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2006.08.28
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カテゴリ: メディア
怪奇殺人事件


1985年10月30日午後7時10分ごろ、埼玉県与野市(現在はさいたま市中央区)の自動車修理工場から出火、鉄骨平屋一部二階建ての同工場約100平方メートルを全焼した。焼け跡から、この修理工場を経営していた44歳の兄と、38歳の弟の遺体が相次いで発見された。

浦和西署が司法解剖したところ、兄は銃弾が左胸を貫通したため死亡しており、弟も後頭部に銃器による傷跡があることがわかった。埼玉県警捜査一課と同署は殺人放火事件と断定、捜査本部を設置した。

誰が兄弟を殺したのか。自動車修理工場の国道に面した四枚のシャッターは閉められており、外から何があったかを目撃した人はいなかった。密室で起きた殺人事件である。

二人の遺体から弾痕が見つかったというのも、異様であった。暴力団が絡んだ事件であろうか。しかし、その筋の話は一向に入ってこない。不審者を見たという目撃情報もない。

またもや迷宮入りか、と思われた矢先であった。捜査本部は焼けた自動車の下から加工された鉄パイプを見つけたのだ。どう見ても、自動車の部品には見えない。近くには手製の鉛の弾も見つかった。決定的だったのは、工場二階の弟の部屋の机から見つかった、火薬の入った手製の鉄パイプ容器であった。

凶器は手製のパイプ銃であった。埼玉県警科学捜査研究所が実際に鉄パイプ銃をつくって実験した結果、殺傷能力があることがわかったという。

家族らの話によると、兄弟は鹿児島県出身で、大阪や東京の自動車修理工場で働いて技術を習得。事件が起こる三年ぐらい前に兄が与野市で修理工場をはじめ、その一年後ぐらいに弟も手伝うようになった。しかし兄弟は最近、工場開設資金や弟の仕事振りについて、いさかいが絶えなくなったという。捜査本部はこのことから、弟が鉄パイプで銃をつくり、兄を撃ち放火、自分も後頭部に手製銃を突きつけて弾丸を発射させたという結論を導き出した。ちょっと不自然ではあるが、弾痕の角度などから、これも可能であることがわかったという。

兄を殺さなければならないほどのいさかいとは、本当のところ何だったのか。当人が死んでしまったので、真相を知る者はいない。





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最終更新日  2006.08.28 11:41:07
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理由  
ほわいと さん
白山菊理姫さん、こんにちは。

命を絶つほどの理由は、本人にしかわからないのでしょうね。

記者さんは、いつもこのような事件の取材をされて、精神的に大丈夫なのでしょうか。 (2006.08.29 00:15:19)

Re:理由(08/28)  
ほわいとさん


>命を絶つほどの理由は、本人にしかわからないのでしょうね。

どの犯罪者にも「罪と罰」はありますね。何も殺すことはないのにと思います。ほかに方法があったでしょうに。

>記者さんは、いつもこのような事件の取材をされて、精神的に大丈夫なのでしょうか。

暗い事件ばかり取材していると、精神的に結構きついものがあります。ただ、こうしたドロドロした殺人事件が好きでしょうがない記者もいます。その人にとっては、わくわくするんでしょうね。私は社会部志望ではなかったので、どちらかというと好奇心と義務感から取材をしておりました。 (2006.08.29 08:36:58)

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