2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
全10件 (10件中 1-10件目)
1
今日から米韓の演習が始まる。北朝鮮はそれに反発し、どんな結果となるか分からんぞと脅している。どのような結果が出るのか気になる日曜日となった。予測不可能なことがいつものこと。どうなるんでしょうか。仮にこれが朝鮮半島での戦端を開くことになったとすれば、日本としてどうするのか。米韓にどのような応援をするのか。基地利用をどこまで許すのか。食糧・武器弾薬などの支援はするのか。インテリジェンスのサポートはどうするのか、など今から詰めておかないと今までの菅政権の慣例となっている、只の右往左往の繰り返しとなる。そして、戦争の時の右往左往は決定的に日米関係を毀損する。この辺の事情をどこまで察して対応準備ができているのか。心配でならない。閣僚に都内に残留するよう禁足令は出ているが、都内にいたところでやるべき意思決定が出来なければクソの役にもたたない。北朝鮮からのミサイルが日本に飛んできたときにどう対応するのか。こっちはそのものズバリの国家防衛。軍事的にどう対応するか。外交的にどうするか。この辺のシミュレーションと政策オプションは検討されてるのか。総理の椅子にしか関心のなさそうな菅さんでチャンと検討されてるのか、ホンマに心配です。これを誤るとまさに国を誤ることになる。それはさておき、今日は関東は温暖な秋の良い日より。結構なことで、今日は各地で紅葉狩りの人出が多いに違いない。私は今日から寒い国への出張。今度はマイナス10度は覚悟の上です。寒いとこはかなんけど、しゃあないのです。せめてもの救いは出張が短いこと。寒さに晒されるのは数日やから我慢しまっさ。昨日の続きを少々。日経新聞で若者の内向き志向をどうするかの特集を始めるらしい。確かに問題ではある。でもこれを若者のせいにするのは言い過ぎやろう。今の若者は仕事もなく、将来の年金も不安なまま、今の自分の暮らしを何とか守るだけでも精一杯という人が多い。だから内向きにもなり、草食動物化する。絶対レベルは貧しかったけど、ベクトルの向きは年年歳歳少しずつ豊かになり生活が向上していた昔の若者は元気だった。そらそやろ。自分もそうやったから。今の若者はそれがない。それを奪っているのは今の親の世代であり、団塊の世代。自分たちの職を守るために新卒を減らし続けたのは上の世代の責任。おまけに今のゾンビ企業を守るために、既得権を守るために借金を将来世代に先送りしているのも上の世代の責任。この客観条件を変えてやれば今の若ものだって外向きになるし、元気になるのではないかと私は思っている。下らんバッシングを止めて、客観条件を変えてやることをやらんとあかん。昔から言うように、「衣食足って礼節を知る」からねえ。
2010.11.28
コメント(0)
昨日は前の会社を「卒業」した人と「在校生」とのパーティー。年に一回あるのが今年は都合が合って参加できた。随分と大勢の人が参加して、久しぶりに見る顔だらけ。旧交を温める良い機会をもらった。懐かしい顔が一杯。懐かしい思いも少しはあるが、まだまだみんな若いのでこれからどうするとか、今の経済・社会への問題意識を話し合った。元々同じ職場にいて、大なり小なり価値観を共有した仲間やから話題が盛り上がるのは当然のこと。その共通の問題意識で合致したのが今の日本社会の自然の摂理に反する傾向。本来生物は次の世代にDNAを引き継ぐ本能を持っている。ホ―キンスさんの勝手なDNAの議論を出すまでもなく、わが日本社会だって次の世代を大切にしてきた。例の小泉首相が言及した米百俵の話でも今の我慢で未来を拓こうとするする為に次世代への教育に投資をした。それが今や、引退すべき企業や人を守って若い世代をいじめている。企業内でも若手の発想を続々と潰して現状維持に走る経営幹部が日本では蔓延している。これでは世界の競争場裡で勝てるはずがない。電子部品業界でもこの例を地で行く企業が沢山あるとか。この点からもサムスンに負ける背景がわかったような気がした。やっぱり、世代交代を大胆にやっていくしかないんやろう。ということは、私もそろそろ引退せんとあかんちゅうことか。そうかも知らんなあ。少なくとも次世代の邪魔はせんようにしてる積りではあるけどね。休みの日に北朝鮮が韓国に砲撃。又かいな。アジアの政情は不安定さを増している。危機管理が極めて重要な課題になってきた。それに対してのガバナンス能力が大問題。ガバナンスがないのとちゃうかと思えるほど。菅さんの平和ボケは勿論のこと、攻める自民などの野党もあかん。空白の70分などと住んだことの揚げ足取りをして政局にしようとしてるけど、そんなもん所詮はコップの中の小嵐。ホンマは、今後の方針をどうするか、危機管理の在り方をどうマネージするか、世界の政情の中でどのようなポジショニングを取るのか、どっちについて何をやるか。これらの基本問題こそ国会で議論して決めていくべきこと。それには一向に目がいかず、しょうもない誰が何時にどこにいたかなんてことばかり。この状態こそが危機的。今の政治家に誰かまっとうな奴はおらんのかいな。嗚呼!
