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開催日:2026.6.27(土) 14:00開演場所 :真田中央公民館 大ホールサントミューゼのアーティスト・イン・レジデンス 地域ふれあいコンサートVol.107 五十嵐薫子ピアノ・コンサートin 真田地域へ行ってきました。プログラム1.J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第1番 ハ長調BWV8462.F.ショパン:夜想曲(ノクターン) 第2番 変ホ長調 作品9-23.F.ショパン:スケルツォ 第2番 変ロ短調 作品314.F.ショパン:バラード 第1番 ト短調 作品235.F.リスト:パガニーニによる大練習曲 第3番《ラ・カンパネラ》6.F.リスト:《ドン・ジョヴァンニ》の回想 S.418アンコール7.W.A.モーツァルト:トルコ行進曲レポート平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第1番 ハ長調BWV8461722年に作られた楽曲で、ハ長調のプレリュード(前奏曲)とフーガからなる「ピアノの旧約聖書」と称される全48曲の冒頭を飾る、純粋で美しい響きが特徴の非常に有名な楽曲になりますが、この曲をオープニングで演奏するスタイルは金子三勇士氏を彷彿させるところで、五十嵐氏が原点をとても大切にしている演奏家ということを感じました。夜想曲(ノクターン) 第2番 変ホ長調 作品9-2五十嵐氏が大好きな曲との紹介がありましたが、昨年12月のコンサートで髙橋多佳子氏が観客のリクエストを受けてサプライズで演奏したことを想い出し、五十嵐氏の演奏を聴きながら演奏家も聴き手も好きな曲というイメージが湧いてきました。改めて感じるのは、ショパンの楽曲の魅力。いわゆるテイストは、ピアノでしか表現できないところがあるのかもしれず、ピアノ以外の演奏家からすればじつに羨ましく感じるところがあるかもしれないと思いました。スケルツォ 第2番 変ロ短調 作品31五十嵐氏よりショパンの曲を演奏する時は雨が降ることが多い…特にこれから演奏する2曲では!というお話がありましたが、まさに今日は梅雨真っただ中…。でもショパンの曲は雨こそがよく似合うからこそなのかなという感覚がありました。少し横道に逸れますが数年前にサントミューゼでショパン・ザ・シリーズというショパンのことをとことん勉強しようという高橋多佳子氏を講師に招いての企画がありましたが、私の中ではその時の知識がショパンの音楽の基礎になっており、そういえばこのスケルツォの第2番のあたかも呪文のような出だしがとても懐かしく感じられ、続く調べをじっくりと楽しませていただきました。バラード 第1番 ト短調 作品23五十嵐氏よりショパンでは最も有名な曲ということで紹介がありましたが、私自身がショパンの楽曲の中で一番好きな曲ということで、曲の中でも一特に好きなのが中間部の弱奏部で、この展開にはいつもショパンのテイストのお洒落さを感じずにはいられないところです。そして有名な曲だけに、これまでいろいろなピアニストの演奏を聴く機会がありましたが、ある意味課題曲的な聴き比べの楽しみも出て来て、演奏するピアニストの個性を感じることができるところも素敵だなと思いました。パガニーニによる大練習曲 第3番《ラ・カンパネラ》ここからはリストによる楽曲になりますが、五十嵐氏よりピアノ・リサイタルを始めたのはリストであるとの紹介がありました。今日ではピアノ・リサイタルは音楽コンサートでは最もメジャーな形態として定着しており、実際サントミューゼのレジデントアーティストでは少なくとも2人以上のピアニストが登場している訳で、そんなリストの代表作であるラ・カンパネラは、特に超高音。鍵盤の端っこに近い音を多用する印象が強いですが、五十嵐氏はその端っこの音が好きということも明らかになり、よりアーティストを身近に感じたひとときにもなりました。《ドン・ジョヴァンニ》の回想 S.418五十嵐氏より自分以外のピアニストが生で演奏しているのを聴いたことがないというお話があり、それだけ超絶技巧の嵐で弾くのが難しい曲との印象がありました。そして演奏に先立ってモーツァルトが作ったオペラ「ドン・ジョヴァンニ」の内容の概略のお話があり、とてもためになる予備知識を得た上で、この超大作の楽曲をオペラのストーリーを想像しながら楽しませていただくことができました。トルコ行進曲アンコールは、ドン・ジョヴァンニのモーツァルトつながりということで、おなじみのトルコ行進曲となりましたが、ドン・ジョヴァンニのテンションそのままの熱量を感じ、とても圧巻なひとときになりました。まとめ五十嵐氏の演奏を初めて聴いたのが2023年の瀧本実里フルート・コンサート in立科町での伴奏者としてでしたが、瀧本氏より「そうそうたる経歴をお持ちの素晴らしいピアニストです。」という紹介があったことが大変印象に残っており、昨年の辻彩奈ヴァイオリン・コンサートの地域ふれあいコンサート2公演での伴奏者で再びお姿を見かけ、そしてついに今年レジデントアーティストとしての演奏をじっくり聴かせていただくことができ、また直接お話させていただく機会もいただけたので、まさに地域ふれあいコンサートならではの醍醐味をより強く感じたひとときになりました。
