深秘の華苑
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さて。退職迄残り数日となった訳ですが。抑々女と云うものは厄介なもので、一般社会においては、結婚したら大概相手の居住区に移るものでしょ?的な意見が多く、なかなか旦那(予定)を自らの居住区に引っ張り込む事は難しい。あたしの同僚のうち、旦那と嫁の居住区が掛け離れている場合、殆ど全て嫁が旦那の居住区へと移っていった。自分はと云えば、其の圧倒的多数に与する事となり、今の職場を捨てて旦那の居住区へと移る。居住区が近い旦那を選べば良かったやん、と云われれば其の通りで週末婚もアリやん、と云われれば其の通りだけど。結論から申せば、あたしは居住区が離れた旦那を選び週末婚は選ばず、また転居後の職も定める事無く従って今迄のキャリアは捨てる事を選んだ。前の結婚の時からは想定できない位、あっさりと其れらを決められた。前は、何だかんだ云って自分のキャリアを磨く事を諦められなかった。今は、自分の事よりも旦那にガツガツ研究して欲しいと思うしそうできる環境を提供したいと切に願うし子供も欲しいし(此れは、年齢的な物があるからASAPな訳だけど)自分は今後、生活の糧の為として働くのだろうけど自分のキャリアは追求しないと思う。前回の結婚の時よりはキャリアを積んでいるようで、某転職サイトからプライベートなオファーを頂くどころか個人的に直接お誘いを頂く位になって、嗚呼アタイも随分偉くなったもんだ、と感心しきりだけれど先ずは旦那のフォローと、家族を増やす事に注力したいと思っている。其れが最大の野望。其処に考えが定まったのは、長年の社会人生活に疲弊したが故かもしれない。旦那を逃げの口実にしているのかもしれない。でも、旦那を第一にしたいのは本当だし、彼は其れに見合う人とも思っている。彼が望むのであれば、彼に何処まででも付いていきたい(決して彼はあたしのキャリア研鑽を否定はしない)。最初の結婚の頃、あたしが此の心境に達していたら離婚はしなかったのかな。元旦那も、あたしに苛立つ事もなかったのかな。と思わないでもないけど、まあ。過ぎた事だし。今更仮定の話をしても仕方ないし。あの頃があって今が在る、と云うと元旦那に申し訳ないけれど今は、旦那が研究者として大成してくれることが自分の人生の望み。
2011.01.17
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