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2006.04.24
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カテゴリ: メディア
セント・エルモス・ファイアー 聖エルモの火 )


1980年2月21日午後8時ごろ、雲ひとつない夜空に星が鮮明に輝いていた。船尾さんら三人が車に乗って富山市から自宅に帰る途中、横江の尖山の頂上がオレンジ色に光っているのに気づいた。「何だろう」と車を停めて観察したところ、尖山の山頂一帯が炎のように燃え上っていた。しかもその「炎」は二つに分かれたり、元通りになったり、不思議な動きをする。

「これは大変なことになっている」と思った船尾さんは、近くに住む友人宅に知らせに行き、その友人一家5人を連れて現場に戻ってきた。すると尖山の頂上はまだ燃えたようになっている。船尾さんら8人が凍てつく寒さの中、なおもしばらく観察していると、「炎」の中から丸い白光色の電球のようなものが転がり落ちたのだ。「あっ」と皆が声を上げる中、その光の玉はどこかへ行ってしまった。その尖山の「炎」はその夜、午後11時ごろまで観測することができたのだという。

私がその話を東京商船大学の茂在寅男名誉教授にしたところ、茂在氏は「それはセント・エルモス・ファイアーではないか」と言う。セント・エルモス・ファイアーは嵐など異常気象の際、船のマストなど尖った場所で起こる放電現象であるとされている。地面と中空の間の電圧差が大きくなったときに生じるらしい。嵐の中、船乗りたちが道標にしたとの伝説も残っている。茂在氏も航海中に、そのセント・エルモス・ファイアーを見たことがあるのだという。

尖山もマストにように尖っている。嵐ではなかったが、何らかの異常気象で放電現象が起きたのだろうか。今のようにデジカメラやビデオが普及していない時代だったから仕方がないが、尖山の頂上で起きた現象をカメラやビデオに収めていたら、学術的にも極めて貴重な影像になっただろう。

さて、そのような不思議な現象を起こす尖山でUFOを呼んだら、UFOが現われるかもしれないとの夢(妄想?)を膨らませた私は、富山大学の山口博教授ら7~8人を誘って、ある夏の夜、密かに尖山を登った。
(続く)





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最終更新日  2006.04.25 11:27:11
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