紅子のセレブなグルメ日記

昨日に引き続いてお天気はよかったものの、北風が強くて、気温よりもとっても寒く感じた一日。これで風がなかったら、穏やかな小春日和な感じだったのになあ。明日も寒そうだし。春物がまだ着られない・・。

そんな中、日中月に一度の所用のためにお出かけ。この時のいつもの晩御飯はお弁当を買ってきて家で食べるのですが、行きたいと思っていたパーラーが突然今月中に休業するという情報をキャッチしたので、急遽そこで晩御飯を食べる事にしました。

所用を済ませて向かったのは、神田にお店を構える 万惣フルーツパーラー 千疋屋 や 新宿高野 と同じく老舗のフルーツ専門店で、洋食の他、フルーツを使ったスイーツが食べられます。フルーツを使ったスイーツもいいのですが、こちらの名物はなんといってもホットケーキ。文豪にも愛されたという逸品です。一度こちらにはパフェを食べに訪れた事はあって、いずれはホットケーキを食べるのだ！と思いながらもなかなか食べられずにいたのですが、こうなってしまっては意地でも食べておかなくては、と強行突破することにしました。

休業の噂は結構話題になっていたので、早めの到着をしたのですが、お店の前にはあまりお客さんが見当たらず、心配し過ぎかなって、思いました。

が、お店の前でツレと合流して、いざ店内に向かうと、既に５，６組の待ちが！！大失敗です。中二階はデザート系のみで、２階は軽食とデザートになっているのですが、営業時間の変更で２階は１８時からの営業の張り紙。なので、最初中二階で並んでいたのですが、進み具合がよくなかったので、これなら２階の開店を待った方がいいかも、っていうことで変更して２階の方へ並ぶ事にしました。

こちらも５、６組の待ちだったのですが、１８時からの営業を返上したようで、その前からお客さんを入れていて、私たちは２０分ほどで店内に入る事ができました。作戦を変更してよかったです。

席に着いて、メニュー表をみると、若干メニューを絞ったような気がします。折角２階に入ったので、軽食を一つとそれぞれホットーケーキをオーダーすることにしました。

ご飯を待ちながら、変わらないランチョンマットを一読。

手書きっぽい図柄が可愛いです。そうこうしていると軽食が運ばれてきました。

ロールキャベツ。個人的にはオムライスが食べたかったのですが、ツレが食べられないというので、こちらになってしまいました。

パンかライスがつくので、ライスを。

ロールキャベツの断面です。中のお肉は鶏挽肉。上には自家製のトマトケチャップがかかっていました。とろとろになるまで煮こまれたキャベツとあっさりとした鶏挽肉のミートボールは、どこか家庭的で懐かしい味のするロールキャベツでした。

そして、これが食べ終わってしばらくすると、メインのホットケーキが登場です。

万惣フルーツパーラー名物のホットケーキ。2枚重ねられたホットケーキは、とっても美味しそうな焼き色がついています。

断面です。ぱさっとした感じのホットケーキ。この後、ランチョンマットのようにたっぷりのバターとシロップをかけました。うん、とっても美味しそう♪

では、実食！！

断面からもわかるように、パサっとしたしあがりのホットケーキは、昔ながらの懐かしい味のするホットケーキです。ホットケーキ自体にはほとんど甘味はありません。パサっとはしていますが、シロップがかかったところは、しっとりとなって、バターの塩気とシロップの甘味が混ざると、その甘じょっぱさがなんとも後を引く美味しさです。家でも作れそうな感じがするけれど、でも、多分出来ないホットケーキ。すごく感動するほどの美味しさではないのですが、懐かしくてほっとする、そしてふと食べたくなってしまうようなホットケーキでした。

ちなみにこちらはツレがオーダーしたフルーツホットケーキ。フルーツの入ったホイップクリームがついていて、シロップではなくアングレーズソースをかけて食べます。こちらのほうがより甘いですが、オリジナリティはこちらの方が強いですね。こちらも美味しかったです。

老舗のお店がなくなってしまうというのは、本当に寂しいですね。でも、挨拶文には「閉店」ではなく、「休業」という言葉が使われていました。ひょっとしたら近い将来再開するかもしれません。そうなるととても嬉しいし、そうなってくれる事を願っています。

とりあえず、食べる事が出来てよかったです。

さて、明日はどうしようかな？