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雨の週末。昨日から強い雨が続いている。おかげでいつものように、家は雨漏りが始まっている。しゃあないな、これは。なんとか今日土曜日の午後はやめには止んでほしい。雨が一杯降るから瑞穂の国であるのはありがたいのだが、日々の暮らしには困りもの。これだけまとまって降ったのだからもう良いでしょう。 先週読み始めた「興亡の世界史」の「大清国の興亡」の巻を読了。読み応えがあった。面白かった。出張の移動中に退屈することなく充実した時間を持てた。他には糖尿病に関する本も読み終え、司馬遼太郎の「街道を行く」のシリーズの一冊も終了。次の一冊に移行した。 そこで面白い発見。司馬さんって本当に博覧強記。信じられないくらいいろんなことを調べ、記憶しておられた。面白いと思ったのは戦国時代に鉄砲とキリスト教をもたらしたフランシスコ・ザビエルの出自。バスク人だったそうです。今もバスクの独立を求める熱望が強い国。20世紀にもいろんな芸術家や文筆家が独立運動に関わった国。パブロ・カザルスも強い思いを抱いた運動を起こさせる「力」のある国。 へえーっと驚いたのが第一リアクション。次回スペインに行く機会があれば別の興奮を感じるかもしれない。 スペインといえば今はアメリカ以上に経済が混乱し、不動産市場が崩壊、金融業も大揺れになっている。アメリカは昨年の第4四半期に4%弱のGDPマイナス成長だったそうで、本格的な不況・恐慌の匂いがまた強まったせいか、株の下げがまた強くなった。今日の雨と同じで歓迎できないことです。 市場には今回の下げは循環的なものでなく構造的なものではとの不安感が充満。構造的だから新しい均衡に行きつくまで下がり続けると想定される。私もそんな恐怖を又持ちました。円は強くなる傾向のまま。でも買出しに出かけるほど欲しいものもないしねえ。・…オバマさんは組合を評価し強める意向だとか。これだとまた市場が下がるかも。しばらくは乱高下が続きまんな、これは。あきまへん。
2009.01.31
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今日、昼間に用賀の方に行った。車で行ったのだが、行きも帰りも混雑なし。帰りなど、用賀から都心まで渋滞での減速もなければ、信号の停止も無く、スイスイと20分弱で帰れた。道には余りトラックが走っていないし、車の量自体も少ない印象。色んな向上が操業ストップとか時間削減をやっている。その影響で物流量が減っているのかもしれない。うーーーん、これって不景気の直截な反映かも。思えば恐ろしいこと。月末の水曜日の午後。首都高ががら空き。お蔭でCO2も少ない所為か、空気もきれいで景色が遠くまで見通せる。良いこともあるものだとは思うが、やっぱりねえ。
2009.01.28
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一週間の始まりです。今朝も早く目が覚め、そろそろ出かけます。爽快な朝です。日本海側は大雪のようで大変ですね。関東はすっきりとした天気。ちょっと寒いですが、大したことではありません。札幌など久しぶりに真冬日から抜けるといっても最高気温1度ですから。 一月も末になり、梅の花がきれいに咲き始めている。結構たくさんの木で咲いている。電車の車窓から見ているだけで気持ち良い。毎年のことだけれど春を予感させる白や赤の梅の花。いつも言うのですが、長持ちする花ですからそれだけ長く楽しめます。そんな鼻を見ながら会社へ行くのは爽快なものです。 朝青竜が優勝。私は実況を見逃したのだが大変な人気だったようですね。場内からの大きな拍手と歓声に包まれた。マスコミにいじめられ、横綱審議会にいじめられ、いつの間にやら義経びいきの対象に持ち上げられたのでしょう。日本人の感傷もここまで来たかというのが率直な印象。モンゴルにある大事なビジネスのためにどうせまたすぐにモンゴルに帰って、日本での練習や義務は二の次となるに違いないのに。 でも、まあ後半戦になって横綱らしい相撲になってきたことは確かでした。さすがに集中するとそれなりの成果を出せる実力には脱帽です。それと対比して麻生さん。結局貧相くさかったねえ。ちゃんと考えてそれなりのひねりを入れたセリフを言わなきゃあ。 山形の知事選も負けたからこれが政局にどんなインパクトを持つのか。気長に注目しておきます。ではでは出勤です。
