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寅子の結婚相手が優三なのは意外ではなかった。そもそも初登場時に兄から駆け落ちだと間違われていたし優三が猪爪家を出た後話し相手がいなくなったと寂しがってもいたし…ひじゅにですが何か?「その手があったか!?」byはる第7週『女の心は猫の目?』ちゅーことで、寅子結婚!…は良いのだが花岡とのことがあった直後なので当てつけかよ!?と思ってしまった視聴者もいるんじゃないかなあ…と、ちょっと心配。何だかんだ言っていても結局のところ、花岡は世間のしがらみから抜け出せなかったっちゅーことかな。結婚=寅子の弁護士としての道を閉ざすこと―ではなく弁護士として寅子と二人三脚でやって行こう!という決意もできたはず。でも、当時としては珍しい考えだったのだろうし女性には家を守ってほしい自分が仕事から疲れて帰った時は温かく迎えてほしいという思いも大きかったのかも?既婚者=社会的地位を得られる―という考え方は今日でも見られる。それは男性でも女性でも同じ。ということは、その点においては男女の差別はないのか?ちゅーと…あるよなあ、やはり(笑)独身だとまだ世間知らずだとか不安定だとかって見下されがちなのは同じかもしれないど既婚だと―男性の場合は家族を支えている=安定しているつまり、土台ができているって見なされる気がする。割と前向きな捉え方。女性の場合は夫という支えがある=支えがあるから安定しているつまり、依存先があるからって解釈されがちな気がする。ちょっと消極的な考え方。いずれにしろ、寅子は社会的地位のため結婚を決意!…は良いんだけどさ雲野からは、独身女性はお茶くみみたいなこと言われちゃってたし先に法廷デビューした久保田先輩は既に結婚していて妊娠中でもあることが強調されていたし花岡の本心も、寅子はちゃんと見抜いただろう。でも、花岡と上手くいっていた時はこの点について考えている雰囲気はなかったし依頼者から断られるのも、女性だからという理由ばかりで未婚既婚は問われていなかったじゃん。(結婚が決まった途端に依頼が決まりはしたけれどもそれが特にモノを言っている風でもなかった)だから、何だか唐突。それに、最初は普通にお見合い相手を探していたわけで万が一、受け入れてくれる人が見つかっていたらどうしていたんだろう?弁護士を続けることには同意してくれたとしても本当に名ばかりの結婚だなんて承知してくれるとは思えない。ドラマ的に、優三ありきで話を進めていただけって感じ>スマソまあ、これでいよいよ寅子の弁護士としての人生がスタート。学生時代の法廷劇は男子達に邪魔されて終わってしまったけどこれからは実際の法廷でのアレコレが描かれたら面白そうだな。でも、戦争になっちゃうから、そっちが主流かな…☆トラックバックは何がなんだか…ひじゅに館へお願いします☆http://yakkunchi.blog90.fc2.com/tb.php/4032-81f6ccf6☆応援クリック、よろしくお願い致します☆ にほんブログ村 人気ブログランキングへ 日の丸弁当>カンペンケース合理的な婚活~DINKsを本気で目指すおたくの実録婚活漫画~アニバーサリーアイスケーキ
2024.05.20
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GWも開け香淑の姿が映ったので寅子の同志たちのキャラ掘り下げ再開…と思ったら何と、5人中3人が無念の退場…残り2人の内の1人@よねは口述試験に落ち寅子と同時スタートとは行かなかった…何という何という現実……ひじゅにですが何か?「私たち凄く怒っているんです」by寅子第6週『女の一念、岩をも通す?』初めての高等試験には全員が不合格。あ、久保田先輩は除く。…といっても口述試験には落ちてしまった。まあ、ここでアッサリ関門を通っちゃったら安易な展開!と、ツッコミが入ったかもね(笑)でも、2回目の試験には香淑も涼子も梅子も挑むことさえできなかった。香淑は帰国。涼子は家のために結婚。梅子は離婚。後者2人は、まさに女性ならではの苦難。