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2005.09.05
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カテゴリ: 米外交史
ピッグズ湾事件2


当初、作戦は2月に予定されていたが、ケネディは国際世論の動向を懸念して侵攻を認めようとしない。しかし、CIAが絶対にうまくいくと請け負ったことなどから、ケネディはとうとうゴーサインを出す。

4月16日、偽装のためニカラグアを飛び立った米軍のB-26爆撃機がキューバの空軍を爆撃。翌17日には、一五〇〇人のカストロ政権打倒軍がピッグズ湾からキューバ上陸を開始した。ところがケネディ大統領は、空爆が米軍によるものであることがわかると国際的な非難にさらされるのではないかと恐れて、予定していた二度目の空爆を中止。このためピッグズ湾に上陸した亡命キューバ人の部隊は孤立無援となった。怪我をしなかったら、この中にロレンツがいたかもしれないわけだ。孤立した反カストロ分子の多くはカストロの部隊に殺されたり、捕らえられたりし、計画は大失敗に終わった。

この二度目の空爆中止をめぐっては、ケネディ政権内部でかなり激しい意見対立があったことが知られている。ケネディの側近には、キューバ侵攻への米国の支援が明らかになればソ連の介入を誘発し第三次世界大戦へと発展しかねないと、空爆に反対する者も多かった。一方、アレン・ダレス長官らCIA幹部は、国際世論など無視して徹底的にカストロ軍を空爆でたたくべきだと強硬に主張した。

大統領選に勝っていれば当然この作戦を指揮することになっていたリチャード・ニクソンの自伝には、ケネディは政権内部の空爆反対派とCIAの空爆強硬派の間をとって3回爆撃する計画でいったんは了承した。しかし、国際世論の批判を恐れて3回のうち2回をキャンセルしたのだと記されている。

米ジャーナリスト、クリストファー・マシューズの著作『ケネディとニクソン』によると、CIAのキューバ侵攻計画担当の情報部員ハワード・ハントらは、キューバ侵攻計画に参加する反カストロ部隊から、どうやったらキューバに上陸する少数の部隊がカストロの20万人もの大軍に対して戦えるのかと聞かれて、空からの米軍による援護爆撃で、あらゆるキューバ軍の戦闘車両や戦闘機を戦闘不能にするから大丈夫だと保証していたという。その保証は、ニクソンが大統領になった場合の保証であったのだろう。少なくともケネディ政権首脳から来ているものではない、ただの空手形であった。

ケネディが空爆を一回しか認めなかったことは、CIAとカストロ政権打倒軍にとっては大誤算であった。ケネディが二回目の空爆を躊躇しているとき、ハントらはCIAの戦争会議室で、早く空爆するよう激しくケネディらをののしっていたという。

ニクソンの自伝によると、ピッグズ湾事件の失敗でケネディはもちろんのこと、CIA幹部も大いに落胆した。うなだれて肩を落としたダレスCIA長官は思わずニクソンに漏らしたという。「ああ、彼(ケネディ大統領)には失敗は絶対許されないと言っておくんだった。もうちょっとで説得できたんだが、できなかった。私の人生で最大の失敗だ」

大統領就任早々評判を落としたケネディは、この事件の責任を取らせて、ダレスらCIA首脳陣を更迭した。ピッグズ湾事件は、CIA強硬派のケネディに対する遺恨となっただけでなく、ケネディは反カストロの亡命キューバ人からも空爆を認めなかった「裏切り者」として記憶にとどめられることになったのである。






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最終更新日  2005.09.05 10:24:11
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