June 27, 2026

開催日:2026.6.22(日) 13:30開演場所 :上田市交流文化芸術センター サントミューゼ大ホール(1,650名収容)2019年以来、7年ぶりに上田高校吹奏楽団の定期演奏会に行ってきました。プログラム開演前プレコンサート1.マリンバ独奏 チャルダッシュ ヴィットーリオ・モンティ第1部1.Runner of the spirit2.上田高校校歌3.民衆を導く自由の女神4.ザ・ガーズ5.翠風の光第2部音楽劇「音は時をこえて」6.Wii 似顔絵チャンネルBGM7.行進曲ハ長調「帰営ラッパ」WoO 208.ヨルク軍団行進曲WoO 189.「小組曲」 II.シチリアーナ III.スケルツォ10.愛をこめて花束を11.浪漫飛行12.カノン ニ長調第3部 オリジナルステージ Our Dream In The Night13.オープニング 夢のような庭14.空飛ぶ夢 ストームライダー組曲15.お菓子の夢 くるみ割り人形 on POPS16.ゾンビの夢 ハリウッド・マイルストーンズ17.ゾンビの夢 スリラー18.みんなの願いがつまった夢 夢と勇気、憧れ、希望19.エンディング ザ・バンドワゴン19.合唱 虹レポート開演前プレコンサート開演前のプレコンサートでは、マリンバによるチャルダッシュの演奏が行われました。マリンバによるチャルダッシュと言えば、2021年秋~2022年初頭にかけてサントミューゼのレジデントアーティストとして塚越慎子氏が上田へ訪れた際に、地域ふれあいコンサート、アナリーゼワークショップ、リサイタルの全ての公演で演奏した曲ということで、かなり強く印象に残っていたこともあり、当時の演奏を回想しつつ楽しませていただきました。Runner of the spiritオープニングは、久石譲が「走り出す高揚感と感動」を表現した楽曲で、箱根駅伝のCMでおなじみの曲になりますが、あたかもこれからはじまる演奏会が曲をリレーしてゆく駅伝のように捉えられ、オープニング曲としてはうってつけで、じつにうまい選曲をしたなと思いました。校歌いかにも校歌という曲調が印象的ですが、どちらかというと古風な感じです。演出として応援団風の数人の男子生徒が体を反り返らせてステージ前方で歌唱するというものがあり、若々しさを強く感じるところでした。民衆を導く自由の女神人気作曲家・樽屋雅徳氏の代表作の1つですが、曲目解説によればフランスの画家ウジェーヌ・ドラクロワの同名絵画をもとに、七月革命を描いた作品とのことで、革命の流れがドラマチックに表現されているところがいかにも樽屋氏の作品らしいところで、私自身もつい数か月前にマードックからの最後の手紙を演奏したところだったので、ストーリーこそ違え共通点を見出したひとときになりました。ザ・ガーズここからは夏コンに向けての演奏かと思いますが、ブリティッシュスタイルのマーチは古風な中にも気品を感じられるところで、このような曲が課題曲として全国で演奏されていることに、音楽の原点を感じたひとときになりました。翠風の光コンクールの自由曲としては定番の大曲ですが、曲目解説によれば、長生淳氏の「波の穂」「蒼天の滴」に続く作品として作曲されたとのことで、春から初夏へと移り変わる季節から夏の情景で締めくくられるという、まさにいまの季節感にぴったりの楽曲と感じ、またこれから夏へ向けてこの曲に取り組んでゆく生徒さんたちも季節感をリアルに感じてゆけるのだろうなと感じました。音楽劇「音は時をこえて」カノン進行に焦点を当てた劇とのことで、AIで調べたところ、カノン進行(Canon chord progression)は、クラシックの名曲『パッヘルベルのカノン』に由来するコード進行です。ベースラインが階段状に下降するのが特徴で、日本人の耳に馴染みやすく、数多くのJ-POPやアニソンで採用されている「魔法のコード進行」として知られています。とのことで、じつによく練り上げられた脚本とコミカルな登場人物。凝った衣装も素晴らしく、そしてなんといってもカノン進行を取り上げたということが、じつに吹奏楽部らしい音楽劇だと感じました。※都合により3部が鑑賞できなかったので、レポートが無いことを御容赦ください。まとめ上田高校吹奏楽団は、定期演奏会の他にウインターコンサートがあったりと地域の中で活発に活動している印象がありますが、パンフレットにも記載があったOBOG会の松奏会があり、会員総数1,100名以上で毎年吹奏楽を楽しむ会という演奏会を開いているとのことで、このあたり屋代高校吹奏楽班の奏鳩会と同様、世代を越えたつながりを持っていて、生徒さんたちが卒業してもずっと音楽に関わってゆける受け皿になっていることが、じつに素晴らしいことだと感じました。
