記憶の淵に沈みゆくもの

記憶の淵に沈みゆくもの

2003.01.30
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
最近全然会っていないが、師匠と呼べる存在がいる。
というか、「師匠」の押し売りを最初はされたのだが(^^;
今では柚木崎に多大な影響を与えた一人として数え上げていい人である。
その人は、柚木崎の職場に非常勤で来てくれていた人である。絶叫短歌の有名な歌人であり、現役の坊さんでもある。また、趣味でボクシングをしていたこともあるという、多彩な才能の持ち主だ。『詩のボクシング』という言葉もこの師匠から学んだ。
最初、柚木崎は師匠を見たとき、「良い声をした人だな」程度の認識しかなかった。加えて言うなら「何ゆえ坊主頭?」。
現役の坊さんなのだから当たり前である(^^; 毎朝きちんと剃刀をあててきているのがよく分かる、とても綺麗好きな坊さんであった。そして、服装もかなりお洒落な人だった。ウィスキーだかブランデーだかで染めた帽子を小粋にかぶり、ひょこひょこと片足を引きずりながら歩くその姿は、遠くからでもすぐに分かった。
この師匠、とんでもなく酒の好きな師匠なのだ。コーヒーも大の好物で、コーヒーがないと悲しそうな顔をする。柚木崎の恩師と仲がよく、連れ立って飲みに行くことも多々あった。
そんな恩師と師匠の酒の席に、最初に同席させてもらったのはいつのことだったか。
柚木崎自身は「飲めるけど飲まない」性質なので、師匠や恩師のハイペースなのみっぷりに唖然としながらつまみばかり食べていた。あまり面識のない人(師匠)を目の前に、あまり無様な姿を見せたくなかった、というのも多少ある。そんな柚木崎の背中を思いっきり平手で叩いて、かの人は唐突にこう宣言したのである。

それ以来、幾度か酒の席に同席させてもらった。そのたびに師匠に「うまい酒だろう?!」とバシバシと背中を叩かれた。柚木崎が日本酒ばかりに強くなったのは、親父様の影響ばかりではない。この師匠の影響もかなり強い。本気で言っていなかったのかもしれないが、柚木崎が「師匠!」と呼ぶと、嬉しげに顔をほころばせた。
最後に同席させてもらったのは、もう5年ほど前のことになるのか。本当に長い間会っていない。
その師匠の姿は、時々TVや本屋に並ぶ『絶叫短歌』のビデオで見かける。見かけるたびに懐かしくなる。あの口調、あの歩く姿、坊さんならではの声の響き。あの人と毎週会って話をして、たまに飲みに行ってたんだよな、と思うと、なんだかその日々が遠い。
果たして師匠は柚木崎を覚えていてくれているだろうか?(笑) いつか再びお会いできたなら、「師匠!」と呼びかけてみようと思う。


師匠に興味のある方は こちら をご覧下さい。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2003.01.30 15:29:41
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

柚木崎

柚木崎

Calendar

Favorite Blog

chiro128 chiro128さん
燕燕の毎日。 燕燕1129さん

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: