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日本に住んでると、狭い部屋・庭に、高い家賃...住宅事情の不満も膨らみますよね。洋画を見て、「あー、やっぱり日本は狭いんだなー...」などと、アメリカの住宅事情をうらやむ方も多いかと思います。しかあし!!ボストンの家賃は日本よりもはるかに高いです!!テロ前の景気の良い時では、首都でもないのに、六畳一間のステューディオ(ワンルーム)が1000ドル(11万円)以上は当たり前という世界でした。古い建物でエレベータなし、おまけにねずみ君のルームメートとなってしまうのが常ですから、少しでも日本より良好な住宅事情を夢見て渡米した人々の期待を見事に裏切ってくれます。何を隠そう、僕も期待を裏切られた一人でしたねえ...それから、幸か不幸かボストンの不動産屋で働くことになって、アメリカの住宅建築を自分でも色々勉強する羽目になったわけです。ボストンの北に位置する Ipswich という町は、不動産屋で働く前からのお気に入りでしたが、ナントこの町、アメリカで重要文化として指定されて保護されている、古い住宅建築400件のうちの300件が集まる町なんですねえ。そのうちいくつかは、ミュージアムやレストランとして、またただ単に一般に開放されています。すると、意外な事実が分かったんです。アメリカの家も、初めは小さなワンルームだった。アメリカ植民地(コロニアル)時代の住宅建築は、イギリスの影響を色濃く残したもので、English Cottage Styleといわれる、部屋が一つだけの、板葺きの壁を持つ小さな家屋が主流だった、ということです。その小さな部屋の4つの壁のうち一つには暖炉があり、そこで煮炊きをして、夜になったら同じ部屋で家族全員が川の字になって寝る、という、現在のアメリカ住宅事情からは考えられない生活が主流であったわけです。実は、Ipswich の町の現在ある大きな家屋には、そのEnglish Cottage を増築したものが多く、建築の専門家が見ると一目で分かるそうです。その後、China Trade なんかで一発当てた人なんかも出てきて、大き目の家屋が目立ってきます。コロニアル時代後期には、Georgean・Federalと呼ばれる左右対称で屋根の張り出しが少なく、やはり板葺きの壁を持つ家屋が増えてきます。Federal は、Georgean よりも一回り大きく、Georgean が6つ割りの比較的小さめの窓を持つのに対して、Federal は、9つ割りの大きい窓を持っているなど、細かい違いはありますが、どちらもNew England ではよく見かける家屋ですね。あとはVictorianですか。これはレンガ造りの大きな建物が多く、四階建て・五階建ても珍しくありません。現存するものの殆どが、元々四階建て・五階建て一軒家だったものの内部を細分化して、アパートなどになっています。因みにこちらは坪単価が高く、またparty wall といって、隣の建物と壁が共有されていたりで中々再生出来ないので、保護されている場合も多いです。Victorian はイタリアの建築家によるものですが、英国ビクトリア王女にちなんだVictorianの名前で呼ばれています。Second Empire は、Victorian と同じくよく見る形ですが、Second Empireの名前の通り、フランス第二王朝=ナポレオンの時代の建築。箱型の屋根を特徴としています。さて、アメリカは合衆国として独立し、イギリスの影響から離れてゆくにつれ、家屋建築もバリエーションが出てきます。Greek Revivalは、普通は銀行や会社のビルなんかでよく見かける感じですけれども、アメリカがイギリスと戦争を始めて反イギリスの思想にとらわれ、またギリシャがトルコから独立すると、住宅建築にも多大な影響を与えます。これは屋根が三角形に区切られていたり、エンタシスを持つ柱が回廊を支えていたり、装飾性の高いものが多いです。同じ装飾性の高いものには、Carpenters' Gothicという、石ではなく、木造で作られたデコレーションで飾られた家屋もまた、Maine 州などではよく見かけられます。Italian/Italian Villa は、スムーズにつながれた曲面と、より自由な間取りを特徴としており、人気のスタイルの一つです。中規模のアパートや、一階・二階・三階と世帯が分割されている家屋建築によく見られる形です。2X4は、アメリカでの住宅ブームの需要を満たした量産型家屋建築で、まあ日本でもおなじみですよね。アメリカで2X4といったら、ある程度決まった概観・間取りをしています。他にもCraftsman/Arts and Crafts など色々在りますが、ざっと見てこんなところでしょうか。面白いのは、それぞれのスタイルに時代性があり、スタイルを見ると大体の築年数が分かってしまう、ということですか。つまり、「この形カワイイからこれにしよっと!」って決めたスタイルではないんですよね。街でよく見る建築のスタイルによって、その町、そのブロックがどの年代に発達したかも大体分かるし。ふう、というわけで、ほんっと大雑把に見てきましたが、僕が色々見て回ってみて、一番の収穫は、「いきなり広かったわけじゃなくって、すべては小さなワンルームの家から始まった」事実を発見したって事でした。日本でワンルームだからって文句を言うのはやめましょう。ワンルームって言うのは、「スタート」の象徴、って言うのは、あちらさんも変わらなかった訳ですから。いったん広くなって、またワンルームに戻ったら、「再スタート」なだけなわけで、新鮮でいいですよねえ?いったん出来上がっちゃったら再スタートなんてめったなことじゃ出来ないわけですから...
