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このブログ、まだ生きていたのですね!最後の投稿から10年も経ったのか…。(== )トオイメ個人的にはマンション買ったり、結婚したり、子供が生まれたり、会社立ち上げたり、本当に色々ありました。社会もすっかり様変わりしましたね。東日本大震災、原発事故を経て、衰退途上国化、格差社会の到来、国民の分断…。次に見に来るときは、少しは生きやすい世の中になってるといいなぁ。誰も見てないだろうけど、またいつか書きにきます。
2018.05.15
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明日、テレビ東京で久米宏キャスターの経済特番「新日本人現る」が放送されます。新日本人とは、お酒を飲まず、車も欲しがらず、ブランド志向が弱く、海外旅行にも行きたがらない最近の20代のことだそうです。予告編を見て非常に興味をそそられたのですが、それは私の志向が「新日本人」のそれに近いと感じたからです。例えば、今の20代の若者で、デートに車が必需品と考えている人の割合は、たった2.8%だそうです。実際に自動車を保有している20代は、2000年の調査から10%ほども落ち、2007年は13%程度しかいないらしいのです。私はお酒は飲みますが、車は持ちません。海外旅行熱も同世代の人の半分以下だと思います。新日本人に対し、私は非常な親近感を覚えますが、久米キャスターは「経済に打撃を与える」と、否定的なコンテクストで語っていました。「新日本人」は現れるべくして現れたと、私は思います。ニートやネット難民など、社会に弾かれる感覚がリアルな世代の防御本能だと思うのです。金利は下げ止まったまま。税制は貧乏人の懐を狙い、年金制度は破綻寸前。教育の現場は荒れ放題。大学全入時代なのに国公立大学の学費も高騰して、貧乏人は出場権すら剥奪されました。能力主義が喧しい一方で、一度踏み外すと救済はありません。唯一救いだった価格破壊も、このところの生活物資の価格高騰で先行きは不透明。その一方で、お偉方だけがブクブクと焼け太ってゆきます。世界では、人口爆発に伴う莫大なエネルギー消費量が地球規模での異変を引き起こすまでになっており、消費することに罪悪感すら伴います。これらの諦念を、若者は肌で知っているのだという考えは飛躍し過ぎでしょうか?そんな彼らには、デジタル技術こそが最大の援軍です。パソコン1台で音楽が聴けてDVDも見られます。携帯電話があれば、電話もメールもネットもゲームも写真もムービーも楽しめます。SNSという新たなメディアのお陰で、表現欲もコミュニケーション欲求も簡単に満たされるようになりました。わざわざ遠くに行かなくても、20年前は何十億かけようが不可能だった楽しいことが、数十万円で実現するわけです。そもそも経済成長は善なのか? 消費は善なのか? いいものを少しだけ買い、大事に使うことこそ美徳ではないのか? 実は「新しい」んじゃなくて、「古き良き日本人」の感性に立ち返っているだけなんじゃないか? もし彼らが少しでも意識的にそのような志向に至ったというならば、私は「新日本人」を強く支持します。番組がどのような結論を出すのか、楽しみです。
2008.05.31
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SHINJO選手が、2ホーマーを放った試合のお立ち台で引退を宣言したそうです。つい先頃日記に書いたばかりだったので、ショックも一入です。ピッチャーやってみたり、引退宣言して即撤回したり、敬遠球をサヨナラヒットしたり、高額年棒のオファー蹴ってメジャーに行ったり、かぶり物したり、ほんとお騒がせな選手でした。でも、世間がイチローや松井に夢中だった時にも、おいらはあんたを一番応援してたんだぜ、SHINJO。だってあんた、メッツ時代に試合を観戦しに来た日本人リトルリーガーたちに、「メッツか阪神を目指して頑張って欲しい」ってなこと言ってたやろ? メジャーから復帰する時も、巨人からのオファーを蹴ったしな。そんな男前なあんたが大好きだったぜ、SHINJO。コーチとして再び縦縞に袖を通し、平田ヘッドとともに明るいスポークスマンとして活躍して欲しいなぁ。17年間楽しませてくれてありがとう。おつかれさまでした。そして残りのシーズンの活躍を! (oT∀T)ノ”
2006.04.18
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金曜日に有休を取って、日大病院で右下の親不知を抜いてきました。この歯はかつて街の歯医者さんに「普通の歯医者じゃ無理」と言わしめた Tough な奴です。真横に生えて隣の歯にプレッシャーをかけてくるところまではノーマルなんですが、歯の根っこが下顎神経に達している上に湾曲していて、無理に抜くと一生口が閉まらなくなるかも知れない由。それでも、そのときは顎が落ちるかと思うくらい痛かったので、とりあえず歯の頭を砕いてプレッシャーを和らげてもらいました。その後10年の永きに亘って、砕いた部分から虫歯になる不安と闘いながらも放置し続けました。しかし、歯というのは隙間が空くと出てくるものらしく、奴も再びプレッシャーをかけてきたのです。痛み自体はかつてに遠く及ばないものでしたが、周囲の歯肉が炎症を起こしてしまったので、この度一念発起して抜く事にしたのです。日大病院の敏腕女医をして1時間半に及ぶ大手術。2針を縫い、一晩で彼女の予言通り頬が腫れました。しかもタイミングよく左の奥歯の歯根にも炎症が起きていたため、両頬とも。鏡に映る自分を見ながら、「そういや昔、こんな顔してたっけなあ」と呑気に思ったのでした。しかしよう、先生よう、診察の最中に「こりゃすごいな」とか言うなよな。不安になるじゃんすか。
2006.04.16
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ナンちゃんの番組「ナンだ!? 新装開店SP 新庄剛志ってなんだ!?」を観ました。SHINJO、いいですよね。奔放な言動や行動から、本職(野球)での活躍よりもエンターテイナーとしての活躍が目立つ彼ですが、その姿勢が受け入れられているからこそのSHINJO人気。巨人の選手でさえ、こんなに全国区のCMに出演したことはないでしょう。そんな彼が「これを盗まれたら野球を辞めますよ」とまで言ってテレビカメラの前に披露したのは、プロ入り当時8,000円で買ったというグラブ。これを見た時には嬉しかったです。物を大事にする姿勢とか、やっぱり野球選手なんだとか、そんなことじゃなく、そのグラブに阪神のマークの刺繍があったことが。プロ入り当時から使ってるんだから当たり前なのかもしれませんけど、すっかり「ハムの人」になってしまった感のあるSHINJOに一抹の寂しさを感じていた阪神ファンとしては、素直に嬉しかったのでした。
2006.04.13
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今更ながら iPod nano 4Gを買いました。iTunes Music Store も市民権を得て、そろそろ乗っておかないとデジタルディバイドになりかねないとの危機感からです(嘘)。買ってから3日ほど寝かし、熟成させた後(本当はあんま興味ないから放っといた) PowerBookG4 につないでみましたが、iTunes をバージョンアップしろとのメッセージ。面倒くさいので、初日は iPod に付属のブロック崩しで遊んで終わりました。翌日なんとか iTunes をアップデートし、説明書を全く読まずに PowerBook と接続したところ、勝手にインポートを始めました。全曲インポートしようとすると 4G なんかじゃ全然足りません。どうでもいい曲は再生のチェックを外しておいたんですけど、それは無視して勝手に選曲してくれているようです。2回ほど途中で止まりながらも、なんとかインポートが完了。記念すべき最初の再生曲は THE CLASH の「1977」です。これだけはこだわりました。3日目、この日は自転車がパンクしていたため会社までの2キロほどの道のりを歩かねばなりませんでしたが、パンク~フォーク~ 80's ~おにゃんこクラブまでをまんべんなく聴きながら出勤できたので、長くは感じませんでした。しかし、こんな小さなデバイスに1,000曲とは…。技術の進歩は凄いなぁ。政治や行政は相変わらず幼稚なのにね~(どや? 社会派やろ?)。
2006.04.02
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職場の同僚(パンク野郎)2人と、東武練馬のステーキ専門店「ステーキふじ」に行ってきました。事前情報ではとにかくボリュームがすごいとのことで、最近胃が小さくなった私は食い負けるのではないかと戦々恐々でした。果たして出てきたステーキはごくごく普通の大きさだったのですが…。午後9時にお店着。昭和の雰囲気、それも3、40年代を感じさせる店構えです。予約が必須という噂でしたが、ラッキーにも3人並んで座れました。豊富なメニューの中から、3人とも先達からリコメンドされた「クリームコロッケとステーキのセット」を注文しました。先客の様子からもかなり待つのは覚悟です。でも、それはおあつらえ向き。音楽の話を肴に、先ずは当然ビールです。それに唐辛子とドレッシングで和えた枝豆がついてきたのですが、これにまず舌鼓。同僚がサービス券で注文したフライドポテトも、塩とターメリックが効いていて美味。前菜のキャベツの和え物もソースが絶品!さらになぜかメインディッシュの前にフルーツが。ピンクグレープフルーツ半分と大粒のブドウが10粒…。この時点で私はかな~り満腹になってしまい、ご飯を「ちょっと大盛」から「普通」に変更してもらいました。店に入ってから待つこと30分以上。ようやくステーキとご対面です。先述のとおり、ステーキはごくごく並みのサイズ。しかし、セットのクリームコロッケが、普通の4倍ほどもある大きさです! さらに付け合せの人参が、なんと小さいサイズのが丸々一本! 他にもパスタやらなんやら、戦慄を覚えるに十分なボリュームです。これで不味ければ早々に白旗ですが、なんとどれも美味いんです! 「4食分くらいに分けて食べたいなぁ」と思いながらも、なんとか完食。気付くと店には我々とお店のご主人夫婦以外誰もいませんでした。店から駅までの道すがら、同僚の一人は終始無言。大食いで鳴らした一人も、ご飯の大盛り(並の2倍くらい)が効いたのか言葉少なです。酒好きの3人なのに、誰も「呑みますか!」という言葉を発することもなく、蓬々の体で帰途に着いたのでした。
2006.03.02
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4年間使用したPHSの音声がそろそろヤヴァくなってきたので、auのW41CAに買い替えました。イカスつや消しブラックの筐体に、お財布携帯などの新技術がてんこ盛り! ワクワクが止まらないぜ!…嘘です。私は物欲番長ならぬ、物欲虐められっコ。漫画家を目指した昔日に、悲壮な決意をもって物質的な幸せと決別して以来、モノにあまり思い入れを持てなくなってしまいました。モノにあまり興味がないと世の中の動向にも疎くなりがちです。そうすると仕事の上でも弊害が多々ありまして…。Gaap(イカス自転車)に続き、物欲リハビリ第2段。物欲番長への道は遠いぜ!