2010.11.27
コメント(0)
あいた口が塞がらん。柳田法相の辞任に至るドタバタ。それが民主の国会戦略では無駄なカードになってしまった。そして自民はまだまだ仙石・馬淵さんの問責をやるとか。何をやっとるねん。こんなことで茶番をやってる時かいな。北朝鮮は核兵器開発を誇示するなど相変わらずの挑発脅迫外交をやっていて、中国は中国で自己利益を傲慢に主張するし、ロシアは日本をなめてきて北方領土の横取りを正当化しようとしている。それに対して、西側陣営はアイルランドでの金融危機などが続き身動きがとれない。アメリカも昔日の指導力はなく、G20も泣かず飛ばずで終わるしかなかった。こんな時こそ、自分の国をどう運営していくのか、どんな戦略でいくのか、その際仮想敵国はどこでそれへの備えとして軍備や経済力向上をどう図るのか、等々やること一杯あるのにねえ。それがしょうもない大臣の下らん失言で時間を空費して、それをさらに続けようとする。おまけに今最も大事な論点のTPPをどうするかを巡っては、民主党も自民党も党内の統一見解は出せない。この際、TPPを主テーマにして政界の再編でもやったらエエのに。そしたら今の民主・自民の下らん足の引っ張り合いは止まるかも。昔、小学生の娘にお父さんは会社で何をやってるの、と聞かれて名回答をした人がいた。「パパはね、会社で毎日足の引っ張り合いをして、足が疲れて結構大変なんだよ。毎日運動会みたい。」娘が、「へえ、そうなの。毎日が運動会か。羨ましいな」と答えたとか。今の政治を見てると、この運動会を国会議事堂でやっているとしか思えない。そんなしょうもない事をやっとるときか?「責任者、出てこーーーい」と言いたくなる。悲憤慷慨はこの辺にして、友達はやっぱり有難い。個人的なことで思わぬお世話になった友がいる。長年の付き合いがこのベースにあるのだが、本当に有難い。長い年月の間にお互い助け合ってきた信頼関係の一つの結実でもあるが、兎も角も有難い。そして、もう一人の友がモンゴルから昨日帰国したらしい。最後の1-2週間はとっても忙しかったでしょうが、無事の帰国。おめでとうさんです。近くみんなで彼の帰国を祝う会をやるのでその時にでもあの国の事を色々と教えてもらいましょう。さあ、今日はこれから晴れるのでチョット出かけて何か買いにいくかなあ、ボチボチと。
2010.11.23
コメント(2)
この週末は今年数少ない秋らしい秋の日より。寒さが感じられるようになったものの、まだ酷寒ではない。日差しが出れば暖かい。こんな秋らしい朝に、秋らしい音楽を楽しむのも一興。今朝はバッハの無伴奏チェロ組曲のCDを聞きながらメールを見たりして時間を過ごしてます。幸せを感じるひと時です。私は昔から秋の夜長はこの曲を聴くのがとっても心が落ち着き、色々と思いを巡らせながらゆったりとした気分になります。他にもそう感じる方も多いと思いますが、是非ともお勧め。木金と出張で長崎と佐賀に行ってきました。長崎の市内を訪れるのは実はこれが初めてでした。車の窓から三菱重工のドックを見て、「そうかあそこで戦艦武蔵が建造されたんやな」とか感慨にひたりました。まあ、こんな事を思う人は少ないでしょうが、その場所を見て当時建造を隠すために湾の反対側をカーテンみたいなものでふさいだなんて言われてたのを思い出してその困難が分かりました。地場の人に聞くと、反対側は倉庫にして人が住まないようにしていたとか。佐賀市内も初めての訪問。佐賀が米どころで美味しい米やお酒が出来るところだということが良くわかりました。季節がら綺麗だったのが紅葉。夜になると結構冷えて町を歩いていても寒さに震えました。その寒さと日中の気温の差が紅葉を進めるんでしょう。山の姿が綺麗な色で包まれて見応えがありました。総じて言えば、山と海が目立つ長崎に対して佐賀は平野の真ん中。これなら米は出来ますわな。