昨
日の記事は大川端の蓮池の白い蓮の花でしたが、その蓮池は、造幣局が対岸に見える位置にある。そこから大川端自転車道を毛馬閘門方向に走ると蕪村公園がある。毛馬橋東詰の北側にあるのがそれ。
蕪村の句碑があり、春風馬堤曲など蕪村関係の屋外パネル展示がされている。向かいの淀川神社の境内には蕪村の銅像がある。
(蕪村公園)
(同上・上とは反対側から撮影)
(春風馬堤曲・現代語訳)
(同上・解説碑)
(同上・蕪村自筆)
(同上)
春風馬堤曲については、毛馬閘門脇にある蕪村顕彰碑でも説明されているが、これは下記の<参考>記事をご参照下さい。
<参考> 秋風や銀輪駆けて蕪村まで
2017.9.21.
若草読書会・恋しぐれ
2015.6.1.
(蕪村公園全景)
中央のグラウンドを囲むようにある遊歩道沿いに、蕪村の句碑が13基建てられている。
(句碑等配置説明図)
※写真をクリックして大きいサイズでご覧下さい。
では、句碑巡りと参りましょう。
(蕪村句碑1)
柳散り 清水涸れ 石処々
この句碑は柳の木の傍らに設置されている。
句では「石処々」であるが、ご覧のように句碑の周りは石がびっしり敷き詰められているのも愉快。
(同上2)
なの花や 月は東に 日は西に
(同上3)
春の海 終日のたり のたりかな
(同上4)
芭蕉去て そののちいまだ 年くれず
この句は、芭蕉の句「年暮れぬ笠きて草鞋はきながら」を踏まえたものらしい。
(同上5)
斧入れて 香におどろくや 冬木立
(同上6)
いな妻や 浪もてゆへる 秋津しま
(同上7)
鳥羽殿へ 五六騎いそぐ 野分哉
(同上8) かなしさや 釣の糸ふく 秋の風
(同上9) 夏河を 越すうれしさよ 手に草履
(同上10) 閻王の 口や牡丹を 吐かんとす
(同上11) 夕風や 水青鷺の 脛をうつ
(同上12) 遅き日の つもりて遠き むかし哉
(同上13) 楠の根を 静かにぬらす しぐれ哉
淀川神社境内の蕪村像にご挨拶して、蕪村公園と道路を挟んで向かい側にある公園へ。
蕪村像は、上の参考記事「秋風や銀輪駆けて蕪村まで」に写真を掲載していますので、ご参照下さい。
(蕪村公園の南側の公園)
この公園から、大川端の自転車道へと出るスロープの脇に、奇妙な形の実を付けた木がありました。
(奇妙な形の実を付けた木)
(奇妙な形の実)
木の幹は桜の木のそれに似たつやのある赤みがかった焦茶色の木肌である。実が生っていなかったら桜の木と思ったかもしれない。
公園を出て南すぐにあるのが春風橋。これも蕪村の「春風馬堤曲」に因んだ名前なんだろう。「しゅんぷうばし」と訓むのかと思ったら「はるかぜばし」と訓むようだ。
(春風橋とマイMTB)
<参考>
蕪村関連の過去記事
京都・蕪村銀輪散歩(その1)
京都・蕪村銀輪散歩(その2)
京都・蕪村銀輪散歩(その3)
京都・蕪村銀輪散歩(その4)
自宅療養記・花園中央公園、ライフ新石切店 2025.11.07 コメント(2)
自宅療養記・ホルター心電図と枚岡神社な… 2025.11.04 コメント(2)
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