しかも、双方共、男性の不祥事により一方的に人生を捻じ曲げられた。いや、当時の男性の行動は不祥事などとは呼ばれなかったのだろうね。単なる浮気。女性は人間でさえないのだから、飽きたから捨てただけ。新たな玩具を手に入れただけ。もう少し時間があったら梅子の方から夫を捨てることができたかもしれないのに結局、他の多くの女性達と同じく梅子も簡単に切り捨てられた。次男も救うことができなかった。涼子の父親は「お前も好きにしなさい」と、娘に言葉をかけて行ったわけで華族という立場に縛られた生き方とある意味その被害者と言える(?)妻に嫌気がさして逃亡したということなんだろうけど…その娘が何もかも投げ出して好きな生き方を選べるほど無責任でも冷酷でもないということには気付かなかった。自分がアッサリ捨てた妻を娘は放っておくことができなかった。大勢の従業員達のことも。つまりは、女である涼子の方が人間的には上と言えるけどその人間としての自分を犠牲にするしか道がなかった。香淑の場合は「女性だから」と単純に括れる事情ではないけど異国人という点が2人似通っている。日本に生まれ育ちながら、女性は異国人。2回目の高等試験に寅子は見事に合格。優三は落ちて、きっぱりと夢を諦めるという結果に。ここは、男女の差別はないということでドラマ的に良い対照になっている。そして、祝賀会での寅子のスピーチ。「法改正が成されても結局女は不利なまま 女は裁判官や検事にはなれない 男性と同じ試験に受かったのにですよ! もともとの法律が私たちを虐げている 生い立ちや信念や格好で・・・」「男か女かでふるいにかけられない社会になることを願います。 いや皆でしませんか? 私はそんな社会で何かの一番になりたい 弁護士になったら困ってる方を救い続けます 男女関係無く」朝ドラ・ヒロインにお説教は付き物だけど(笑)これは素晴らしい演説。こんなにも、感情を抑えて、理性的で静かな怒りと決意を込めて聞いているこちらの心を動かす言葉は今迄なかった気がする。もしかしたら忘れているだけで、あったのかもしれないけど(笑)声高に叫んでいるわけでもなくお腹の底から出て来るしっかりとした言葉で自分自身の夢にだけ目を向けたものでも上目線でもなく現実の理不尽さと、これからの決意を語っている。寅子が勉強を始めた頃は、女性はまだ弁護士にもなれなかった。やっと法律が追い付き、寅子も前進し弁護士の夢を手にした今それでも裁判官や検事への扉は固く閉ざされたまま。寅子がそれらを開いて、その向こうへと進んで行くことは一応分かってはいるけれど(笑)ワクワクするというよりもどんな風に、しっかりとした足取りで歩んで行くのだろうとじっくり見つめて行きたいなと思う。まずは弁護士として、色んな壁にぶつかるのだろうな。仕事の面だけでなく、私生活においても女性ゆえの色々な壁はあるだろうし。それにしても、桂場!やはり穂高先生よりも朝子にとっての存在感大きそう。まあ、せっかくの松山ケンイチだものなあ(好)☆トラックバックは何がなんだか…ひじゅに館へお願いします☆http://yakkunchi.blog90.fc2.com/tb.php/4031-09d5d750☆応援クリック、よろしくお願い致します☆ にほんブログ村 人気ブログランキングへ 弁護士キーチェーン黄バラ弁護士の贈り物>「ワインの法的アドバイスを提供します」
2024.05.11
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お団子を食べられない桂場繰り返しギャグとして使い回すのかと思ってたけど>天丼ちゅーヤツ?3回目には最後の一個まで食べきれてたな。ももももしかして…三段オチのつもり?寅子が声を掛ける前だったから?それとも寅子だけなら妨げにならないってこと?つまり何かを示唆?…ひじゅにですが何か?「水中に月影を 掬い上げるが如し」by桂場第5週『朝雨は女の腕まくり?』知らない人の裁判傍聴だの法廷劇だの色々と続いて来た後で今度は寅子自身が大きく関わる裁判が―予審にて罪を認めてしまった父親に自分達は何ができるのか…アサハカひじゅにだったら父親に無理くり聞き出そうとして却って心を閉ざされたり泣き落とししようとしたりして大失敗に終わっていただろうな(笑)でも、寅子は冷静にアリバイ崩し。