天の王朝

天の王朝

PR

×

プロフィール

白山菊理姫

白山菊理姫

フリーページ

ハーバード経済日誌


ハーバード経済日誌(2)


ハーバード経済日誌(3)


ハーバード経済日誌(4)


ハーバード経済日誌(5)


ハーバード経済日誌(6)


古代飛騨王朝を探して


海外でのダイビングあれjこれ


海外でのダイビングあれこれ2


海外でのダイビングあれこれ3


驚異のガラパゴス(1)


驚異のガラパゴス(2)


驚異のガラパゴス(3)


歴史箱


山口博教授の講演録


古典SFの世界


富山サイエンス・フィクションの世界


ETとの交信は可能か


不思議な世界


不思議な世界2


不思議な世界3


不思議な世界4


不思議な世界5


不思議な世界6


不思議な世界7


不思議な世界8


フォト・ギャラリー


雑感


誰がケネディを殺したか


誰がケネディを殺したか2


誰がケネディを殺したか3


誰がケネディを殺したか4


カストロが愛した女スパイ1


カストロが愛した女スパイ2


カストロが愛した女スパイ3


カストロが愛した女スパイ4


カストロが愛した女スパイ5


カストロが愛した女スパイ6


カストロが愛した女スパイ7


カストロが愛した女スパイ8


カストロが愛した女スパイ9


カストロが愛した女スパイ10


カストロが愛した女スパイ11


出雲族と大和族の話(パート1)


出雲族と大和族の話(パート2)


サイド自由欄

設定されていません。
2005.09.24
XML
カテゴリ: 米外交史
偶然の傍観者1

 「私はフランクが私を助けてくれるのではないかと思ったのです。そのほかには、いかなる政治的利害もありませんでした」

 「分かりました。あなたから確認しておきたいことは、つまり、あなたは金銭的状況に関して助けが欲しかったから、フランクたちとの会合をアレンジした。事実は、あなたの証言からも分かるように、あなたが将軍側の人たち、つまり弁護士たちから指名手配を受け、追われていた、ということですね」

 ドッドは、ロレンツが当時置かれていた状況をまったく理解していなかった。特に「将軍側の人たちに追われていた」というのは、事実誤認も甚だしかった。ロレンツは言った。
 「いいえ、違います。将軍側の人たちではありません。デービッド・ウォルターズです」

 「その弁護士だけですか?」
 「そうです。それに彼の仲間たち」

 「それがボッシュの家にいた理由ですか?」
 「はい」


 「私がその場にいたのは、フランクに私の身を守ってくれるよう頼むためだったのです」

 「あなたはその時、スタージス氏と四年以上ものつき合いでしたね。そして、あなたの証言によると、彼はかなり注意深い工作員でもあったわけです。そういうことでよろしいかな、彼はどちらかというと秘密主義者であったと?」
 「はい」

 「そうすると彼は、ある事実や情報を知る必要のない人物と情報を分かち合うようなタイプの人間ではなかった、といってよろしいですかな?」
 「はい」

 「こう質問するのも、ロレンツさん、もしあなたがそこにいた主な理由が将軍の本国送還とあなたの財政状況について話をするということなら、なぜ彼らが、ダラスか何かに関する会合の席にあなたが入り込むことを許したのか、分からないというか、驚きだというわけですよ」
 「最初に、私はオペレーション40のメンバーであるということです。二つ目に、私はフランクに財政状況を説明にきたわけではありません。私は保護を必要としていたのです。私はデービッド(ウォルターズ)が私と娘に対して再び危害を与えることのないよう助けを求めに来たのです。それが理由です。当時、だれもが同じことをしたでしょう。ほかに助けを求めることができる人がいなかったんですから」

 「何が言いたいか分かりました。でも私のあなたに対する質問は、会合に出席したフランク・スタージスや他の仲間が、あなたはそこに援助や保護を求めているだけなのに、何故ダラスに関する会合にあなたを出席させたのかということなんです。というのも彼らは、だれが何を知っているかについて警戒するような、高度に専門的な工作員なわけですよね。そのためにグループ分けもしている。つまり、彼らは知る必要もない人間には情報を与えたりしないわけだ」
 「それは、フランク(スタージス)が私を信頼していたからです。私も彼のために働きましたし。彼はボッシュの家に着く前に、“お前は俺たちと一緒にいる十分な理由がある”と私に言いました。私はその時は、何のことだか分からなかったので、彼が私を訓練し、私は仕事をやっただけだ、とだけ答えました。これに対し、フランクは“会合があるので、今から一緒に来い”と私に告げたのです」

 「あなたは会合がどれだけ続いたか覚えていますか?」
 「一時間ほどです。私は本当に退屈しました。一時間か、それをちょっとオーバーするぐらい」


 「いいえ」

 「あなたはその会合では、ただの偶然の傍観者だったのですか?」
 「私は肘掛け椅子にすわったり、ボッシュの奥さんがコーヒーを出すのを手助けしたりしていました」

 「私はもうこれ以上質問はありません」
 ドッドはこう言うと、とりあえず質問を打ち切った。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2005.09.24 09:06:51
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

キーワードサーチ

▼キーワード検索

コメント新着

MartaTek@ President The US president raged at NATO allies o…
立山の百姓@ 尖山について はじめまして。 尖山の近くで農園を営ん…
simo@ Re:新刊『UFOと交信すればすべてが覚醒する』の解説(03/21) こんにちは。初めまして。 昨年妻が海で撮…
たぬき@ Re:ニニギの兄に祭り上げられたホアカリの正体(03/12) ホアカリ。 徐福が秦の始皇帝の使節を隠れ…

お気に入りブログ

平和を願おうとする9… New! convientoさん

虹色のパレット カズ姫1さん
■■宇宙歴史自然研究… 第七十三世武内宿禰さん
氣のワーク研究所 朝日6844さん
窓辺でお茶を heliotrope8543さん

カレンダー

バックナンバー

・2026.10
・2026.09
・2026.08
・2026.07
・2026.06
・2026.05
・ 2026.04
・ 2026.03
・ 2026.02
・ 2026.01

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: