南トルコ・アンタルヤの12ヶ月*** 地中海は今日も青し

南トルコ・アンタルヤの12ヶ月*** 地中海は今日も青し

PR

コメント新着

gama@ Re:超簡単!ドライ・バジル作り(07/30) 今日初めてここを見つけ端から読んでいる…
東京のぐーまま@ 通学カバン・・・から1ヶ月がたちました。 こんにちは。東京在住のアザラシ娘と二人…
アサコサル@ ど派手なんすね~ デニズリで近所のコドモ達にエイゴを教え…
cloe97 @ Re:通学カバン。今年の流行は、コレだ!★2006(08/30) きゃーー!派手だぁ!!!やっぱりドイツ…
turkuvaz @ Re[2]:ふむふむ(08/30) みあるさん 大事なもの忘れてました!…

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2006/06/02
XML



連日、最高気温30℃を軽く上回るアンタルヤ。
これだけ暑くなると、自然に冷たい飲み物が欲しくなるわけで、工事現場に毎日詰めていた昨年のこの時期はアイスティーが外出先での私のお気に入りだった。
一方、自宅ではコーヒーが手放せない私は、自宅にいる間はもっぱらアイスコーヒーを飲む。

それがなぜか、今年。この1週間というもの、 リモナタ(レモネード) に凝っている私。
きっかけは、先週のヒュリエット紙金曜版。“リモナタの最も美味しい店トップ10”を漠然と眺めていて、驚かされた。
今まで、お店で出してるリモナタなんて、きっと濃縮リモナタやインスタントを水で薄めてるだけだろうと軽んじていたのだが、とんでもなかった。どのお店も当然のように自家製で、しかもオレンジを混ぜたりミントを混ぜたりと、オリジナルな工夫を重ねているらしい。中には、製法は秘密、というお店まである。

パザールで黄色く輝いている巨大レモンが脳裏にちらついた。レモンの旬も少しずつ終わりに近づいている。この後は、もぎたてレモンは少しずつ姿を消し、保冷用倉庫で長期保存されている小型レモンがそれにとって代わる。
いわば、今がリモナタ作りのチャンス!皮が厚くて果汁が少なく、レモン果汁をとるためには適さないかもしれないが、新鮮な香りといい皮のきれいな点といい、柔らかい酸味といい、値段の安さといい、今出回ってるレモンこそ、リモナタ作りにはピッタリではないだろうか?

というわけで、思い立ったら即実行。先週の日曜パザールで、皮のきれいな大型レモンを1キロ強購入。
さて、これをどのようにして漬け込むか?
くだんの“トップ10”の、それぞれのお店の工夫も読みつつ、まずは私にとって一番手っ取り早い方法を試みることにした。

皮を黄色い部分のみ薄く剥き、千切りにする。皮のすぐ内側の苦味の強い白い部分は剥いて捨て、中身をザク切りか適当なスライスにする。
皮と実を合わせた重量の40~50%の砂糖を加えて、おたまの背などで押しつぶしながら掻き混ぜ、最低12時間くらい冷蔵庫で寝かす。時々、冷蔵庫から取り出して、つぶすようにして掻き混ぜておく。
長時間寝かせたリモナタの材料を、粗い布(布巾など)で包んで汁を絞りとる。
冷水で2倍くらいに薄めて、できあがり。

さて、肝心のお味の方はどうか?
簡単なのに意外に美味しくでき感心したのだが、色が薄くて風味がやや弱く、砂糖甘い感じに不満が残った。
そこで、2度目のチャレンジ。
昨日の木曜パザールで、同じように大型で皮のきれいなレモンばかり選んで1キロ強、1YTL分(約75円)を購入。自宅に戻り、早速仕込みにかかる。
色と風味を増すために、今回は皮の黄色い部分を大根おろしでおろして加えることにした。中身は前回と同じザク切り。皮と中身をあわせ、重量の40%の砂糖を加えて、前回同様実をつぶしながらよく掻き混ぜた後、冷蔵庫で12時間以上寝かした。

そして今日は、外出から戻って、絞り作業開始。
今回のは黄色い色がよく出ているし、風味もたっぷり。なかなかいいぞ~!
冷水で2倍強に薄めて・・・さて今度こそ、お味の方は?