この場合もアリバイと言えるのか?逆だろうが!…ということは置いといて>ぇ母親が日記をつける習慣を持っていたり涼子が地位ゆえのコネを利用してくれたりとかラッキー要素はあるものの真実の一端を突き止めることに成功。それから、新聞記者の竹中が批判しながらもヒントを与えてくれたのも良かったな。朝ドラ(に限らずだけど)ってマスコミは敵としてしか描かないって傾向あるじゃん?世の中に迎合しているというか利益のためにゴシップ上等!だったりとか。それが、竹中は結構、正義感があるというか世の中の不正に対し怒りを抱いている人物っぽいところがなかなか良い感じ。で、見事に無罪を勝ち取るという逆転裁判さながらの結果に。面白いのはー恩師である穂高が弁護士を引き受けてくれ寅子自身、弁護士を目指す身であるわけだからドラマとしては、ここは弁護士大活躍!という展開にするものだとばかり思っていたのにいや、勿論、穂高は奮闘していたし大いにカッコ良くもあったんだけどさ検察官をギャフン!と言わせるという単純展開ではなく裁判官が果敢にも無罪の判決を下したーという流れにしたところ。これにより、寅子の意識も変わった。それまでは「盾」か「武器」か…という捉え方だった法律を「綺麗なお水が湧き出ている場所」と認識するに至った。「汚されたりしないように守らなきゃいけない。 綺麗なお水を正しい場所に導かなきゃいけない」これって、やはり裁判官の視点かもしれない。実際に桂場から「裁判官」という言葉が出た。桂場がやっとお団子を口にできたのとその口からこの言葉が出たのは非常に示唆的。寅子に大きな影響を与えることになるのは穂高よりも桂場だったりして?☆トラックバックは何がなんだか…ひじゅに館へお願いします☆http://yakkunchi.blog90.fc2.com/tb.php/4030-d837d8b8☆応援クリック、よろしくお願い致します☆ にほんブログ村 人気ブログランキングへ 団子みりん干し多目的ぽち袋
2024.05.06
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ちょっと(かなり)長いけど(笑) ↓映画&ドラマ系Youtuber(&芸人)大島育宙さんが今作をかなり推していて「ちょっと凡庸なドラマという様に思います」というコメントに対し「あのレベルの議論をされているドラマが他に沢山あるっていうことですかね?」「かなり珍しい領域にまで論理的に踏み込んでいると思いますけども本当に凡庸でしょうか?根拠があるのなら提示していただきたいと思います」「これまでTVドラマっていうのは分かり易く面白く皆が観るものだったから複雑性っていうのをある種犠牲にしてきたと思うんですけども複雑性を台詞によって取り戻そうとしているし、それを恐れていない複雑だけれども分かり易い議論っていうのを分かり易い台詞にするっていうのを恐れていない」「批判っていうのはそのくらいしっかりやるものですからね何となくの雰囲気、印象でやるもんではないですからね」…とビシバシ言っていて耳が痛いけれども嬉しく感じた。…ひじゅにですが何か?「自分がどれだけ傲慢か理解できないの!?」by寅子第4週『屈み女に反り男?』ちゅーことで慄きつつ、私の感想を述べるとしますか―今作(に限らないんだけども)前知識はほとんど入れていない。「日本初の女性弁護士のちに裁判官となり女性として初めての裁判所長も務めた三淵嘉子がモデル」という一文のみ。だから、今回は大庭梅子がクローズアップされていたので先回の山田よねに引き続き寅子の同志達のキャラを一人ずつ掘り下げていく算段ね!…と解釈して観ていたのだが途中で寅子の初恋物語の様相を呈してきたな…と思い直し最後は何と歴史的事件が勃発…ということになり、ちょっとビックリ(笑)やはり、予想を微妙に外してくるドラマだな。まずは梅子パート。夫が絵に描いた様な男尊女卑野郎で長男もすっかり洗脳されている。