Aug 12, 2005
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映画、最近見なくなってしまいましたねー…、元々日本にいた頃も決して「映画好き」とは言えませんでしたが。。。僕の映画暦は「スヌーピー」に始まりました。何処へ行っても「犬はダメー」と断られてしまうスヌーピーには、幼心に大いに同情しましたね。その後は、伝説の不死鳥F1ドライバー、ニキ・ラウダの話「ポールポジション」。それから「キタキツネ物語」までは親に連れられて映画館へ行きました。しかし、そん次が7年ぐらい開いて、「ドラえもん・ノビタの宇宙開拓史」だから、全然見なかったクチですね。そんな僕のキネマ生活に異変が起きたのは、兄弟が借りてきたビデオを又借りして見始めるようになってからでしたか。。。そのうち自分でも会員証もらって借りるようになりましたが。一番のお気に入りは「ショーシャンクの空に」。妻の殺人の冤罪で投獄された元銀行員ですが、「自分は無実であることを信じ続け、またそのように生き続けて、最終的に監守の汚職をきっかけに脱走し、幸せな余生を過ごす話です。ほんとにフラストレーションが溜まりまくって、何かドラマチックな変化、「変身願望」にとらわれていた僕に、「何時か、きっとそんなことすら起こるものだ」って、信じさせてくれた映画でしたねー。程なくして渡米し、色んな問題に直面して負けそうだった僕は、やっぱりショーシャンクに戻っていきました。確かウォルマートで3ドル位だった、「ショーシャンク」を買ってきて、毎晩のように見ていました。それでこの映画が、当時僕が住んでいたニューイングランド地方の、架空の刑務所を舞台にしたものである事が分かったんです。よく考えたら、Stephen King はメイン州に住んでるんですよね。。。調べてみたら、結構あります、ニューイングランド地方が舞台の映画。僕が住んでいたLynnという町は、Hells Angels という、同名の暴走族の映画の舞台だそうで。因みに僕のアパートはDiamond District にあるHells Angels本部の並びの二件先という近さ。当然彼らははるか昔に引退してしまって、現在は閑静な住宅街の一店舗でしかありませんが。。。その前に住んでいたRevere という町も、主要駅Wonderland が、映画になっていますし。見たことないけど。Lynn から少し北に行ったRockport/Gloucester は、Perfect Storm という映画の舞台でしたが、そうとは知らずに、よくドライブに行きました。Bostonは言うまでもなく、多くの映画の舞台になってますよね。Proposition は戦前の Boston が舞台で、結構面白かったかな。。。やっぱり僕は、コロニアルの建物が並ぶ古い町並みのほうが、現代的な建築の立ち並ぶ町並みよりも性に合ってるようです。特に、ボストンから北に向かって海沿いの町々は、どの町も大変美しく、「将来万が一家を建てるとしたら、あそこらへんかなー」なんて、馬鹿なこと考えてますが。。。。
Aug 9, 2005
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かと思った...ホント、びっくりさせるなよなぁ!!今日、うちに出現したアシダカグモ。ゴキブリの天敵だそうで、益虫とのこと。またまた英語とは関係ないかもしれないけれど、あまりのおおきさで(全長7センチぐらい)びっくりさせてくれたので...学名はHeteropoda venatoriaというそうで...理系ではないオイラにとっては、これが翻訳してるとめんどくさいったら...