2009.01.26
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オバマ政権が発足し、早くも経済政策を超特急で実施する構えが見えてきた。いろんな手段が盛り込まれているようだが、いつかも書いたように、やや古典的ながらインフラへの投資や教育への投資を含んだケインズ政策の先祖返りの匂いもする。アメリカでは今まで道路などの補修も不足していた印象があり、その補修などは必要性の高いもの。それが景気刺激につながり、雇用の創出に貢献するなら合理的な出費になる。 オバマ経済政策への期待が夢をもたらし、相場を下支えしている面はあるようだ。ただ、一方でGEが大幅な減益を去年の第4四半期の決算に関して発表して、それがNYの相場を下げた。43%の減益。そりゃあそうだろう。GEキャピタルは今の金融崩壊現象から大きな逆風を受けるのは当然。その他の機械製造販売の事業も厳しさは増している。配当を下げるのではないかという推測が出たり、AAAの評価を維持できなくなるとの見方もあり、株は湿りがちになってきた。 お蔭さまでというわけではないが、日経もついに8000円を切って7700円台。ここまでのつるべ落としになると、株価欄を見る勇気がなくなる。というか、その勇気を失って久しい。最近の銘柄の動きは殆んど追いかけてません。追いかけてもしゃあないですからね。こちらはNYの相場だけでなく、円高の影響を反映しているのだろう。ドルは90円を切るのが常態化してきた。そして、何ともびっくりするのはユーロ。ついに115円台で、120円を切った。ポンドは昔は240円とか250円のレンジだったのに、今やその半分。 今年は韓国への買い物ツアーが流行りそう。ユーロだって安いからツアーに行こうという宣伝が起こるかもしれない。だけど、JALでは欧米へのビジネス出張が減って社員の無給休暇を増やそうとし始めた。これも何だかねえ。人減らしも必要かもしれないが、ちょっと値段を下げて外国キャリアーから客を奪い返すくらいの作戦は考えないのか。私なんか価格の高さにおののいて、業務出張は日本のキャリアーには乗れません。少しでも安い料金を求めて外国航空会社に乗ってます。まだまだやるべき手が打たれていない印象を持ってしまう。 この為替を前提にすれば外国キャリアーの価格政策は一層攻勢を強くすると考えられる。今から少しは対応策を整えておかないと、年後半にはもっとまずいことになってるのではなかろうか。大胆な対応策が求められている。 経済全般でも同様のことが言える。日本も政治がシッカリして大胆な政策を打ち出して夢を語り、夢に向かって走り出すべきだ。それがないと、相場も一向に本格転回しない。和製オバマとその政策を一日も早く打ち出せる体制になるように祈っている。
2009.01.25
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今週も予定がいっぱい入っていて結構忙しかった。大阪への出張もあり、あわただしい一週間。でも、出張の時は電車などの移動中の時間を使って本が読める。 今週は糖尿病についての本と、寝る前に読む司馬遼太郎の本、それに加えて先日衝動買いした「興亡の世界史」の「大清帝国と中華の迷走」の巻をちょっとづつ読んだ。最後の「興亡の世界史」シリーズは友人のT氏からかねて推薦されていたもの。確かに読んでみて面白い。 歴史の躍動感を感じさせる書き方。著者の選択も相当こったのだろう。通常の歴史本と違って何年に何がどういう経緯で起こったかというのでなく、そもそも中国なるものをどのような単位でとらえるべきかという問題意識から出発している。今の中国がどんな成り立ちでできてきたのか、その背景を理解すると今後の動きへの洞察につながる。 