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「突然ですが、これ、もらって下さい」会話を遮って、俺は言った。 四次元ポッケさんは、は?みたいな顔をしてる。「俺もわけは分からないですよ。ただ、王様が突然『ボトルをあげよ』というんです」 ポッケさんはボトルを受取った。 バスに酔うなんて・・・・ 9ステップ・セミナーの帰りの夜景など、目に入らなくなった。ただ、ひたすら休憩所に止まるのを願っている。「あの、りんごジュース買っておいてもらえますか」 ポッケさんは、それが俺の中にいる王様の声らしいことを察知して、わかりました、と言った。 海ほたるの駐車場に、バスは突入した。遠くに自販機が見えた。「あそこにあります」「バルさん、目、いいんですか?そんなことないですよねぇ、この距離じゃ、目がよくたって、見えません」 海ほたるで休憩し、バスに戻った。「やっぱり、ありましたよ。あの自販機に」ポッケさんが、驚いたように言った。「やっぱり」俺は答えた。 バスは再び走り出した。りんごジュースを飲むと、不思議と全く回復した。 東京駅に着き、9ステッパーは解散した。俺とポッケさんは駅に残り、会話で余韻を楽しんでいた。「あの、そのボトルを取り戻せ、と王様が言ってます」と俺は言った。「そうか!」ポッケさんは唸った「どうして僕にボトルをくれたのかが!実はバルさんの名前忘れてて、丁度今、このラベルを見て覚え切ったところだったんですよ!」「手前の自販機に捨てろ」王様が言った。「手前だろうが、向こう側だろうが、そんな大きなペットボトルは捨てれるはずがありません」今度は官僚の声だった。相変わらず理にかなって、常識的な声だった。 ところが、である。ペットボトル回収筒にボトルをあてがうと、口径ギリギリでするっと入ったのである!そんなの当たり前だ、と思う諸君、2リットルのペットボトルで試してみるがいい。「ちょっとスイマセン」俺は突然、言った「王様が、あの浮浪者に千円あげろ、と言ってます」 財布を開けると、丁度きっかり千円札一枚が入っていた。 浮浪者は、最初は拒んだが、王様の声には誰も逆らえない。「但し、大事に使ってください。そして、今の状況から、きっと抜け出して下さい」 また、今月末には生徒一人が正式入会、彼は9人目の生徒となった。
2003年11月30日
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噂通りだった。ジェームス・スキナーのセミナーは、最高だった。 この千葉県鴨川での4日間の体験は、今年一番の経験となった。 ここで一々その素晴らしさを語ることもできるが、おそらく手が腱鞘炎になってしまうだろう。 学んだことはあまりに多い。 感動も、あまりに多い。 蓄えたエネルギーも、あまりに巨大だ。最近読んでいて、素晴らしいエネルギーをもたらしてくれている、古本屋で買ったナポレオン・ヒルの「成功哲学」が、色あせてみえるほどだった。 知り合った仲間達は心の友で、家族以上に感じる。 これで俺達は「9ステッパー」あるいは「ファイヤー・ウォーカー」という、新しいアイデンティティを持った。 人生はこれから、どうにでもなることがわかった。 自分次第で。
2003年11月27日
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株は、ゲーセンのゲームよりどれくらい面白いゲームだろうか。何倍では利かないだろう。TVゲームは画面の中がフィールドだが、株はこの地球全体がゲーセンだからだ。遠いアメリカの誰かが金利を上げると決めたことが、アメリカの株価を下げ、すると対米貿易第一位になった中国に影響を与え、すると株価にも反映し、すると私の手のすぐ下にある、このポケットにまで影響を与えるのだ。 ゲーム会仲間にAkiさんという方がいる。AKIさんも私と同じ頃に中国株を買っていた。「道路株の調子、どうですか?」 すると、彼の顔には渋みが浮かんだ。 先日売却したデンウェイに対して、下がったところで再投資を狙っていたところ、株価は下がることはなかった。 そこでキャッシュを、AKIさんと同じ株に注ぎ込んだ。 すると、面白いように株価が上がるではないか。 何か、コツがつかめてきたぞ!