よねが、生まれ育った環境も物質的な面でも寅子には未知の経験をくぐってきており寅子がいかに恵まれているか…が強調された様に梅子の現状は厳しいけれども恐らく当時としては当たり前と言って良い考え方で寅子の家はずっと自由なのだな…と改めて思わされた。だからって、寅子は傲慢になることもなくもどかしい程に世間知らずということもなく好感度は高いというのが、これまた良いんだけどもさ(笑)確かに学校に行かせてもらっているということで梅子も恵まれている様には見えるかもしれない。でも、あの状況で勉強したいと言い出すには相当勇気がいったと思う。夫が許可したのは世間体もあったかもしれない。自分が弁護士で、息子もそれを目指していて妻もまた同じ道を臨んでいるとなったら優秀な一家だとか寛大な夫だとか、自分の株が上がりそうじゃん。それに、女である梅子が成功するとは微塵も思っていない様子だしちょっとした手習いをさせている感覚なのかも?「花岡さんが思う本当の自分があるなら、大切にしてね」謝る花岡悟にかける梅子の言葉。これぞ女の大きさ、母の懐の深さ…って感じするよね。次いで、花岡、轟太一、その他の男性陣パート。今のところ、轟が魅力的。まあ、単純とも言えるんだけども(笑)最初は男尊女卑派だったのに、寅子達の様子に考えを改め意地を張る花岡をぶん殴るという漢っぷり。第一印象は最悪だったのに実は良いヤツ…という王道キャラ。対して花岡は、最初はいかにも理解ある&言動もソフトな新しい男性に見せかけて、実は女を見下すゲス野郎(笑)轟とは対照を成すキャラで花岡=イケメン轟=イマイチ(スマソ)…っちゅーところが実に示唆的。ヒロイン寅子もまた、見目麗しいというタイプではないし>失礼男性が女性を見下しつつも色香に騙されやすい様に女性も男性の外見に惑わされやすい…という皮肉も含まれていそうに感じるし。でも、このドラマはそれだけに留まらず花岡も実は良いヤツ!という結論に。「カフェでチヤホヤされたくらいで調子に乗って浮かれたり 仲間になめられたくなくて、わざと女性をぞんざいに扱ったり。 帝大生に引け目を感じたり。 皆さんを尊敬してるのに、無駄にかっこつけたり 将来の数少ない椅子を奪われるようで 妬ましくて、恐ろしく思ってしまったり。 どの自分も嫌いで、どれも偽者と いうか、本当の俺じゃなくて・・・」梅子の寛大さと対照的な姿に男って、ちっちゃ…!となりそうだけども(笑)そうじゃないよね。やはり色んな価値観が歪んでいる世界では不利な側だけでなく有利に見える側もまた人間性に問題を抱えやすいんじゃないかなあ…「何だ、結局みんないい人じゃない」byオノマチホッコリする結末であると同時に、朝ドラへの皮肉って感じも(笑)そして、共亜事件―帝人事件がモデルなのは明らかでドラマの中に唐突に入って来た感があったものの史実ならば仕方ない…と思っていたら三淵嘉子さんのお父さんが逮捕されたという事実はないらしい。穂高先生が弁護士を務めることになりそうだし裁判シーンを見せ場とすることそれで弁護士や裁判官の力をアピールすることが目的なのだろうと思う。逆転裁判になりそうだから。☆トラックバックは何がなんだか…ひじゅに館へお願いします☆http://yakkunchi.blog90.fc2.com/tb.php/4029-8daa5b0d☆応援クリック、よろしくお願い致します☆ にほんブログ村 人気ブログランキングへ ランニング ソックス>衝撃吸収 吸汗 速乾 通気性 脱げにくい 靴ずれ防止 抗菌 防臭オニヤンマ> 虫除けライクイット >米とぎにも使えるザルとボウル 6点セット
2024.04.29