今の中国は社会主義だとか拝金主義だとかいろんなレッテルが貼られていれけれど、そのような単線的な見方では実像は見えないのかもしれない。いろんなインプットを前提に考えると、大昔の科挙の時代から役人(今は共産党の幹部)は地方に行って賄賂を激しく徴収し大もうけをする。そして中央からのガバナンスは実際は及ばせない。統一的な国家なるものが存在したのは実は2000年を超える歴史のうちごく短い期間のみ。その実態は実は今も変わっていないだけかもしれない。 そして、国なんかの抽象的なものへの忠誠心は実は極めて薄く、一家家族の利害と忠清を大切にしてきた。今の上海閥などは、所詮その類のもの。今もって電力関係の利権は江沢民時代の連中が一家で取り仕切っていると聞く。今の世代は別の産業を手中に収めようと躍起になっている。・・・・・要するに数百年前と同じ構図が繰り返されているだけなのかもしれない。 そんな感想と想像を刺激して考えさせてくれる本。実に楽しい。糖尿病の本も専門のお医者さんによる本で、これはこれで何かと勉強になる。おまけにちょっとは仕事にも役立ちそうでありがたい。 そんなこんなで結構楽しい、充実した一週間でした。仕事の方も順調にはかどりましたし、言うことなし。世の中不景気な話が一杯なのに、ありがたいことです。
2009.01.24
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ちょっとだけ報道されてから余り語られないがテレビ局のかなりの数(確か半分以上)が赤字になったという。どうでも良いことと言えばどうでも良いのだが、個人的には注目した。ある意味で不況知らずのマスコミ、特にテレビの業界が赤字。 以前から構造論としてそうなると言われていたが、いざなってみるとやはり感慨を禁じえない。だって、あれほど無駄遣いと浪費の激しかった業界が赤字になる。おそらく経費を締めて無駄遣いを減らすべく徹底しようとする部隊と、それから逃れようとする既得権発想の人たちのバトルが始まるに違いない。 構造論は簡単なことで、テレビの収入である広告は経済全体の成長と同じくらいにしか伸びない。他方ここ数年はデジタル化への投資が必要で、その設備投資と償却が重荷となる。局によってはBSやCSへの投資が黒字を生まずに単なる負担になっているから、もっと大変。おまけに現在の経済状況では広告は絞られつつある。 だからだろうが、民放を見ていてパチンコ関係の宣伝がやたら増えた。今までの広告主が手を引いたあと、パチンコくらいしか代わり手がいなかったのだろう。これって本当のマンガ。やってる番組が面白くもないものが多く、タレントが雑談をしているのを放送しているだけのようなものが頻出し、ドラマはその筋が同工異曲の作り直しばかり。本格的なドキュメンタリーとか報道ものは数少ない。それをパチンコ屋さんがらみのところが支える。 一時はやった一億総白痴化現象そのものではないか。かくいう私はニュース・報道番組か音楽・スポーツしか見ない。大河ドラマも去年は何となく見たが(そう、この辺日本人の典型です)、今年はさして面白いとは思えない。視聴率も低いのではと邪推している。・…それにしても去年の連ドラの関西落語のあれは面白かった。(それこそどうでもええ話ですけど) これからどうなるか。タレントの出演料は下がるのだろう。タレントの派遣会社とか製作会社のマージンも減るのだろう。総じて業界が合理化、プロセス見直し・最適化が進むに相違ない。かなりやって普通の事業会社なみになっていく。そうなって初めて広告主への説得力も出てくるに違いない。 単なるコスト論だけならまだ良い。本当は視聴率なるものの意味合い自体に批判的な評価を始めた先進的広告主たちに追い付けなくなると、売上の方に大きなインパクトが出てくる。そうなると本当に深刻な問題となる。 他の業界でも同じような根本問題を抱えながら、10年一日の如く生きているところもある。そんなところが生き残りの危機に曝される。今回の経済不況はこうした構造問題を現化させる契機となる。どこが生き残るか、私の仮説を試しているところです。
2009.01.18
