うりぼうず

うりぼうず

2006.09.20
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 華族って知っているようで知らないもの。よく、マンガなんかに、○小路とか、いかにも華族でございますといった名前が出てくるが・・・。

 旧大名、公家、維新の功労者、軍人、財閥などのほか、本願寺の坊主、有名神社の神主、さらに名和、新田、菊池といった南北朝の忠臣の子孫まで爵位をもらったとはしらなかった。

 さて、華族さまといえば、お金持ちのイメージ。しかし、旧大名家(金禄公債なんかがあった)と、財閥華族(これはもともと金持ち)を除けば、けっこう貧しかったようだ。そりゃそうだ。たいした財産なんかなかったのに、それなりの生活を強いられたわけだから。五摂家など最上位の公家でも、けっこう借金で苦しんだのも多かったとか。そう、大名系の華族(それも大大名)以外、そうマンガに出てくるような○小路なんて連中は、特に金がなかったのではないだろうか(もちろん、一般庶民は比較の対象ではないが)。

 まあ、本ではこのほか併合した朝鮮の皇族、あるいはそれに連なる名族も華族に加えられたが、独立後は「親日分子」として、日陰者になったとか、、スキャンダル史、戦争への対処の仕方、また衆議院に比べてほとんど語られることの少ない貴族院など、華族についての基礎知識が豊富に書かれている。さらに、終戦で華族制度が廃止されるときも、GHQが廃止しろといったのではなく、むしろ国内世論的なもので廃止されたとか(これは、ワタシには意外だった)・・・。廃止のときも、ほとんど抵抗はなかったという。自分たちでも、華族制度のばかばかしさを感じ取っていたのかも知れない。

 これまで、知らなかった華族が少しは分かったようにさせてくれる、有意義な本でした。





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Last updated  2006.09.21 01:20:43
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