記憶の淵に沈みゆくもの

記憶の淵に沈みゆくもの

2007.02.18
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戻ってきた次の日あたりから、異音がしている気がして仕方がない。
しかも、トランクあたりからのような気も……。
片割れに話したところ、やはり「うん、音がする」と気がついた様子。
納入待ちしている部品があるので、
そのときにでも話をしようと言っていたのだが
あんまりにも気になるので、今日急遽、電話をかけて行くことにした。

到着すると、待ちかまえていたYさん。
「早速見させて頂きますね」と入れ替わりで運転席へ。
こういう状態で音がする、と伝えておいたので
車を前後に動かして確認している。
それを見ていたら、他の人に「寒いからどうぞ中でお待ちください」と言われてしまった。
なんとなく様子を見ていたい気もしたのだが、
かなり冷え込んでいるのもあり、
片割れの風邪がまだイマイチ治った感じがないのもあったので
お言葉に甘えさせて頂くことにした。

待つこと20分ほど。
やってきたYさんは少しだけ深刻な顔をしていた。
「異音の確認、できました」
やはり、と思った。
柚木崎たちだけではなく、やはり音がすると思ったのだ。
ただ、音の発信源が分からないのでもう少し時間が欲しいという。
もちろんお願いします、と頼んだ。
足回りはなおしたばかりなので、そこから音がするとは考えにくいという。
それは言える。
音がするから直して、しなくなったと喜んだばかりなのだから。

さらに待つこと10数分。
早足でやってきたYさん。
「音の発信源、分かりました」という。
どこですか、と勢い込んだ柚木崎と片割れ。
じつは、と説明を始めたYさんに、二人して驚くことになる。
やはり音の発信源はトランクだったのである。
しかも、驚くことに
トランクの中のカーペットは全く濡れていないのだという。
しかし、音の発信源はここ。
全部をめくって確認したところ、Yさんもメンテナンスのに~ちゃんも驚いたそうだ。
なにせスペアタイヤが入っているくぼみの部分に大量の水が流れ込んでおり、
スペアタイヤ全体が水没していたのだそうだから。

溜まっていた水はとても綺麗で、前から溜まっていたものではあり得ず、
また、足回りを修理した時点で溜まっていたのなら気付かないはずもなく。
何がどうなってこういうことになったのか、まだ見当もつかないのだという。
ただ、スペアタイヤのみならず、一緒に入っていた工具類も勿論水没しており、
錆が浮いてきてしまっていたとのことなので
まずは中身全部の乾燥が先ですが、と言われてしまった。
もうとにかくお願いするしかない。

原因が分かるまでにまた随分と時間がかかり、
その後の処置でも、乾かす時間もあったので、かなり時間を食って。
昼過ぎくらいに行ったのだが
全部の処置を終えて周りを見てみたら
外は既に真っ暗で、さらに言うと客は全て捌けてしまっていた。
……そう、ディーラーの閉店ギリギリまでいることになってしまったのである。
ここまで時間がかかると思わなかったので、二人して苦笑してしまったのは言うまでもない。
だが、無事に応急処置を終えたうちの子。
これで大丈夫だと思います、と少しだけYさんは心許なげ。
今日は雨が降らないと良いですね、と言われたので、
頭痛がしないので降らないと思います、と答えたら軽く笑われてしまった。
結構あたるのだが、頭痛予報。

とにかく。
異音の正体が分かって良かった。
水が原因とは、まったく……何が起こるか分からないものだ。





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Last updated  2007.02.22 17:34:58
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