2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
2003年06月の記事
全14件 (14件中 1-14件目)
1
-
６月波止場
防波堤に寝ころんで言葉の海を眺めているなんだかとてもいい気分くわえ煙草もうまいやこんなに世界が自由だなんて忙しさにかまけて忘れていた穴のあいたジーパンに手のひらをあてると６月は指の隙間からこぼれていった
2003.06.29
-
雲海
激しい雨音を聞きながら眠りについた夜夢の中では雨雲の中を飛んでいた真っ黒な雲を抜けて上に出ると銀色の雲海だった光の洪水だったその時眼が醒めたけれどしばらく２重に見えていた飛ぶための涙で出来た石を手に持っていたはずなんだけど
2003.06.27
-
世界一かわいい危機
『オリ語党』でつまつだぁー血糖値高いので結党でつ党首はオリ鴨いきなり☆http://plaza.rakuten.co.jp/?user_id=2875883
2003.06.25
-
むーびらかめ
むーびらかめにつやるてっもおとるがろしもおもとひのかほをちぐるわのんにたむーびらかめにつやういりかばちぐるわのとひいないにばのそむーびらかめにつやるじなをんにたてげあになたをどちおのんぶじ
2003.06.24
-
童話
きっとしあわせつかむまでぬいぐるみかかえたあのこはつらさやかなしさをひきずりながらもまえをむいていくねたからしんぱいしてないねきょはあめだけどもねあめだくだくだけどもねゆーさんげんきあるかみーさんげきあれかきとあしたはれるあるよ
2003.06.22
-
歩く速さで口ずさむ歌は
歩く速さで口ずさむ歌は絶望と孤独に満ち溢れていたあの曲のスベテヲ思い出せるように何度も繰り返し聞いたその度に泣いたたたみかけるドラムや叫ぶようなサックスにほんのすこしのフレーズがそこにあることにすら奇跡を感じたそれはこの世でいちばん美しい音楽だった
2003.06.21
-
月桂樹の葉影
月桂樹の葉影で聞いたLBの言葉はつぎのようなものだった 愛がソナタを 奏でますように 愛が闇を はらいのけますように 光がともに 在りますように低気圧の風が絶妙な音階を奏でるその音楽を聞きながら君の胸の奥底に沈んだ鍵を探しに来た 逢いたい＝あ、痛い逢いたくない＝あ、痛くない二者択一？いえいえ三位一体
2003.06.20
-
君、魂ひに触れ給へよ
梅雨寒だねぇあちらはもう少し気温が低いだろうからいちまい羽織っていくがいいよ酸素が足りない？そうか、めまいの原因はそれかしばらく見つめているうちに君はつぎつぎと姿を変えほんとうの君の姿が解らなくなった君が見つめる未来はいまはいまとして過去は過去としてそれとは別のなにも無い所である種永遠のようなものとつながっているそれは光の糸の絡まりあう束のように無限に柔らかくのびている光のゴーゴンその光の触手で僕の魂ひに触れてくれないか
2003.06.17
-
対音
こころ朔朔雨シドシド斧と愛なら斧を取れツイフォンに還るなら手みやげに黒い猫魂迷糖を一粒疲れた口にほうばった胡蝶の夢の裏表に
2003.06.16
-
hisame
あれはもうずっと前のことのような気がする月の漏斗からこぼれ落ちる愛のようなものを手のひらですくいあげた血と涙のまぢりあったそれはこの世の悲しみすべてだったロバチェフスキーの鞍の上で垣間見た世界の秘密だったニ本の平行線の内側には EXIT と書かれた扉があるそこに入る勇気もなくて黄色い線の内側に下がる光の届かない深海の蒼い暗闇で泳いでいた時には地獄の天使の囁きを耳にした空に浮かぶ庭園には空の華が咲き誇っていた血色の薔薇が一輪咲いていた庭園には雷鳴と光と覚者がいた秘雨ノギスの墓たびしゃん、おら、もう、旅に出りゅ幾何異なことばかり起きるこの世界ティー定規を腰にさしたメビウス輪太郎はタビェりリ・キャマラデリエの美しい指に心残しつつ、決意を口にしたのだった
2003.06.15
-
風の色
水面に映る月は揺らめいて人の心はソノヨウナモノ小雨に少し濡れながら角度が似ているぼくたちは杓子定規な世間様に背を向けて６月の梅雨空に彷徨っている風色翠
2003.06.13
-
狂風伝
かんらからからかんらからからスットボケた奴じゃ一歩二歩三歩子の刻蛇刻に観て候う節穴の目はいらんかえ午睡の合間に見たのは迷うて逝く先定まらぬ魂寂しい目をしているまだ時は満ちておらぬゆうるりと決めなされ天秤は揺れている哀しみと涙ではバランスがとれない
2003.06.12
-
reincantation
繰り返し繰り返し呟く言葉は「我が神我が身に宿りたまえ」魔方陣の内側で逆十字を切りながら魔術師はそう唱えるのだお笑いぐさではないか邪教の神は蝗に乗ってやってきた夢の中であいつを見た記憶はないか？... 神の祝福......天使の恥じらい......明るく輝かしい光に目覚める朝......なんて不思議な心地......感じることができる...断片的な歌声に黄金の夜明けが来た
2003.06.06
-
六月的冥宮(REVISION)
キガツケバモウ六月モ五日ヲスギ瑠璃思惟リュウガノヨウナイタミガカラダヲカケメグル玻璃思惟ヤサシイイキミノコトバニナミダハナガレルこはれどき 六月の天使の声が遠くに反響する
2003.06.05
全14件 (14件中 1-14件目)
1