Aug 6, 2005
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イヤー、夏はやっぱり暑いモンだったんですねぇ・・・ほとばしる汗、なかなか気持ちイイもんです。と、言うわけで、またまた少し時間が空いてしまいましたが、先日「フランス語でもイタリア語でもなく、なぜ英語なのか」という話の内訳を少し。何故、フランス語でもなく、ロシア語でもなく、英語が義務教育に組み入れられているのか?考え出したら止まらない疑問ですよねー。僕もそうでした。小学生の頃から洋楽好きで、お目当ての曲を「エアーチェック」(もう死語?)するために終日ラジオにかじりついていた僕なんかは、それなりに利害関係の一致があったので、すんなりと「うん、他の科目より面白そうだ」なんていう感じでしたが。しかし、数ある外国語の中で「英語」だけが、なぜ科目の中に含まれているのかはずっと不思議でした。それで調べてみたら、ナント、平成10年まで「英語」は必修ではなかった、という事実に遭遇したのでした。学習指導要領には、「外国語」という項目は常に存在してきたけれども、英語が「原則」となったのは平成10年の改訂から。実質的には殆どの学校で「外国語」の項目に「英語」を充当していたので、実質上、「必修」と化していた、というわけ。まあ当時の中学校で「俺はフランス語がやりたいから英語はやりません、あっかんべー」なんていっても、教える先生がいなかったらダメだから、やっぱ「英語」になってしまっていたんでしょうけれど...も一つおまけに、全世界の英語人口の話。これだけ「グローバルな言語」「国際人の最低条件」とまで言われる英語...「日本人は英語で会話が出来ないからダメなんだ!!」など、大真面目な問題意識の高揚を見ている現在ではありますが...第一言語の英語人口・・・3億4千万人第二言語も合わせた英語人口・・・約6億人てことは、世界人口50億という分母からいうと意外と少ないと言う現実。中国語一つ取ったって中国本土だけで13億人、世界中にいる中国華僑を含めると一体何人に上るのか計り知れないことを考えると、効果は薄そうですよね...しかし、イギリス・アメリカを初め、世界の経済に影響力のある殆どの国で英語が話されているのは事実です。それを考えると、「うーん、何でもいいんだったら、英語が一番いいんじゃない?」という結論を出し続けてきた先人の先見の明に感謝すべきでしょう。まあ、色々問題あって「喋る」までは行かないまでも、一応、皆「なじみがある」位まで行ってるわけですから。まあ、英語が外国語市場を独占している今の日本の状況で、英語以外の言語を習得しようと思ったら結構大変になっちゃってますけれど、ね。たとえばイタリア語とか。中学校の「外国語」の授業でバラエティーにとんだ言語のセレクションがあったら、イタリア語習得は今よりかはるかに楽だったかも。けれど、仮に、今の日本でどこの中学校行ってもイタリア語を教えていて、駅前のイタリア語会話教室に行かずとも街角にイタリア語が氾濫していて、逆に英語を勉強しようと思ったら今の日本でイタリア語を習得するのと同じくらい大変だったとしたら、ということを考えると、「やっぱ英語で良かったのかなぁ...」と、妙に納得してしまう僕でした。実際に世界のどこの空港に行っても、英語は大体通じるどころか、ちゃんとした英語でやりあえば、荷物の一つや二つオーバーしたところで、大体オーケーが出てしまう... 英語、恐るべし、です。僕が実際に英語が普通に喋れてよかった、と実感したのは、アメリカで大学生やってたときでした。僕の行っていた大学は、全米でも一番留学生の多い学校で、全生徒の70%が留学生。アメリカ人は少数派です。それでも授業は英語ですから、当然会話は英語。すなわち英語が出来れば、世界中の国々から来た学生たちと会話が出来るというわけです。喋るのは同じ英語であっても、お国柄によって全然考え方が違うのにびっくりしましたし、毎日新鮮な感動ばかりでした。やっぱり地域によってなまりもきつくって、すぐ「あ、どこそこなまりだ」と分かってしまう人も多かったのですが、決してそれが原因で会話が出来ない、ということは在りませんでしたねー。インドの友達にカレーの食べ方を直々に伝授してもらったり、レバノンから来た女の子とユダヤ人の女の子が隣り合わせで座って、一体何を話してるのかなー、と聞き耳を立ててみたり... ニューヨークに遊びに行くことが多くなってからも、同じことを感じました。ニューヨークは、「人種の坩堝」と言われるとおりで、ちゃきちゃきのアメリカ人を探すのが難しいところですからねえ...日本に帰ってきて、駅前の「先生は皆ネイティブ・スピーカー。」という謳い文句の英会話学校の多さを見るにつけ、「本当の醍醐味はネイティブ以外の人と話す事だと思うんだが...」なんて閉口したものでした。色々な方にお会いして、「何処の学校に行っても喋れるようにならない」とか、「英語の発音はどうしたら良くなるのだろう」とかいう相談を受けることが多いのですが、「間違えることさえ恐れなければ明日にでも喋れる」という方がどれほど多いことか...無論、間違いは間違いですが、そこから生まれる何かがあるわけで、それを恐れては、何も生まれては来ないと思います。実は、ネイティブも何だかんだで結構間違ってますよ...「よく考えれば...」という間違いもあれば、「おーい!!」という間違いもあるので、ケース・バイ・ケースですけど、ね。「しゃべりたい!!」って言う気持ちが先走るぐらいで丁度いいのではないでしょうか...
Aug 5, 2005
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