2006.02.26
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ぎっくり腰が快方に向かっています。結局1日休んだだけで、医者には行きませんでした。昨年末インフルエンザBに罹ったときも医者には行かず、2日寝て治しました。そういえば5、6年前、酔っ払って転んだ拍子に左手を痛めてしまい、その痛みが半年以上続いたことがありますが、あれも思えば骨にヒビくらい入ってたんでしょうねえ…。大抵の傷病は医者なんか行かんでも治る訳です。人間の治癒能力って、やっぱすごいんですね!!って、医者嫌いなだけか? (;´Д`)
2006.02.23
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腰をいわしてしまいました。前日の飲み会の3次会のカラオケから朝方戻って起き抜けの夕方、キッチンでクシャミをした瞬間でした。今朝は立ち上がる事すら困難だったので、会社を休みました。ところが納品したものに事故があったらしく、電話がひっきりなし。寝返りも打てない。電話をとるのも困難。惨めです。上司が、仕事終わりに病院に連れて行ってやるからと、車で迎えにきてくれました。しかし、すでに19時前。最寄りの整形外科には時間外と断られ、2つ先の駅にある評判のいい(らしい)ところも然りでした。結局1時間強走り回って、ラーメン食って帰ったのでした。現在25時前。寝返りは打てるようになりましたが、いつも金払いの悪いクライアントの、今回も赤字確定の仕事を処理しなくてはならないと思うと、気が重いです。(ノд・。)
2006.02.20
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昨日、前職(サポート校の教員)の同窓会(?)に出席してきました。サポート校というのは、通信制高校と提携して、一般の学校生活に馴染めない生徒たちに高卒資格を付与できる各種学校です。理念は全うですが、制度が脆弱で助成金などもないため、コスト(学費)に見合ったパフォーマンスは到底望めません。中でも私が勤めていた学校は、理事長が教育者だったことは一度もなく、利益と名誉のために学校を経営しているような人でしたから、”ケツの青い”私には勤続1年が限度でした。でも、今でも教員を続けていらっしゃる先生方は、そうした学校とも渡り合いながら不登校生徒・児童の問題に取り組んでいらっしゃいます。話題の中心はやはり生徒。皆さん、生徒の話をするときは目の輝きが違います。こんな先生方に受け持って頂いていたら、私の高校生活ももう少し充実したものになっていただろうなと思います。たった1年で、しかも3年も前のことですが、彼らと話していると教員に戻ったような気がしました。(=ω= )
2006.02.19
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今週から、スーツを着なくてよくなりました。髭剃りも毎日はしなくていいし、職住近接のうえ10時出勤でいいので、毎朝9時半まで寝てられます。営業から制作の部署に移ったからなんですが、東京近郊に住みながらスーツとも満員電車とも無縁な生活をという学生時代の希望は、一応かなえられたことになります。何より営業の部署のおばちゃんたちの井戸端会議を聞かなくてすむのが(・∀・)b イイ!
2006.02.17
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昨日、母の誕生日でした。夜遅くまで電話してしまいました。来年は父の十三回忌。妹も家を出て久しく、今、実家で一人暮らしです。なかなか芳しい報告ができんでわりいな、母さん。ダメ息子やけど、滅多に連絡もせんけど、母さんの幸せを毎日祈りよんけん。正月には帰るけんな。どうか元気で。
2006.02.14
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我が家にWindowsマシンがやってきました。某PC系出版社勤務時代の同僚が、デュアルコアマシンを自作したので、古いマシンは邪魔になったからと、破格で譲ってくれたのです。マシンスペックとかあんまり興味ないんですが、CPUはセレロンの2.5Gってえから、MS OfficeやFlashをいじるくらいなら十分でしょう。しかし、自分がWindowsマシンを家に上げる日が来るとは、努々思いませんでした。アンチWindowsで10年以上。仕事では仕方なく使っていますが、家ではMacintoshオンリーだったのに…。MacintoshもIntelインサイドになっちゃったしなあ。これも世の趨勢ってやつでしょうか。(=ω= ) シミジミ
2006.02.12
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メインページ(TOKYO UNKNOWN SPECIES)に戯れで作ったFlash作品をアップしました(http://www014.upp.so-net.ne.jp/unknownspecies/)。これまで動画には全然興味がなかったんですが、仕事で弄ったのがきっかけで遅まきながら興味が湧いてきました。参考になりそうな作品を検索すると、あるわあるわ。2ch系の作品を中心に、おもろいの、凄いの~クソフラまで、何万という作品がウェブ上にひしめいています。2chはあまり好きじゃないけど、AAキャラはeね! そのうち私も…と思いつつ、彼らの情熱には到底及びません。というわけで、気が向いたときにクソフラをボチボチアップしていこうと思ってます。適当にご期待下さい。(・∀・)b
2006.02.09
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本丸もここも更新してないのに、さらにmixiにまで手を出しました。ほぼ1年ぶりに書いた日記がこれだし。何やってんだか…。
2006.02.05
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来る3月19日に、岩本町にあるライブハウスでライブをやります。1年8ヶ月ぶりですが、今回は強力なプラス材料があるので緊張しなくてすみそうです。というのも、昨夜、ギターの弦を張り替えていたときのこと。古い弦をブリッジから引き抜いて、ブリッジを外したところに、白い物体を発見し、これを外したからです!私の使っているギターは、アコースティックながらエレクトリックギターのような弾き心地で多くのミュージシャンに愛用されている、オベーションというメーカーのものです。音も購入時に試奏した中では一番クリアだったし気に入らない訳ではないんですが、弦高が高く、クラッチに力がいるのがネックでした。ギターだけに…。冗談はさておき、アコースティックギターで弦高を調整しようと思ったら、ブリッジを取り替えるしかありません。モノによっては、高さの異なるブリッジが付属していることもあるんですが、件のギターには付いていませんでした。なら削るかとなるわけですが、ブリッジ自体はピックアップを兼ねており、底部を金属で覆われているため削ったりはできません。そこで、ブリッジを支える木製の基部を削ろうと考えた訳です。ところが顔を出したのはプラスチック製の白い物体。もしやと思ってピンセットでほじくってみたら、簡単に外れました。そう、これはもともとスペーサーとして入れられていたものだったのです。弦高がスペーサー分低くなったお陰でサスティンもよくなり、ソロも弾きやすくなりました。その余裕分だけ歌に神経を集中できますから、全体のパフォーマンスも上がります。こうなると練習に熱がこもり、夜11時を回っているのを忘れて弾きじゃくってしまいました。楽器屋さんでもスペーサーがあるなんて情報は得られませんでしたから、案外知らずに使ってる人も多いんじゃないでしょうか。楽器はしっくり来るのとそうでないのとで雲泥の差があります。これから楽器、特にギターを始める人は、手になじむ楽器を選ぶことをお勧めします。
2005.03.10
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「マカロニほうれん荘」の単行本の8巻で、バンカラ姿のきんどーさんとトシちゃんが、「ほぉ~はいよ~するぅう~なばらの~(中略)ああえたじまのけ~んだんじ~」と歌いながら登校するシーンがあるんですが、それがどんな歌だか昔から気になっていました。小学唱歌「我は海の子」が大好きで、ブルースハープを購入したときに真っ先にそれを吹いた私は、「海原」「江田島」「健男児」という響きに同じ世界観を感じていたわけです。で、単行本を久しぶりに読み返してて、今ならウェブで一発じゃん! と思い、Googleで検索してみたところ、MIDIで曲まで聴けるサイトが2つほどヒットしました。再生してみると、思っていたのとちょっと違いましたが、なかなかいい曲です。タイトルは「江田島健児の歌」で、江田島海軍兵学校の事実上の校歌だったそうです。そんな訳で歌詞の内容はモロ大東亜戦争賛美でした。軍歌は忌むべきものというのが、現代日本人の共通認識だと思います。でも、実は軍歌は私たちの生活の中に生き続けています。パチンコパーラーの「軍艦マーチ」ももちろんそうですけど、戦後作られた曲にも、軍歌調の曲がけっこうあるのをご存知でしたか?「巨人の星」のテーマソング、「ドカベン」のエンディングの歌、クレージーキャッツの「これが男の生きる道」…。アコーディンの音色が合いそうなこの手の曲って、おもいっきり軍歌調ですよね。私はパンクスのご多分に漏れず、戦争にも人種差別にもアンチなので、軍歌の内容は主義には反するものです。でも(昔取沙汰された)「軍歌を禁止しろ」という動きには、私は賛成できません。曲としていい曲もあるだろうし、少年時代に軍歌しかなかった人たちが懐かしんで歌える歌がなくなってしまいますから。私の大好きな「我は海の子」にしたって、3番くらいまでは小学校の音楽の授業で教えていると思いますが、実は7番まであって、「いで軍艦に乗組みて我は護らん海の国」と歌われているあたり、やっぱ根は軍歌なんです…。それ自体に罪はない歌をスケープゴートにするよりも、自らの立場を顧みずにアジアの人々の神経を逆撫でするような言動、行動を繰り返すこの国のセンターライト政治屋さんたちをどうにかする方が先だと思うのは私だけでしょうか?