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今週は寒かった。風が冷たく、気温も低かった。重なると実感としての寒さがこたえた一週間。北国や日本海側では大雪になったよう。東京は雪は降らないが寒さがこたえる。週末になって寒さが一段落してきた。今朝はまだ寒さの延長。早朝からの電話会議に備えて5時に起きたのだが、しんしんと冷える朝。暖房を入れても少し時間をかけないと部屋が暖まらない。テレビをつけると6時のニュースで目に入ったのは阪神淡路大地震の慰霊祭の様子。そうか、14年前の今日大地震があったんや。あの時は関東でも若干の揺れを感じた。あの日は九州への出張があって次の日に九州から関西に回る予定をしていた。それが無理だとわかって急きょ九州から戻る手はずを整えるのに一苦労したなあ、などと思い出す。あれで我が身内も被災し、いろんな苦労をしていた。被災地の様子を見たときのショックは現場を見たものでなければわかるまい。たくさんの人が死んだ。時の村山内閣がぼけた対応をしてひどかった。その日だけでなくあとの対策でもドジを重ねた。海外からの援助を断ったり。救助の医者を受け入れるのは医師法違反だといい、救助犬は検疫を済ませていないから入国させないとか、随分不人情な応答を重ねていた。あれから我が国は少しは進歩したのだろうか。昨日のニューヨークでの飛行機不時着事故。死者ゼロというのは素晴らしい成果。USエアーは私も乗ったことがあり、他人事とは思えない。鳥がエンジンに飛び込んで事故。これはどこでも起こりうること。その予防にエンジンの空気口の部分に鳥が嫌う絵柄のペンキを塗っていると聞いていたのだが、それも効果がなかったのだろうか。或いはそんな手を打っていなかったのか。パイロットの技量に助けられた昨日だったが、紙一重の差でたくさんの人が死ぬ事故になりかねなかった。普段からの対策はなかったのだろうか。金のないアメリカのキャリアー各社にはシッカリ検討・対応を願いたい。だって、自分にかかるリスクは少ないに越したことはありませんからねえ。整備・安全にはチャンと金を使ってほしい。そのために必要ならチェックイン荷物に追加料金を払うのもOKですよ、ホント。ヤバイついでに言うと、アメリカの銀行の安定性がまだまだ取り戻せていない。バンカメも救済の声をあげたし、シテイは会社の分割に進む。シティはほんまに大丈夫かいな。分離する事業が高値で売れて、銀行本体に体力をもたらしてくれると良いが、はてさて心配。そういや、中国も失業率が高くなり新卒者も就職が大変らしい。一昨年の夏から秋まではデカップリング論が言われて、アメリカが落ちても中国などの新興国が成長するから世界経済へのインパクトは小さいなどと妄想する人が多かった。私はそんな妄想にはかからなかったけど、本当に大変な事態になってきました。実体経済へのインパクトが始まったばかりで、あと一年とか一年半はあかんやろなあ、てな印象です。辛抱、辛抱。
2009.01.17
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最近の事故・事件の報道を聞いて、どうも家庭が崩壊しているような気がしてならない。国や産業を議論する前に家庭がキチンとしていることが健全な社会の前提。それが揺らいでいるような気がしてならない。昨日報道されていた火事。どこの地方かは覚えていないが、電気料金の滞納の結果電気を止められローソクで生活していたら火事になったケース。テレビで見ているとその家はン十年前の新興住宅地区に建てられた一軒家。それなりのレベルの収入があって初めて暮せた地域のように見受けられた。それが収入がなく電気代を払えない。それほどの困窮なら生活保護の申請をなぜもっと早くやらなかったのか。いや、それ以前に、70歳を超えた母親を子どもたちは電気もない生活のまま放置したのか。仮に子供たちの生活が苦しいとして、生活保護の申請くらいはサポートできなかったのか。仮に子供が親不孝者だとして、兄弟姉妹とか親戚はいなかったのか。友達は相談に乗ってあげなかったのか。いろんな事情があってのことではあろうが、それにしてもである。更にいえば、最近よく取り上げられる契約社員の解雇問題。