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気配がするけれど見えないここのところ何となくあちこちで目にするものに暗号か徴が実体のないそれは偶然を装いつつ何かを伝えようとしているそれはなんだろうメッセージがわからない複雑に絡み合ったまま五本の爪を天に向け
2003.01.31
瞑府の扉が開いたような冷たい風の吹く中悲しみ深い青空と遠い山影君は黒い服をきているのだろうか癒えない心は何を見るのだろうかナミダハカレズナミダハカレズアオイソラニハダビノケムリガイツマデモウズマイテイタヨウナキガシテダレカナミダヲトメテオクレそれは妙にやるせなくくりかえし思い出すコトノハでしたナミダハカレズナミダハカレズ
2003.01.29
冷たい雨の降る星になんの未練がありませうきらきら滲んで濡れてる街に葉の落ちた柳の枝が揺れていました風に傘があおられて飛ばされましたその吹き飛ばされた傘のように言葉は壊れていきます心には冷たい雨をしのげる傘もない傘はない
2003.01.27
電気の神様がお怒りなされたすんでのところじゃった危うい危うい深く反省いたそう皆様方もお気を付け召されい子細は語らぬ身を正しく持ち清貧を心掛けよ
2003.01.26
左手の窓越しに刺す西陽にあの音が突然聞こえた頭の中に響き渡るあの音楽もう何ヶ月も聞こえなくなっていた音何の暗号だろうか深く壊れるもの
2003.01.25
たとえあなたが胸に秘めた過去を解凍し心がとてもつらく傷付いてもそれは必ず癒すことができるのですなぜならそれがあなたがこの世に生まれ落ちた理由だからですだからあなたは自分の人生を一から思い出さなきゃあなりませんそして絡んだ毛糸を解きほぐさなきゃあなりませんできるのだろうか、わたしに...
2003.01.22
その扉はこの世のものならぬ宝石で出来ていて見る事が出来ないその扉を眼にするものは右脳で神を没し左脳で神を蘇らせるコンビニを出たとたんに気配を感じた君は眉根をよせて見上げたその空中にうっすらとその扉の存在を見てしまうのだ雑誌の星占いのページには今週のラッキーアイテム 「黄色いロープ」だって何に使うんだよ?新聞の今日の川柳には『ゆっくりと 見上げるかいにも くもりくひ』世界の果てにはマクドナルドの紙袋が埋もれていた
2003.01.21
別れはつらいはずなのに不思議と暖かい気持ちになりました今日あたりかな?そう思ったとおり最期の言葉がありましたそれはまるで童話の天文学者のようではたまた魔術師の最期の演目の口上のようで心は静かに見守るのでしたココロシズカニミアゲルツキノヨ
2003.01.19
それはふいに嵐かつむじ風のように砂の大地に舞い降りてきたこうべには輝く黄金の布と髪飾り背中には七つの羽根光り輝くその姿は砂漠ノ民の衣服をまとい現れた叡智の証し額の眼空は深い蒼真昼でも星が見えるような色であった数千年の時を越えてなをこの砂の大地は美しい砂紋と光と影に彩られてはいた自然は生きる物に厳しく且つ優しい教師だった...我が名を覚えているものはもうどこにもおらぬ人の形をした神はそうつぶやいた
2003.01.18
前略 天の邪鬼様お心配りありがとうございますあなたがお休みしている間いろいろとああでもないこうでもないと思いめぐらしておりました先日も本屋を覗いては澁澤龍彦やホルへ・ルイス・ボルヘスをぱらぱら見ながら結局フィリップKディックを買ってしまいましたこんなわたくしも相当な天の邪鬼かと思いますあげる言葉の一々に返すお言葉はまるで別の自分のようでいったいわたくしは誰なのでしょうかとひとりごちたりもしましたいづれまた時が満ちたらそうそう今夜の月は頂点近く、オリオンがドアのようでしたよ
2003.01.16
光に向かってひらひらと服のすそをひるがえらせて何処へ向かわれるのですか?導きの星が輝いていました北風は冷たく身体から熱を奪いまするけれど心は決意に満ちて熱く在るのです振り返った後ろには闇の天使が微笑んでいました其処に刻まれたるは真実の言葉
2003.01.14
そこにいるのはわかっているのだけれど手が届かないまるで窓ガラスに写っているみたいに感じはするけれど見えるだけで触れ合えない人さし指をユニコーンの角にして目を閉じてその感覚がなんなのか確かめようとしたけれどかすかでかすかで
2003.01.13
その建物は常に深い森の中に在り、昼なお暗い廃園のような庭の傍らに、建っていたその庭の一角には崩れかけたミネルバの大理石像があったその建物の入口には受付が在り暗い顔をした司書が書類を整理していたロビーのテーブルには一輪挿しがあり白い花が飾られていた奥には公開書架の部屋があり私はいつも窓際の見台に鞄を置き、書架の列の間に入るのだったいつもの事だったが最初に手にとってみるのは決まった本だったマルグリット・ユルスナール「青の物語」(つづく?つづかない?)
2003.01.12
部屋の片づけをしていると雑誌の間から古い新聞のラジオ欄がでてきたのだったなんとはなしに眺めていると鉛筆でしるしがつけられたその番組は「東京椿姫」ラジオドラマか...あがた森魚?ふ~んNHK?ふ~ん「椿姫」といえばデュマ・フィス或いは、ヴェルディの歌劇で有名だが原題の「La Traviata」は「道をふみはずした女」だそうなそういえば旅は英語で「travel」だし...(日記の振りをしてみたダダ)
2003.01.11
【業務アポリネール】訂正ミラーボール星人VSラ・セーヌの星人の後楽天ホールチケット手に入りました御入用の際はK鯛に滅入る入れと射手ねお詫び:日本語が入り乱れておりますCLUB DADA は営業時間が不定期となっておりますヨーソロ、あヨーソロ~ついでにゲルニカもはいっております....ダダってこんなんだっけ?
2003.01.10
おととひのつきは、ねえわろうたおくちみたいでしたよまるでちぇしゃねこかあくまかはろうぃんかぼちゃのおくちみたいでしたよくものむかふでわろうておりましたなぜだかとってもかなしくなりましたよしんのぞうがしめつけられるようでしたよ
2003.01.09
こころもちはおだやかなれどめをとぢればそこにみゆるしずかなたたずまいのしろいわびすけみえなひだけでそこにはきつとほんねのままであるはずでしょうみえなひだけでそこにはきつとてがかりのないみちをあるくにはひかりのないそらをとぶにはその言葉の迷宮こそがしるべとなりまするゆえにもとむるは存在の徴 「返歌」 海石榴さん迷ひ猫音はたてねどあしあとに逢ひたきおもひこめてさまよふ (1月9日6時1分)
2003.01.08
砂に埋もれた言霊は誰の目にもふれませぬようそっと化石にいたしませう雪に埋もれた言霊は誰の耳にも聞こえませぬようそっとふたをいたしませう海に沈んだ言霊は誰の心にも響かぬようそっときざんでしまいませうそれでもわたくしの心には涙のもとはつきぬのです
2003.01.06
左手に闇右手に光祈りと歌に雪も氷も融け冷たいその手もそのお心もかすかな温もりを得ることでしょうたなごころをあわせるとそこには小さな宇宙が生まれるのです2と3のあいだにある無限は1になりて星空によこたわる希望があるとするならばきっとここではなくあなたの小さな手のなかにぢっと季節が来るのを待ってはゐるのですかんらからから
2003.01.04
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