大学の一場選手への裏金の様なことは禁止されているのにもかかわらず、「学生野球連盟」「東京六大学野球連盟」も事故再発を防ごうという「明確な姿勢」を見せない。それはそうだろう。規則では禁じられているが、裏金問題は現実であり、裏金問題を調査すると多くの関係者の名前が挙がってきてしまうからだ。また、裏金がなくなると、アマ関係者にとっても既得権益が損なわれるからだ。ダーティなのはプロだけではないのだ。 そんなプロ球界・大学・社会人・高校etc各団体が既得権を争っている状態の仲で、選手という「資源」を「ナショナルチーム」といった公的な所に建設していくことが出来るはずがないのだ。 よくオリンピックのチーム編成で、24名の選手の枠が「投手11名、野手13名」のいびつな形になっていたから、代打要員がいなくて、オリンピック敗戦の一因になったとの話を聞く。理由は簡単である。全てのチームから「投手1名、野手1名」を出すことにより、バランスをとったのだ。ペナントレースを中断していないので、1チームからたくさん、あるいは決まったポジションの選手ばかり、代表に出すと、オリンピック期間中のチームの戦力低下になるからだ。 つまり、プロ野球界は真剣にオリンピックに協力していないのだ。日本野球のオリンピック敗戦の原因はプロ野球界の現状なのだ。現在の、再編の問題と本質的には同一なのだ。 私は巨人が勝とうと、中日が勝とうと、どこが勝ってもあまり興味はないのだが、巨人のやり方は、「焼き畑農業」似ているような気がする。密林に火をかけて、木が燃えた灰を肥料に農業をする。土の養分が失われると、新しい密林に火をかける。そして残るのは草も生えない不毛の大地。 ジャイアンツは野球界において、こうした事を繰り返しているように思える。しかも、不思議に思うのは、それにも関わらず、その動きを支持するファンが依然多いことである。 むしろ、読売グループには、短期的な利潤追求ではなく、壮大な公益を目指す構想を作り、その公益に沿う形で、グループ各社や、巨人軍の利潤を追求してもらいたいと考える。あらゆる点において、読売グループにはそれを可能とする能力があるのだから。
2004年09月05日
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昨日、スーパーの店員が持ってきてくれた肉をステーキにすることにした。まず、パックを開けてニオイを確認。今日のは、やはり大丈夫!!! 肉を室温に戻し、キッチンペーパーで水分をとる。そして肉の表と裏に塩コショウする。 肉に塩コショウがなじむまでに、付け合わせの野菜を用意。ニンジンとブロッコリーとミニトマト。 ステーキバンで肉を焼く。加熱温度は180℃が適切と言うが、まぁ、あまりこだわることもないだろう。初め強火で肉の表裏側面を焼き、そのあと中火でゆっくりと焼く。その時オリーブオイルを適量使用。焼き上がったら、油を捨て、バターで風味つけ。仕上がりに赤ワインを垂らし、残り油を燃やして飛ばすところだが、以前火災報知器が鳴って大騒ぎになったので、それだけは止めた(笑)。 肉は軟らかく美味しかった。恐らく越後牛だろう。ワインはブルゴーニュの赤、と言いたい所だが、当地の岩の原ワインにすることにした。岩の原は日本でも最古のクラスに属するワイナリーである。ワイン貯蔵庫は指定文化財である(シドニーオリンピックに出場した萩原智子の父はここの社長である)。 極楽極楽♪。 ところで昨日のスーパーだが、店員の雰囲気は非常によい。その中に、素敵な女性店員がいる♪♪♪。以前はレジに立つことも多かったが、最近はサービスカウンターにいる事が多いのだ。スーパーはパートの人が多いと思うので、彼女は店内配置が変わったから、もしかして社員なのかな?(別に私には関係ないが・・・)。 お腹いっぱいになったら眠くなった。少し寝ることにしよう。。。
2004年09月04日