住む家もなくなる大変な事態で労組も動き出し、国や地方公共団体も対策を打ち始めた。確かにかわいそうなことで、家がなければ就職活動もままならない。ただ、個人的には不思議でならないことがある。なぜ実家に戻らないかである。寒風にさらされる首都圏などに残っているより実家に帰って再起の策を探す。無論生活保護を受けながらの活動であろう。曰く、地方には職がない。でも本当だろうか。東京にだって職はあるようでない。ないから路上生活を強いられているのだろう。不安定な生活をなんとなく続けながらさまようのは、私には理解できない。少なくとも計画的な生活ではないし、職探しでもないように思える。などと考えてきてハッと思ったのは、家庭が崩壊しているから帰れないケースが結構あるのではないかということ。とすると、これは確かに困ったことで社会としてのセーフティ・ネットの張り方を強化するというか工夫するべき事態である。もしそうならなぜ家庭が崩壊してきたのか、その理由をよく理解しなければならない。人間が生まれ成長する最小単位である家庭。それが崩壊するとは全く危機的。1980年代のアメリカでも同じことが起こっていたように記憶する。1970年代のイギリスでも荒んでいたように覚えている。程度はどちらがすさまじいのか。どの対策が有効だったのか。この際どこからでもよいから教訓にできることは持ってくれば良い。それにしてももし家庭の崩壊が進行しているのなら、これは本当に深刻な問題を提起している。応急策に終始せずにキチンと分析し対策を練るべき時期に来たのだろう。
2009.01.12
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一泊の出張から帰ってきました。行先は福岡。昨日の昼は地元のラーメンを満喫。知り合いに紹介された店で、仕事の関係で2時ちょっと前の昼飯時を過ぎた時間でも店は一杯。少し待たされたけれど、出てきたラーメンは汁の味が濃い絶品。中国で日式ラーメンというが、まさしくその表現がぴったし。中国や韓国のラーメンは味が淡白で、我々にはちょっと物足りない。この濃い味が良いのですね。仕事に行ったので、ラーメンを食べに行ったのではないが、ついでにありがたい食事にありつけた。出張の余禄ですな。夜は顧客の方々を交えて会食と飲み会。一仕事終わった後の一杯は当然おいしい。ついつい焼酎と日本酒が進む。おかげで正月以来の課題のダイエットは中断。中断どころか正月の食べすぎからの体重増の基調に戻っちゃう。酔っ払った目で体重計を見て、事の真理を確認し少々酔いのさめる思いを抱えながらバタン・キュウ。予定はしていないが多分そうなるだろうと想定していたように、朝は6時前に目が覚める。サッとシャワーを浴びて目を覚まし、ホテルを飛び出して空港へ。朝一のフライトに間に合ってそれに乗る。朝の早い便だし、3連休の真ん中の日曜日のせいもあるのだろう。ガラガラ。お客の立場からは楽でありがたい。でもこれでは赤字のフライトであることは間違いなく、経営が大変なところに益々問題になりそう。不況のせいで、一般の旅行客が減っているのが背景の理由にあるのだろう。ご同情申し上げた。でも、福岡から自宅に戻ったのが10時前。この時間だと日曜日を無駄にしないですむ。サンデープロジェクトを寝っ転がって見ながらウトウト。これが何とも気持ち良い。テレビ、特に討論番組の人声が耳に心地よい。話の中身は全く頭に入らない。どうせ聞き逃しても大した話をしているのでもないから良いのです。ララバイとしてはすぐれたものです。少し疲れが取れた感じがして、いつもの休日のルーテインに戻ります。平和で暖かい日本に感謝。世界の他の所の人たちは、今とんでもない経験と苦悩に晒されているのですから。
2009.01.11
