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2013.07.16
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カテゴリ: 歴史散歩
エイクモアのストーンサークルはカラニッシュ1からカラニッシュ2と3を見た方角の延長線上にあります。このラインはルイス島内の主要通信ラインとして、島の西と東を結ぶものではないかと私は見ています。

しかし、ルイス島の巨石群の中で、もっとも意義深いラインは、カラニッシュ1と今日ご紹介するストーンサークル「カラニッシュ4」を結んだラインではないかと思うんですね。カラニッシュ1と4を結んだラインこそ、カラニッシュ5と7を通り、海を越えてイングランド・ソーンボローの三つのヘンジを経てデヴィルズ・アローズの「3本の矢」まで続く、南北方向から35度傾いた南南東、北北西のラインだからです。もしそうでないなら、なぜデヴィルズ・アローズの三柱の列石とソーンボローの三つのヘンジの配置が35度傾いていたかを説明することができないんですね。この35度に、古代の巨石建造者たちは何らかの意味を与えた。綿密な測量の上で35度の傾きで巨石やヘンジを配置したとしか思えないわけです。

それではその重要なカラニッシュ4をご紹介しましょう。普通の旅行者はカラニッシュ1だけしか見ないでしょう。ちょっと巨石に興味のある人はカラニッシュ2と3に足を運ぶでしょう。3年前の私がそうでした。
そして本当にカラニッシュ巨石群の秘密を知りたい人は、カラニッシュ4まで見に行くことになるんですね。

これがカラニッシュ4です。

DSC_0959-1.jpg

5柱の立石がリング状に並んでいます。このほかに倒壊した立石が一つあります。昔は6つ以上の立石からなるストーンサークルであったことがわかります。

このストーンサークルから南西に少し離れたところに巨石が転がっています。

DSC_0981-1.jpg

この巨石とストーンサークルを結んだ線もきっと何かを示しているのだと思われます。

そして重要なのはこちら。

DSC_0987-1.jpg



DSC_0955-1.jpg

約3キロも離れた場所にあるカラニッシュ1の巨石群ですが、望遠で見ると一本一本の巨石がはっきり見えます。ということは、目がいい人ならどちら側からも手旗信号でも連絡が取り合える場所にあるということです。
つまり間違いなく、カラニッシュ1と4は連動して建造されたストーンサークルであることがわかるわけです。

3キロも離れた場所にあるわけですから、天体観測のために建造されたのではないことは想像がつきます。
ではなぜ、3キロ離れた場所に建造したかと言うと、光通信などで連絡を取り合うためであり、ある方角を示すためであると考えた方が説得力が出てきます。

一応、その方角を写しておきましょう。

DSC_0973-1.jpg

35度傾いたこのルイス島のラインは、580キロ離れたデヴィルズ・アローズまで続いているのです。
そしてさらに言えば、このライン上にはシモンバーン、ゴートストーンズ、ナインステイン・リッグ、バラ・ヒル、ヘアーステインズ、キネルの6基のストーンサークルがまるで道標か中継所のように配置されているんですね。

これらの巨石遺構は、かつてスコットランドに暮らしていた古代人が巨大な巨石の通信網を構築していたことを示しているのではないでしょうか。
(続く)





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最終更新日  2013.07.16 15:45:12
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