2004.12.16
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久しぶりの日記で、いきなりコンプレインアバウトだけども、ナベツネ、頼む、消えてくれ。「たかが選手」だと? お前こそ「たかが巨人のオーナー」だよ。お前がいなくなって誰が悲しむ?78にもなって、分をわきまえるということを知らない。どんだけお偉いかしらんけど、死んだときに唾をかけられるような生き方はすんなよ。ハマコーも野中も政界を引退した今となっては、国語の問題で「『老害』という言葉を使って例文を作れ」という問題が出たら、99%の生徒がナベツネのことを書くことでしょうとも。
2004.07.13
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かつての仕事仲間でパンクスのJ君と、神奈川のとある町に蛍を観に行ってきました。都心から近く、雑誌に紹介されたこともあってカップルがチラホラ。観察用のコースが整備されていましたが、時期が早いのか、まだ数匹しかいません。それでも蛍を見たことがない北海道生まれのJ君、それなりに感動していた様子。ぜひ乱舞する様子を見せてあげたいと思いつつ、コースを外れて川沿いを来た方向に向かうと、それなりの交通量の県道に差し掛かったあたりに10匹、20匹…いや、もっともっといます!早速コンビニでお酒を調達した我々は、生け垣の陰、川を見下ろせる場所に陣取って、飛び交う蛍の光を肴に蛍見酒と洒落込みました。微妙に同期して光ったり休んだり。葉の間でじっと光っていたかと思えば突然飛び立ったり。私もこんなに長い時間蛍を観察したのは初めてです。ホタルは成虫になると一週間の恋の季節を迎えます。その間露しか摂らず、ただただ命をつなぐために光ります。その儚さに人は「あはれ」を感じるのでしょうけれど、カワニナの殻に頭を突っ込んで捕食するグロテスクな幼虫時代こそが、実は彼等の命のメインステージだったりします。きれいに整備された場所よりも、そんな何でもない場所を生活の場に選んだのも、「人の目を楽しませるために光ってるわけじゃない」という彼等の主張だったような気がしました。
2004.06.06
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「グランディーバ バレエ団」の公演を観て来ました。NYを拠点に活動している、男性ばかりのバレエ団です。実は、いかちい男どもがバレエの真似事をやるコメディー集団だとばかり思っていました。ニュースのトピックなんかで紹介されるときも、コミカルな点ばかりがフィーチャーされますよね?確かに随所にコミカルな動きや演出が見られましたが、芸術性で評価しても素晴らしいデキだったんじゃないかと思います(バレエのことも芸術のことも知りませんが…)。「くるみ割り人形」のワンシーンには感動すらしてしまいました。中にはどうみても男性には見えないダンサーもいて、「男ばかりの」という定冠詞も忘れていました。しかつめらしいだけの芸術でもなければ、乱痴気騒ぎのコメディーでもない。エンターテイメントの本質が、人を楽しませることにあるとするなら、彼等はエンターテイメントのプロ集団です。また機会があったら観に行きたいと思います。
2004.05.15
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な、なんと、またお酒が当たりました! それも今度は300ml缶2本なんてケチなもんじゃなく、なんと500ml缶×24本!モノは「アサヒ本生オフタイム」という発泡酒です。酒好きの知人に自慢しながら振る舞いたいと思います。しかし今回、配達の方には申し訳ないことをしてしまいました。仕事で不在がちになってた間に何度も来て頂いたうえ、1度は指定した日にも仕事が入ってしまったりして…。という訳で、このへんで懸賞応募は一旦収束したいと思います。1年あまりの戦利品は、総額3万円分程度だったでしょうか。手間を考えると、あまり効率のいいもんじゃありませんでしたね。やっぱり私に懸賞生活は無理みたい…。(´∀`;)
2004.05.09
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フジロックにルースターズが出演するらしい。しかも、あの大江慎也をフロントに据えて…。俺がルースターズを知った頃にはもう大江はいなくて、最初にビデオクリップで観たときはピンとは来なかったもんだ。しかし、後に大江在籍時のイカシた(イカレた?)ビデオを観たときに、すっかりノックアウトされてしまったというわけさ。テクニックが凄いわけじゃない。鬼気迫るものがあったのさ。そのテンションからサイコパスになっちまった大江は長い間一線から遠ざかり、生きた伝説になっていた。大江のステージは、3月だったか「MAGIC ROCKOUT」ってイベントで観たぜ。すっかり頬が垂れ下がっておっさんになっちまってた大江だったが、眼光の鋭利さはまったく変わってなかったな。なんとかってバンドで出てて、知った曲はほとんどなかったが、俺としてはヘッドライナーの「IGGY & THE STOOGES」並みに楽しめたぜ。それに最後、ルースターズのナンバーから「CASE OF INSANITY」を演ってくれたしな。訳すと「精神病患者、精神病の症例」ってな意味だ。洒落が効いてるぜ。しかしスマッシュときたら、なんと3日の通し券でしか売らないっていうじゃないか。36,000円だぜ! 汚ねえ商売をしやがる。俺には仕事だってあるし、ルースターズが出演する日だけ観られれば満足なんだ。この歳でガキどもと一緒に一夏の思い出を作る気なんてさらさらないのさ! …という訳で、行くかどうか、今考え中なのだ。あんたルースターズを知ってるかい? 知らないなら少なくとも日本のロック史を語らない方がいい。震えて聴け! またどこかで会おう!【あとがき】ご存知ミッキー森脇氏の文体で書いてみました。ご存じない方のために申し添えますと、かつてパンク系のレコードのライナーといえば、氏か大貫憲章氏か小野島大氏か鳥居賀句氏の手になるものと決まっていたという大御所です。こうして書いてみると、ミッキー氏ご自身もかなりキレまくった人なんだなと感じます。氏も御歳50を超えているはず。今でもこんな感じの文章を書かれてるのでしょうか…。
2004.05.07
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すごい。圧巻である。初来日の49年前から17試合、日本の野球チームに1度も負けたことのなかったニューヨーク・ヤンキース。その史上最強チームを阪神が粉みじんにした!打ちも打ったり19安打11得点。赤星選手のセーフティーバントに矢野選手のランニングホームランなど、大技小技で敵を翻弄した。巨人が日本の最強チームとして腑甲斐なく対メジャー2連敗したのとは対照的だ。一線級の投手が出なかったって、それは阪神も同じ。むしろ変な規定のお陰で、阪神の攻撃のときは重いボールを使っていたのだとか。なのに明けて今朝の東京のスポーツ新聞は、ほとんどが松井の記事をトップに据えていやがった。ほんまワヤです…。(川 _ _)ノ[壁しかし、これで今シーズンも安泰やなあ! …とはいかないのがタイガース。きっとハラハラさせてくれることでしょう。願わくは優勝争いには絡まんことを!
2004.03.30
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10年ほど前に比べると、随分雑誌の種類が増えましたよね。これもDTP(デスクトップパブリッシング)が発達し、アイデアさえあれば少資本でも雑誌を作れるようになったからでしょう。しかし出版不況でもあり、目的や戦略がはっきりしない雑誌は、如何に内容やデザインが優れていてもやがて淘汰されていきます。過日客人が、「THE BIG ISSUE JAPAN」なる雑誌を置いて行きました。内容は、映画や音楽などの文化的な話題から社会的、政治的な話題までバラエティーに富み、ご近所から世界まで網羅しながらも決して散漫雑多に陥っておらず、インディペンデント版「AERA」の観があります。恐らく制作の方々はかなり経験を積んでおられるのでしょう。しかしその成功の本質は、野太いバックボーンとなっている社会的な意義と無関係ではないと感じます。同誌は、1991年にホームレスの人たちの自立を支援する目的で創刊された英誌の日本版です。定価200円のうち110円が販売者であるホームレスの人たちの取り分だといいますから、1日に平均50冊ほど売ればなんとか生活はできそうです。翻って残りの90円ですが、これが全て編集者、記者、ライターたちのギャラになるわけではありません。配本にかかる費用や宣伝広告費、材料費、印刷代などが引かれた残りをシェアするのですから、雑誌の売り上げだけで運営できないのは想像に難くないんです。表2、3、4に広告は入ってはいるものの、NPOや医療法人のような、正直金払いがいいとは思えないクライアントの他は自社広告だけ。そこで1口5万円の「市民パトロン」という出資者を募って発行に漕ぎ着けているようです。お金に固執するなら賢いやり方ではありません。でも、こういう社会的に意義のある仕事をしている制作の方々の意志は尊く、素敵だと思います。弱い立場の人に金品を施すのは簡単なこと。しかし、継続的でなければ意義は薄いものになってしまうでしょう。ようやく再就職が決まった私に市民パトロンは無理ですが、せめて近いうちに定期購読の申し込みをしようと思っています。
2004.02.26
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私の好物であり、家計の味方だった牛丼が街から消えて久しい。過般国産牛肉がBSE禍に見舞われたとき、吉野家は「安全な米国産牛肉を使用」と謳っていたのに、今次火の手はその米国で上がった。米国は地域ごとに品質管理の質にバラつきがあり、BSE牛の発生は時間の問題といわれていた。その時期日本政府は米国では「発生しないだろう」と輸入を差しとめずにおきながら、いざBSE牛が出ると、クロイツフェルトヤコブ病の発症者が「出るかもしれない」と、品質管理が改善されても輸入を解禁しないのだ。我々消費者も、危険性をよく理解しているとはいい難い。BSEの原因であるタンパク質「変異プリオン」が含まれるのは、脳や脊髄など神経系の一部だけで、解体作業のときにこの部位を傷つけずに取り除けば問題ないという。仮に含まれていたとして、発症する確率は極めて低いのだそうだ。それを知らずに漠然とした不安だけを一人歩きさせているとしたら、それはかつてHIV患者や、最近ではハンセン病の元患者たちを差別したヒステリックな無知と相似形だ。それに、元より我々は、自分たちが創り出した危険な化学物質に曝され続けてきたのではなかったか。かつてエアコンや冷蔵庫のエアーコンプレッサーに使われたフルオロカーボン類の一部はオゾン層を破壊し、大量の紫外線を地上に降らせている。排気ガス中に含まれる窒素酸化物や硫化物は大気を汚染し、強度の酸性雨を降らせ、空気中のエーロゾルと結びついてアレルゲンとなる。水道水中のトリハロメタンやトリクロロエチレンは催奇形性や発がん性が疑われているし、建材の接着剤に含まれるホルムアルデヒドなどはアレルギーの原因とされる。ポリクロロビフェニル(PCB)、ダイオキシンなどの猛毒な有機塩素化合物類や、ビスフェノールA、有機スズなどの内分泌撹乱化学物質(環境ホルモン)は、農作物や魚介類を通じて人間の体内に日々蓄積されている。燃料を燃やせば地球温暖化の原因となる二酸化炭素が発生するし、電気を使うほどに原発は危険な放射性物質を産み、それは処理の宛ても定まらぬまま貯蔵され続けているのだ。我々人類は、意識的ではなかったとしても、便利を求めては安全で贖い続けてきたではないか。肉骨粉のような怪し気な飼料に端を発するBSEも、いわば人類が創り出した負の副産物なのだ。米国産牛のBSEが怖いなら、ポストハーベスト農薬で防腐処理された農作物だって十分怖い。今さら大袈裟に騒ぐにはあたらないと、私は考える。という訳で、とっとと牛丼食わせえ。(*`Д´)ノ【あとがき】でも、マルエツの牛丼弁当はまだ売ってました。(・∀・)b