対して長崎は棚田が多い。生産性は低いやろね。そしてその山のせいかどうかは知りませんが、トンネルを越えて長崎に入ると紅葉が一気に減ります。やっぱり気温が高いのでしょう。実は一番驚いたのがカラスの少なさ。東京などと比べるとごみ収集場所にカラスが大勢たむろしているのを見ない。なんでやろ。駆除に成功したのか?元々カラスが住みつけない場所だったのか?理由は分かりませんが、恵まれた街ですな、長崎は。出張に出て、仕事の合間にこんな観察をしているのが結構楽しいです。一つだけ真面目な話。アイルランドが経済危機を迎えて目下IMFやEUと相談しているとか。あの国の人たちは勤勉でモノづくりでも真面目さを発揮してこの20年ほど上手に経済運営をしてきたと思っていたのに。やっぱり、例のリーマン危機に代表される過剰レバレッジと不動産投資が破裂したからやろか。その一方、政府の運営も何だかんだと言って「国民に優しい」事をやってきたから過剰な債務を抱えたんでしょうね。2年前の金融危機の時に銀行を救済してしまったつけが回ってきたのかもしらん。これから暫らく大変な時期を過ごすことになりますが、あの国は19世紀の大飢饉で大勢がアメリカに移民せざるを得なかったりという経験もあり、困難を克服する地力は強いのでチャンとマネージすると信じてます。そろそろEUも落ち着いて欲しいところですけどね。
2010.11.21
コメント(2)
思わぬところの伏兵か。白鵬が負けて連勝ストップ。それも場所入り間もなくでの負け。色々言われてるけど、これで良かったんとちゃいますか。あのまま連勝を続けて記録更新になったら、朝青龍がいなくなって強い奴不在の相撲やから勝てて当たり前などと言われて、それで双葉山の記録と中身が違うとか何とか言われたのではないかと思います。一度負けてしまったので、「いや、やっぱり相撲での連勝と言うのは難しいもんや」とその価値が上がった。そして今度連勝記録を更新する機会が出てきたときにはこだわりのない賛辞が贈られるに違いない。白鵬本人にはチョット残念やったでしょうが、でもこれは却って良かったと私には見える。これを機会に再度連勝街道を突っ走って再挑戦してもらいたい。再挑戦と言えば、またまたやってる事業仕訳。なんかマンネリ化の兆候も出てきたし、いまいちインパクトが弱くなってきた印象を持つ。攻める側も少々新鮮さが無くなったように見えるし、守る方は前回・前々回の仕分け結果にもめげず再挑戦とばかり復活したり看板の掛け替えなどで抵抗。おまけに民主党内部で身内の戦いの様相も出てきて、混戦模様。どないなるんやろ。ホンマもんの政治主導をそろそろ確立してほしいもんですな。ところで、柳田法相。まあ、サービス過剰で口を滑らせたに違いない。悪のりの類で、気持ちは分かるような気はするが、やっぱりあきまへん。シャレで言うなら、もっとシャレをきかさんと面白くない。自分の能力のなさがそのまま出ていて、それを隠すだけの逃げ答弁の常套文句であることを自分から告白したら、そらあきまへん。それを「本人も反省してるから」とかばった菅さんの感性はもっと驚く。庇うものとそうでないものとの線くらいチャンとひかんかい。これやとやっぱり菅さんには判断力が足らんと見透かされる。党内力学を考えてかばったのだとすると、これはもう付ける薬がない話。リーダーシップがないから党内力学などに振り回される。今までの経過を見ていると、自分で何をやるかの方針が明確化してないから、何にでも振り回される。むろん外交、防衛もその典型。TPPをめぐる迷走もおんなじ事でしょう。TPPなんかリーダーシップを発揮するには絶好のテーマやったのにね。今こそ国際貿易でしか食っていけない日本の生きる道を確固たるものにするためにも、シッカリと方針を打ち出してほしいもんです。白鵬さんも新規まき直しで再挑戦してる。菅さんも同じ気持ちでやったらどうですか?
