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SUBARUスポーツ!といえば、言わずと知れた『BRZ』です。 発売一年経ってからの試乗記はRESPONSE島崎七生人レポートからです。
これ『BRZ』ですね、カッコいいなあ……。試乗中の数日間に、幾度となくそう話しかけられた。登場から1年余、いまだ高い関心をもつユーザーが多いことを実感する瞬間だ。
試乗車は十分な走行距離を重ねた個体で、思うところあり、あえて「S」グレードの6速MT車を借り出してみた。
すると実感したのは「ストイックなクルマだ」ということ。この表現は2つの意味から。ひとつは、相変わらず往年のクルマ好きをも黙らせる気骨ある操作性、走りっぷりだということ。『86』よりほんの僅かハードな乗り味とコーナリング性能の奥深さ、回すほどにビンビンと反応する2リットル水平対向DOHCエンジン。これらはピュアにクルマを走らせている実感を味わいたいユーザーの琴線に響くだろう。
もうひとつ、最新のスポーツカーが立ち位置だとすれば、より洗練されたタッチ、コンセプトを盛り込んでもいいのでは?と思える点だ。
とくにシフト、クラッチフィールは非常に機械的な手応えだが、ともすれば操作感に粗さも感じる。
根拠は先に加わったメルセデス・ベンツSLKのMT車の極上なシフト&クラッチの操作感で、肉体的にも感覚的にも負担なく、誰にでもスムースで最適な操作を実現している。ニュートラル時にブレーキを“掴んで”いてくれたりもする。
そうした現代的な配慮とセンスで仕上げられたMT車は決して軟弱ではなく、上級車からの移行組にも馴染みやすいはず。むしろ間口を広げ(車種、価格の話は別にして)、多くのユーザーが気持ちよく積極的にスポーツドライビングを堪能できるに違いない、と思える。
BRZの量産車としては異次元の低さのドライビングポジションは、乗り込むと心ときめかせてくれるもの(個人的にはヒール段差がもっと小さくてもいい)。いい感じの進化、展開にも期待したい。
■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★
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