2004.02.23
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拙は歩きが苦にならぬ。終電車を乗り過ごしても弐、参駅なら平気で歩いてしまふし、昨年度は渋谷駅から職場までの往復四キロほどを毎日歩いてゐた。けふは再就職の内定を貰つて気分が良かつたので、天道と標識だけを頼つて当て所のない東京散策を洒落ることにした。午后弐時過ぎにコンサルタントの事務所がある八丁堀を出立し、新大橋通りの一本東寄りの路を南下。左手には佃島の高級アパルトメントの高閣が、如月にしては暖かな昼下がりの陽光を浴みて輝いてゐる。此の界隈は、近代的なビルヂングと木造の古い屋舎が混在してをり、下町情緒が僅かに残つてゐるのだ。ゴロゴロと、業者が商店の自動販売装置に缶入り飲料を給する音が耳に楽しい。新富町駅界隈に至ると、都営有楽町線に沿つて歩を銀座方面に進めた。首都高速都心環状線に架かる三吉橋で行き交う車列を眺めながら、「拙も又此のせわしない群れに還るのだ」と、暫し感慨に耽る。昭和通りを東銀座に進み、晴海通りを通つて銀座、有楽町。テレビ局のスタツフ達がインタビウに適いそうな通行人を物色してゐたが、拙は無視された。さらに直進すると、右手に皇居の日比谷濠、左手には日比谷公園の緑。空が広い。東京は案外緑も多いのだ。日比谷通りを左折し内幸町交差点で右折すると、正面に国会議事堂。かつて講談社に納入するイラストの資料として迎賓館を撮影したときに、此処までは歩いたことがある。知つた道を歩くのも不粋と、西幸門前で左折した。此の界隈は官庁街である。拙の前を歩いてゐた女性二人が、門衛を顔パスして経済産業省の建物に入つて行つた。近時は公務員の風紀もかなり緩んだのであらうか、一人は所謂茶髪であつたのが印象的だつた。此の儘直進すると新橋に向かうやうなので、西新橋一丁目交差点を右に折れ、虎の門に至る。横断歩道で信号を待つてゐると、煙草を吹かしてゐた奴輩が道路にそれを投げ付けて踏みしやぐではないか。日頃歩き煙草に火傷を負わされさうになつたり、道路に散らかされた吸い殻を苦々しく見てゐたりした拙は、「やい。千代田区には煙草の投げ捨てを禁止する条例があるのを知らぬじゃあるまい。官憲に言ひつけてやるからさう思へ」と胸ぐらに掴み掛かろうとしてはたと気付いた。さう、此処はすでに港区なのだつた。戒めが無ければ良いということでもあるまいが…。其処から先は矢鱈滅鱈と路地に入り込んだものだから、記憶が余り定かで無い。何時か来た路のような気もするし、そうでは無い気もする。気付くと、アゝクヒルズなる高級高層住宅の中庭に入り込んでゐた。都市の排熱で既にほころんだ梅の華の蜜を求め、何処からかやつて来たメジロが二羽、せわしなく飛び回つてゐる。斯様な都会でメジロを見掛けるとは思わなかつた。燕雀も案外逞しいではないか。都営大江戸線の六本木一丁目駅から六本木通りに乗つてずんずん行くと、アマンドの看板が見えて来た。有名だが拙には馴染みの薄い街、六本木である。かつて一度だけ財布を掏られたことがあり、中身を抜かれて打ち捨てられていた財布を取りに来たのが麻布署だつたので験もよく無い。交差点を右に折れて外苑東通りに入つた。程無く広大な更地が視界に。再開発の報道もかまびすしい防衛庁の跡地である。ゲエトの向かうで、重機がもうもうと土煙を上げてゐた。やがて最近見覚えた場所に出くわした。先年の10月頃だつたか、就職活動で訪れた或る出版系の会社の社屋が見ゆる。といふことは千代田線の乃木坂駅が近い。ここから電車に乗ると便が良いが、近時軽く貫禄を漂はせてゐる腹周りのことも気にかかるし、もう少し歩こうとやり過ごす。しかし、此処を進むと信濃町だ。あの界隈から新宿までは、あまり面白い道は無いと考え、400メエトルほど歩いた処で踵を返し、乃木坂遂道の上を通る小径を通って青山墓地へ至つた。此処も何回か自動車で通過した事はあつたれども、歩いて通るのは初めてだ。高そうなお犬様を、ハイソサエティなお方がお散歩させていらつしやる。成程、青山である。またずんずん進み、突き当たりを右折。稍有つて青山通りに至れば、もう学生時代のパアトタイムで通い慣れた道である。造作なく渋谷駅に到着した。小休止を兼ねて井ノ頭線の駅ビルの地上階でライスカリイを食し、さて、下北沢界隈までもう少し歩かうと店を出ると、妙に踵が痛む。歩いているうちは気にならなかつたのだが、慣れない靴で靴擦れが出来たやうだ。このうへ歩くのは得策ではないと考え、不本意ながら井の頭線に乗つた。出立から三時間弱、全行程拾数キロの東京散歩であつた。【あとがき】先年8月の「東京散歩」の続編です。これだけ歩いたのは久しぶりですが、この後少し回復したので、自宅最寄り駅の一つ手前の駅で降りてまた歩きました。(´∀`;)
2004.02.19
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月の土地を販売してたのは知っていたが、火星の土地までも切り売りしているそうだ。あみんは空を「誰の物でもない」と歌ったが、宇宙は誰の物なのか?宇宙に関する世界的な取り決めは1967年に発効した所謂「宇宙条約」しかなく、同条約では国家が月を所有することは禁止しているが、個人の所有に関しては言及がない由。この盲点に目をつけたのが、米ルナエンバシー社のCEOを務めるアメリカ人のデニス・ホープ氏で、同氏が1980年にサンフランシスコの法務局で月の所有権の申し立てたところ、これが受理されてしまう。さらに国連、アメリカ合衆国政府、旧ソビエト連邦に対し宣言書という形でお伺いを立てたが、異議申し立てがなかった。これが彼が月の土地を売り捌く根拠だそうだ。法的に問題がないとしても、倫理的には問題があると思うのはσ( ̄。 ̄)だけか? 私も太陽の所有権を主張して、全世界の人から照明や暖房の料金を徴収しようかしら?しかし、SEX PISTOLSのマネージャー、マルコム・マクラレンが映画「THE GREAT ROCK’N ROLL SWINDLE(偉大なるロックンロール詐欺)」で使用したキャッチフレーズ「CASH FROM CHAOS(混沌から現ナマを)」を地でいく商売巧者っぷり。ある意味あっぱれではあるが…。( ̄~ ̄;)ウーン
2004.02.17
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陸上自衛隊の本体がイラクに向けて出発し、今週末にもサマワ入りするという。国連傘下でのPKO活動と異なり、日の丸をフロントに掲げて出向く戦後初の「出兵」だ。正統性が問われている戦争の事後処理であり、国論も真っ二つ。後ろ楯になっているイラク特措法も議論を尽くした末の産物とは言い難いが、隊員達は粛々と旅立っていった。最早我々にできるのは無事と成功を祈ることだけだ。私は、政府与党の「イラクの国民が困っているから、過酷な環境での作業や戦闘に長じている自衛隊を送って貢献すべき」や「国連中心主義では決定に時間がかかりすぎる」という主張に一定の理解を覚える。その裏にアメリカへの忠誠や、日本軍復活への謀略が透けて見えるとしても、である。国是であったはずの平和憲法すらおぼつかなくなってしまった反対派の拠り所は、自衛隊員の安全性に集中しているように見える。だが、隊員は自ら生業として自衛隊を選び、今回志願して出征するのだし、インセンティブも十分貰っている。反対のための反対と言われても詮方あるまい。しかし、それでも私はやはり今回の自衛隊派遣には反対である。1996年、当時再結成したSEX PISTOLSを観るためにイギリス旅行したときのこと。ロンドン郊外の、とある貧乏バックパッカー向けの宿泊施設に泊まった私は、ロビーに掲げられた世界地図の「SEA OF JAPAN」(日本海の英訳)の文字が消されて「EAST SEA」(韓国に於ける日本海の呼び名「東海(トンヘ)」の英訳)と書き換えられていたのを見て、全身が粟立つのを感じた。恐らくはある意味で政治に意識的な韓国人宿泊者の仕業であり、それが世界の総意だとは思わない。だが、サンフランシスコ平和条約を楯にとり、アジアの国々を蹂躙した罪を清算しないまま「普通の国」になろうとしているこの国に、かつての軍属やハルモニたちはどんな眼差しを向けているのだろう? 小泉首相の靖国参拝や今回の出兵が、彼等(国ではない)の不信を増大させることにはならないか? 彼等が危惧するこの国の再軍備と右傾化を杞憂だと笑い飛ばすには、我々の戦後処理は不誠実に過ぎた。この国が不信を払拭し、「尊敬される国」となるためになすべきことは、「従軍慰安婦も金を貰って喜んでいた」「南京大虐殺はデッチ上げ」「日本は占領中にいいこともした」などと詭弁を弄して罪を隠蔽することでも、現在も多くが係争中である戦後補償裁判の時間切れを待つことでもない。国家として先の大戦の罪を認め、辱めた個人(国ではなく)に許しを請うことだと考える。補償だって、(恐らく)後ろめたさから行っている無償供与や、米軍に毎年何千億という金を投じている事実を考えれば大したことではないではないか。軍隊を持ち、海外に出兵するのはその後だ。こういうことを言うと、必ず「自虐史観だ」だの「自分たちの先祖を侮辱するのか」だの、果ては「非国民め!」などという輩が出て来る。冗談じゃない。私はそういう奴らより余程この国を愛している。だからこそこの国には罪を真摯に反省し、自国の利益に拘らない硬派な国であることを願うのだ。
2004.02.04
