BL駄文・華は夜ひらく
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18禁のBL駄文です。興味のない方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。気分を害しても責任は負えませんのでご了承くださいませ、以上のご注意をご理解ご理解ご了承頂けた方のみご覧下さい。 翠雨 今年の桜は早く終わってしまった。街の並木は新緑が若葉を揺らめかせ、日差しに照らされ煌き、春の息吹を感じられる事が多くなった。久し振の部屋、主は留守、きっと今日も残業、どれだけ忙しいんだよ、冷蔵庫には水以外何も入って無いじゃないか。なに食ってんだか、また痩せたんじゃないだろうかと想像するしか無いほど逢っていない。メールや電話で生存確認はしているから元気でいるのは確かなんだが触れていない、藤野不足を解消したい。アイツは俺を欲してくれているだろうか。明日はお互い休みだから十分補給出来ると踏んでいるのだけれど、帰りが遅い。お陰で掃除に食事の準備が出来てしまったじゃないか、それ覚悟でここに来たから文句を言う積もりは無い。これって押しかけ女房っぽいな。暇をもてあましていると、いつ降り出したのだろう、四月の冷たい雨が新緑を濡らし始めている。傘を持って迎えに行こうか、外を見て玄関に向かうとコツコツと足音がする。藤野だ。ドアが開いて上着を叩きながら部屋に上がる。様子が変だ、なぜ、顔を見ない、消えてしまいそうな空気をなぜ纏う。慌ててタオルを差し出すと腕を引かれ、バランスを崩してしがみ付いたところを抱き締められる。雨の匂い、冷たい手、どれだけ降られて来たのだろう。不意に唇が触れ、貪る様に強く激しく求められる。押さえが利かなくなりそうだ、冷たかった肌が熱を持ち始めている。こいつ何か有ったのか、くそ、こんな時、職場で一緒に居られたらのならならばもっと早くに変化に気付けてやれたのに、栢山は何してたんだ。苛立ちが募る。それを打ち消したい。ここで抱いてしまいたい、だけど、それじゃ駄目だ、冷静にならなければ。流されるのなら誰にでも出来る。「藤野、風呂入ろっか、温まったら落ち着くから、な」「抱け、今すぐここで抱け、なんでそんなに冷静なんだ、俺が誘ってんだ...」二度目のキスは俺から、言葉を遮る様に触れた唇は熱くて気持ち良い、開いた隙間から舌を滑り込ませると絡み付いてくる舌、ジャケットを脱がせて床に落とし、シャツのボタンを外しながら首筋に唇を這わす。上がる体温、藤野の香りにクラクラしそうだ。こんな良い匂い漂わせて俺を誘うのは反則だよ、久し振りの肌、もう止まらない、キスをしながらベッドに縺れこむ。藤野の肌は甘く、吐息が切ない、指を這わすと震える体、誘う視線に戸惑いながら、全てに痕を残すように口付けて足を開かせると恥ずかしさから閉じてしまう。「見せろ」甘く囁くと、真っ赤に染まる顔が可愛い。わき腹を撫で、足の付け根をつっと指で触れるとおずおずと開く足、息づく中心から蜜が零れてる。先走りを舐め取るとゾクリトとする。早く欲しい。指で後孔に触れると体が跳ねる。触れるたびに閉じてしまう後孔、じっくり解して指を挿し込むとキュッと絞めつけて進入を阻んでしまう。「大丈夫...息を吐いて...挿入(いれさせて)...」まるでヴァージンみたいだ。ゆっくり解かして行かなくちゃ駄目だ。ゆっくり丁寧に優しく触れる。やっと潜り込んだ指、体内(なか)は熱くて湿ってる。この中に俺を埋め込みたい、感じたい、藤野の全部が欲しい。甘い声を上げるたび、抑えられない衝動に揺り動かされる。中を解していた指を抜こうとすると、引き止めるように締め付ける。「藤野...俺を受け入れて...」手が震える、これ、緊張してるんかなぁ...鼓動が早い...こんな感覚久振りだ。藤野はどうなんだろう。手を胸に当ててみたらその手を取られ、口付けられた。「緊張、してるのか?」「ああ、お前抱くのにこんなになるなんて思わなかった」「お前らしくも無い、早く来い...」綺麗な笑みを浮かべてキスされた。ああ、なんて心地よい瞬間なのだろう。「お前で埋め尽くせ...俺を感じさせてわからなくなるまで抱き尽せ...」どういう意味だろう。だけど、もういい、藤野が欲しい、腰を進めて挿入をすると体を逸らして受け入れてくれる。体内(なか)が熱い、溶けてしまいそうなほどの温度で包まれる。藤野の中、待っていたこの瞬間、体制を変えて下から突く、白い肌が闇に浮かんで揺れる。もっと激しく突くと爪を立てられた。お返しに鎖骨に歯を立てる。乱れる藤野本当に綺麗だと思う。「あっ」声と同時に白濁が零れ落ち、意識を無くした藤野が寄りかかる。それをそっとベッドに寝かせると、髪を梳いてやる。この穏やかな眠りを絶対歪めさせたりしない。本を読む、隣で眠る藤野の眉間には皺が寄る。これほどまでもお前を悩ますのは何なんだ、教えろよ。「倉本...」「起こしたか...?体、平気か?」「うん...大丈夫...何、読んでるの?」「村上春樹」「へー倉本でもブームに乗るんだ、以外」といって本を取り上げると、元の位置に横たわりパラパラとめくって見ている。今度は俺がそれを奪うと本をサイドテーブルに置く、藤野を抱き寄せ問い詰める。逃げようともがくが、逃がさない。「逃げるな!なにがあった?」といって素直に答えるわけも無く、少し虐めてやろうと思っていたらそれを察したのか、素直に口を割った。「出張...来週月曜から三日の予定...」「...」胸の上に頭を乗せていた藤野が逃れようとするからもっと強く抱きしめる。ただの出張じゃないよな、何があるんだ。「藤堂が同行する...」消え入りそうな声、俺は言葉を失った。予想以上の衝撃、片はついているとはいえ、一度、藤野を襲った奴、それと二人きりだなんて、あの時、辞表出すまで追い詰めておけばよかった。悔しさが沸々と沸き起こる。「倉本?」怒りが伝わってしまったらしい、心配そうな顔が見上げてくる。俺が取り乱しちゃ駄目なのに、それを悟られた、俺って失格。「大丈夫、倉本が居てくれるんだろ、出張から帰ったらいっぱい抱いて仕事のこと全部忘れられるくらいして」「...藤野」こいつの方が俺よりも強い。「ああ、約束だ...何か有ったら言え、独りで抱えるな、お前には栢山も俺も居る、それで足りなければ、そうだな友里お嬢様も居るだろ」「倉本ぉ~友里ちゃん居たら無敵だぁ~」顔を崩して笑う、俺が一番好きな表情、藤野お前は笑ってる方が良い。不意に奪われた唇。「しよ、明日、休みなんだろ」「ああ、しよう、泣いても止めない、覚悟しろ」 ご覧頂ありがとうございました。倉本目線の藤野さんをお届けいたしました。感想など頂けたら幸いです。 翠雨...草木の青葉に降る雨。緑雨。 にほんブログ村
2013年04月28日
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