2003年11月25日
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生徒の入会希望は続いている。今度は小学5年生の女の子だ。 先日体験生になった中学2年のO君は、表情を表に出さないので、この塾が気に入っているかどうか分かりづらかったが、かなり気に入っているらしいことが最近ようやくわかった。というのは、従来通っていた大手塾のコマを一つ減らして、こちらに来ることになったからだ。 小5の女の子にしても、O君にしても、大手塾と我が塾との組み合わせ組みだ。 いつか、大手を超えて見せよう。 そういう決意を新たにさせてくれる。 でも、何事も「脚下照顧」。一歩づつよちよち歩きで進もう。
2003年11月22日
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林泉寺に行くと、その魅力的なコミュニティがために、つい遅くまで居てしまう。仕事はたいてい昼からだから、結局は宿泊させてもらうことになる。 この中に、シイ爺と呼ばれる方がいる。酒を飲んで、楽しく雑談しているときだった、「脚下照顧」を知ったのは。「大体、どこの寺にもあるんですよ。靴箱の横あたりに」シイ爺さんは言った。「えっ?そんな札、ありましたっけ?」 ほらね、って感じで、彼は笑った。「くすんだ木に、くすんだ字で目立たないんですがね、ありますよ」 脚下照顧。文字通りに呼んでみよう。「足元を省みる」「これがねっ、ある人はこう解釈する『靴を脱いだらきちんと揃えなさい』 でも、また別なひとはこう解釈する『遠くの目標に到達するためには、まず今自分の立っているその位置でできることからやりなさい、今立っている足元からはじめなさい』とね」 俺は、そのまま暫く、言葉が落ちてくるのを待った。 翌朝、靴を履いて寺を出るとき、札はやはり立っていた。しかも、誰の目にも入るところに立っていた。 でも、昨日までは見えなかった。 この札も、この言葉も、 自分自身も。
2003年11月19日
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アメリカにいた頃、エキサイティングなことの一つは異文化との接触だった。周りにはロシア人、アルメニア人、インドネシア人、中国人、イタリア人、ウクライナ人、インド人、メキシコ人、トルコ人、インディアン・・・ありとあらゆる人がいたから、異文化との接触は日常のことだった。たまに日本人のグループと接触したとき、それは安心領域で居心地はいいが、何か物足りなく感じたものだ。 生徒の一人にバングラディッシュ人がいる。先日はラマダン(イスラム教の断食月)の夕食に招かれ、参加した。 飲み物の味が違う。食べ物の形が違う、味が違う。人との交流の仕方が違う。楽しみ方が違う。素晴らしい! 昨年、セイロン島出身の友人宅に行ったとき、手づかみでカレーを食うのに苦労したことを思い出した。「郷に行けば郷に従え」最初、彼らの流儀にしようと決意していたのだが、いざとなると「スプーンくれない?」と言ってしまう核の自分がいた。スプーンを使うのは、これまでの経験内であり安心領域だから、非常に居心地がいい。一方、手でカレーをご飯とこねて食うことは、経験外であり、意識でそうしようとしても無意識という名のカーネル・ソフトウェアが止めてしまう。「バルさん、カレーは手で食べるとおいしいよ」最後には奥さんにまでいわれ、ええい、思い切って手を突っ込んでみると、なにか犯罪人にでもなった、やってはいけないことをしてしまったような、妙な気持ちになったものだ。 このなんともいえない気持ち、読んだだけではわかるまい。あなたも一度、やってみよう。
2003年11月16日
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今度は都立高校に通う1年生から、入会についての問い合わせがあった。 入会面談は、必ず本人・保護者の3者で行うようにしている。生徒と親の期待には概ね、大きな差があるのが普通だからだ。 3週間の無料キャンペーンは、まだ続けている。たとえ今すぐ入会する、という生徒の場合でも、それは同じだ。 本当にこの塾で一生懸命やっていきたいのか。本当に授業は自分のためになるのか。本当に分かりやすいのか。それらを、生徒本人に自分で判断させたい。もちろん、こちらは自信がある。今のところ、体験授業を受けた子は100%入会をしている。 今度の生徒J君は、真面目で大人しいタイプだが、内に秘めるものが違う。彼は将来起業家になりたいという。成功哲学に興味があるという。「ならば、この塾をよく見ておくがいい。今のこの、机5つしかないこの教室を、憶えておくんだ」 俺がそういうと、彼は小さく頷いた。
