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2007.03.10
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カテゴリ: 不思議な世界
干渉し合う世界と収束される世界


実はこれは、並行宇宙論で紹介した量子力学の考え方と非常によく似ている。量子力学では、複数の世界が干渉し合いながら共存し、同時進行していると考える。そして、その根幹には、どんなに現実離れしている事象でも、起きる確率が必ず存在するとの考えがあるのである。

たとえば、板に小さなスリット(細い隙間)を上下並行に二つ開け、電子を一個ずつそのスリットに打ち込む。すると電子は、単純に二つの可能性を足したことにならないような分布を示す。上のスリットを通った世界と下のスリットを通った世界が同時に存在し、互いに干渉し合っている波動のような分布を示すのである。

ところがスリットの近くに測定器を設置し、電子が上と下のスリットのどちらを通ったかを観測すると、それまで干渉し合うように分布していた電子が、上か下かのどうちらかひとつを通ったかのような分布を示すのである。

これはすごい現象である。観測していないときは、電子が上のスリットを通った世界と下のスリットを通った世界が同時に存在して干渉し合っているのに、観測を始めると、上のスリットを通った世界と下のスリットを通った世界のどちらかひとつだけが選択されるのだ。観測する前には存在していた世界が、観測後には私たちの住む世界とは別の世界、パラレルワールドへと分岐してしまったと考えられるのである。

古代史も同様なのではないだろうか。現在私たちがいる世界は、複数の未来と複数の過去が同時に存在して干渉し合っている世界なのである。ところが観測者が観測を始めると、そのうちのひとつの世界(未来及び過去)が選択される。私が退行催眠で見たビジョンはひとつの過去の世界が選択されたに過ぎない。同様に霊能力者が見た私の過去生もまた、ひとつの世界が選択された結果となる。どちらも観測前には同時に存在した過去。観測(催眠および透視)することにより、どちらかひとつの過去に収束されたわけだ。

ただし現在の世界を構成するのに必要な大きな流れは変わらずに存在する。私が見たビジョンと霊能力者が透視した私の過去生が微妙に異なったものの大枠では一致した理由は、量子論が説明してくれているのであると考える。
(続く)





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最終更新日  2007.03.10 11:25:44
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