2010.11.20
コメント(0)
APECで沢山の話題が提供されている。昨日は奥様方というか、英語で言うSpouse Program(配偶者向けのプログラム)で数名の奥さんが鎌倉の大仏を訪れている様子がTVで放映されていた。確かオーストラリアの首相は女性だった筈なので彼女の配偶者は夫になる。彼が鎌倉に行っていたかどうかは確認できてませんが、通常であればご招待はされているところ。きっと鎌倉はこの著名人夫人を一目見ようと沢山の人たちが出かけていたのではと想像する。おまけに今日はオバマさんが鎌倉に来て、大仏見学と近くのアイスクリーム屋さんでオバマっ茶アイスを食べに来るらしい。こちらの抹茶アイスは思わぬ儲けに笑いが止まらんやろね。そして今日の方がもっと沢山の観光客が出かけてくるような予感。そもそも今日の天気は目茶目茶エエ。ちょっと曇る程度で気温は20度近くまで上がる予報。こんな行楽日はまずないですから、只でさえ人出が多い日なのですからね。アイスクリームはそれとして、昨日は菅さんが米中露の3人の元首とトップ会談をやった。必死で会談に持ち込んだという印象。会談の成果は大したことなし。特に中露の場合は何にも無し。そらそやろ。そもそも会うことにそれほどの意味を付けることはなかったはず。むしろ会うことでしょうもない譲歩を求められるなら合わない方がマシ。オバマさんとは日米関係の強化を確認しあった点で、誠に結構なことでした。それに就けても、今こそアメリカとの共闘関係を強固にする時でんな。先週の読売新聞にJR東海の葛西さんが投稿しておられたが、まさにTPPを強く推進することで日本の経済を強化するとともに、日米関係を固めて中国やロシアの圧力に対抗すべき情勢。アメリカとも離反し、中国やロシアの無理押しに対抗するだけの防衛力と防衛の意思(それも国民的なコンセンサスに基づいた)が弱いままでは、我が国の防衛や外交の基本戦略は成り立たない。これは国の基本をゆるがせにする話で、放置できまへん。そのためにも単なる「仲良くしましょう」てなリップサービスでは無意味で、実体を伴う行動で意思を示さないと国家間の協力関係は強化できない。その材料として今はTPPという絶好の課題がある。そして、このTPPこそ今の日本経済の体質改革にとって必須のこと。特に農業をどう扱うかを今こそシッカリと方針設定していかなければならない。単なる選挙の票が減るという視点でぐらついたら、どうにもなりまへん。これは基本路線の問題で、この点の明確化がリーダーシップの原点になる。それをシッカリ打ち出せるかどうかが菅さんの資質を示すことになる。大体、中国の胡主席との会談で相手の顔を見ずにメモを読んでいるようでは迫力がなくて恰好悪かった。あの時くらいシッカリと相手の顔を見て発言してほしいもんですな。目が泳いで自信がなさそうな様子が見え見えの菅さんでは無理かも知れまへんが、そろそろ原点に戻ったリーダーシップを発揮しないと首になりまっせ。たぶん来春までにはそうなってるような気もしますけど、最後のチャンス。シッカリやってほしいもんです。
2010.11.14
コメント(2)
昨日出張から戻りました。短い出張とはいえ、時差は時差。歳とともに厳しくなる。あーあ、昔はもっと強かったはずやったのになあ。夜9時には寝るようにして出来るだけ睡眠を取ろうとするが、午前1時とか2時に目が覚める。そしてもう眠れない。寝ようとしても中々眠れない。その分、前から読もうよもうと思ってた雑誌とか資料を随分と読めた。これも有難い副産物とも言えるけど、つらさには変わりない。朝の内はまだ目がシッカリ覚めていて会議もOK。それが午後になるとメチャクチャきつい。日本時間ではそろそろ深夜という時間。そらねむとうなる時間です。これがきつい。立ちあがって歩き回れればまだ眠気とは戦える。でも座ったままだとめちゃ厳しい。強烈な力で瞼が上から落ちてくる。一瞬眠気に負ける。それがまたエライ気持ちがエエ。でもこれはヤバイと気を取り直して集中する。この格闘は何回やってもきついもんです。夜は楽しい夕食の席を手配しておいたのですっかり会話を楽しんだ。それなりの人物とゆっくりと話が出来るのは有難いこと。この時間帯になると、眠気がすっかり飛んでいるので話に集中できる。何とも変と言えば変な話かも知らんけど、時間の推移とはこんなもんですな。