2003年11月14日
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俺は常々思う。経験することと知っていることとの間にある差、または距離の大きさの不思議を。 6.0香港ドルで買ったデンウェイ・モーターズ(中国のホンダ)株を、6.6香港ドルで売却してみた。 株は証券会社に行って買えばいい、ということは以前から知っていた。では、果たして買う前と買ったあとに、一体どれだけの違いがあるのだろうか。 株を売りたければ売ればいい、という単純な事実は、以前から知っていた。では、まだ売ったことがないときと、初めて売ったときとの差は、一体どれだけな狭さだろう。 長期で持つつもりでいるから、今、売る必要がどれだけあるかというと、ないとも言える。しかし、株を買ったことはあっても売ったことがない自分にとって、「実際に売ってみる」ことは、とても大切な学習だ。 繰り返す。 まだ売ったことがないときの自分と、初めて売ったときの自分とは、一体どれだけの違いがあるのだろう。ほんの一ミリ。 しかしそれは、一方は陸の上に立ち、一方は海の上に立っている。陸で見送る今までの自分と、舟で旅立つこれからの自分との間には、一ミリの距離しかない。知識を知恵へと換えて、大海原へと旅立つ始まり。それは、大きな違いへと、大きな距離へと広がっていく。 それは、手の届かない距離へ。それは、目の届かない距離へ。 それは、姿の見えない距離へ。 それは、もう戻ることのない新しい自分へ。
2003年11月12日
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友人の結婚式に招待された。招待されることはあっても、自分ではまだ結婚していないバルドゥビーダ人であった。 さて、今回は学生時代によく馬鹿をしでかした友達だった。 バルドゥビーダ人の学生時代をちょっとだけお話しよう。学生時代は3つの新しいサークルを創った。これはまた説明が必要で、その3つは連邦制を取り、全体で一つの形を成すという、他に類を見ないものだった。その中であるとき、私が編集長、アイツが幹事長をやっていたことがあった。 強いリーダーシップはある。ずば抜けた企画力もある。但しよく気が変わり、そのため一貫性がなく、周りを振り回し続けた挙句に、人は去っていくというパターンを持つ男だった。ちなみに性格は、非常に友達思いである。ただ彼は、そのサークルを立ち上げる際の大きな力になったにも関わらず、優柔不断さがゆえに立場を自分でなくしていき、最後は出て行かざるを得なくなった。 ところで奴は、ある大ホテルの御曹司であった。だから地球上で平民階級にいるバルドゥビーダ人にとって、貴族階級の生活とはどんなものかを、学生時代に知らせてくれた。それはまるで、地球と月ほどのものだった。 さて、大学を卒業してから数年が経ち、彼のホテルを訪ねたことがあった。そのときは副総支配人の位置にあったが、「この大ホテルを任せて大丈夫か・・・・」胸に不安がよぎったものだった。実際、夕食を食べに行くのも、店を5回も6回も変えるしまつだったから、運転手はバックギアとフロントギアの入れ換えにあくせくした。 そして今回の結婚式のために、奴のホテルを久しぶりに訪れた。 ホテルにはチリ一つない。従業員の対応は素早く、心がこもっている。「・・・・おかしいな」俺はあごに手をやった。ここは、アイツが総支配人をやっているホテルのはずだった。 結婚式の規模は、ジェームス・ディーンの「ジャイアンツ」に出てくるもの、そのものだった。今後の人生でああいう規模に出会うことは、あり得ようか。 ホテルは華やかでいて、行き届いたサービスは、従業員の隅々からお客まで、まんべんなく行き渡っている。さらに、奴が総支配人に就任してから3年というもの、売り上げは伸び続けているという・・・・。「ウーン・・・」知恵熱が出た。奴をよく知るものとして、矛盾が熱エネルギーを生むことは自然現象であった。 しかし、答えは次第に分かってきた。 結婚式を結んだのは、彼本人の演説だった。それは、偉ぶらず、イキがらず、肩の力の抜けた、周囲の人々への感謝の気持ちに満ち溢れたものだった。 会場を出てからも、参加者ひとりひとりの目を見ては、それこそそこにいた誰一人に対しても賓客の扱いを取り続けた。それは、気の知れた友達に対しても全く変わらなかった。 夜、アイツのいる部屋に友達が集まった。前日は式の準備に忙しく徹夜だったこともあり、ついには床で寝てしまった。「ベッドで寝ろよ」その場にいた友の一人が言った「自分ちのホテルだろ」。「いや、いい」奴の意識はすでに朦朧としていた「せっかくベッドメイキングがつくったベッドに、寝るのは申し訳ない・・・」 今度は奥さんが、靴を脱がそうとした。アイツの意識はすでに消えていたが、足を動かすと朦朧とした意識が戻った。「いいんだ。靴は履いたままで。その方がすぐに動ける」 俺は隣にいて、静かに頷いた。そこにいた誰もが、このホテルの繁栄に頷いた。
