やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

2011/07/03
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テーマ: お酒大好き(5788)
カテゴリ: 好きなこと
週末は嫁さんの実家へ。臨月はとても辛そうだ。横になってばかりだ。といっても食事や子供の世話をこなしている。大きさはむすこの時を超えたそうだから、ビッグな赤ちゃんが生まれるのは間違いない。

やまやろうは義父に子守りを任せて(子供らはじいじが大好き)、久々にくつろぐ。平日でも休日でも、誰にも邪魔されずに一人でいられることって最近あったか?

おそらくそれの最後の一時になる。これを噛みしめないでなんとしよう。費やしたのはマンガであった。義弟の揃えていた「バーテンダー」(原作:城アラキ、作画:長友健篩)。布団の枕元にあったのを適当に読み始めたら、止まらなくなった。

ストーリーごとに登場する種々のカクテル。悩みを抱える登場人物にふさわしい一杯を作る主人公が実に爽やか。まあ当人も悩みを抱えているが、そこはプロでお客さんには見せない。豊富な資料に裏打ちされた、カクテルのうんちくもお楽しみのひとつ。

これを飲んだら、カクテルを何か飲みたくなってしまう。ということで実家から帰ったやまやろうは、夕食とともにビール(ベルギーのユーロホップ;日本でいう第三のビール)を飲む。グラスに少し残ったそこに、紙パック純米酒を注いでみる。単なる面倒臭がりなのだが。

柑橘系の芳香がする。日本酒だけだとべたっとした後味があるが、すっきりと飲める。これはどうしたものだろう。そういえばビールと日本酒のカクテルってあるのかな?

カクテルを飲みたがるやまやろうも、悩みを抱えるひとり。こんなしがないサラリーマンが、子供三人と嫁さんを養えるのか。家族を置いて、危険な岩登りに勤しんでいいのか。体調のきつい嫁さんを尻目に晩酌していていいのか。

生きることは悩むことと同義ですな。辛いけれど、前に進まないけれど、その中で自分がどれだけ頑張ったか、力を出し切ったかが重要なのではないか。全力を出し切った人で、後からもちゃもちゃ文句を言うひとは居るだろうか。文句の台詞を考えるエネルギーがあったら、一歩を踏み出すエネルギーにしたらどうかな。

やまやろうは自分を離れたところから見ることもある。自身の行動が本心から離れていることもしばしばだ。そういう時は大概悩みを抱えていて、前に進む気力・勇気がないのだ。



異動して2ヶ月くらいだが、現職場で自分にしかできないものが見えてきた気がする。それを前面に出して、若手との差異にしていきたい。

たかがマンガ、されどマンガ。一作読んでここまで前向きになれる書物の影響力は偉大だと思う。





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Last updated  2011/07/03 10:26:29 PM


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