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今回のナレーターはオノマチ@尾野真千子…といっても実は大して期待していなかったんだ>スマソだって、今迄色んな人がナレーションを務めてきたわけだけど読み方が流暢だとか役者の演技を邪魔しないとかそんな観点からしか聞いてなかったからさ。でも、オノマチは役者の一人であるかの様に演技している。冷静に説明するのではなく感情を表している。まさに寅子の分身。だからって勿論、邪魔には全くなってない。さすがオノマチ!>贔屓目?…ひじゅにですが何か?「何でお前が話をまとめてんだ!?」by寅子(心の声)第3週『女は三界に家なし?』学校でも色々あるし家庭内でも色々あるし友達間でも色々あるし…そんな中で、よねの人物を掘り下げている。法廷劇をクライマックスに持って来そうなところそれが掘り下げのきっかけに使われているところが面白い。あれって、どう見ても茶化してきた男子生徒が悪い気がするんだけど穂高先生ですら咳払いするだけで直接注意できないのはそれこそまさに、そーいう時代だったってことなのか。よねは相手の股間を蹴り上げたけど突き飛ばされた彼女の方が重傷っぽいのに。まあ、学校側にとっては女子部の存続こそが目的であって女生徒達が侮辱されることよりも劇を続けることが重要なのだろうしそもそも劇自体も事実を改竄しているわけだしな。ここのところが、「男」ならではの視点だよね。改竄ってところに某マンガ家が自殺した事件をが差別ってところにアカデミー賞授賞式での一件がちょこっと頭をかすめた。まあ、直接関係はないっちゃーないですけども。でも、股間ってところが良いよね。お嬢様の涼子が「股間」と連呼するところが良い…のではなくて>ぇ女性であるゆえに誹謗中傷してくる相手に対し男性である部分を痛めつけたところがさ。よねの過去が語られた。女であるがゆえに姉は売られ自分も売られそうになり、男になる&知識を身に着けるという決意をした彼女。家出をし、男装のまま働くことになったのに女であるがゆえの被害を被った姉を助けるために結局のところ自分の「女」を用いなければならなかった。画面に映ったのはあの弁護士を名乗る男が彼女の頬に触れるところだけだったけどそういうことだよね…同じ女として物凄く悔しいけど。お金は戻ったものの、姉は失踪。それでも、よねは一人の無力さと「法律」の力を知った。そこから皆でお饅頭を作るという展開も面白い。その前に良子の家から届けられたのがシュークリームで皆で作るのが田舎饅頭という対比も。そんな重い経緯だから、彼女が頑ななのも分かる。皆は恵まれていると妬むのもその妬みを表現するのに皆を見下し非難する形を取るのもよく分かる。でも、人間って自己中だから自分が一番大変!と考えがち。そこを花江を配することで描いたのも良かったな。嫁姑問題って何かと取り上げられるし自分に経験がないことだからきっと凄く辛いんだろうな…と思いがちなんだけど「お義母様が褒めてくれないのが嫌」って…何だよ、それ!?と思ってしまった>スマソいや、それもまた、当人にとっては辛いんだろうってことは分かるよ。直道の介入の仕方はズレてたけど当時の男性としては褒めるべきだな。花江の件も(理由がわからないで悩んでいた)はるにとっても取り敢えずは解決だろうし。花江に言い返すことで他の皆(寅子、涼子、香淑、梅子)のことを実際には、その立場と苦労を、よねはちゃんと理解しているということが示されたのも良かった。男装は彼女の鎧でそれを着ている限り「嫌な感じ」でい続けるのだろう。怒りも弱音も根底は同じ。「私、皆さんを取り巻く問題に何もできない。 でもせめて、弱音を吐く自分を、その人を そのまま受け入れることのできる弁護士に、居場所に なりたいの」お節介もしないし、暴走もしないし、お説教もしないし朝ドラ・ヒロインらしくない、良いヒロインだな、寅子。いつ頃からか「朝ドラ・ヒロインらしくない」が最大級の誉め言葉になっている朝ドラ・ヒロインって一体…(笑)それにしてもさ寅子の弱点の1つが「月のもの」ってささすが女性脚本家だな、と思う。そんな寅子に、よねが感謝の仕方というか心を開いたことを示すのが「月のもの」の苦痛を和らげるツボを教える…ってのが、これまた良い。☆トラックバックは何がなんだか…ひじゅに館へお願いします☆http://yakkunchi.blog90.fc2.com/tb.php/4028-91cced34☆応援クリック、よろしくお願い致します☆ にほんブログ村 人気ブログランキングへ 田舎まんじゅうシューックリーム女給の社会史
2024.04.21