それで部屋に帰って、また眠ろうとする。最後の夜はどうかと思いきや、これがまたまた最悪。9時に寝て気持ち良かったら、目が覚めた。時計を見たらまだ1時。あーーあ、またかと思うてもこれがどうにもならへん。雑誌を読んで時間がたち、そのうちまた眠気がくるやろうと期待していたもののそれが一向にこない。結局寝るのを諦めている間に夜が明ける。ここまで来たら、時差をそのままにして日本に帰ると逆の時差に悩まされることもなかろうと腹をくくる。それで帰りの機内で飯を食ったあと、睡眠導入剤を飲んで寝る。体の疲れもあり、おかげさんでよーーーく眠れました。さすがに4-5時間寝ると気分は最高。やった!と思うて嬉しくなる。どうやら今日の朝の目覚めを見ても、逆時差は無しで済みそうです。この一週間で日本では色んな事件や話題が盛り上がっていたようですが、その辺の事のコメントは全部明日に回しまっさ。さあ、今日はこれから歯医者や。
2010.11.13
コメント(0)
TPPをめぐる議論がよれている。たったGDPの1.5%の農業のために他の産業を犠牲にするのか。これは昨日も書いたけど、今朝からの色んなTV番組での討論でも取り上げられていた。政治家の短期志向のせいで長い目で見た日本の利益が毀損される。今更始まったことではないし、自民党の時代も全く同じことがやられていたが、それが民主の政権になっても踏襲されることが大きな失望感をもたらす。ホンマにやってられまへん。フジテレビの番組では昔の仲間の梅沢さんがコメントしていたが、まさに彼の言うとおり。それに前農水相の山田さんが反論を試みていたけれど、その言い分は前から言われてきたことの範囲内。なんと進歩のないことか。農業の保護と農家の保護を一緒にしたらアカン。大体今の日本、鎖国状況にあることは間違いない。中にいる日本人が外に出たがらないし、内にこもって楽したいとの気持ちが強い。聞けば商社に勤める若い人も海外駐在を嫌がり、外務省の人もそんな人がいるとか。何を考えてそこに勤めたのか。全く理解不能。怖いのは、そんなところに勤める人たちにまで国内引きこもり精神が蔓延していること。どうやら、何か大ショックが起こって革命的な変化をもたらさないとこの国はおかしくなるちゅうことやね。昔から言われているように、ゆでガエル状況に陥ったわが日本がまさしくゆであがる直前になってきたと言える。そう言えば、この手詰まり状況、産業界にも言える。何が悪いって、短期志向で「可哀そう」を連呼し、本来退場すべき産業や企業を助けまくって、結局競争乱立の状態が続く。それが企業の体力を疲弊させる。思えば韓国は1997年の経済危機を契機として何社も同産業でしのぎを削る状態を終わらせた。その時は失業問題など大きな問題を招き、IMFのせいでリストラされたと恨みが聞こえた。ただ、今韓国の電子産業はサムソンとLGの2社でしかない。自動車は現代自動車のほぼ独占体制。それらの状況が韓国企業の収益体質を向上させ(その代わり国内の消費者は高い価格を払わされる)、それが積極的な設備投資を支える一因となったことは明白。ついでに言うと、高い価格といってもデフレよりはマシやし、それが給与になって帰ってくるので全部悪いとも言えない。その意味では、戦後体制の総決算をそろそろやらんとアカンのに、一向それに手がつかないというだけのことか。今回の外交失敗とかも契機となって、根本から見直す動きは出てこんもんか。
2010.11.07
コメント(0)
昨日は知り合いの経営者やマスコミで著名なコメンテーターと一緒に土掘り。スコアはボロボロでしたが素晴らしい日に恵まれて、楽しい会話を満喫しました。会話と言っても、結構今の世の中を嘆く問題提起とか論点指摘が多い真面目なもの。そんな話が盛り上がるのも、喜んで良いものやらどうか困ったもんです。今の民主党政権がどないもならんことは誰から見ても明白。成程と思った指摘は、菅総理が国際会議に出席した時の彼の眼付がキョロキョロと動き回りどことなくうつろな印象を与えていること。チャンとしたリーダーはシッカリと前や議論の相手を見据えて堂々としているもの。中国の温総理は立派なもんでした。でも菅さんは、場違いな印象を自身でもっているのも理由かと思いますが、キョロキョロと落ち着かない。あれでは協議・議論・交渉に入る前に負けてるも同然。麻生さんもただ総理をやっていたかっただけという印象を与えていたが、菅さんも同じ。