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学生の頃大好きな渋谷の街で遊んで帰る時、お互いの電車のホームは別々になる。
内回りと外回り。
いつも決まってお互いのホームが一番近ずいていて、人の少ないフェンスの所でどちらかの電車が来るまで見送るのが自然な行動だった。
お互いのホームにはいつも人が沢山いて、声を出して話はできないけど、表情や唇の動きで気持ちを伝えあっていた。
久しぶりに通った彼女との特別ないつものホームのいつもの場所。
変わった事は向かいのホームに笑顔で見送ってくれる彼女はもう見れないという事。
最後にホームで別れてから何年経つのかもうわからないけど、今でも寂しそうに電車を待つ彼女の姿が消える事がない。
happy day 22.