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新年の第一週が終わった。と言って、自分は今日から一泊の出張なのでまだ完全に終了していないのだが、すぐに通常の仕事モードに戻っていつものように一日のすぎるのが早いこと。昔はお屠蘇気分などと優雅なことを言っていたし、また初めの数日は仕事らしいことはやらずにあいさつ回りで過ごせていた。いつの間にこの日本の醇風美俗が消えうせたのか残念至極。でも少しはゆとりがあったので友人と情報交換。実話を聞けば厳しさが直に伝わる。比較的恵まれている業界にいる我々とは違って、不動産、建設、流通などの事業には資金繰りの厳しい時が続いている。9月のレーマン・ブラザーズ破綻以後一気に金回りがきつくなった。債券市場は干上がり、銀行も自己資本規制の縛りが目の前にちらつく一方で、不良債権化しそうな先には金を貸さない姿勢が強烈となった。従って、これらの業界では資金繰りが続かず破産に追い込まれるところが続出している。新聞などで聞いてはいたが、ナマナマしい実話となるとその切迫感、厳しさはひとしおである。アメリカの状況が厳しいなどと言っている余裕はなさそう。それなのに、政府の対応はどうか。この切迫感は言葉では出てくるが、どれもこれも今の政局がらみのことに終始している印象。民主も政局論であることは同じ。すなわち実態としての切迫感が裏打ちされているとは到底思えない。とすると、今の麻生さんの対応ってなまぬるいとの批判が強烈になることは必定。このような時に頼りなさというか絶望感を感じさせると、そのインパクトは滅茶大きい。そういえば今週のニュースで面白かったのは野村證券がやったアンケートで株価低迷の理由として第一に挙げられたのが麻生政権だったこと。この自民の支持層として強固な部分でこの評判。早く解散して選挙。強い政権基盤のある政権で積極的な政策を展開しろというメッセージが明確。イスラエルとハマスの戦争も泥沼化しそうだし、ロシアとウクライナやEUとのガス輸出問題も長引きそう。正月早々、ドタバタの世界ですな。今年もいろんなことが起こりそうです。
2009.01.10
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明日から仕事。休暇で一番気持ちが浮かれるのが休暇に入る直前だ。あと少しで待ちに待った休暇だ、という気持ちの高ぶりがなんとも言えない。逆に終わりの時は、何とも言えない重苦しい気分に襲われる。これは昔も今も変わらない。きっと世の中のほとんどの人が同じ気持ちだろう。で、明日から仕事。それに備えて今朝早くからメールを読み始め、出すべき返事を出し始めた。世界中が休みだからメールの数がそれほど多くなかったのが救い。それと旅行中も時々メールだけはチェックしていたので助かっている。面白いもので、仕事モードに入るとそれはそれで気持ちが切り替わり、緊張感が出てきて前向きになる。自分がパブロフの犬みたいになっているだけのことかもしれないが、まあ、世の中仕事を奪われた人も多いのにありがたい話だと思わねばなるまい。それにしても、日比谷公園で越年支援のボランティアや労働組合の人たちが今年は大わらわだったとか。おまけに厚労省の講堂か何かを宿泊施設に提供したとか。応急の処置としては理解できるが、これは根本的な対策にはならない。仕事を提供するのは政府として限界がある。企業だってお客さん方からお金をもらって初めて仕事を提供できるのであって、慈善事業でない以上、今できることには限界がある。おまけに仕事と個人の能力・スキルのミスマッチの問題もある。根本的なトレーニングとスキルアップの手当を同時に図らないと問題は解決しないし、そのためには本人たちもそれなりの投資をする必要がある。社会主義の中国でも失業問題が今大きな問題となっている。市場メカニズムで資源配分を決定する仕組みを採用するからには、避けられない問題なのだろう。アメリカのように、貧富の格差が巨大化すると社会としての健全性に問題を生ずる。今の中国での実は同じ脈絡での問題が存在する。日本もそれに向かっていることは問題。まだ程度は他の国よりはマシな感じはあるが、傾向的には問題が深刻化していることは間違いない。今のうちにどんな手を打つかしっかりと考え、対処すべきだろう。それにつけても、麻生さんの政権でそれが出来るのか。やばそう。ステーるメイトの状況を打破して、早めに解散してやるべきことをやった方が良いと思うのですがねえ。とまれ、明日から仕事。さあ、気張らねば!