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アップルとペプシが共同で制作したというCMを観た。これはアップルが北米で展開する「iTunes Music Store」のPR用のもので、ペプシコーラの3本に1本にパスワードがついており、当たると同ストアが販売する40万超の曲データの中から1曲ダウンロードする権利が得られるのだという。BGMにTHE CLASHの「I FOUGHT THE LAW」が使われているというので友人が教えてくれたのだが、なんでも音楽データの違法ダウンロードでアゲられた連中が出演しているのだとか。要は「ペプシを飲んで、合法的に曲をダウンロードしよう」というキャンペーンなのだが、「俺は法と闘って法が勝った」と歌うこの曲をチョイスしたところに、ブラックな洒落がきいている。しかし、アップルの気取ったイメージにTHE CLASHの曲がハマっていたのには驚いた。アップルが最近リリースした「GARAGE BAND」なる音楽ソフトは、THE CLASHの「GARAGE LAND」(We’re a garage bandという歌詞がある)を踏襲しているのではないかとの推測が図らずも裏付けられた格好だ(?)。ウインドウズがOS界のBEATLESならマックはSEX PISTOLSだと、私は常々思っていた。スティーブ・ジョブズはPISTOLSのギタリスト、スティーブ・ジョーンズに名前が似てるし(?)、やっぱりマッキントッシュはパンクなPCなのだ。MacOSの開発コードは現在猫科の猛獣の名前で統一しているが、かつては「アレグロ」や「ラプソディー」などの音楽用語だった。もしその流れが続いていたなら、きっと今頃、「PUNK」なる最高のOSでウインドウズを駆逐していたに違いない。と、無理やり言い切ってしまおう! (・∀・)b
2004.01.30
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ま、まじっすか? なんと現金1万円に当選しました! 現金は初です!私は懸賞サイトのメルマガにいくつも登録してまして、その中にはくじがついてるものがけっこうあります。でも、何度トライしても、クレジットカードの申し込みが条件になってる商品券だの(ほぼはずれなし)、どうでもいい壁紙以外は当たったことがなく、当選権利を放棄してばかりでした。今回当選したのは懸賞サイト「ちゃっかりーナしっかりーノ」の「新春!ドッキリ初詣ゲーム」です。はげちゃびんの如何にもダメ親父っぽい小父さんキャラのくじ付きゲームシリーズで、11月は酒飲みバージョン、12月はサンタバージョンでした。初詣バージョンは、スタートボタンをクリックすると小父さんが賽銭を投げてくす玉が割れ、中からくじの垂れ幕が出るという趣向です。一旦はいつも通り「はずれ」の垂れ幕が出ましたが、リトライのステージで「あたり」の札が…。いつもと様子が違うなと思ったら、「大当たり! おめでとうございます! 新春!ドッキリ初詣ゲーム『現金1万円』の商品が当選いたしました。」と当選を知らせる画面に切り替わりました!週末に祖父の告別式で行かなくてはならない北海道までの旅費のマイナス分を少し埋めるにとどまりますが、何にしても助かります。同サイトは半年くらい前にも図書券(500円ですが…)に当選しており、もしかしたら相性がいいのかも。時間と労力を考えたら決して得ではないんでしょうけど、「当たる」ってのは気分が(・∀・)b ィィ!もんですね~。
2004.01.29
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札幌の祖父が亡くなった。享年94才。覚悟もできていたし、所謂大往生だ。できる範囲で孝行もした積もりだから、後悔は少ない。しかし、失業中の身の上には出費が恐怖だ。香典は世話になった祖父や伯父夫婦のために惜しむ気はないが、急なので航空券は正規料金。AIR DOを使っても往復4万円を軽くオーバーする。しかも通夜と告別式が、なんとここ数年では一番楽しみにしていたライブイベント「ソニックマニア04」とバッティングしてしまったのだ!なんたる星の廻りの悪さだろう。ライブのチケットは同行する予定だった知人に売ってもらうよう手配したが、全額回収ってわけにはいかないだろう。1日目の夜(ライブは2日間)に遅くまで騒ぐつもりで予約したホテルも徒になった…。なによりRANCIDやJESUS JONES、そしてSTRAY CATSのプレイを生で観るチャンスを逸した(SHAM 69は来れなくなったようだが)落胆は小さくない。好事は自ら努力してもやってくるとは限らないのに、不幸って奴は放っておいても次々にやって来る。ふと、ばんばひろふみの「SACHIKO」の歌詞(幸せを数えたら片手にさえ余る。不幸せを数えたら両手でも足りない)が思い浮かんだ…。(ノ_<。)
2004.01.28
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昨夏のシャワーラジオ以来当選がパタっと止まっていたウェブ懸賞ですが、半年ぶりに当選が出ました! 品物はサッポロの「ドラフトワン」の350ml缶2本セット。お酒好きのσ( ̄。 ̄)としては嬉しい限りです!ところでこのお酒、発泡酒だとばかり思っていたら、缶には「雑酒 その他の雑酒(2)」と表示されています。ビールと発泡酒の区別もよくついてないのに、さらに違うお酒とは…。ウェブで調べてみると、ビールとは酒税法で「麦芽、ホップ、及び水を原料として発酵させたもの」または「麦芽、ホップ、水及び米この他の政令で定める物品を原料として発酵させたもの」と定められており、この「政令で定める物品(米、コーン、スターチ、こうりゃん、ばれいしょ、糖類など)」の重量の合計が麦芽の半分以上だと「雑酒 発泡酒」に分類されるのだとか。同商品の原材料はホップ、糖類、エンドウたんぱく、カラメル色素とあり、麦芽もホップも使用していないため酒税法上の区分は発泡酒ではないということのようです。なんだかコ難しいですが、美味しいお酒が安く飲めるのなら何でも(・∀・)b ィィ!味はといいますと、…なんだかすぐに飲んでしまうのが勿体ないので、次回誰かが来るまでとっておいて、ひとしきり自慢してからにします。…はは。我ながら貧乏性やな…。でも実はこれ、10万人も当選する超大型のキャンペーンの賞品なので、大して威張れないんですけどね~。メルマガにも「当選未経験の方におススメ!」みたいなキャッチがついてましたし…。(´∀`;)
2004.01.27
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フォークユニット「道草旅団」用の新曲ができました。いつもは適当にギターを爪弾くところから曲が生まれるのですが、今回は初の試みとして、テーマを持って作曲に挑みました。というのも、私が作る曲は、ハイコードの曲の場合マイナー調のブギーが多いのですが、フォークソングとなるとローコードの手癖からか長調がほとんどです。勢い道草旅団もマイナー調の曲が少なかったので、ここはひとつアルペジオ系で弾くマイナー調の曲を作ろうと考えたのでした。イメージしたのはあがた森魚の「赤色エレジー」。挫折系フォーク(私が勝手にそう呼んでます)の金字塔です。「声域に合うようにルートキーはAmにするだろ。つながりがいいのはやっぱりEm→Dmだな。サビはメジャーコードのCとGを入れることで、暗さをより強調して…」などと考えながらスリーフィンガーでポロポロと爪弾いていると、久しぶりに作曲の神様が降りて来てくれて、一気呵成にワルツができあがってしまいました。演奏にも拘って、イントロやギターソロもちょっと発奮。ならば詞も、これまでにないメモリアルなものにしたい。挫折系フォークのデカダンな曲調から想起されるのは廃虚。廃虚といえば…、そう! 軍艦島です!軍艦島の正式名称は端島(はしま)。長崎県の五島灘に浮かぶ炭坑の島で、角度によっては軍艦のように見えるところからこの俗称があります。戦前、中国・朝鮮人の強制連行の舞台になった島でもありました。人口密度が日本一だったという記録や、鉄筋の高層アパートや学校の給食用エレベーターなど、日本で初めての設備が数多く導入されたことからも往時の隆盛ぶりが伺えますが、石炭を掘り尽くして昭和49年に閉山になりました。20年以上も昔にコマーシャルか何かで廃虚となったこの島を見たとき、まだ子供だった私は、無人の高層建築が肩を寄せ合う近未来のスラム的風景にゾクゾクしました。大人になってからは、その手の破滅願望とは理性で距離を置きつつも、効率に尽くしては棄てられる人為の物の切ない宿命、それらが土塊に還る性急さ、そしてそこにあったであろう人々の等身大の生活に想いを致すようになり、憧憬はより強まりました。そういった想いを凝縮し、私の作曲能力とリテラシーをフル稼働して誕生した「端島ワルツ」。次のライブで公開できるかも知れませんので、請うご期待。^^【あとがき】かつてお住まいだった方たちを中心に、軍艦島を世界遺産に登録して保全しようという計画が進んでいるそうです。廃虚愛好者の私としては廃虚に人の手が入って観光資源化するのは嫌なのですが、そこを故郷とする人たちにとっての悲願なら応援したいと思います。だって、責められるべきは密航しては荒らして行く廃虚マニアの傍若無人ぶりなんですから。え? 私ですか? いや、行ったような行かないような…。♪~(・ε・ ;) でも、落書きや破壊のような行為は謹みたいものです。
2004.01.23
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日本球界への復帰を表明したシアトル・マリナーズの佐々木主浩投手に、例によって巨人が触手を伸ばしとるらしい。昨季、クローザーの河原投手の不振がV逸の要因やから、補強の理念としては正しいんやろう。せやけど、小久保選手、ローズ選手を獲得した同じ年に、松井(稼)、さらに佐々木投手にまで触手を伸ばすいうんはどうやろ? 節操ないで。巨人の欲しがりは今に始まったことやないけど、今年はほんまやり過ぎやわ。一番ガッカリしたんはローズ選手の件やね。一昨年のオフにノリを引き止めておいて、自分はさっさと巨人に行くねんもんな~。ローズが強硬に複数年契約を主張したのはカブレラの存在が大きかったようやけども、力の差は歴然やで。いくらホームラン王やゆうたかて、カブレラは14試合も出場試合が少ないのに1本差やったわけやし、打率に至ってはカブレラの.324とローズの.276とでは比べ物にならん。それ考えて、どっかで折れて欲しかった。テレビで「心は関西人」とか言うてたけど、もう応援はでけへんな。近鉄も近鉄。人気者のローズ選手を放出してまで複数年契約を拒むべきやったんやろか? 他の選手の手前っちゅうても、最大功労者っちゅうことで例外にしたっても良かったんちゃうの? ヘルメットの広告のことでナ●ツネにイチャモン付けられとったからな。ダイエーと同じで裏取り引きを疑われても仕方ないわ。カブレラといえば、昨季契約更改を異例のシーズン中に行ったんは、巨人がこのオフに同選手の獲得を検討していることを、阪神の星野前監督が西武側にリークしたのが発端やったらしい。ほんま、も、わややわ。巨人ファンは何かっちゅうと「企業努力」とかいうけどな、他所ならレギュラーで数字を残すであろう選手が、代打やファームでチャンスを潰す訳やからね。それが球界全体のレベルを落としとるという罪には気付いてないんやろうか? 巨人は一流どころを取り敢えず集めて、他所のチームで活躍されるくらいなら飼い殺すってハラなんやろうね。さもしい盟主やで。自国の利益のためだけに他国を好きに動かそうとするどっかの国にそっくりやわ。野球選手の皆さん。巨人に入ってお金と人気でいい目見るんもええけどな、野球選手の夢ゆうんは打者ならドッカンドッカン打って、投手ならビシバシ打ち取ってチームを優勝に導くっちゅうことやないんか? 金さえ貰えればええとか、巨人で引退するのが有利とか、リーマンライクでカッコ悪いで。「巨人を蹴った選手に栄光あれ!」と、まあ、最後くらいはポジティブに締めまひょか。
