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2008.04.03
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テーマ: いい言葉(574)
カテゴリ: 文学・芸術
▼悪の華と薔薇14(病める花々)


再び孤独にさいなまれるようになったボードレールは、創作活動に没頭します。そして、ジャンヌ、サバチエ夫人、マリーといった「病める花々」から霊感を得た作品群が出来上がります。それが『悪の華』なんですね。

後は出版するだけとなったころ、大きな出来事が起こります。1857年4月27日、幼いボードレールから母親を“奪った”義父オーピックが死去します。68歳でした。そのときボードレールは36歳。ほぼ30年間に及ぶ遺恨に終止符が打たれたことになります。

ところが、これでようやく母親と自分を隔てる障害がなくなったと思ったボードレールに対して、母親はボードレールと暮らすことはせず、ノルマンディ地方のオンフルールという田舎に引っ込んでしまいます。子供ころから続く常に満たされない思いは、ずっと続きます。その思いが、あのような詩を生むんでしょうね。

出版された『悪の華』は、すぐに評判になります。ただしそれは、批判の対象として論議を巻き起こしたものでした。「おぞましい」「忌まわしい」「下品」「悪臭を放つ」など散々な論評が次々と現れます。

この評判を聞きつけて司法当局が動き出します。同年7月17日、検事総長はボードレールとその出版人に対する証人尋問を請求し、『悪の華』の差し押さえを命じました。

そこで思い出されるのが、フランス作家ギュスターヴ・フロベールの『ボヴァリー夫人』ですね。この作品は1856年10月から12月にかけて『パリ評論』に連載された小説で、翌年単行本化されました。田舎の医者シャルル・ボヴァリーの妻エンマが、満たされない平凡な生活から脱出しようと恋に走り、裏切られて自殺するまでを描いています。

フランス司法当局は、風俗壊乱と宗教冒涜のかどでフロベールを起訴しますが、高位の人物の庇護があったため、何とか無罪を勝ち取ることができました。ボードレールが起訴された年の1月から2月にかけてのことです。

しかし当時、文無しの変わった詩人、ポーの翻訳家、文芸批評家ぐらいにしか思われていなかったボードレールには自分を庇護してくれるような高位の人物などいません。それでも、亡くなったばかりの義父オーピック将軍の伝をたどって弁護を頼むなど、恥も外聞もなく起訴取り下げを勝ち取るべく奔走します。


(続く)

薔薇の写真ストックがほぼ枯渇したこともあり、当分富士山の写真が続きます。

桜と富士山

富士山の写真は先日、150枚ほど撮ったのでこちらはストックが十分です(笑)。





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最終更新日  2008.04.03 12:31:48
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