June 21, 2026

開催日:2026.6.14(日) 14:00開演場所 :長野市芸術館 リサイタルホール (293名収容)昨年に続き、クラリネットだけで作るオーケストラである長野クラリネットクワイアーの演奏会に行ってきました。また縁あって、今回も演奏者として参加させて頂くことになりましたので、演奏者視点でのレポートも加わります。プログラム第1部1.シャコンヌ2.テディベアのピクニック3.ポルカ「起電盤」4.フォスタージャズ組曲5.ラグタイムアルバム第2部6.コンチェルティーノ ハ長調 クラリネット独奏 春山俊介7.ポルカ「空気の精」8.カルメン組曲 ~トレアドール(闘牛士)~ ~アラゴネーズ~ ~ハバネラ~ ~間奏曲~ ~ジプシーの踊り~アンコール9.ニューシネマパラダイスより10.クラリネットを壊しちゃった編成レポート 本日のクラリネットクワイアーの全編成は下記のようでした。 Eフラ クラリネット 2名 Bフラ クラリネット 19名 アルト クラリネット 7名 バス クラリネット 6名 コントラアルト クラリネット 2名 コントラバス クラリネット 3名また 「東京クラリネット・クワイアー」 「金沢クラリネット・クワイアー 「船橋ブレス・クラッツ」 「クラリネット・フィルハーモニー名古屋」 「浜松クラリネット・クワイアー」 「和歌山クラリネットファミリー」 「松本クラリネット・アンサンブル」 「長野市民吹奏楽団」 「メセナ市民交響楽団」 「ちるくま音楽隊」 「ウィローウインドオーケストラ」 「佐久市消防団音楽隊」 の皆さんが賛助で参加しておられました。演奏レポートシャコンヌ曲目解説によれば、ヘンデルが鍵盤楽器のために作曲した組曲の終曲にあたる曲で、愁いを帯びた主題を繰り返しながら多彩な変奏を重ねてゆく美しい曲とのことでした。またこの曲は、1994年に団が発足して初めて稲垣先生から指導を受けた曲で大切な曲であり、思い返すと2015年に私が初めて参加させていただいた第20回記念の定期演奏会でも演奏されており、荘厳な雰囲気が演奏会の幕開けにぴったりという印象がありました。テディベアのピクニック曲目解説によれば1907年にアメリカの作曲家ブラットンが書いた軽快な作品ということで、1曲目のシャコンヌの雰囲気からガラリと変わる底抜けに楽しい感じがとても印象的でした。昨今クマというと人に襲い掛かる害獣のイメージがありますが、ここではクマのぬいぐるみのテディベアがピクニックをするというシチュエーションなので、ほのぼのとした印象がありました。ポルカ「起電盤」シュトラウス2世の軽快なポルカですが、稲垣先生の話でシュトラウス兄弟はいろいろな企業組合をまわって演奏を届けていたとのことで、この曲は想像するに電力系の組合のために書かれたのかもと想像した次第ですが、そうなるとシュトラウスのポルカの題名がじつに多岐に渡っているのが少しわかったような気がしました。フォスタージャズ組曲曲目解説によれば、アメリカ歌曲の父、フォスターの親しみやすいメロディーを題材にジャズ風にアレンジした作品で「夢みる人」「ケンタッキーの我が家」「草競馬」の3曲構成になっていますが、ジャズ風アレンジにしたことで、とても粋でお洒落感が出ているように感じました。ラグタイムアルバム曲目解説によれば、1868年生まれのアメリカ作曲家ジョプリンは「ラグタイム王」とも呼ばれ、「ジ・エンターテイナー」「メイプル・リーフ・ラグ」といった作品が知られているが、そもそもラグタイムとは、アフリカ系アメリカ人の演奏家の間で流行した、シンコペーションを多用する演奏スタイルで「不規則な、ずれたリズム」という意味の「Tadded-time」が語源と言われ、同じアメリカ生まれのジャズではスウィングするのに、ラグタイムは楽譜通りに演奏する点が異なるとのことで、DNA由来によるスウィングが苦手な傾向のある日本人にとっては、楽譜通りに演奏するラグタイムは、じつは相性の良い音楽なのではないかなと感じました。コンチェルティーノ ハ長調 クラリネット独奏クラリネット吹きならだいたい知っている有名な楽曲と思いますが、私もこれまでピアノ伴奏による独奏を何度か聴いたことがありましたが、オーケストラとのコンチェルトは初だったので、どんな構成になっているのか大いに興味があるところでしたが、まずもって春山先生の素晴らしいソロ演奏の伴奏ができる幸せを感じつつ、コンチェルトの基本姿勢であるソロの演奏時は控える。ソロが休んでいる時はしっかり出るという形を守りつつ、楽曲を大いに楽しませていただきました。