2004.01.22
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中島みゆきというと今ではすっかり「地上の星」の人になってしまったが、シニアな音楽ファンなら「わかれうた」や「悪女」、「あの娘」など、失恋をテーマにした歌で一時代を築いたフォークシンガーとして記憶しているはずだ。かくいう私が中島みゆきと出逢ったのは、まだ青春のアイテムとしてAMの深夜放送が欠かせなかった時代。エンディングに流れる彼女の歌は、DJ中島みゆきと同一人物のものかと疑うほど鬱々としていた。だが、フォーク世代に密かな憧れがあった中学生時代の私が彼女の歌に惹かれるのに、さほど長い時間はかからなかった。家にステレオセットがなかったため、レンタルカセットの店に通っては大方のアルバムをダビングしたものだ。最初はやはり、「横恋慕」や「誘惑」などの旬でメジャーな曲が好きだったが、恋愛に関して奥手だった私はやがて彼女の別の魅力を発見し、それを愛するようになった。人生の道のりを感じる「小石のように」「海よ」、慈愛に満ちた「歌をあなたに」、ヤサぐれ女を歌う「彼女の生き方」「流浪の詩」「タクシードライバー」、ノスタルジックな魅力の「五才の頃」「ホームにて」、彼女の男心(?)が垣間見える「夜風の中から」「歌姫」「わすれな草をもう一度」、大空への憧憬「この空を飛べたら」「鳥になって」、世相と挫折を歌う「時刻表」「おまえの家」「世情」「友情」「成人世代」「砂の船」「ファイト」「蕎麦屋」「泣きたい夜に」、etc…。いずれもアルバム「予感」以前の曲なのは、これ以降私自身がロックを指向するようになったからだが、もう一つの要因は、彼女の歌にフォークの情念を感じなくなってしまったから。当時も「ニューミュージック」なるよく解らない言葉で括られるようになっていたけれど、アイドルに作品を提供するようになった頃にそれは顕著になったと思う。ブルーハーツしかり、作風とは変遷するもの。今は今でたくさんの人を感動させてる訳だし、なにも私好みの歌を作る彼女が正しいとは限らない。今後彼女がどうなっていこうと、私は彼女の昔の作品を愛し続ける。それでいいと思う。【あとがき】今でもときどき彼女の歌を聴きたいとは思うが、どうもCDを買い揃える気にはならず、破れたスコアを見ながら自分で歌って誤摩化している。彼女の作品で惜しむらくは、曲の魅力を伝えきれているとは言い難いアレンジ。ギター一本で爪弾くセルフカバーアルバムが出たら、何をおいても買いだ。
2004.01.05
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ビッグコミックに「がきデカ」の新作が掲載されているそうです。「がきデカ」といえば1970年代半ば~80年初頭、秋田書店の「週刊少年チャンピオン」がナンバーワン少年誌だった頃の看板ギャグ。そう、少年ジャンプが「Dr.スランプ」や「北斗の拳」「キャッツアイ」「ストップひばりくん」などを擁してトップを奪うまで、皆少年チャンピオンに夢中だったんです。チャンピオンには、他にも「ブラック・ジャック」「ドカベン」「恐怖新聞」「750(ナナハン)ライダー」「ロン先生の虫眼鏡」「らんぽう」など名作がめじろ押しでした。そして忘れちゃいけないのが、今でもコアな人気を誇る「マカロニほうれん荘」です!同作はピーマン学園と下宿ほうれん荘を舞台に、落第10回生の超人トシちゃん(25)と同25回生の変人きんどーさん(40)、優等生のそうじ君(15)という奇跡のトライアングルが織り成すナンセンスギャグの決定版(なんか的屋の売り口上みたいになってますが…)。脇も、ノリの良さには定評のある熊先生、トシちゃん憧れの綾子先生、変人チャレンジャーなんだ馬之介、トシちゃんファンの花の女子大生三人組、心優しき不良三人衆テディボーイ・ギャング団、トシちゃんの宿敵コジロー、そうじ君のガールフレンド宏美ちゃん、そうじ君に横恋慕する暴力団組長の娘敦子嬢などなど、いい味出してる名バイプレーヤーばかりで固めていました。ギャグの基本は、漫画ならではのいきなりの変装と脈絡のないスキット。最後は大抵そうじ君の「いーかげんにしてください!」というつっこみで落とすんですが、それもド突くなんて生半可なもんじゃなく、銃で撃つわ、ハンマーでぶん殴るわ、馬で追い掛けるわ…。果ては軍艦の主砲をぶっ放したりしてました。「がきデカ」しかり「まことちゃん」しかり「すすめパイレーツ」しかり、「当時のギャグ漫画といえばほとんどがこの類型でした。マカロニはその中でも断トツにテンポがよく、断トツに荒唐無稽だったんです。吉田戦車氏や喜国雅彦氏のような計算し尽くされたギャグや、しりあがり寿氏のようなメタフィジックな笑いの出現以降は淘汰された感もありますが、「浦安鉄筋家族」で頑なにこの路線を堅持してるのは、他でもない「週刊少年チャンピオン」なのでした。同作はロックネタの先駆者でもありました。作中、当時人気のあったハードロックのパロディーが頻出するのですが、実はパンクも結構使われてて、第1巻の「学生の条件とは?!」「祭りですわん!!」ではトビラ絵にSEX PISTOLSが、第8巻の「悲しきボクサー」(P41の最後のコマ)ではRAMONESがモブで登場します。そして、実はあのTHE CLASHも登場しているんです!第8巻「トシちゃん研究所」の回のラストのコマ(P135)、アップルハウスの看板にご注目。なんと「THE CLASH」のロゴが! これはパンクもマカロニも好きという人でもほとんど気付いていないようです。ちょっと鼻高々。( ̄^ ̄)エッヘン
2003.12.30
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今日は楽天のテーマ「THE BLUE HEARTSはすきですか?」に投稿します。応えは「もちろん!」です!私とブルーハーツの出会いは今から十ウン年前。テレビで流れた「リンダリンダ」のPVでです。正直言うと、このときはあまり好きになれませんでした。当時人気があったLAUGHIN’ NOSEやTHE WILLARDなんかと比べると、曲もルックスもあまりにも垢抜けない印象があったので…。でも、なにより受け付けなかったのが歌詞。今ならメロウなだけのラブソングとの違いは判るけど、とにかくラブソングにアレルギーがあった頃で、「カッコつけてちょっても歌謡曲(死語)と一緒やん」って思ってました(歌謡曲も好きですよ)。ところが、2ndアルバムの「YOUNG AND PRETTY」が出る直前になって1stアルバム「THE BLUE HEARTS」を買い、「少年の詩」で完全にノックアウトされてしまったんです。大人に誉められるのが正しい生き方だと無邪気に信じてた自分にとって、「大人達に誉められるような馬鹿にはなりたくない」という言葉は大センセーションでした!以来、ブルーハーツほどエッジの効いた言葉を持っているバンドを、私は知りません。「一億総中産階級の日本にパンクは根付かない」などと寝言を言ってた評論家もいますが、日本には日本の悩みがあるし、若い奴らが大人の体たらくに辟易しているのは世界共通です。LAUGHIN’ NOSEほど記号的でもなく、THE STAR CLUBほど近寄り難くもない。ブルーハーツは、日本におけるパンクのひとつの正答を示してくれたんじゃないでしょうか。もう随分前のことになっちゃいましたけど、今でもカラオケで「少年の詩」を歌うと、血の奔流を感じちゃうんだよなぁ~。(=ω= ) 遠い目…
2003.12.26
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用事で八丁堀へ出向いたついでに「東京ミレナリオ」を見て来ました。これは、年末から元旦にかけて、丸の内仲通りを光のアーチで彩るイベントで、1999年から毎年行われています。今年は阪神タイガースの星野SDが点灯スイッチを押されたそうです。実は一昨年も行ったのですが、この日はクリスマスとあってカップルでごった返してました。しかもただ通りを進むだけなのにスタート地点で並ばなければならず、コース途中から侵入しようとした小父さんは、係員につまみ出されてました。私はもともと冷やかし程度だったので、測道を途中まで歩いて、早々に地下鉄の駅に向かいました。アーチはもちろん綺麗だったんですが、天の邪鬼な性質の私は、もともと楽しませる目的で作られているものでは楽しめないもので…。でも、面白かったこともありました。途中通った銀座CHANELのモニュメント前もそうでしたが、写真を撮ろうと大勢の人が一斉に携帯電話をかざしている姿は、朝日に向かって整列しているミーアキャット(体温を上げるために)の群れのようでした。(´∀`;)
2003.12.24
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連合赤軍のあさま山荘事件を描いた映画「突入せよ! あさま山荘事件」をテレビで観た。開始から30分ほど経ってからだったが、終わりまで観てしまった。作品は、長野県警と警視庁のプライド合戦や指揮系統の混乱が中心に描かれていて興味深く、ドラマとしてはそこそこ楽しめた。でも、事件を理解する資料としては役には立たなかった。赤軍派の若者たちの人間像がまるで描かれておらず、あまりにも一元的で、史実に則したサスペンスドラマの域を出ていないからだ。もしかして最初の30分で多少触れていたのかもしれないけれど、だとしたら中盤以降彼らをクローズアップする場面が皆無なのは明らかな失敗だ。私は赤軍やブントを肯定している訳ではない。弱者解放という彼ら理想にはある種のシンパシーを感じるが、方法論は許せない。たとえ崇高な目的のためであったとしても、他人を傷つけては大義は立たないではないか。だが、「警察=正義、赤軍=悪」という図式も無邪気に受け入れる訳にはいかない。小人は閑居をもって不善をなし、権力を持っては巨悪となる。警察機構も最大級の権力であり、腐敗の温床だ。特に公安警察の実体はほとんど知られておらず、正統性も怪しい。一連の事件と同時代に起きている3億円事件は、当時多摩地区に点在した学生運動の不穏分子を一網打尽にするためにデッチ上げられた事件だという話まである。昔、ある雑誌で、ブントの議長だった塩見孝也氏のインタビュー記事を読んだ。京都大学在学中から日本のレーニンと呼ばれ、よど号事件やあさま山荘事件よりも前に逮捕。20年に及ぶ獄中生活を送った人物だ。雑誌のカラーもあったが、彼はことさらインタビュアー(頭脳警察のパンタ氏)をアジるでもなく、かといって理想を失った訳でもなく、冗談を交えながら内状を淡々と語っていた。実に穏やかな人だと見受けた。塩見氏をはじめ、学生たちは理想の国家建設を目指したはず。警察は、ルールを乱す者を取り締まるのが使命のはず。それは本来背反するものではないのに、学生は暴力に、警察は治安維持法的な取り締まりに走った。双方が本来の目的や使命を忘れて「敵憎し」になってしまった。それが赤軍に関する一連の事件だったような気がする。物事は複雑化するほど、また時間が経つほどトリビアリズムの迷宮に陥る。彼らが狂暴化した責任は追い詰めた警察側にもあった。そういう視点で描くドラマがあってもいいと思った。
