2004年06月14日
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先週6月7日・8日、県議団と市議団の合同で、奈良県大滝ダムの視察がありました。
大滝ダム

大滝ダム2大滝ダム3

白屋地区役員の北西さん宅の玄関が陥没しています。この家では家の中を斜めに亀裂が走って隣家にも亀裂が入っていました。
北西さん宅のブロック塀にも亀裂が……。


大滝ダムは、吉野川の上流、川上村に建設された高さ100メートル堤頂の長さ350メートルの重力コンクリートダム。有効貯水量は、76,000,000立方メートルと浅川ダムの7倍という大型ダムで、建設費は3400億円という巨大なものです。

しかし一昨年完成したこのダムは、昨年3月に試験湛水開始しましたが4月25日、4キロ上流の白屋地区で地すべりによる亀裂が発生し、約50%に達したダム湖を元に戻し調査した結果、白屋地区の地すべりは湛水による地滑りであることが明らかになりました。
今、この白屋地区は廃校になった小学校のグランドに阪神淡路震災の際に使用したプレハブ住宅で生活しています。
白屋地区の区役員の方々に被害状況を見せていただきましたが「夜も眠れない日々が続いた」「何度も建設省交渉したが『絶対大丈夫』と言い建設を強行したが責任その責任を取らない」などを訴えていました。
大滝ダムはこの白屋地区に270億円をかけて地滑りを止める工事を行うとしています。

このダムを視察して、浅川ダムの中止させた意義の大きさを改めて感じました。浅川ダムも、ダム軸上流に深い地すべりがあると指摘されていましたが、GOサインを出し工事が始められていたことを思うとこうした問題に悩まされていただろうことを感じて帰ってきました。






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最終更新日  2004年06月15日 06時20分17秒
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