ポルカ「空気の精」AIによる要約では、ヨハン・シュトラウス2世が1866年に発表したポルカ・フランセーズで、空気の精(シルフィード)の軽やかで優雅な妖精たちを思わせる、繊細で美しいメロディが特徴の楽曲で、リズミカルな中にもバレエ音楽のような華やかさと上品さを兼ね備えており、ニューイヤーコンサートのプログラムでも親しまれる小品とのことですが、演奏会の構成的には大曲と大曲をつなぐ橋渡し役の1ピースとして空気感がとても素晴らしいと感じました。カルメン組曲1875年に初演されたビゼーの代表的な楽曲で、おなじみの方か多いかと思いますが、私自身は2015年に初めて長野クラリネット・クワイアーの演奏会に参加させていただいた際に演奏させていただいた想い出の楽曲でもあり、その時のCDを繰り返し聞いたりして曲のイメージを作りつつ、2026年のカルメンを大いに楽しませていただきました。ニューシネマパラダイスよりアンコール1曲目は、春山先生をソロパートでフューチャーしての演奏となりました。モリコーネの有名曲になりますが、なんとも優雅な曲想はアンコールにぴったりなところで、このあたりは同じモリコーネのガブリエルのオーボエに共通するところがあるように感じました。クラリネットを壊しちゃったアンコール2曲目は、クラリネットと言えばこの曲!という賑やかで楽しい楽曲ですが、楽しいだけでは終わらず曲の終盤に壊してしまった…と落ち込むシーンが入っている面白いアレンジで、音楽的なメリハリがとても面白いと感じました。まとめ縁あって、今回も一奏者として演奏に加わらせて頂くことができましたが、2回目の長野市芸術館のリサイタルホールでの演奏会開催ということで、1回目の時には気づかなかったクラリネットクワイアーの重厚な響きとの相性のよさを感じることができました。また今年は、それまでピアノ伴奏でしか聴いたことのなかったウェーバーのコンツェルティーノをオーケストラ版で伴奏することができたこともとてもよい経験になりました。
June 14, 2026

開催日:2026.6.13(土) 10:00開演場所 :信州国際音楽村 ホールこだま(300名収容)&野外ステージ信州国際音楽村 開村39周年記念 信州ルネッサンス2026野外フェスティバルに行ってきました。プログラム野外ステージ会場1.式典オープニング・依田保育園2.信州国際音楽村開村39周年記念式典3.丸子中央小学校金管バンドクラブ4.丸子北小学校金管部5.ラウアエ ポーマイカイ6.ナネア フラ7.長野大学吹奏楽部8.レア フラ マーラマ9.和太鼓サークル「和(NAGI)」10.真田つわもの隊11.丸子中学校吹奏楽部12.丸子北中学校吹奏楽部13.上田ベリーダンス レイミーズ14.dance studio PEEPS(ピープス)15.武石キッズダンス 武石ダンスカンパニー16.Ulana Pua17.上田市消防団音楽隊18.スペシャルコンサート#ブラスシンデレラ ・アルセナール ・木曽節幻想feat.ラトゥール ・セドナ ・宝島ホールこだま会場1.ウクレレアンサンブル ホアロハ2.上田ウィーンアカデミートロンボーンアンサンブル3.上田ウィーンアカデミートランペットアンサンブル4.ら・ら・らクらリネット5.上田ウィーンアカデミークラリネットアンサンブル6.長野二胡楽友会7.マンドリーノ 青いくるみ8.上田ウィーンアカデミーフルートアンサンブル9.フルートアンサンブルFilare(フィラーレ)10.ふわふわ木管ふれんず11.音楽村 ギターアンサンブル12.尺八「岩田組」13.殺陣集団 陸14.ホールこだまエンディングアクト15.三井清夏with信州国際音楽村少年少女合唱団レポート今年は天気にも恵まれ、たくさんの出演・出店があり、キッチンカーや各種販売テントが敷地いっぱいに展開されるという賑わいを感じさせる信州ルネッサンスとなりました。パフォーマンスステージは、野外ステージ会場とホールこだま会場の2会場で同時に進行するのでどちらかを選んで鑑賞する形となります。おおよそ、大編成のチームはパノラマ会場、小編成のチームはこだま会場という感じですが、今回はクラリネット関連の演奏と#ブラスシンデレラスペシャルコンサートでの演奏と出演団体のいくつかの発表を鑑賞いたしました。上田ウィーンアカデミートロンボーンアンサンブル市村信持先生率いるアンサンブルチームですが、ウィーンゆかりの楽曲を数曲演奏されました。また市村先生の誕生日が近いということで、サプライズでハッピーバースデーと花束の贈呈という心温まる演出がとても印象的でした。上田ウィーンアカデミートランペットアンサンブルロビーに演奏曲プログラムが置かれていたので曲目を列挙すると1.リヒャルト・シュトラウス 『ウィーン市祝典楽曲』から2.「ロッホ・ローモンド」 スコットランド民謡3.ベートーヴェン最後の交響曲第9番、その第4楽章の主題4.ウェーバー オペラ「魔弾の射手」より「狩人の合唱」5.シェイクスピア「夏の夜の夢」よりノクターン『夜想曲』6.ビゼー「組曲アルルの女より前奏曲」7.『英雄行進曲集』よりラ・レジュイサンス/歓喜また簡潔な曲目紹介も記載されており、とてもわかりやすかったです。