我ながら、今度は美味しくできた♪
皮をおろして加えたので、皮そのものの自然な苦味も出て、砂糖とのバランスもちょうどいい。
出来上がりは、こんな感じ


自家製リモナタ(レモネード)


これでもう十分美味しいのだが、実はあともう一回くらいチャレンジしてみるつもり。完全に濁ってしまったのが、ちょっと気に入らないのだ。
次回は、大根おろしではなく、もうすこし粗いおろし金を使ってみるか、それとも実を絞って果汁のみ漬け込んでみるか・・・・。
どうやら、私の自家製リモナタ開発は、来週も続きそうである。


* * * *


日曜朝のコンヤアルトゥ海岸(2006.5.28)-1

日曜朝のコンヤアルトゥ海岸(2006.5.28)-2


こちらは、先週日曜日のコンヤアルトゥ海岸。
朝9時頃から出掛けたので、人出も少なく、波のない静かな海だった。

トマト+キュウリ+レタス+白チーズ、トマト+キュウリ+レタス+ツナという2種類の簡単サンドイッチを作り、ポットに自分用のコーヒーも用意して出掛け、パラソルと寝椅子をふたつ借りて(1台1.5YTL=約110円)、またもや3時間以上浜辺で過ごすことに。
娘たちが水の中でたっぷり遊ぶ間、私はコーヒーを片手に、新聞に隅から隅まで目を通し、時間が余れば本を読むことにしている。
寝椅子に転がって、ゆっくりと活字を追うこんな休日の朝が、私にとっては最高に贅沢なひとときなのである。







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006/06/03 04:50:34 AM
[トルコで食べ物ばなし] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

プロフィール

turkuvaz

turkuvaz

フリーページ

●アンタルヤ移住記


始まりはいつも突然


海さえあれば


子供のこと


なにゆえにアンタルヤ


●アンタルヤの12ヶ月


∬9月―頭の痛い季節(1)月謝高騰


 (2)学校探し


 (3)相談


 (4)対決


 (5)待ち合わせ


 (6)学校巡り


 (7)休息


 (8)父兄懇談会


 (9)続・父兄懇談会


 (10)続々・父兄懇談会


 (11)続・続々・父兄懇談会


 (12)学校探し、再び


 (13)助言


 (14)その後―上の娘


 (15)その後―下の娘


∬10月―天国と地獄のあいだには(1)


 (2)一抹の不安


 (3)予感的中


 (4)楽園の風景


 (5)待ち受けていたもの


 (6)嫁の立場


 (7)アンタルヤへの帰還


 (8)心尽くし


 (9)家族の集い


 (10)天国への階段


∬11月―キノコ奮戦記(1)いざ松茸! 


 (2)キノコとの格闘


 (3)またしても空振り


 (4)キノコ恋しや


∬12月―チョルバの誘惑(1)


 (2)タヴック&メルジメッキ・チョルバス


 (3)イェシル・チョルバス、そして


 (4)チョルバへの誘い


∬1月―白い悪夢


∬2月―銀色の休日(1)予定変更


 (2)ダルヤンへ出発


 (3)ホテル探し


 (4)夕食での椿事


 (5)カウノスの遺跡


 (6)舟下り


●私の旅の案内役


●ヒッタイトの足跡を訪ねる旅―第1回


(1)目指すはベイシェヒル湖


(2)ファスルラル村への道


(3)ガイド少年


(4)教師の家


(5)湖畔の夕暮れ


(6)鯉料理


(7)聖なる泉


(8)湖水に浮かぶ


(9)湖畔のドライブ


(10)夢の跡


(11)帰路


(12)新たなる旅路


●ヒッタイトの足跡を訪ねる旅―第2回


(1)ムワタリ王のレリーフ


(2)カラタシュ野外博物館


(3)イェセメック野外博物館


●半日ガイド体験記(1)音信不通


(2)すれ違い


(3)再会


(4)苦肉の策


(5)最初の仕事


(6)日曜パザール見学


(7)車内ガイディング


(8)我が家訪問


(9)和食ピクニック


(10)最後の仕事



© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: