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さて、冬の京都です。今回の旅は、「冬の京都」が当然、主題なのです。 でも、なかなか何処へ行けばよいのか悩みに悩んで・・・ 思い切り、京都市観光協会の「京の冬の旅~非公開文化財特別公開」企画に乗ることにしました。副題は「戦国・姫君と武将たち」であります。ケッコー、NHK大河ドラマに乗ってるところがありますが・・・そこは「京都」です。何て言ってもスケールが違いますので・・・許してしまいましょうか・・・
最初は、大徳寺です。臨済宗・大徳寺派総本山である大徳寺は、実に大きなお寺です。広大な境内には22の塔頭(たっちゅう)があるそうです。その塔頭の中で、まずは総見院です。そうです、あの織田信長の菩提寺ですね。さすがに有名な信長坐像は撮影禁止でした・・・ いきなり、信長のお墓です。信長と一族がここに葬られています。 このお寺は、信長を葬るために豊臣秀吉が創建したそうです。 これは秀吉が遺愛した「胡蝶侘助椿(こちょうわびすけつばき)」です。 そして、総見院には三軒の茶室があります。三つとも趣の異なる、なかなかな建物です。それは千利休の師にあたる僧、古渓宗陳が開祖であることも関係しているのかも知れません。
前に行ったことのある近江・安土城跡に総見寺跡がありましたが、総見院を見ることができたのは、本当にラッキーでした。 ちょっと戻りますが、大徳寺の入口に位置する仏殿や法堂のあたりです。左の建物は勅使門で、右の三門(金毛閣)は千利休が秀吉の怒りを買う原因となった、曰く因縁つきの建物ですね。 大徳寺の仏殿とその庭ですね。
そして、大徳寺の高桐院です。ここは特別展示ではないのですが、山門から見た景色があまりに素晴らしいので、ついふらふらと入ってしまいました。 ここは細川家とゆかりがある寺で、細川忠興やその室ガラシャらの墓があります。 その高桐院、本堂前の庭です。
次は、特別展示である 大徳寺の玉林院です。ここも普段は公開されない塔頭です。 ここには茶室が三つありますが、そのうち蓑庵という茶室の床の間が「霞床席」という富士に霞がかかる風情を表した重要文化財があります。
大徳寺をそこそこに離れて、同じ洛北の妙心寺まではクルマでの移動が10分ちょっとで行きます。
臨済宗・妙心寺派大本山である妙心寺も大きなお寺です。全国に6,000ある臨済宗のお寺のうち約3,500の寺は妙心寺派だそうです。
妙心寺に数ある塔頭のうち、海福院です。 この寺は、あの武勇に優れたそして悲運の戦国武将・福島正則が開基で、正則の墓もここにありました。
そして妙心寺麟祥院です。 ここは徳川三代将軍家光が乳母である春日局の冥福を祈るために建立した寺院です。建物の中には、小堀遠州作といわれる春日局坐像が安置されていました。 麟祥院、枯山水の庭園です。
妙心寺も大徳寺も、冬の日曜日であったこともありますが、空いていて、解説の方の丁寧なお話が印象に残りました。冬の京都を訪れて、普段見れないところもいろいろ見れたし、やはりよかったな・・・印象に残る冬の京都でした。
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