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2006.02.28
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カテゴリ: メディア
▼拉致未遂事件と秋田の記憶喪失男1


これは、実際に富山でも起こりえた拉致事件である。
事件の少ない平和な富山でまさか、と思われる方もいるかもしれない。だが富山でも、1978年8月15日に北朝鮮工作員によるとみられるアベック拉致未遂事件が起きている。

その日の夕方、同県高岡市の雨晴海岸を散歩していたアベックが四人組の男に襲われ、林の中に連れ込まれた。アベックは縛られた上、頭から頭巾を被せられた。体の自由を奪われた状態でその場に寝かされたアベックは、恐怖で体が引きつっていただろう。殺されるかもしれない。

そのときだ。近所の犬が怪しげな雰囲気を感じ取り、四人組に向かって吠え立てた。四人組は逃走、残されたアベックは命からがら近くの民家に助けを求め、難を逃れた。

現場に残された袋や猿ぐつわなどの遺留品は、日本では手に入らないものばかりであった。特に猿ぐつわは、北朝鮮製の可能性があるとされた。ちなみに蘇我ひとみさんと母親のミヨシさんはこの三日前、佐渡で拉致されている。

しかもこの年、7月7日に福井県で地村保志さんと濱本富貴惠さんが、曾我さん親子が拉致された8月12日には鹿児島県で市川修一ら二人がそれぞれ拉致されており、事件前後に近海で不審船の目撃情報が寄せられていた。

富山での北朝鮮絡みとみられる事件は、1981年3月にもあった。富山湾岸の無人駅でウイスキーを飲んでいた男に、張り込み中の捜査員が近づいて職務質問をした。その男は、偽造の外国人登録証を持ち、腹巻に200万円を隠し持っていた。さらに事情を聴こうとしたら、男は逃げ出し、高岡市内の8階建てビルから飛び降り自殺した。

これらの事件は私が富山に赴任する前に起きた事件であった。実はほとんど知られていないが、私が富山に赴任した1982年にも北朝鮮工作員絡みとみられる事件があったのである。






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最終更新日  2006.02.28 08:21:21
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