2003.12.23
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前略 親愛なるジョー。またお手紙差し上げます。今日はあなたの1周忌ですね。私はiTunesでTHE CLASHをヘヴィーローテーションさせていましたよ。今日は、米「Rolling Stone」誌のサイトで発表されている「The RS 500 Albums」の話をしようと思います。これは、同誌が選ぶ、現在までに英語圏で発売されたアルバムのベスト500なんですが、THE CLASHの3rdアルバム「LONDON CALLING」が、なんと8位にランクされていたんですよ!同アルバムは、アメリカのチャートでは最高位でも27位。同誌の選出は、ロック史的意義をきちんと汲んだ結果でしょう。ちなみに1stの「THE CLASH」は77位、4thの「SANDINISTA!」も404位にランクされていました。でも、あなたはきっとこう言うでしょう。「そんなランキングに意味なんてあるのか?」と。確かに、私の友人の一人はベスト500にDEEP PURPLEが入っていないことが不満な様子でしたし、私にとっては同誌が1位にランクしているTHE BEATLESの「Sgt.Pepper’s Lonely Hearts Club Band」より、あなた方のアルバムやSEX PISTOLSの「NEVER MIND THE BOLLOCKS」(41位)の方がずっと重要ですから。選者(評論家? 編集者?)は言うかもしれない。クラッシュやピストルズも、ビートルズがなければ生まれなかったと。でも、それを肯定するなら、新しいバンドほど存在意義が薄いことになってしまう。…私はね、ジョー。生物の進化の系統樹を見ていると、音楽の進歩との符号を感じるのです。原始人類が骨や石を打って出した音が最初の生命なら、隆盛を極めるロックは陸棲の脊椎動物です。ビートルズは、いうなれば原始的な爬虫類。そこからメインストリームのポップミュージックとして派生するのが哺乳類。そしてパンクは恐竜だと思うのです。確かに恐竜もオリジナルパンクも滅びてしまった。でも、そこからたくさんの重要な分化が起こりました。今日のオルターネイティブの隆盛は、小型の獣脚類から鳥類が派生したような、まさに「もう一つの」究極の進化だと思うのです。その起点にあなた方がいることに異論を挟む人はいないでしょう。生物種が等しく競争のチャンスを与えられ、その存在を善悪で測ることが無意味なように、音楽もまたランキングにはそぐわないということです(売り上げのランキングは単なる統計としてあり得ると思います)。もちろん音楽のジャンルは互いに影響し合っていて、ときに融合したり先祖返りしたりすることもあるから、アナロジーとしてはあくまで不完全ですが…。あなたの命日だというのに、つまらない話でお時間を取らせてしまいました。今日は全世界のパンクスたちが貴方を悼む日だからお忙しいですよね。最後まで読んで下さってありがとう。またお手紙差し上げます。草々
2003.12.22
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本ページのビジュアルをリニューアルしてみました。ポイントになってるイラストは、私が売り込もうと画策しているキャラクター「鈴鈴緑(リンリン・ルー)」です。本館をご覧いただくと判りますが、チャイナドレスを着た在電脳世界的中華美少女です(中国語はまったくのデタラメ)。それに合わせて基本デザインも「チャイニーズ」に変更しました。出来上がってから背景パターンのスペルミスに気付いたり、タイトル画像に合わせてメインイメージの解像度を変えたりと、けっこう苦労しました。しかも、キャラクターを前面に押し出したため、年甲斐もなくファンシーな色使いになってしまって…。(´∀`;)本館は黒を基調としたため、一部の人に「エロサイトみたい」と言われたりしましたが、こっちは「出会い系サイトみたい」とか言われそうだなあ…。(ー。ー) ぼそっ
2003.12.16
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誕生日を機会に、「幸せ」について考えてみました。私はフリーランサーではありますが、仕事は満足にはない半失業状態。サラリーマンやろうにもキャリアは中途半端。人に羨まれるようなものは何も持ってません。でも、家族がいて、恋人がいて、友達がいる。メッセージを受け止めてくれた若い連中と向き合った時間がある。そしてほんの少しだけど、自分の分身たる漫画、イラスト、歌、文章、芝居などの作品を発信することも叶った。幸せなんてインディビデュアルなもの。それに気付けば他人の目に怯えることもない。自分は案外幸せなんだと思えた、いい誕生日でした。^^
2003.12.12
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初めて楽天日記のテーマから題材をチョイスします。お題は「名作だと思うプロモーションビデオは?」。答はもちろんTHE CLASHの「LONDON CALLING」です! ( ̄▽ ̄ )ノミュートの効いたギターに絡むメロディアスなベース! 川面に木霊する咆哮! タイトな演奏、カッチョいいアクション! 暗さが想像力を掻き立てる夜のテムズ河! 全てのギミックを排し、ただただ愚直にライブ・アンド・ラウド! 初めて見たときは、あまりのカッコ良さに失禁を禁じ得ませんでしたとも。(≡=Д=)ポーッ昔、渡辺満里奈さんがパーソナリティーの「銀のプロモ金のプロモ」(うろ覚え)とかいう深夜番組がありました。ゲストのミュージシャンたちのお気に入りのプロモビデオを語るコーナーがあったんですが、私が観た回は、かなりのミュージシャンたちがこの「LONDON CALLING」をチョイスしてたんです。パンク系の連中はもとより、「へえ~、この人も?」っていう意外な人までも。かの甲斐よしひろさんもチョイスしてましたっけ…。(=ω= ) 遠い目…ちなみにNo.2は同じくTHE CLASHの「ROCK THE CASBAH」。こちらは当時BLANKEY JET CITYのベーシストだった照井さんがチョイスしてたんじゃなかったかな?なんだか昔に捕われてるみたいだけど、今日びのパンクバンドってみんな半ズボンはいてるし、マッチョなのがなんか苦手ぇ~…。(´∀`;)
2003.12.09
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「特命リサーチ200X」は私がよく観る番組のひとつですが、昨日の放送中、面白い一幕がありました。この日放送になったネタのひとつに「長時間全身を金粉で塗ったままにしていると、皮膚呼吸ができずに死んでしまう」という噂の検証がありました。結論は、「熱がこもるため脱水症状に陥ることはあるが、人間は元来皮膚呼吸などしていないから死にはしない」Σ( ̄Д ̄ ) ということらしく、事実、大駱駝艦(だいらくだかん)という舞踏集団では、一日中金粉を塗りっぱなしにしていることもあるというのです。「よく全身の3分の1を火傷すると皮膚呼吸ができずに死ぬとか聞くけど、じゃ、あれは何?」とも思いますが、皮膚呼吸をしているのは脊椎動物では両生類だけだとか。で、何が面白かったかというと、そのネタが終わった後に入ったメイク落としのCMです。ウェットティッシュ状のその製品で顔を拭いたモデルが曰く「ガンガン(メイクを)落として、やっと肌が呼吸ができるって感じですね」。ヾ( ̄o ̄;)オイオイ
2003.12.08
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前略 親愛なるジョー、あなたが天に召されて1年が経とうとしています。Post-absence of Joe元年となった今年、年明けには日本の書店でも、貴方の追悼記事を特集した雑誌が音楽コーナーを埋めました。私はそのほとんどを買い、U2のボノをはじめ貴方をリスペクトするミュージシャンたちのコメントを読みあさりました。そして、あなたが如何に人間としても尊敬に値する人であったかを再認識しました。出色は日本のハイロウズのギタリスト、マーシーのコメントでした。彼はフジロックでのあなたとの思い出を振り返り、途中で涙に声を詰まらせるのです。THE CLASHで権力に牙を剥き、全世界の落ちこぼれどもに勇気を与え、ロックに真摯な姿勢を復権させたあなたが、「俺はそんな大そうな奴じゃないよ。ただロックンロールが好きなだけの男だよ」と彼に言った…。私は何度読んでも泣けるのです。若い頃からファンをホテルに泊まらせ、プレスやプロモーターとやり合い、レコードからダビング禁止のクレジットを外させ、2枚組の「ロンドン・コーリング」や3枚組の「サンディニスタ」を安くするためにバンドが不利益をかぶることを承服したあなた…。優れた楽曲だけでなく、その生き方で私たちに道を示してくれました。そして3年前の渋谷クアトロでは、疲れているにも関わらず快く我々のサインの求めに応じてくれましたね。色紙もペンも持ってなかったから、せめて感謝の気持ちを伝えたくて頭の中で英作文したのに、あなたの前に立った途端頭はホワイトアウト。そんな私のジャケットに、あなたは持っていたペンでサインを下さいました。あのジャケットは私の一生の宝物です。でも、私はあなたのパンクな遺伝子を受け継いだ一人として、ただあなたのファンでいるわけにはいきません。私自身も表現者でなくてはならない。これまでもつたない表現力ながら漫画や戯曲を手掛けて来ましたが、今年は学生時代の友人と結成したフォーク・ユニット「道草旅団」で2度のステージを踏みました。若き血(1999.8.7)挫けないで少年たちよ 疑問の全てに答えが見つからないからといって 瞳曇らせてしまわないで前を向いて進め挫けないで少年たちよ 君の怒りに震える拳過たず不条理を撃つため 君は生まれそして立ってる何も恐れずに進め今日も世界中で起こる全ての悲劇のため泣ける君の想像力が失われぬよう大人の仕掛けた罠をくぐり抜けて進め世界は君の強さを待っている挫けないで少女たちよ 傷の深さに打ちのめされて自分より弱い誰か 傷付け返そうとしないで前を向いて進め挫けないで少女たちよ 君の怒りに結んだ唇邪(よこしま)を指弾するため 君は生まれそして立ってる何も恐れずに進め人類に翻弄される全ての命のため泣ける君の想像力が失われぬよう大人の巧みな詭弁を看破して進め未来は君の優しさを待っている(後略)2回目のライブでオープニングを飾ったこの曲は、ある意味で我々のアティテュードを最も象徴しています。形態こそフォークですが、あなたから受け継いだパンクスピリットの、私なりの具現です。いい大人といわれる年齢になって、反抗を切り売りするほどの血気は失せた。けれども、この世の中を覆っている諦念に似た軟派な空気は充分に私たちの批判精神を掻き立ててくれるし、続く世代にもそういう奴がいて欲しいと願っています。パーソナルな恋愛や口当たりのいい応援歌ばかりが歌われるこの国で、これからも我々は少し違うメッセージを紡いでいくつもりです。この国に数多いる日曜評論家諸氏は自己満足と揶揄するかもしれない。でも、あなたならきっと否定はしないと思うのです。私は、貴方が作った歌と同じくらい、自分たちの歌を愛しています。あなたたちが言った、「パンク・ロッカーなんか必要ない世の中」がくるまで、私たちも歌い続けます。またお手紙差し上げます。安らかにお眠り下さい。草々