2009.01.04
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新年といえば初日の出か富士山。初日の出は今年はやめにして富士山に期待していた。成田からの帰りのバスで、千葉県からの富士山がその姿を見せてくれた。雪に覆われた頂上あたりがはるかかなたにくっきりと見える。横浜に入ってもっと近くからその全貌が見える。どうやら五合目あたりから上が雪で真白。まさしく絶景。反対側の景色も素晴らしい。房総半島の山々と海辺の向上がきれいに見える。東京湾を行く多くの船もきれいに見える。風が強かったのか、車が少ないから空気がきれいだからなのかはわからないが、とにかくくっきりと見える。ちょっと心洗われるような気分。新年を迎えるにあたってまずは目出度いことだと嬉しくなる。世の中いろんな暗い話や不景気なこと、更には戦争などと碌なことがないここ一年。今年もさほどいいことが起こりそうな感じもしないけれど、まずは良い気分で正月を迎えられるのはありがたい。ニュースを見れば番狂わせが続出している。駅伝でも想定外が起こっている。実業団は最後の最後まで3チームが競り合い、優勝は富士通だそうで。箱根の方は前評判のよかった駒沢がこけて東洋大が優勝(現時点では往路のみ)。総合優勝もありそうな勢い。人生想定や評判通りだと面白くないから今年の展開は大いに結構。駅伝はチームの中の一人でも体調を崩したり実力を発揮できないだけでいろんな番狂わせが起こるから怖いし、また面白い。この辺ビジネスや実人生も同じで、これが日本でだけ駅伝がテレビ実況放送される理由かと思う。それはさておき、アメリカでテレビを見ているときに驚いたのがNYの証券取引所の元トップが起こした詐欺事件。仕組みは実に単純で、連鎖式の投資話で新しい投資家の金を古い投資家に「配当」と称して回し、それで金が集まったところで金を抜いていくからどこかで破たんする。驚いたのはその犠牲者。私はマドフさんとかいうそのトップの知り合いを中心とする金持ちグループが引っ掛かっただけだと考えていた。だから、物知りの金持ちでも引っかかるのかと冷たく見放していた。それがテレビの画面に被害者がインタビューに応じていた。その人は慈善団体というかNPOの資金担当者で、彼らは長期安定的な収益を上げる目的の運用を心掛けていた。マドフ氏は自身が「慈善家」としても有名で寄付も沢山していたというから、安心して金を預けた人も結構いたのだろう。それが詐欺に引っ掛かったとは!それどころか、NPOが投資しているということを宣伝に使われたあげく、損までさせられた。実に極悪非道なやり方ではないか。これをはじめから意図的にやっていたのだとすれば、これこそ人非人の所業。強欲が資本主義の精神をゆがめるとここまで変なことになる。今回のバブル破裂と恐慌の背景に強欲が出すぎたといわれるが、まさにそのとおり。こんなことでは社会の規範が崩れる。前から書いているように、アメリカは貧富の差が巨大化しすぎて社会としての健全性を失ってしまったようだ。その表れのひとつがこれだろう。今度オバマ政権入りするサマーズ元財務長官のコメントに、「アメリカの冨の大部分を所有する一握りの人たちが最高税率が35%から39%に上げられることを社会の健全性をこわすことのように言うのはどう見ても理不尽なことだ」という趣旨の発言がある。まさしくそのとおり。それにつけてもなくした金は戻ってこない。それで慈善活動にマイナスの影響が出る。それを嘆くインタビューを受けていた女性は悲しさにあふれていた。犯罪行為のインパクトを見せつけられた。晴れない気持でいたらサンフランシスコはとっても濃い霧が毎日続いているという。実際私がいたときも深い霧の中。これからの一年新政権がどのような政策を展開するか、そして霧に隠れた社会に明るい光がさすようになるのか。期待している。その点日本の天気は、少なくとも関東では晴天が続き誠に結構。世の政治や経済が同じく前に向かって前進することを祈る。年初の祈りです。
