やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

2022/05/04
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カテゴリ: 登山
距離 11.3km/累積高度(+) 354m/(-) 1783m

4:00 起床。夜中は時々寒さで目覚め、シュラフ入り口を狭めた。風がうるさくて何度も目が覚めた。身体がだるい。


朝食はわかめごはん(白米代わり)に豚角煮缶詰(湯煎)を追加、そしてポタージュスープ。スープは温まる。


テントから顔を出すと後立が見える。風あり。撤収作業開始。


朝日に照らされる中、出発準備。ウグイスの声。


剱岳を正面に見ながらことを致すのは最高ですな。


6:04 1909m 出発。ヘルメットとハーネスを装着。入山3日目でピッケルを初めて使う(これまでダブルストック)。


一度鞍部まで下降する。

6:17 谷を下らず、ウドノ頭方面へ進む。せっかくなのでチャレンジしたくなったCLの判断。


雪壁を登り切ると、ウド尾根が長い。


ウドの頭の切れ落ち方が凄い。


尾根上はヤブ漕ぎ。

6:53 1863m 岩塔にて懸垂下降。

ここは西側から巻けたかもしれない(過去ここでロープは出さずに通過している)。

残置スリングのある潅木は枯れている。その木を支点にしようとしたCLであるが、止めさせた。


ロープ流れは悪くなるが、上部の生木から支点を取らせた。可能な限りリスクは低減しておきたい。

7:36 1843m 懸垂終了。


この先の尾根は細い。スリップは致命的だ。


ウド谷側は切り立っているので通過に緊張する。

7:57 1822m ウド谷のコル。残置ロープを使って降りた。ここは懸垂下降すると思っていたので時間の節約になった。


下降前に、登路を見極める。


休憩。ここから貫ノ寺谷に下降するには時間が早過ぎる。さらに進むしかないでしょう。


正面の雪壁に取り付き、ウドの頭に向かう。右側が弱点に見えたが、CLは左側に取り付く。上部は立ってきて小さな雪崩も発生している。登高速度が落ちる。


狭いリッジにバケツを刻みながら慎重に登高した。




高度感にしびれる。正面に見えるグリーンタフのスラブは気になるところ。


ピックを差しながら雪の段差を乗り越す。


8:45 1880m ほぼ垂直に感じられた雪壁を登り切り、ウドノ頭のヤブ斜面に入る。


ヤブが濃い尾根通しには行かず、雪の斜面をトラバースしていく。


駒ヶ岳と僧ヶ岳が重なる。


支尾根を越える。下降地点を探す。

9:04 出だしが急な東又谷側の谷を少し下る。

9:10 1900m ウドノ頭の頂上西側の谷に入る。

毛勝山の「天国の階段」に登山者、そしてトレースが見える。


この谷の下部で滝が出るかもしれないが、その時は尾根に逃げることにして下ってみることにする。


9:33 1780m バックステップでシュルンドを越える。割れ目の下では水が音を立てて流れている。


谷の下部は見えないが、平杭乗越に向かう時間はなさそうなので、どんどん雪の谷を下る。


休憩の際は谷上部の見張りが必要だ。


滝場は出なかった、よしよし。


東又谷1434m地点を目指す。


平杭乗越のひとつ北側の谷を下降した。





貫ノ寺谷は滝が出ている。

10:03 1434m地点で休憩。暑い。


大清水谷の中にトレースが伸びている。


10:25 出発。東又谷を下降する。強く風が吹き上がってくるので雨具を着る。ストックのラチェットピンが固定されなくなったので、1本ストックで歩く。


今年の雪渓は、割れ方が大きい。

1264mまで下がると雪渓が割れて水が取れるようになる。

10:47 作乃丞谷出合い。左岸にトレース3人分。「天国の階段」で見た登山者のものだろう。


東又谷残雪期の賞味期限は近い。


11:09 1182m 右岸雪渓が切れている。トレースを見ると岩場を巻いたようだ。


潅木を使って通過可能であった。

11:13 三階棚滝。滝上は雪渓がつながっており徒渉はない。滝つぼから吹き上がる風が強い。


ストックをピッケルに変える。雪渓の割れ方が大きい。


三階棚滝上部。


三階棚滝中間部。


三階棚滝下部。割れていて通行不能。

11:30 高巻き開始。残置ロープをゴボウして下降地点に上がる。残雪で半分くらいの高さか。


昨年残置したスリングを使用する。

12:11 懸垂下降終了。下降距離も短かった(バックアップなし)。


三階棚にギリギリまで近づいて撮影する。


高巻き地点の全景。

12:20 出発。


雪が切れたので右岸斜面を巻く。


雪の量が凄い。


12:37 モモアセ谷。


クレバスが深い。

12:42 1010m 徒渉を懸念していた赤倉谷出合いは雪で埋まっている。よかった。


あとは林道まで歩くだけだ。

12:47 新しい堰堤が建築中。


12:52 955m 取水口上の道に出た。アイゼンを川水で洗い、ハーネスを外して休憩。

13:13 出発。取水口右岸は雪の斜面となっており、アイゼンがまだ必要であった。軟雪だったのでキックステップで通過した。

13:25 ヒヤヒヤ地帯は終了、春の中を歩く。


新雪とデブリの互層(高さに注目)。


滝倉谷出合いの滝。


ひたすら歩く。

14:09 北又谷出合いで休憩。2名のフライフィッシャー。フキノトウの伸びたやつを土産にする。

14:38 阿部木谷出合いの橋。

14:44 片貝山荘。


トキシラズの岩壁(資料用)。


15:31 495m 駐車地点に到着!20台ほどが停まっている。

16:07 会館に到着。共同装備の片付け、精算、反省会。

第四発電所の先に車を進めようとしなかったことが自分の反省点であった。






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Last updated  2022/05/13 09:53:25 PM


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