白山菊理姫さん、こんばんは。

新聞報道で知りました。結構大きく取り上げられていましたね(日経)。串岡さん、ご自身の信念を貫き通したことは並々ならぬ精神力ですね。応援されたご家族やお兄さんの協力、ご理解にも支えられていらっしゃたのでしょうね。26年は長い時間ですね。社内の方にも、社会にも大きな勇気や教訓を与えてくださいました。

白山菊理姫さんがご存知で、取り組まれていらっしゃたら、きっと、もっと早く違う展開になっていたことと確信いたします。

(2006.03.09 00:13:33)

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2006.03.08
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カテゴリ: メディア
▼内部告発者


串岡さんは1946年、富山県に生まれた。70年に明治学院大学を卒業後、地元のトナミ運輸に入社。岐阜営業所に勤務していた73年、当時運輸各社が過当競争を避けるため談合して違法な割増運賃を取っていた業界のヤミカルテルを撤廃するよう会社側に直訴。それでも会社側がカルテルを続けたため、翌74年に公正取引委員会に告発した。この内部告発により運輸業界のヤミカルテルが明らかになり、新聞で大々的に取り上げられた。

悲劇が串岡さんを襲ったのは、このときからであった。内部告発をした串岡さんに対して、会社が露骨な嫌がらせを始めたのだ。75年に同社の教育研究所に異動させ、退職するよう圧力をかけた。それでも辞めないと、今度は昇給と昇格をストップ、串岡さんを個室に押し込め、孤立させるという壮絶ないじめを始めた。

串岡さんの仕事といえば、草むしり、布団干し、便所掃除ぐらい。同期の社員は係長や課長へと次々に出世して、給料の格差はドンドン開いていく。家族や親戚も、会社を辞めろと言い出す始末であった。

だが串岡さんは辞めなかった。自分は正しいことをしたのだから、辞める理由はないとの不屈の信念を持っていたからだ。

会社側はとうとう、暴力団を使って脅してきたと、串岡さんは言う。串岡さんの兄の職場にも、トナミ運輸から「弟を辞めさせろ」と直接圧力がかかるようになった。

しかしこれを機に、逆に串岡さんの家族は団結する。串岡さんの兄も「会社はこんなことをするのか!」と怒り、弟を応援するようになったという。串岡さんも精神の安定を保つため、ボランティアに参加して社会との接点を積極的にもつようにした。

串岡さんは26年間、会社の仕打ちに耐え続けた。そして、子供たちが大学を卒業するなど大きくなって自分の手を離れた2002年1月29日、26年に及ぶ昇格差別と、人権侵害による経済的・精神的損失として約5400万円の損害賠償と謝罪を求め、トナミ運輸を提訴した。

判決では、「報復として、ほとんど雑務しか仕事を与えず、昇格を停止して、不利益な取り扱いをした」と会社側の非を認め、時効分を除く賃金格差分約千三百五十六万円を支払うようトナミ運輸に命じたのである。



私は富山支局にいるときに串岡さんのことを知らなかった。内部告発が私の赴任前であったことや、提訴がそのずっと後であったこともある。知っていたら必ずこの「現代の岩窟王」の取材をしていたであろう。不明を恥じるばかりである。





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最終更新日  2006.03.08 09:58:53
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Re:新聞記者の日常と憂鬱37(03/08)  
カズ姫1  さん
そう言う方もいらっしゃるんですね。感激のお話です。何時も有難う御座います。 (2006.03.08 10:14:28)

最近話題のニュースですね  
ボランティアをなさっていた串岡さんとは、ほんの少しだけ面識がありましたが、事情を知るほどではなく、ニュースで知って言葉を失いました。 (2006.03.08 10:37:01)

Re:最近話題のニュースですね(03/08)  
白山菊理姫  さん
ヤンチャリカ9971さん
こんばんは。

>ボランティアをなさっていた串岡さんとは、ほんの少しだけ面識がありましたが、事情を知るほどではなく、ニュースで知って言葉を失いました。

美術館でボランティアをされていたそうですから、そこで面識があったのでしょうか。きっと串岡さんのように会社から嫌がらせを受けている(そして会社を辞めてしまった)人は、全国に大勢いるのではないでしょうか。内部告発者が不利益にならないような、本当のシステムが必要ですね。 (2006.03.08 22:21:04)

Re[1]:新聞記者の日常と憂鬱37(03/08)  
白山菊理姫  さん
カズ姫1さん
こんばんは。

>そう言う方もいらっしゃるんですね。感激のお話です。何時も有難う御座います。

数少ない勇気の人ですね。私なら内部告発して辞めてしまっていたでしょう。すごい信念です。こういう人が20%もいれば、世の中は確実に変化しますね。もちろんよい方に。 (2006.03.08 22:23:30)

Re:新聞記者の日常と憂鬱37(03/08)  
ほわいと さん

Re[1]:新聞記者の日常と憂鬱37(03/08)  
白山菊理姫  さん
ほわいとさん
おはようございます。

>新聞報道で知りました。結構大きく取り上げられていましたね(日経)。串岡さん、ご自身の信念を貫き通したことは並々ならぬ精神力ですね。応援されたご家族やお兄さんの協力、ご理解にも支えられていらっしゃたのでしょうね。26年は長い時間ですね。社内の方にも、社会にも大きな勇気や教訓を与えてくださいました。

トナミ運輸は大事な広告主で、いろいろな面で力があったため、提訴したときには記事にしなかった社もあったそうです。その後、綿貫民輔の威光も衰え、今では大きく報道されるようになったと串岡さんは金子勝慶大教授のインタビューで話していました。保守王国富山では、綿貫民輔に逆らって生きていくのは、本当に大変だったと思います。

>白山菊理姫さんがご存知で、取り組まれていらっしゃたら、きっと、もっと早く違う展開になっていたことと確信いたします。

そうですね。メディアを利用すれば違う展開になっていたかもしれません。でも串岡さんはそうしなかった。メディア不信があったのかな、とも思います。 (2006.03.09 10:09:52)

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