2009.01.03
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一週間の旅から今日戻ってきました。今日は二日。皆さんあけましておめでとうございます。正月にかけて旅行するのは実ははじめてのこと。正月とかお盆は民族の大移動の時期でもあり、どこに行っても人だらけで混雑の極み。そんなときに旅に出るなんて阿呆のすることじゃ、と天邪鬼に構えてきた。その考え方は今も変わらない。おそらく今後正月やお盆に旅に出ることは余りないだろう。とまれ、行って見れば想定とは違った。まずは行きと帰りの飛行機がすいている。現在の景気のせいか遠距離の客が減って、韓国・台湾などの近距離や国内の温泉の旅がはやっているからかも。こんなロード・ファクターで儲かるのかと余計な心配をしたくらい。客が少ない分サービスは上々で、我々としてはありがたい。サービスより何より、すいているのが最高!対して、アメリカの国内線は大混雑。行きも帰りも満席。狭いエコノミーの席で我慢しながらじっと時のたつのを待つ。(足が長いと自慢する気はありませんが、足が使えて動かせないし本当に窮屈なのです)おまけにあれやこれやの大工夫。まず、乗る日の数日前にCEOさんからというメールが届く。そこで家にいながらにしてチェックインが出来る。そこでチェックインする荷物の料金を払う。その時にエコノミーからエコノミー・プラスというちょっと席と席の間隔に余裕のある席に変えませんか?とプロモーションが書いてある。YES,と答えて行きはアップグレード。これで4000円弱。当日ゲートに行くと、そこでも「まだ何席かあまってまっせ」とダフ屋まがいの営業を航空会社のスタッフがやっている。荷物をチェックインしても昔は料金を取らなかったのに、今は徴収する。そして必死の営業。それも現場とネットの両方で攻めてくる。そこまでして営業し、コストも下げて、それでも赤字転落の恐怖に晒されながらやっているのが航空会社。昔はもっと余裕があったのになあと思わず妙な感慨に浸ってしまった。そして、チェックインのカウンターも様変わり。まず、私みたいに事前にチェックインし搭乗券を自宅でプリントアウトしてきた人は、チェックイン・カウンターに並ばずに済む。荷物を預けるのも半ば機械で自動的にやる。人減らしの極致とはこのことかと思う。日本では荷物をチェックインする場合は人的にやらざるをえない(はず)。このあたりの機械化はアメリカの方が進んでいる。トヨタとGMの比較とは逆の姿が見えた。日本でもそのうちにこのような機械化が進むのかと、私のようなアナログ人間にはどんどんと住みずらい世の中になりそうで心配です。たかが飛行機に乗るのにいちいち靴を脱いで、上着を取ってセキュリティー・マシンをくぐらせる。そんなことをしてもテロの予防にはならないのではと思うが、これはお付き合いせざるをえない。などと思っていたら、知らない間にイスラエルがハマスと戦争をおっぱじめた。あの辺は火薬庫そのものですな。いつまでも安定しない。経済は2009年もイマイチだろうし、政情不安が続く国も日本だけではなさそうだし、おまけに戦争となったら、新年早々大変な年ですな。今年は。これだと、以前に書いたように世界から北朝鮮が忘れられて、彼らが気を引くためにミサイル撃ったりするのではと妙な心配が起こる年初です。まあまあ、今年もよろしくお付き合いください。
2009.01.02
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