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2008.01.18
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テーマ: いい言葉(574)
カテゴリ: 文学・芸術
▼恋人と薔薇6
薔薇

イェイツが1893年に発表した詩集『薔薇』から紹介する最後の詩です。そのタイトルは「時の十字架にかけられた薔薇に」。イェイツがモード・ゴーンに対する恋で身を焦がしている時期に書かれた詩ですから、タイトルを見ただけで、十字架に磔にされたイェイツの姿が浮かんできてしまいます。

イェイツは後に、この詩が書かれた時期のことを振り返って次のように述べています。
「私は激しい心労と悲しみに苦しんでいた。恋人が私を去ってから約7年間にわたり、他の女性が私の生活に入り込むことはなかった」

その苦しみの中で書かれた詩です。

To The Rose Upon The Rood Of Time

Red Rose, proud Rose, sad Rose of all my days!
赤い薔薇、誇り高き薔薇、私の人生の悲しみの薔薇よ!

Come near me, while I sing the ancient ways:
そばに来ておくれ、古代の物語を歌うから。


クーフーリンは激しい潮流と戦う

The Druid, grey, wood-nurtured, quiet-eyed,
灰色で、木に育てられた、静かな目のドルイドは

Who cast round Fergus dreams, and ruin untold;
ファーガスを夢で包み込み、破滅が語られることはなかった。

And thine own sadness, where of stars, grown old
そして汝自身の悲しみのために、海の上で

In dancing silver-sandalled on the sea,
銀のサンダルを履いて踊る老いた星々が

Sing in their high and lonely melody.
高く、寂しげなメロディーで歌を歌う。


そばに来ておくれ、もう運命によって光を失うことはないのだから。

I find under the boughs of love and hate,
私は愛憎の枝の下で、

In all poor foolish things that live a day,
その日を生きるすべてのみすぼらしく愚かなものの中に、


永遠の美が歩む姿を見出すのです。

ここまでが前半です。豊かなイメージが展開しますね。
クーフーリンは、アイルランドの伝説に出てくるウルスターの英雄。ドルイドはケルトの司祭でしたね。ファーガスもウルスターの伝説の王です。イェイツが同じ『薔薇』の中で書いた詩「ファーガスとドルイド」では、王位を譲った悩めるファーガスがドルイドに賢者の知恵を求める場面で、次のようなくだりが出てきます。

Fergus. A king is but a foolish labourer
Who wastes his blood to be another's dream.
ファーガス:王は愚かな雇われ人にすぎない。
他人の夢のために血を無駄に流している。

Druid. Take, if you must, this little bag of dreams;
Unloose the cord, and they will wrap you round.
ドルイド:必要とあれば、この小さな夢の袋を取るがいい。
ヒモを解けば、夢がお前を包み込むであろう。

しかし、このような夢物語の展開も、9行目のCome near辺りから様子が一変します。10行目には「the boughs of love and hate(愛憎の枝)」という表現が出てきますね。枝は木の十字架を連想させます。愛憎とは、苦しみや喜びが混在する現実のこと。みすぼらしく、愚かなものがいる世界です。十字架は肉の苦しみの象徴でもあります。

その中で詩人は、永遠の美を見つけるんですね。

さて、後半はどうなるんでしょうか。長くなりそうなので、後半部分は明日解説します。
予習できるように後半部分を掲載しておきますね。

でも、ご安心ください。別に宿題ではありません。翻訳の腕に自信のある方は、試してみてください。その他の方は、私が翻訳で苦しむ姿でも想像しながら、明日までお待ちくださいませ。

Come near, come near, come near - Ah, leave me still
A little space for the rose-breath to fill!
Lest I no more bear common things that crave;
The weak worm hiding down in its small cave,
The field-mouse running by me in the grass,
And heavy mortal hopes that toil and pass;
But seek alone to hear the strange things said
By God to the bright hearts of those long dead,
And learn to chaunt a tongue men do not know.
Come near; I would, before my time to go,
Sing of old Eire and the ancient ways:
Red Rose, proud Rose, sad Rose of all my days.
(続く)





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最終更新日  2008.01.18 13:13:27
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