白山菊理姫さん、こんにちは。

ご著書『竹内文書の謎を解く』、70ページの写真をあらためて拝見いたしました!

共同通信のシステムも取材をされた記者さんの判断力も機敏で素晴らしかったのですね。タクシーの運転手さんを信頼されたのですよね。運転手さん、うれしかったことと拝察いたします。功を奏しましたね。

(2006.02.15 00:22:08)

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2006.02.13
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カテゴリ: メディア
▼連携プレー


さて、もう一枚の写真。これは悲惨な災害写真であった。1985年2月15日、富山県境に近い新潟県青梅町で、大規模な土砂崩れがあり、家々が土砂に飲み込まれ10人が亡くなった災害だ。

その日も夜遅く、自宅でくつろいでいると電話が鳴った。新潟で土砂崩れがあったので現場に行ってくれという。普通、新潟県内で起きた事件・事故は新潟支局がカバーするが、新潟市から現場に向かうよりも富山市から向かったほうがはるかに近い。記者の鉄則は、現場にいかに早く到着するかである。とくに写真は1分1秒の違いが明暗を分ける。管轄などにこだわっている場合ではない。

富山からタクシーを飛ばして、新潟の土砂崩れ現場へと向かった。すでに真夜中近い。締め切りが迫っている。現場は真っ暗で何がなんだかわからない状態。だが、どうやら土砂は国道をも埋め尽くしているようであった。災害救助に当たっている救助隊のライトが土砂の輪郭を浮かび上がらせる。すごい光景である。私はそのライトを利用しながら、20枚撮りフィルムを全部撮りきり、タクシー運転手に富山支局に至急届けてくれるよう頼んだ。

支局ではカメラマン出身の支局長が待機していて、フィルムの到着を今か今かと待っているはずであった。撮影者の私と、タクシー運転手と、支局長の連携プレーで写真は締め切り時間内に加盟社に送信された。どんなに素晴らしい写真であっても、締め切りに間に合わなくては意味がない。私が撮った写真は、構図など技術的な点はともかく、現場からいちばん最初に届いた写真として、北日本新聞の朝刊早版(締め切り時間は午前0時ごろ)トップや他の加盟社の紙面を飾った。ただし北日本新聞の遅版(締め切り時間は午前2時ごろ)は、自前の写真に差し替わっていた。おそらく入善町を担当する記者が撮った写真であろう。

さて、ほかの社はどうだったのかというと、連係プレーはあまりうまくいっていないようであった。てんてこ舞いの社もあった。とくにスムーズな取材を妨げたのは管轄主義である。富山は大阪本社管内で、新潟は東京本社管内である社が多い。警察組織などもそうだが、管轄が違うと急に冷たくなる。共同通信は幸い、それほど縦割りになっておらず、横の連携も密であった。大阪採用、東京採用とか、分かれていることもない。

さらに幸運だったのは、共同通信はマイカー取材が禁止されていたことであろう。取材でタクシーを使ったからこそ、フィルムを富山支局まで迅速に運ぶことができたのだ。

もっとも、デジカメや写メールで簡単に写真送信できるようになった時代においては、今は昔の話である。





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最終更新日  2006.02.13 10:37:54
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気になっていたのです  
「共同通信はマイカー取材が禁止されていた」のは、なぜですか? (2006.02.13 10:47:33)

Re:気になっていたのです(02/13)  
白山菊理姫  さん
ヤンチャリカ9971さん
おはようございます。

>「共同通信はマイカー取材が禁止されていた」のは、なぜですか?

いい質問ですね。ちょうど明日書こうと思って、「▼マイカー取材」と書いたところです。だから答えは明日書きますね。 (2006.02.13 11:00:17)

Re:新聞記者の日常と憂鬱14(02/13)  
臨場感のあるブログです。読んでいて、場面が見えるようでしたよ。

現代では、デジカメなどがあり、メール送信できたり、実に簡単な送信手段がありますが、そういうものがない時代って、ほんとに記者の時代だったのではないかなって思いました。

現場を飛び回る記者の姿。
なにか、プロだなーって思いました。
(2006.02.13 19:20:58)

Re[1]:新聞記者の日常と憂鬱14(02/13)  
白山菊理姫  さん
きときとさん☆☆☆さん
こんばんは。

>臨場感のあるブログです。読んでいて、場面が見えるようでしたよ。

そう言っていただけてうれしいです。記憶を頼りに再現しました。発生日時はネットで調べました。

>現代では、デジカメなどがあり、メール送信できたり、実に簡単な送信手段がありますが、そういうものがない時代って、ほんとに記者の時代だったのではないかなって思いました。

伝書バトを使っていた時代もあります。多分、19世紀のことですが。電話やテレビができたときも、メディア業界は飛躍的に発展しました。

>現場を飛び回る記者の姿。
>なにか、プロだなーって思いました。

いくら通信伝達手段が進歩しても、記者が現場主義であるということに変わりはありません。実際にその場所に行って、目で見て、五感で感じるのが記者の仕事の基本ですね。 (2006.02.13 21:39:46)

Re:新聞記者の日常と憂鬱14(02/13)  
かめ さん
こんばんは

事件を報道するためタイムレースに挑んでいらっしゃった時の緊張感は
よけいな感情表現がなくても、ただ事実と時間経過を重ねていくだけで胸にせまってくるものなのですね

やはり”現場で感じたことを伝える”お仕事なのですね・・・ (2006.02.13 22:39:31)

Re[1]:新聞記者の日常と憂鬱14(02/13)  
白山菊理姫  さん
かめさん
こんばんは。

>事件を報道するためタイムレースに挑んでいらっしゃった時の緊張感は
>よけいな感情表現がなくても、ただ事実と時間経過を重ねていくだけで胸にせまってくるものなのですね
>やはり”現場で感じたことを伝える”お仕事なのですね・・・

そうですね。普通の人が行かなかったり行けなかったりする場所が現場であることが多いので、それを伝えるだけで十分に緊張感が出ます。でも雲仙・普賢岳の火砕流のように、危険と隣り合わせです。私もそのとき長崎支局にいたら、今はいなかったかもしれません。私の同期も一人、取材先のケニアで、確かフジテレビの記者と一緒にチャーターした飛行機の事故で死亡しています。そのこともいつか書きましょう。 (2006.02.13 23:07:07)

一面トップの写真、拝見いたしました!  
ほわいと さん

Re:一面トップの写真、拝見いたしました!(02/13)  
白山菊理姫  さん
ほわいとさん
おはようございます。
>
>ご著書『竹内文書の謎を解く』、70ページの写真をあらためて拝見いたしました!

ただの山の写真でしたね。山口教授の顔写真は北日本新聞が撮った写真です。

>共同通信のシステムも取材をされた記者さんの判断力も機敏で素晴らしかったのですね。タクシーの運転手さんを信頼されたのですよね。運転手さん、うれしかったことと拝察いたします。功を奏しましたね。

タクシー会社にとって新聞社はいいお得意さんですからね。よく手伝ってくれました。現場を探し出すのも早く、なくてはならない貴重な戦力です。 (2006.02.15 09:51:24)

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