つれづれ浮世草
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ちょっと油断するとすぐに時機を失して、気の抜けたラムネみたいになってしまうのがこのブログというやつで。 お目当ての映画とやらは、どうなっとるんか!などと催促する方もないので、忘れた振りをしておりましたが、さすがに約束を破っているような後ろめたい気分が強まってまいりましたので。 ポニョを観終わってもまだだいぶ時間がありましたので、違う階で軽食を。本屋もぶらり。 さて、お目当ての映画は上記のタイトル通り「落語娘」。 映画が封切られる前に永田俊也氏の原作本を読み、どこまで原作の雰囲気を映像化することが出来るのか興味津津でした。ちなみに永田氏の文章は今どきの軽薄文体とは一線を画す、かっちりとした手応えのある文章です。 このお話は、NHKの朝ドラ「ちりとてちん」のような女流噺家の成長物語ではありません。彼女は端役ではありませんが、どちらかと言うとミステリーの狂言回しで、主人公は彼女の師匠三々亭平佐ではないかと思われます。「ちりとてちん」の徒然亭草若師匠にも負けず劣らずのハチャメチャ師匠です。 「しゃべれどもしゃべれども」もよく出来た作品(原作も映画も)でしたが、この「落語娘」はそれを超える出来の作品ではないかと思います。何と言っても三々亭香須美を演じたミムラさんが素晴らしい。粋だねえ、いい姐さんじゃねえか。きりっと決まっててよお。と江戸っ子調で掛け声かけたくなるような着物姿がキマッテいました。それに平佐役の津川雅彦さんも自然な演技で、大きな人間を演じ切っていました。 原作のおどろおどろしさも良く描けていたと思います。
2008年09月01日
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