上田ウィーンアカデミークラリネットアンサンブル例年9月に行われる上田-ウィーンアカデミーのクラリネットパートによるアンサンブルですが、アカデミーの指導役である廣田喜美先生のもと、教室の発表会での演奏を経て、今年はモーツァルトの後宮からの誘惑序曲とワーグナーのエルザの大聖堂への行列の2曲の披露となりました。また大編成アンサンブルに先立って、廣田先生以下4名の皆さんがらららクらリネットのユニット名にて、ヒケティックのバルカンダンスより第1番『幸せの踊り』第3番『速い踊り』とマスカーニの歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』よりの2曲が披露されました。上田市消防団音楽隊スーザの美中の美から始まり、ミセスグリーンアップルなどのJ-POPのヒット曲。そして懐かしのチャゲアスのYHA!YHA!YHA!を経て締めくくりは昭和歌謡のまた逢う日までと馴染みのある楽曲でまとめられており、防災の呼びかけや団員募集のノボリなども音楽隊らしい演出と感じました。いつも感じるのは20名という人数で感覚的には40名くらいの音圧を感じる重厚なサウンド感で、訪問演奏の機会が多いとのことなので、まさに野外演奏のスペシャリスト集団なのかもというところです。スペシャルコンサートサクソフォーン奏者でスーパーコモロウインドオーケストラの指揮者でおなじみの小山弦太郎氏による指揮のもと、ゲストにサキソフォックスからラトゥールくんを迎えて4曲の演奏となりました。↓アルセナールヤン・ヴァンデルローストの代表曲の1つですが、吹奏楽をやってきた多くの人たちが、1度は演奏したことがあると思われる気品あふれる楽曲で、私自身もこれまで10回くらいは演奏してきており、おなじみ感があったのですが、それだけに演奏者の多くが「自分のアルセナール」という流儀のようなものを確立しており、ブラス・シンデレラ初回の練習において小山先生から「まずは御自分のアルセナールは忘れて下さい!」とリセットの依頼があり、まず全員が0ベースに戻り、そこからブラス・シンデレラとしてのアルセナールが構築され、約60名が心を1つにして演奏できたのではないかと感じました。木曽節幻想feat.ラトゥールラトゥールくんをゲストとして迎えるにあたり、追榮祥氏によって作曲された楽曲ですが、じつは追榮祥氏の楽曲は難易度が高く、ズーラシアンブラスでも追榮祥氏の曲は1コンサート1曲までという制限をかけているとのことでした。私も追榮祥氏の書いた他の曲の楽譜を拝見したことがあるのですが、アマチュアにはちょっと厳しい…と率直に感じたものですが、プロの方でも難しかったのかと得心した次第です。そんな追榮氏が練習6回で仕上がる曲をという依頼を受けて心をつくして書いていただけたとのことで、決して簡単ではないけれどしっかりと練習すればできる曲として、ブラスシンデレラ練習ではこの曲にけっこう時間を費やしたけれど、仕上がったという達成感がありました。セドナ小山先生よりこの曲を演奏するにあたって、まずはセドナの景色を見ましょう!という御指導がありました。音楽はこんなふうに演奏したいというイメージが大切ということを改めて意識した曲になりましたが、それを形成する上で景色を見るとということが必要不可欠と言えるのかもしれません。この曲はネット上の風聞では難易度は易しいが演奏効果が高いとのことで、トロンボーンやクラリネット、フルートのソロが散りばめられる見せ場もあり、本当にコンサート向きだなと感じた次第です。宝島ゲストプレイヤーのラトゥール君が再登場して、すみっこの方に鎮座して演奏が始まりました。しかしラトゥールくんといえばアルトサックス…。そして宝島にはおいしいアルトサックスのソロがある!予定ではアルトソロは小山先生の担当であり、ゲネプロでも小山先生がお一人で演奏されていましたが、曲の中盤、サックスのソロが近づくと当たり前のようにラトゥールくんが舞台中央のソロマイクへと歩みを進め、しばらく小山先生と小競り合いになりましたが、最後は二人ではもるという形に落ち着き、最高のソロとなりました。その後は金管のソリを経て最高のフィナーレとなりました。まとめ16時すぎに少し空模様が怪しくなり雨もパラついてきましたが、なんとか雨にはならずで天気が持ちました。そんなことから人出も盛況でまさに信州ルネッサンスという名に相応しい充実したイベントという感がありました。また出店も多数出ていて大変賑やかでした。そして今年もひんやりと冷たいパティスリーRuRuの信州産いちごを使った絶品のいちごクレープをいただきました。
June 13, 2026