2003.12.07
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今日の夕刊に、提訴から33年におよぶ成田空港訴訟での農民側の敗訴確定が報じられていました。私は元左翼学生でも、この問題に特に詳しいわけでもありませんが、この問題はかつての私に、法や行政を「敵」と認識させた2番目の事件だったのです。一度造ってしまったら廃止は不可能といいますが、しっかりアセスメントしていればこんなことにはならなかったのでは? 公共の利益は個人の不利益に優先するそうですが、ならば世田谷あたりの土地を接収して造っていただけると非常に便利です。行政側が特定地域の住民に不利益を強いるという意味では、原発問題も同根です。原子力発電はコストが安いそうですが、一基何千万円もする高圧鉄塔を何千基も立て、またそれを保守するコストは算入されていますか? 安全ならなぜ首都圏に造らないのですか? 二酸化炭素が出ないのをウリにしてますが、ほとんどの自然エネルギーだってそうですよ? 原発は二酸化炭素より危険な放射性廃棄物を出しまくってますよね? その廃棄物の処理もまともにできず、ガラス固化体にして貯蔵しておくしかないんですよね? しかもその貯蔵施設の建設地でももめてますよね? 公共の建物の屋上に太陽光発電パネルを設置するような工事では、景気浮揚にもなりませんか? 自然エネルギーは変換効率やが悪いといいますが(実際はかなり上がってきている)、投入するエネルギーがゼロであることを忘れていませんか? 自然エネルギーの確実性を揶揄しますが、原発も小さな事故での運転停止は日常茶飯事だし、中規模の事故を起こして未だに復旧の見通しが立ってない炉もありますよね?欧米での脱原発の気運に逆行する日本。「万難をしても原爆製造技術の礎を築いておきたいのでは?」とは、いささか穿った見方でしょうか?空港や原発だけではありません。ダムや河口堰、道路と、全国で是非が問われている大規模工事は枚挙に暇がない。それらは意義も費用対効果も甚だ疑問視されているにも関わらず、行政は建設を押し進めようとします。残念ながら、穿った見方でもしなくてはその目的は見えてきません。どんな詭弁を弄しても結局、「大規規模工事で自民党の支持基盤に税金を落とす」という目的の遂行のために、「不利益は田舎に押し付ける」という安易な方法で解決を図ったわけです。それを本気で国全体の利益と勘違いしているなら、一生懸命オベンキョーして政治家や役人や法曹になった方々の、なんと浅はかなことでしょう。そろそろ国歌百年の大計を展望できる、真の意味で頭のいいリーダーは出てこないもんでしょうか。ちなみに私が最初に法や行政に疑念を抱いたのは、石垣島の白帆海岸の空港建設問題を知った小学生のときでした。あのときは開発容認派の親父(大学教授!)と論争(?)しましたが、後に建設は中止されたそうです。
2003.12.04
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黄金ルーキー鳥谷選手の獲得にわく、今オフの阪神。しかし、明るいニュースばかりではありません。2ケタ勝利カルテットのうち、ムーア投手は自由契約、下柳投手はFA宣言して未だ去就未定、伊良部投手は何処からもお呼びがかからなかった末のFA残留…。ムーア投手は来季見込める勝ち星と年俸の要求額とを考えると仕方ないかもしれません。でも、幼少時から阪神に憧れていた伊良部投手や、日ハム時代から中野猛虎会所属だった下柳投手までもが、阪神を離れるかも知れない(あるいは知れなかった)のは、優勝チームとしてどうなんでしょう?野球選手はフリーランサーだから、権利として認められているFA権を行使するのも、より良い条件を求めるのも当然。私が問題だと思うのは、選手よりむしろフロントです。私は、優勝した翌年に、コーチングスタッフを大幅に変更することに疑念を感じます。星野監督の勇退は、体調だからせんなきこと。島野ヘッドのフロント入りも歓迎です。しかし、田淵チーフ打撃コーチ、達川バッテリーコーチ、西本投手コーチら、魅力のあるコーチ陣が短期間で流出するのを、フロントは止められなかったのでしょうか?来季の1軍コーチングスタッフは以下の通りです。┏━━━━━━━━━━┳━━━━┳━━━┓┃役職 ┃氏名 ┃備考 ┃┣━━━━━━━━━━╋━━━━╋━━━┫┃監督 ┃岡田彰布┃ ┃┃ヘッドコーチ ┃平田勝男┃ ┃┃投手コーチ ┃佐藤義則┃ ┃┃投手コーチ ┃中西清起┃新入団┃┃打撃コーチ ┃金森栄治┃新入団┃┃打撃コーチ ┃平塚克洋┃ ┃┃内野守備・走塁コーチ┃福原峰夫┃新入団┃┃外野守備・走塁コーチ┃吉竹春樹┃ ┃┃バッテリーコーチ ┃嶋田宗彦┃ ┃┃ブルペンコーチ ┃吉田康夫┃ ┃┃トレーニングコーチ ┃続木敏之┃ ┃┗━━━━━━━━━━┻━━━━┻━━━┛お気付きでしょうか? このうち、選手時代に阪神を経由していないのは、佐藤投手コーチと福原内野守備・走塁コーチだけ。つまりは、ほぼ純血主義なんです。阪神は、野村元監督、星野監督と、連続して外の血を入れました。そして18年ぶりに優勝。それは偶然じゃなくて、伝統と人気にあぐらをかいていた阪神に、新たなる血を注ぎ込んだ結果じゃなかったでしょうか?私は決して阪神を経由したコーチだから魅力がないといってるのではありません。新規入団の金森コーチなどは、西武でカブレラを指導して打撃に開眼させた人ですから、大いに期待しています。監督は田淵元コーチに3年くらいやって欲しいなとも思っていましたが、85年のV戦士でもある岡田監督は人望も厚く、指導者としても有能です。しかし、外からやって来た人材が所在ないのだとしたら、伊良部投手にとっても下柳投手にとっても、いい環境ではないと思うのです。彼等は少なくとも、金本選手のようにコミュニケーション能力に長けているようには見えませんから。読売のように他球団の有名選手でチームを構成するのも問題ですが、実績をひっさげて阪神にやってきてくれた選手たちが、肩身の狭い思いをするような球団づくりだけはしてほしくないものです。
2003.11.27
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テレビを点けたら、某特殊法人放送局で、鬱についての番組をやっていました。自己診断のチェック項目が5つ挙げられていたんですが、5つともあてはまっちゃいました。(´∀`;)追い討ちをかけるように、コメンテーターが「この項目のうち、2つ以上あてはまるようでしたら、鬱の可能性があります…」。こんな脳天気な鬱病患者、おらんとおもうな。チェック項目を替えた方がいいと思われ…。
2003.11.25
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私には、イラストで食うという志を同じくする友人がいます。オープンチャットで知り合ったのですが、同い年で住まいもそう遠くないし、贔屓は違えど音楽やプロ野球の話でも盛り上がれるので、よく拙宅で呑んだりする間柄です。私は無名ながら一応プロのフリーイラストレーターですが、彼は去年までSEを生業としており、イラストレーターとしての実績も作品の受賞歴もありません。でもサラリーマンに辟易して職を辞し、連れ合いと別れたのを機に夢に挑戦したいのだと言います。彼がこれから進もうとしている道は、かつて私が歩んで来た道と符号します。自然応援も熱を帯びる半面、彼の見通しの甘さも他人事ではないんです。彼のテーマは写実的なタッチの美女。よくいえばキャッチー、悪く言えばありきたりです。ディテールの表現力は一定のレベルに達していますが、全体はバランスを欠きます。画材も鉛筆のみしか経験がなく、カラーリングのスキルは未知数。加えて、彼はまだ自分の好きな作家さんの作品を模写している段階です。彼が本当にオリジナルのタッチで着想を形にしてお金を取れるようになるには、まだまだ相当の訓練が必要でしょう。しかし、私が何より違和感を覚えるのは、彼の「覚悟」についてなんです。彼は自身のサイトでこれまでに描いた作品を公開しています。知人に観に来てもらうのが喜びらしく、メールで営業してはアクセスカウンターのインクリメントを稼いでいます。絵とサイトの製作が趣味で、アクセス数をプチ自慢したいならそれもいいでしょう。でも、イラストに限らず、プロの作家の道はイバラの道。そこにかなり遅れて来た挑戦者の姿勢としては、随分優雅じゃないでしょうか? 厳しい言い方をするなら、相当に呑気です。「サラリーマンに向かないから」という理由でフリーランスを、それもとりわけライバルの多いイラストの世界を志向するのだとしたら、あまりにも無謀だと言わざるを得ません。彼はまだ困難さを想像できていないのかもしれないけれど、それを日々の生活は待ってくれません。彼は特別資産があるわけでもないうえに、マンションのローンまであるんです!彼に絵を諦めろと言いたいのではありません。これから彼が短時間に飛躍的な上達を遂げない保証はどこにもないし、常識的には難しいとしても、そういう怪し気な価値観を楯に「無理だ」と決めつける大人たちを激しく憎んだのは、誰あろうこの私なのですから。具体的な道を示してあげられればいいのかもしれませんが、スタンスも指向も違う私にはそれもかないません。ガツガツ描くもよし、コンテストに応募するもよし、学校に通うもよし、それは彼が探すしかないでしょう。イバラの道を選ぶなら、それなりの装備と計画が必要です。そして私たちには、計画表を前に夢を語る優雅な時間はもう残されていない。そんな「覚悟」を、彼はそろそろ思い知らなくてはなりません。
2003.11.21
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