これで国が損をするようなことになるのは大問題。これこそ亡国の行いと言うべきではないか。彼が国士だというなら、それなりのシッカリとしてリーダーシップを発揮して、言うべきことはチャンと言う存在になってほしい。それこそ、今回の漁船衝突事件のビデオ流出問題でもチャンと前面に出て言うべきことは言うべし。今回も今のところ人垣の後ろに隠れてオロオロしているようでは、あかん。早よう退陣するのが本人に傷がつくのが最小化できる唯一の方策。そろそろでっせ。それから、今の日本全体が鎖国状態になっているのも大問題。若い人の方に内向き志向が強いのも気がかり。競争を忌避し、順番を付けるのを嫌う気風が全国に蔓延している。それは日教組に育てられた我々世代が子供たちに誤った教育をしてきたせいかもしれんけど、それにしてもあまりに非現実的な夢物語の中に人々が浮かんでしもうてる。そんな事では国としての競争力自体に問題が残る。いっそ、徴兵制でも復活して国の人々に喝を入れるべしなんてなアイデアも出てきた。そう言えば、お隣韓国ではいまだに徴兵制をやっていて、若い男子はその通過儀礼を通して大人になっているようなところがある。わが日本は過保護のまま、年だけとって大人にならない。これでは困りもの。外交や国防だけでなく、色んな課題がありまんなあ。やること一杯で、どう貢献するか考えます。
2010.11.06
コメント(0)
今年初めての秋らしい日。こんな日があと何日あるのか知らんけど、どうやら今週は爽やかな秋天に恵まれそうで結構なことです。この金曜日は久しぶりの土掘りで良い天気になりそうで嬉しいかぎり。アメリカの中間選挙は予報どおり共和党が勝利して過半数を制したようだ。問題はどのくらいの差で過半数を制するかにある。オバマ政権の今後の政策展開が難しくなる。でもこんなことアメリカでは毎度のことで取り立てて騒ぐほどの事でもないでしょう。思い起こせばクリントン政権の時も議会が逆転して苦労はしたものの、色んな手を打ちながら政策はチャンと展開してたもんなあ。むしろ例の女の問題でこけたわけやしな。とすればオバマ政権もチャンとやれるということか。でも一部は軌道修正をすることになるやろな。問題はそれをどのあたりでやるかということ。健康保険の問題はそう簡単に譲れないでしょう。これを譲ったら今までの支持者がすべて彼を見捨てるやろうから。そればっかりはでけへんやろ。そしたら他はどこで譲るのか。環境政策?エネルギー?ドル安政策?なんやろな。このあたりこれから数カ月見届けるべきでしょう。為替と言えばついにUSドルと豪ドルがパー(すなわち等価ということです)になりました。10月に一度そのレベルに達してから2週間して再びの等価。この趨勢はしばらくは続くんでしょう。円に対してどうなるかですが、今のところまだ80円チョットという程度ですが、今後資源価格が上がればもっと対円でも上がると思うのですけどね。ただ、為替ばかりはホンマによう分かりまへん。どう動くのか素人の想像をはるかに超える動きをします。だから私から見たら純然たる博打の世界に近い。さて今後どうなりますか。このドル高の中で、いまだに民主党の中でTPPに反対して農家(決して農業ではありません)を甘やかすことに傾く連中がいる。今度ばかりはシッカリやってほしい。これを逃せば、ホンマニ世界から置いてきぼりを食うことになる。ごく一部の農家のために大多数の産業を犠牲にするのは大馬鹿政策。ただ、今の日本の政治家でこの辺をチャンと仕切れる奴はおるんかいな。ホンマニ心配。似た話が証券市場の運営時間。世界の市場との競争力を上げるために昼の休憩を止めようかと言いだしたものの、結局働いている人の労働強化(ホンマかいな)とITシステムの運営費用を考えて、休憩廃止を止めたらしい。これって部分最適の最たるもんでしょう。結局大きな枠組みでの意思決定が出来ないのがいまの日本の経済社会かと思うと情けない。特に2流の政治に比べて、一流だと言ってきた経済、それもその総本山の証券市場でこんな意思決定しかでけへんのかと思うと、ホンマに情けない。これで金融を一大産業にしようという構想がまたまた難しくなったのではないでしょうか。嗚呼!
2010.11.03
コメント(0)
全10件 (10件中 1-10件目)
1
![]()
![]()
![]()