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私は時間のあるときは自炊を心掛けている。今日のメニューはビーフシチュー。時間をかけてとろとろに煮込んだ牛肉はとても美味しいのだ♪ スーパーで買った牛肉のパックをあけると「ぐぅぇ~…」な香りが・・・どう考えてもやばいニオイだ。。。すぐさま表示を見ると賞味期限は切れていない。 ???。私の鼻が悪いのか?。しかし、この肉で仮にシチューを作っても、食べ物に敏感な私は「げぇ~・・」に違いない。捨てようかと思ったが、一応、買ったスーパーに電話してみた。私 「すいません。○○スーパーさんですか?。おたくで買った牛肉なんですが、ちょっとやばそうなんですが、どうしたら良いでしょうか?。」店員 「本当ですか?!。すぐお宅に伺います!。」 家に来るって?。本当か?。ちょっとびっくり。。。 20分くらい後にスーパーの精肉部門の人が来た。私 「この牛肉と一緒に買った豚肉はOKなんですけど、この牛肉やばくないですか?。」店員 「はっきりいってやばいです(断言)。大変失礼いたしました。」 その店員の言うのには、精肉部門では、一応検品をしているが、年に何点か、こういうケースはあるという。パッケージを見て、納入業者を特定し対応していくといって、調査票に記入して帰っていった。 私の手許には、霜降りのステーキ肉が残されていった。。。ぅ~む。ビーフシチューが和牛ステーキになった。。。明日、ランチはステーキ皿出して、ステーキにしよう♪(まさかこの肉がゲェ~って事はあるまい。。。) ところで思うのだが、今、米国産の牛肉は禁輸中である。私はトレサビリティー推進派なのだが、買った製品について、不都合があった場合、製造元までたどることによって、食の安全性について確認できるのは非常によいことであると思う。BSE問題で特に牛肉に対して「安全性」が問われているが、米国産牛肉の全頭検査は、アメリカ側の猛反対によって、日本側も譲歩して実現しないだろう。 まぁ、そうなったら、外国産国産問わず、牛肉を食べないだけの事ですが。。。
2004年09月03日
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今日仕事帰りにスーパーマーケットに行った。私の住む町は地方都市であるが、なぜか24時間営業のスーパーがいくつかあるのだ。 何ヶ月か前に開業したN岡市に本社のあるH信スーパーは、私の家からも近いし、駐車場も広いので、よく行っている。不思議なことに、そこでは買ったものをレジ袋に入れてくれるサービスをしている。 一昨日の私の日記に、私は「マイバッグ派」であると書いた。私はレジ袋持参するので、買ったものをレジ店員が、袋詰めにしてくれなくていいのだ。それよりも「待ってるのだから早くしてくれよ~」って気分になるのだ。H信の社長曰く「コンビニエンスストアは買った商品を袋に入れて渡してくれる。だからスーパーもお客様に対する付加価値としてしてやるのだ」という事らしい。 私はちょっと違うだろ、と思っている。コンビニは客の購入品数が少ない。だから店員は商品を袋に入れても時間がかからない。しかし、スーパーは20点近く購入するお客もいるのだ。そんな所で袋詰めサービスを行ったら、レジは長蛇の列になるに決まっている。 そんな中でトラブルは起こった。生花コーナー近くのレジに一人の老人がいた。鉢植えの花を指さし、「この花をくれ!」と言っていた。レジのおばちゃんはレジ打ちに一生懸命。レジ打ちした商品をレジ袋に詰めなきゃならないので、時間がかかる。ジリジリと過ぎる時間。ぶち切れる老人・・・。 Ah~No~・・・って感じでしたぞ。言うわ、言うわ、怒りの言葉。レジ打ちのおばちゃん可哀想だったね。就業規則通りに働いて、客に文句言われるのだから。。。 老人が帰った後、思わずおばちゃんに「大変でしたね。大丈夫ですか?」って声かけてしまいました。あまりにも可哀想すぎて・・・ 社長も考えた方がいいよね。「袋詰めサービス」なんて自己満足だよ。それより、レジの待ち時間を短くすることを考えた方がいいのでは?。「袋詰めお願いします」って声かけてきたお客さんにだけサービスすればいいことで、全べての客にすることではないと思うのだけど・・・
2004年09月02日
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