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聞き手:和田あき女流二段
藤井NHK杯は前年度優勝者の為シード。10年連続本選出場です。
勝又七段は一回戦で木村九段を退け2回戦進出。
本局が初手合いだそうです。
<対局前インタビュー>
藤井:「勝又七段は序盤の最新型に精通されていて、また文筆活動にも
精力的にとり組まれている印象があります」
「初対戦という事で集中して対局に臨みたいと思います」
勝又:「ものすごく緊張しております、今まで一番勉強してたような
指してきた将棋になればいいなと…一生懸命頑張ります」
木村:「勝又七段が先手で、最新型で挑むのか作戦の見どころの一つ…
ひょっとしたら力戦なのか」
先手の勝又七段は着手前に深い息を。
序盤は先手角換わり…それを後手4四歩で躱した雁木模様へ。
和田:「△4一玉をみて(先手は)手を止めていますね」
木村:「先手は棒銀か斜め棒銀のような感じに持っていって3五歩から
仕掛けることになります」
昭和や平成では雁木はあまり見られなかったけれども令和になって主流に
なってきているそうです。
矢倉は一世風靡しましたがAI全盛の現在だと先手でも49%という数字に
出ているので指されなくなってきたとの事。
対局前も藤井NHK杯は詰将棋を解いていたらしいです。
▲9七角打から後手は千日手でもOK的な流れ。
先手が打開しないといけないようです。
木村:「徹夜OK、勝又七段はどうするのかな?…展開に驚いてしまいますね」
「これはもう一局ということです」
和田:「(▲6四角)打開しました」
木村:「(打開は)得策ではないと(AIに)見られてましたが踏み込みましたね」
「相手は藤井聡太さんですからね…プレッシャーがかかるでしょう」
勝又七段が上着を脱がれました。
△9五竜→▲9一角成→△4五歩→▲3七銀→△8七歩→▲9七銀→△3九角
→▲3八飛→△6六角成→▲6六同金→△8八銀
和田:「△8八銀で前傾姿勢に」
そこからも色々ございましたが110で後手勝利。
和田:「一局をふりかえっていかがでしたか?」
木村:「千日手になるのかなと思ってましたけど勝又七段、打開しましたね」
「結局の所、それが竜を作られて苦戦を強いられる原因になったのかなと」
<対局後インタビュー>
~一局をふりかえって~
藤井:「矢倉vs雁木からこちらが攻めていく展開になったんですけれど
…駒損の状況が続いていたので攻めがうまく繋げられるかどうか
際どいかなと思ってやっていました」
~指しやすさを感じたのはどの辺り~
藤井:「△8七歩成と、と金を作った辺りで攻めが繋がる形に」
~△6五歩から戦いが始まりましたが形勢はどのように~
勝又:「昔、研究してた形で6四歩が効かないとは思ってなかったので
別の攻め方してくると思っていまして、そもそも局面認識が甘かったです」
~一局全体を振り返って~
勝又:「完敗です、8八銀をうっかりしてるようでは。せっかくの対戦
だったんですけれど、ちょっと残念です」
感想戦は初手から。
盤側は木村九段ですから、いっぱいお話して下さって楽しかったですね。
勝又七段は「まさか対戦するとは夢にも思ってなかったので」と
おっしゃっておられました。
当たるのも大変(6棋戦はタイトル挑戦しないとアカンし…)
勝又:「…千日手にするしかなかった気がしますね」
木村:「千日手は考えれらなかったですか?」
以前NHK杯で伊藤匠二冠に当たった時、千日手になってちょっと…と思ってはった
みたいですね。
勝又:「ただ、始まってすぐの千日手というのも」
▲7三角成が良さそう?な感触でしたが、難しい?
分かれを丁寧にやってくださって興味深かったです。
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