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「地獄」へと無事(?)飛び込んだ寅子は「地獄の道を行く」同志に出逢う。物語的には山田よね@男装に惹かれるべきなんだが個人的には久保田聡子@先輩が気になる。顔が小さくて袴が似合ってて可愛い>そこかいコレって当時の男性陣の視点に近いかしら?私も人間としての対等性を願う女性なのだが>ぉ…ひじゅにですが何か?「盾みたいな弁護士になるの」by寅子第2週『女三人寄ればかしましい?』今のところ、同志の主な顔ぶれは上記の2人の他に大庭梅子@弁護士の妻桜川涼子@華族のお嬢様崔香淑@挑戦からの留学生最初は、少しばかりステレオタイプかな…と思ってしまった>スマソでも、ラストの「寅子は、まだ分かっていませんでした。 自分がいかに、恵まれた場所で生まれ育ったのか」というナレーションで、ちょっと印象が変わった。確かに寅子は恵まれている。父親は理解があるし>ヘタレだけど母親も女性の立場について深く考えてるっぽいし。梅子は、まさに当時の既婚女性の見下された状況を日々思い知らされている…って様子だしよねは、女性の性を売り物にしている環境にあるらしいし(だから男装なんだと納得)涼子は、よねとは違う角度から「女」の部分のみ評価される世界に生まれついている様子。香淑はまだよく分からないけど故国も多分、男尊女卑。異国に来ていることで、より複雑化しそう。今回はまだ、それらを匂わせているだけで主な内容は、裁判傍聴。皆が勉強している後継だけでは地味だからな(笑)実際の裁判を絡ませるのは王道。ただ、当たり前だけどここで寅子が裁判にしゃしゃり出るという展開にならなくて良かった(笑)単純に言ってしまうと、どんでん返しで女性側の要求が通るところで終わったわけだがそれが、いわゆる奇跡的なものではなく裁判長を目立たせたところが面白い。裁判ものって弁護士をフィーチャーさせる場合が多い気がする。寅子は今のところ弁護士を目差しているわけだし余計にそうなりそうなもの。でも、寅子達が一週間かけて必死で調べてもそっち方面では良い手が何も見つからず今の法律では女性は泣きを見るだけなのか…と事態を追い詰めて「裁判官の自由なる心証に希望を託すしかないのではないでしょうか」どっちかっちゅーと漠然としていて男性である裁判官の「心証」に託せるものがあるのか…っちゅー絶望的な状況で「権利の濫用」と男性側の主張をぶった切るという粋な判決が下された。何ちゅーかさ強く固められ隙を見出すのが難しいと思われた法律を柔らかく砕いて適用できる裁判官の力量って凄いし面白いと思えた。思っていたよりも法律というのは面白いのかもしれない…とさえ感じられた。それは、物語の力としてひじゅにの様な素人視聴者の心を動かす結果にもなったわけだけどヒロイン寅子がゆくゆくは裁判官になるという布石にもなっているのかも?法律(だけじゃないけど)はチンプンカンプンでそれこそ「規則」としか思っていなかった。ひじゅにも、よねの様にちょっと攻撃的な性格だから>ごく一部分よ「武器」という見方も分かる。ちゅーか、理不尽さに立ち向かうには「武器」にするしかないだろうとも思っていた。それが、寅子も言う様に「盾」にもできるのだとすると何だか物凄く希望を感じるな。勿論、穂高の言う通り正解なんてなく、それぞれがそれぞれの目指す形で進んで行くのだろう。なかなか楽しみ。☆トラックバックは何がなんだか…ひじゅに館へお願いします☆http://yakkunchi.blog90.fc2.com/tb.php/4027-a5067cae☆応援クリック、よろしくお願い致します☆ にほんブログ村 人気ブログランキングへ あんみつB級裁判傍聴記弁護士フィギュア
2024.04.15