開催日:2026.6.7(日) 14:00開演場所 :上田市交流文化芸術センター サントミューゼ大ホール(1,650名収容)上田東高校吹奏楽班 第41回定期演奏会に行ってきました。プログラム第1部 クラシックステージ1.セドナ序曲2.2023年度課題曲II ポロネーズとアリア3.2026年度課題曲II ザ・ガーズ4.巨人の肩に乗って第2部 フェスステージ ~Spark~第3部 スペシャルステージレポートセドナ序曲アメリカの作曲家ライニキーが、オハイオ州のケッタリング市民吹奏楽団創団40周年を記念して委嘱を受け2000年に作曲した楽曲で、その曲想はアリゾナ州の砂漠の町セドナの景観にインスピレーションを得た形となっており、演奏する際にも、まずはセドナの景観を見るということが、楽曲のイメージ作りの近道であると感じるところですが、私自身がちょうど1週間後にこの曲を演奏するという縁もあって注目して聴かせていただきました。東高校の吹奏楽部の皆さんの演奏は、まず冒頭からかなりのアップテンポで、若々しさを感じるじつに力強いもので、よい意味でスクールバンドの勢いというものを目の当たりにした感がありました。ポロネーズとアリア3年前の課題曲ですが、一度聴くと耳に残る特徴的なメロディーで、そういえばこういう曲あったな!と記憶がよみがえりました。また聴きながら2015年の課題曲であるプロヴァンスの風を連想してしまうところがあり、いつかは演奏してみたい欲望をそそられる曲だなと感じるところがありました。ザ・ガーズ今年の課題曲で、今年の東高校のコンクールで演奏すると思いますが、ブリティッシュスタイルの格調高い雰囲気がどこかアルセナールに似ているなと演奏を聴きながら感じました。また演奏に先立って東高校のユニフォームである赤ブレザーがザ・ガーズ(近衛兵)のユニフォームと似ているというお話もあり、そう考えるとまさにこの曲を東高校が選ぶのはベストチョイスではないかと思いました。巨人の肩に乗って冒頭の堂々たる金管群の重厚なファンファーレが相当に格好良い曲ですが、私的にはスターウォーズに出てくる大型船を連想するようなところがあり、そういった意味では宇宙の音楽のような神秘的で壮大な部分もあるのかなと思いました。この曲をひと夏かけてコンクールの自由曲として磨き上げるとのことで、とにかく楽曲のスケールが大きいので、完成した曲を是非聞いてみたいと感じました。※都合により1部しか拝聴できなかったので、2部以降のレポートがないことをご容赦ください。まとめ演奏会のテーマが「 」ということで、これは聴き手が自由に想像して欲しいという願いが込められているとのことで、音楽は時間の芸術とも言われることから、まさにこの場所・この時間に居合わせた人たちだけが共有できるものなので、そういった意味では自由な裁量を委ねられたということは、ある意味聴き手冥利に尽きるのではないかと感じました。
June 7, 2026

開催日:2026.6.6(土) 13:30開演場所 :上田市交流文化芸術センター サントミューゼ大ホール(1,650名収容)上田染谷丘高校吹奏楽班 第37回定期演奏会に行ってきました。プログラム開演前ロビーコンサートA.サックス五重奏 フレンドライクミーB.金管八重奏 華円舞第1部1.プロローグ・ワン2.夕映えの丘3.空中都市「マチュピチュ」~隠された太陽神殿の謎4.『惑星』より木星第2部 タイムトラベル5.人生のメリーゴーランド6.ディープ・パープル・メドレー7.Paradise has no border8.Another day of sun9.ホール・ニュー・ワールド10.サウス・ランパート・ストリート・パレード第3部 マーチング11.It don't mean a thing12.楽器紹介のためのミッキーマウスマーチ13.MEGALOBANIA14.シンフォニア・ノビリッシマ&レ・ミゼラブルアンコール15.宝島レポートプロローグ・ワンオープニングは、未来への希望と新たな始まりの意味が込められている楽曲で、チューニング音でスタートし、スネアを合図に堂々たる金管ファンファーレ。そして指揮者は演奏が始まってからサプライズ的に登場し、曲の後半から曲調がポップスになるというドラマチックな構成がとても印象的でした。この曲は私も2024年に演奏したことがあり、とても親しみを感じつつ楽しませていただきました。夕映えの丘これまでマーチを選曲していた染吹が、今年はマーチでない曲に挑戦というお話がありましたが、これまでの演奏会で何度か課題曲を聴く機会があり、私的には今年の課題曲4曲の中ではこの曲が一番好きかもと思いはじめていたところで、改めて聴くことができ、しあわせなひとときになりました。空中都市「マチュピチュ」~隠された太陽神殿の謎今年の夏のコンクールの自由曲とのことで、とても気合の入った演奏が印象的でした。この曲は、2004年にに川口市・アンサンブルリベルテ吹奏楽団の委嘱によって誕生した楽曲でその後2019年に改訂版が出ているとのことですが、私の中で空中都市=ラピュタのようなイメージもあり、そんなことも想像しながら神秘的で壮大な演奏を楽しませていただました。『惑星』より木星今年のマーチングパレードコンテストで演奏する曲とのことで、まずは座奏にて曲を仕上げるという意味合いもあってのプログラム入りなのかなと感じました。