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Jan 12, 2009
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カテゴリ: 徒然独り言
バーチャルな世界、あるいは、近未来の世界において、バーチャルな人間や、ロボットや、ヒューマノイドが、登場したとき、一瞬、本物の人間なのか、そうでないのか、ちょっと迷うことがある。

お手伝いロボットやペットロボットが、実物に似すぎている場合、本物かどうかの区別が、一瞬つかない場合も出てこよう。

鉄腕アトムも、漫画プルートになってからは、ほとんど、人間と区別なく描写されている。

しかし、映画やゲームCGなどで、いかに人間に似通った対象が描かれていても、たとえば、汗をかかなかったり、ちょっとした仕草に、変な違和感を覚えたりすることもある。

ほぼ人間ぽいが、ちょっと人間ではない、違和感が感じられる。
これが、時として、非常に強い違和感や嫌悪感となることもあるらしい。

人間らしくはなく、ちょっと人間に似せてあるくらいであると、そうでもないらしいのだが。人間の感覚とは不思議なものである。


以上の現象を、難しく言うと、「不気味の谷現象」というらしい。

--


人間のロボットに対する感情的反応について、ロボットがその外観や動作においてより人間らしく作られるようになるにつれ、より好感的、共感的になっていくが、ある時点で突然強い嫌悪感に変わるらしい。

しかし、さらに、ロボットがより人間に近づき、人間らしくなり、人間の外観や動作と見分けがつかなくなると再びより強い好感に転じ、人間と同じような親近感を覚えるようになるとされている。

「人間に近く」見えるが、完全に人間ではないロボットに対して感情的反応が否定的になっている部分こそが、不気味の谷現象。

ロボットが人間には似ていても、実際の人間とはかけ離れている場合、人間的特徴の方が逆に目立ち認識しやすいため、親近感を得やすい。
しかし、ロボットがある程度「人間に近く」なってくると、逆に、非人間的特徴の方が目立ってしまい観察者に「奇妙」な感覚を抱かせるのではないかと考えられている。

(但し、不気味の谷現象については、これを認めない反対意見もある。以上、WIKIPEDIA等参照して記述。)
--

映画等では、「アイ,ロボット」や、「A.I.」、「アニマトリックス」、「トイストーリー」等に出てくるロボットや主人公たちが、その例示となろうか。
ファイナルファンタジーにでてくる主人公CGでも、賛否両論があったようだ。

現在のCG技術をもってしても、まだ、完全に人間らしい人間あるいはロボットの描写は困難のようである。

同じく、仮想現実とリアルな世界の間には、超えがたい谷があるようである。


音楽の世界においても、ロボットが、楽譜を見ながらピアノを上手にロボットの手で弾くといったことが、実験されている。
そのうちに、音楽でさえも、ピアノ演奏でさえも、人間に負けないほどの、いや、ある部分は人間を上回る演奏が可能となるのであろうが、
なにかしら、人間らしいが、人間ではない不気味な部分がでてくるのかもしれない。

音楽表現性もしかりである。
音楽をしているその様子もそうであろう。


単に話題になった場合のみのサンプルなので、本当のところはわからないが、

もしかすると、女性の方が、この部分の感受性が高いのかもしれない。
人間か人間でないか、これに対するセンサーが敏感なのかもしれない。

Matrixのように、甲殻機動隊のように、首の後ろに、電脳世界につながるプラグを挿して気持ちいいかどうか。首の後ろのラインから電脳世界にダイブできるのか。

おおむねの女性は、これをきらう。
自らのバーチャル化や、一部アンドロイド化を嫌う女性は多いのではないかと思う。


ところで、
男性の持つY染色体は、だんだん短くなっており、計測方法にもよるが、12万年後くらいには、男性は存在しなくなるとの予測がある。

男性は、そろそろ、まじめに、人工機能との融合を考えていかねばならないのかもしれない。Y染色体を延ばす、マイクロマシン血液を補充せねばならないかもしれない。また、iPS細胞によって、あるいは最先端の遺伝子工学によって、Y染色体の延命をはかることができるかもしれない。

しかし、それらが不成功に終わるとき、世の中は、女性のみとなっていく。

しかし、考えてみれば、大昔、我々は、最初の人間、女性ミトコンドリア「イヴ」の33人の娘たちから作られたといわれる。

ヨーロッパの祖先は、7人の娘たちであるという。
南フランスのエレナ、シリアのジャスミン、アルプスのカトリン、北イタリアのタラ、北ギリシャのウルスラ、スペインのバルダ、黒海の東にいたゼニア。

彼女らは、16-20万年前のイヴから派生したことが検証されているそうだ。byサイクス教授

我々は、女性ミトコンドリア・イヴをその系譜として生まれ、30万年程度を経て、今度は、女性のみに収斂しようとしているようだ。
(父親から息子にのみ伝わるY染色体を用いた同様の検討によっても、ほぼ同じパターンが確認され、これはY染色体アダムと呼ばれることがある。Y染色体アダムは6万年前頃に生存していたと見られるが、当然のこととしてミトコンドリア・イブの夫である可能性は無い。)

今後、いつしか、男性は、自らを対象として、不気味の谷を乗り越えざるをえなくなるだろう。
基本は人間であるが、Y染色体のみは、異なるものを用いなければならないかもしれない。そして、それは、人間の男性といえるのかどうか、難しいところとなるでありましょう。




-memo-
不気味の谷現象は、日本のロボット工学者、森政弘が1970年に提唱した。

森政弘(もりまさひろ、1927年2月12日- )は、日本の工学者工学博士(東京大学)。東京工業大学名誉教授、専門分野は、自動制御、ロボット工学。
日本における自動制御、ロボット工学の第一人者。
1970年、ロボットなどに対する、人間の感情的反応に関するロボット工学上の概念である「不気味の谷現象」を提唱し、世界的に注目を集める。
また、「ロボットコンテスト」の開催を提唱し、「ロボコン博士」とも呼ばれた。仏教、禅などにも造詣が深い。





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Last updated  Jan 13, 2009 01:02:26 AM
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