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女性に社会的地位がなかった時代女性でありながら男性社会に挑んで行くヒロインの物語―というのは、割とよくある。よくあるけどよくある様でちょっと捻った感のあるドラマだなというのが第一印象。悪くないな、って感じ。…ひじゅにですが何か?「はて?」寅子第1週『女賢くして牛売り損なう?』女性は結婚してこそ幸せ。できなければ地獄…そんな中、結婚に夢が見い出せないヒロイン@寅子。お見合い中に居眠りしちゃったりと、最初はギャグだけど賢くて外国にも通じていて女性にも寛大な”新しい男”…を気取っている見合い相手が寅子の発言にアカラサマに不機嫌になり「女のくせに」発言をして本性をバラし=器の小ささと頭の悪さを曝け出してしまうところはちょっと面白かった。勿論、こうしたエピソード自体は斬新というわけではない。寧ろベタ。でも、何ちゅーかさ頭の良い女性という設定を表すのに割とよくあるのは妙に理屈っぽかったり、攻撃的だったりとにかく突っ張ってる感を出すことが多い気がする。ましてや朝ドラ・ヒロインとなると明るく元気、何かとしゃしゃり出るってのが定番だからこの2つが組み合わさるとウザいだけ…って結果になりがちじゃん?少なくとも今のところ、寅子はそれらに当て嵌まらない。ちゃんと場をわきまえて話をするし言葉や態度も丁寧だし引く時は引くし、謝る時は謝るし、相手の気持ちも思いやる。それから、こういう不平等さを描く時その理不尽さを強調するあまり男=敵みたいにしがちだと思うんだけど今作はそこにちょっと捻りがある様に感じる。☆親友の花江―朝ドラに付き物の親友はその設定の割にモブで終わってしまったりヒロインの絶対的な味方だったり逆にヒロインを戒める立場だったりする。最後のは滅多にないけどね。順ちゃん@『ちりとてちん』は今でもレジェンド(笑)花江は最初はこの時代の典型的な女性のイメージ。寧ろヒロインを逆の方向へ諫めたりしている。「やりたい事があるならともかく」という前置きに少し希望が感じられたけど。それが最後に緩やかなどんでん返し。「どうしても欲しいものがあるならば、 したたかに行きなさいってこと」時代に染まっているのでも流されているのでもなくしたたかに泳いでいる(笑)勿論、寅子はそれだけでは我慢できないわけなんだけどそこも花江は理解していて自分の幸福のために結婚式が終わるまではと口止めしていたのを「もう良いからね、いつでも」式は一応終わったものの、まだ会場でウェディングドレスでいるうちに寅子にGOサインを送り「我慢してくれて、ありがと」と礼まで言う。好きになれないタイプかと思ったら、なかなか良い子じゃないか…と、ひじゅにの態度も和らいだじゃないか(笑)☆穂高重親女性VS男性という単純な図式にせず寅子の最初の理解者が男性というのも良いと思う。まあ、導くのが男性でなければこの時代の中で身動きできないからかもしれないけどもね。☆両親それこそ、父親=時代の象徴としてヒロインに最初に立ち塞がる壁として描きそうなところアッサリ認めて支持してくれるところが面白い。妻の尻に敷かれまくっていて当時の「強い」男性像とは正反対のヘタレ親父にも見えれば実は多くの男性が家庭ではこうだったのかも…とも思わせてそこも面白い。母親がラスボスというところもね。「頭の良い女が確実に幸せになるためには 頭の悪い女のふりをするしかないの」花江にも片鱗が伺える様に女性達は愚かで弱いというわけではなく「したたか」だということでそこが同じ女性として面白味を感じる。勿論、そんな「したたかさ」よりも堂々と自分の道を歩んで行くことが寅子の望みなわけでそこにはやはり一番共感が湧く。最初の方と最後の方に同じ橋のシーンがあった。無邪気そうな女学生達男性より一歩遅れて歩く女性>若い人も中年の人も大きな荷物を背負う年配の女性…女性の人生をまんま映した様な背景が最初はちょっと惨めな印象を受けたけど最後は、その真ん中に決意を固めた寅子が断つことによって明るい印象に変わった気がした。そこが良かった。あ、それとね甘党の松山ケンイチってLへのオマージュか!?(笑)☆トラックバックは何がなんだか…ひじゅに館へお願いします☆http://yakkunchi.blog90.fc2.com/tb.php/4026-6e8e93f5☆応援クリック、よろしくお願い致します☆ にほんブログ村 人気ブログランキングへ ドラマ・ガイドだんご三淵嘉子の人生
2024.04.10
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