冒頭がジャパグラ12に似ていたので、あれと思いましたが、すぐに木星でおなじみののフレーズが登場してまぎれもなく木星!ということで楽しませていただきましたが、木星といえばその強大な引力で小惑星や隕石を集めて地球の盾になっているとか、必ずしもそうではなく軌道を変えて太陽系内部へ小惑星を送り込むこともあるなど諸説ありますが、いずれにしても太陽系や地球にとって木星は無くてはならない大事な惑星なのかなと感じつつ演奏を聴かせていただきました。人生のメリーゴーランド第2部は、タイムトラベルというテーマのもとバック・トゥー・ザ・フューチャーのテーマでスタートしました。100年後から来た楽団員のナカモルド。そして現代の楽団員フカッチオ、ジェイユー、ミオラとの交流を通じてどうやったら楽しい演奏ができるのかという成長物語を描く話ですが、演奏の1曲目はスウィングアレンジの人生のメリーゴーランドでピアノソロや各楽器のソロが登場するお洒落な印象がありました。余談ながら、人生のメリーゴーランドは昨年から今年にかけて演奏しましたが、どのアレンジを見ても比較的手ごわい感じがあり、このスウィングアレンジもきっと難しいのだろうなと感じるところでした。ディープ・パープル・メドレーニューサウンズインブラス'96に収録されていた楽曲ですが、今ではすっかりスクールバンドの定番曲として定着しており、その激しさは大人と違って無限の回復力がある高校生にこそふさわしい楽曲なのだろうと曲を聴きながら感じた次第です。Paradise has no border東京スカパラダイスオーケストラの代名詞のような曲ですが、さかなクンがバスサックスで登場して話題になった曲ですが、曲中ではトロンボーンのソロがとても印象的でした。Another day of sunラ・ラ・ランドのオープニング曲で、日本では2017年に話題となった曲ですが、お待ちかねの舞踊班とのコラボ曲となり、ラ・ラ・ランドらしい衣装を纏った舞踊班のキレキレのダンスと吹奏楽班のキレキレの演奏の融合がとても素晴らしいと感じました。私的にこの曲は2018年に松本で開催された大阪桐蔭高校吹奏楽部のアルプス一周特別公演でダンスを交えた演奏がいまでも強く印象に残っており、それを想い出す懐かしいひとときにもなりました。ホール・ニュー・ワールドカラーガード隊の演出が入っての演奏となりました。この曲は、ディズニーの楽曲中でも吹奏楽用にいろいろなアレンジが存在していますが、今回聴いたのはあまり聴いた記憶がないアレンジであり、カラーガード隊との融合もあってとても新鮮な感じがありました。サウス・ランパート・ストリート・パレード一昨年、昨年に続いての演奏となりましたが、染吹の18番曲として定着しつつある伝統の1曲という風格が出てきた感がありました。また今年入った11名の1年生によるフレッシュなダンスも飛び出し、大いに楽しませていただきました。It don't mean a thing3部はマーチングステージということで、皮切りにデュークエリントンの代表作、スウィングしなけりゃ意味がないでのスタートとなりました。マーチングステージはその動きを立体的に見るために2階席・3階席という高い位置からの鑑賞が推奨されるアナウンスもあり、染吹がマーチングにかける情熱の一旦を感じることができました。楽器紹介のためのミッキーマウスマーチ楽曲の特徴である楽器紹介を意識したソリをうまく利用してコンテを作っている感じがあり、次々と主役が入れ代わる様がとてもわかりやすかったです。また1年生のマーチングデビュー曲であり、総勢46名による動きは、じつに壮観でした。MEGALOBANIAゲームミュージックの曲とのことで、ただよう緊張感が印象的でした。低音が格好良いという紹介もあり、尺としてはコンパクトながらいろいろな要素が凝縮されている感がありました。シンフォニア・ノビリッシマ&レ・ミゼラブル昨年のパレードコンテストで演奏した曲とのことで、今日はその集大成としての演奏となりました。曲とすれば昨年の座奏演奏から1年以上練習してきている熟成感のあるところで、県大会金賞・東海大会銀賞という実績も伴ったクオリティの高い演奏に引き込まれたひとときになりました。宝島アンコールは定番のこの曲ですが、舞踊班のダンスも加わって会場全体で盛り上がった感がありました。また舞踊班の振付はまさに宝島で宝探しをしているようなイメージで作られており、いつもは宝島という題名と曲が乖離した形で演奏したり聴いているイメージがあるのですが、今日はそれがうまく融合したような感覚がありました。まとめおおよそ2時間半の公演でしたが、開演前のロビーコンサート。1部の座奏。2部のタイムトラベル。3部のマーチングという曲だけでも17曲という盛ったプログラムなのに、2部ではしっかりしたストーリーがあるキャラクターによる演出。そして目玉となる舞踊班の踊り。3部では楽譜を見ない暗譜という形でのマーチングではどうやったらこれだけの曲を覚えられるのだろう…やっぱり努力の賜物なのだろうと感じつつ、その動きに魅せられるマーチングと、見どころ聴きどころ満載と感じました。
June 6, 2026

開催日:2026.6.3(水) 18:30開演場所 :長門町民センター 集会ホールサントミューゼの上田地域定住自立圏連携事業 山崎由貴 ユーフォニアム・コンサート in 長和町へ行ってきました。プログラム1.E.エルガー:愛のあいさつ2.L.デンツァ:「ナポリ」フニクリフニクラによる変奏曲3.E.エルガー:ロマンス Op.624.V.モンティ:チャールダッシュ5.P.スパーク:イナのためのうた6.P.スパーク:パントマイムアンコール7.成田為三:浜辺の歌レポート愛のあいさつオープニングはヴァイオリンやチェロのコンサートでは愛のあいさつでのスタートとなりました。まずはユーフォニアムの金管楽器としての柔らかな音色と山崎氏の演奏スタイルをこの名曲で感じさせていただきました。「ナポリ」フニクリフニクラによる変奏曲おなじみのフニクリフニクラを少しづつ難しくしてゆくという変奏曲で、このスタイルは基本となるモチーフがあり、そのモチーフを繰り返す都度、脚色・変化させてゆくというのは、バロック時代から続く音楽の手法そのものであり、モチーフが繰り返される都度、音符が増えてゆき、山崎氏の超絶技巧ぶりに圧倒されたのははもちろんですがプロの奏者としての確かな技量を目の当たりにしたひとときになりました。ロマンス Op.62山崎氏よりエドワード・エルガーといえば?ということで、オープニングで演奏した愛のあいさつや威風堂々の話題が挙がり、そんな中でもこんな歌心のある曲もあるということでロマンスの紹介がありました。私の中では、エルガーの三大名曲の一角としてエニグマ変奏曲のニムロッドも思い浮かんだところではありましたが、そんなエルガーの歌心満載の楽曲を、ユーフォニアムのしっとりした音色で存分に楽しませていただきました。チャールダッシュ弦楽器ではおなじみのチャールダッシュですが、その音符の細かさから管楽器での演奏は困難を極める…過去にクラリネットで1回だけ聴いたことはありましたが、木管楽器に比べてさらに難易度が高いと思われる金管楽器でこの曲に挑戦ということで山崎氏から「ちょっとユーフォニアムでは無理かなと思ったんですが、挑戦します!」という力強い宣言があり、その超絶技ぶりを目の当たりにし、度肝を抜かれたひとときになりました。イナのためのうたここからはユーフォニアムのために書かれた楽曲を演奏するということで、山崎氏の同級生に伊那市出身のユーフォニアム奏者がいて、この曲は伊那のためのものと言い張っているというお話がありました。まさしく題名はその通りなので、親日家のスパークだけにもしかして本当に伊那をモチーフにして書いた曲なのかとAIに聴いてみたら「ニュージーランドのユーフォニアム奏者、リキ・マクドネルの委嘱によって作られました。「イナ(Ina)」とは、彼が当時亡くしたばかりだった妻の叔母の名前を指しています。」とのことで、伊那と関係は無かったのですが、それはそれとして山崎氏とすればこの曲は長野県の曲としてとらえており、上田でのそばを食べた話などを交えつつ、私も伊那の風景を想像しつつ楽しませていただきました。パントマイムユーフォニアムの王様とも言うべき楽曲ですが、山崎氏が中学生の頃にこの曲と出会い、プロを目指したきっかけとなった曲というお話がありました。ユーフォニアムでできることをすべて詰め込んだ曲とのことで、私も過去に吹奏楽をバックバンドとするコンチェルト形式でこの曲を聴いた記憶がありましたが、今回は至近距離で伴奏がピアノのみというソロの演奏が際立つ形でじっくりと堪能させていただきました。浜辺の歌アンコールは、ここまで無かった日本の歌の演奏となりました。この曲を聴いてユーフォニアムの音色と日本の歌はとても相性が良いという印象を受け、改めて日本人で良かったな…という想いがわいてきました。まとめ上田地域定住自立圏連携事業ということで、上田市に隣接する自治体の中で毎年1回地域ふれあいコンサートに準ずる形で行われる60分のコンサートの今年度の第2回目になりますが、この長門町での公演を拝聴するのは私自身3回目で、ホールの構造としてステージの背面がガラス張りになっていて解放感があり、今回は季節柄、ちょうど日没の時間とマッチングしてステキなグラデーションが楽しめた次第です。そして山崎氏の演奏を聴くのは初めてでしたが、ユーフォニアムの紹介でホースと漏斗を使って楽器の音を出るしくみを紹介するなど、聴き手をより楽しませてくれる工夫や、この60分のコンサートの中で超絶技巧を要求される曲を3曲も演奏するなどプロ奏者としての確かな実力も存分に感じ、またどこかで機会を作って是非その演奏を拝聴してみたいという想いを強く持ちました。
June 3, 2026
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