2003年11月10日
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今度は中2の、某国立大付属校の生徒から、入会したいとう問い合わせが入った。Z会の会員で、ウチの塾で分からないところを教えてほしい、という。 なかなか真面目そうで集中力のある子だが、反対に、よく理解しているのかそうでないのかを見分けるのはかえって難しいこともある。 生徒のための、いい推進力になれたら、と思う。
2003年11月08日
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中国人民保険のIPO情報が入ってきた。 IPO株(新規公開株)はキャッシュフロー・ゲームには出てくるが、実際には買ったことがない(そもそも、株をはじめてまだ2ヶ月と経たないが)。新しい経験をするのが好きだ。何をいうにもまずは経験しないと。じゃあ、買ってみよう。 香港市場が始まる10分前に、我がPCの前に座った。取引が始まった。一株あたり1.8香港ドル(H$)で売り出たが、見る見る間に2.2に上がり、これは2.4くらいで食い止めようと思っているうちに2.5となり、急いで2.6H$で買い止めた。 この株が一体どうなるのか、今後の経験のみぞ知る。 ところで、キャッシュフロー・ゲーム会「新宿ROI120%」との初接触は、8月のことだった。大きなゲーム会で、活気がある。CG以外にもモノポリーなどさまざまなゲームがある。さらに、雑誌も発行している。そして、その雑誌がまた、よくできているのだ。 これはすごい、と思った。圧倒的、という言葉がぴったりだった。俺の手の届かないところにある、雲のようだった。 ところが、今ではすっかり仲良しゲーム会なのだ。まさか自分までその雑誌に原稿を書かせて頂くことになるとは、夏の時点では思ってもいなかった。 王子Cafe de M + 渋谷100円ゲーム会 + 新宿ROI120%は、提携を組むことにした。これは面白いことになってくるぞ。
2003年11月06日
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ロサンジェルスのバーマンとの、貿易の話は2転3転している。催促を繰り返す。彼は何度か日本に約束のシルバーを送ってみたが、税関に戻されたという。日本の税関に問い合わせると、そのような品は来ていない、という。事情はよくわからないが、分かっているのは品がこちらに到着していないということだ。なのでもうこれからは催促をやめることにした。事業は塾一本で行くことにする。 話は変わって、受験生のI君は帰ってきた。しかも、エッセンシャル・コースという特別コースを取ることになった。生徒は一人減ったが、これからも精一杯がんばっていこうと思う。 これまで夏樹夫婦と共にビジネス・チームを組んできたモト元氏が、突然姿を消した。モト元氏の関係者、誰一人も連絡がつかなくなってしまったと嘆く。夏樹夫婦とモト元さんとは、音楽の録音など、ビジネス以外の活動も共にしてきたので、夏樹氏共々驚いている。 モト元さんの紹介で通い始めた寺がある。茗荷谷の林泉寺だ。ここは毎週水曜日、午後7時頃より座禅の時間があり、一般の人も参加できる。業については厳しいが、その後に、なんと「酒」が振舞われる。俺は仕事柄、夜の座禅に定期的に参加することはできないが、このコミュニティーがとっても気に入った。「多くの坊主は考え方が間違ってる。寺は住職のものではなくて、みんなのものだ」住職はいう。この言葉通り、さまざまな業種のさまざまな人が行きかう。その中には外人も含まれる。初めて参加した日から早速泊めてもらい、今日は少林寺拳法の練習に参加させてもらった。
2003年11月02日
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