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2005.12.09
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カテゴリ: 米外交史
▼正体不明の毒


息ができない。体中の筋肉、骨、関節が痛み出した。自分の体に異変が起きていた。

ロレンツはやっとの思いで自分の部屋にたどり着くと、ベッドの上に腹ばいになって倒れこんだ。ロレンツは確信した。何者かが、食べ物かコーヒーに毒を入れたのだ。

ロレンツは気を失った。どのくらい時間が過ぎたのだろうか。気づくと「大丈夫ですか」と言いながら、誰かがロレンツの体を揺すっていた。イギリスなまりの英語を話す男性で、ロレンツに医者を呼ぼうかと尋ねた。

男はオーストラリアのビジネスマンで、フランクと名乗った。ロレンツの部屋の前を通りかかったところ、開いていたドアから女性が苦しむ声が聞こえたので、中をのぞいてみたのだという。

怪しそうな男ではなかった。ロレンツはそのフランクと名乗る男に、医者は呼ばなくてもいいから、その代わりマドリードからアメリカに向かう一番早い便に乗りたいと告げた。マドリードは、ロレンツにとって危険な場所であったのだ。一刻も早く脱出したかった。

さらにロレンツがニューヨークの母親の電話番号を告げると、フランクは電話をかけて、母親と連絡を取ってくれた。ロレンツは事情を説明した。CIAがロレンツとヒメネスを合わせまいとして仕組んだに違いなかった。

それから二日間、ロレンツは寝込んだ。体はだるく、痛みも続いていた。その間、フランクがロレンツの面倒をあれこれみてくれた。三日目、ロレンツはなんとか倒れずに歩けるようになった。もうここにはいられない。ロレンツはフランクに手伝ってもらい、空港までのタクシーを拾ってもらった。

ニューヨークのケネディ空港に着くと、母親が救急車を待機させていた。ニューヨーク・ドクターズ病院では、「正体不明の毒」による症状と診断された。ロレンツは一週間入院してからようやく、家に戻ることができた。ヒメネスに会えなかったので、ロバート・ケネディ暗殺の真相はわからないままだった。しかしロレンツは、明確なメッセージを受け取った。メッセージは「首を突っ込むな」であった。






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最終更新日  2005.12.09 12:17:29
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Re:カストロが愛した女スパイ132(12/09)  
カズ姫1  さん
知らない間に引き込まれていました。怖い世界ですね。 (2005.12.09 12:19:30)

Re[1]:カストロが愛した女スパイ132(12/09)  
白山菊理姫  さん
カズ姫1さん
こんばんは。

>知らない間に引き込まれていました。怖い世界ですね。

1960年代は陰謀だらけでしたね。といっても、現代も似たり寄ったり。手口は巧妙になる一方です。残念ながら、「怖い世界」は続いているようです。
(2005.12.09 20:49:10)

Re:カストロが愛した女スパイ132(12/09)  
ほわいと さん
白山さん、こんにちは。

ロレンツの直感的な、すばやい判断が効を奏しましたね。フランクの正体がちょっと気になります。続きの明日が待ち遠しいです。 (2005.12.10 01:18:49)

Re[1]:カストロが愛した女スパイ132(12/09)  
白山菊理姫  さん
ほわいとさん
おはようございます。

>ロレンツの直感的な、すばやい判断が効を奏しましたね。フランクの正体がちょっと気になります。続きの明日が待ち遠しいです。

確かにフランクが気になりますね。ロレンツを監視するスパイだったのでしょうか。自伝では、ロレンツは疑っていなかったようです。推測ですが、毒の量も、殺さないように減らされていたのかもしれません。ヒメネスと会えなかったところみると、第三者の介入があったのは間違いないですね。
(2005.12.10 08:49:12)

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