マスターTURKEYの今日のカクテル(おつまみ話)
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節目、節目で美姫Chanに関するブログを書いてきましたが美姫Chanのフィギュアスケート世界選手権のエキシビションが余りにも衝撃的だった為、美姫Chanのことを右だの左だの書き込むのが無意味さえ思え、何度もVTRを見返して美姫Chanの想いを受け止めてあげればそれで良いと考えあえて他人へのコメントやトラックバックどころか自分のブログの更新さえしませんでした。今でも週に数回、世界選手権のVTRを見返していますがお盆で少し時間ができたので、今更ですが世界選手権のエキシビションについて自分の感想をまとめてみました。私も人並みに感謝というものについて深く考えることがある。感謝した時、感謝出来なかった時、感謝された時、感謝されなかった時、そんな時、いつも想うことがある、人間は、自分を支えてくれている物に気付けない鈍感な生き物であり、仮にそれに気付いていても素直に感謝できない醜い生き物であり、例え感謝していてもその気持ちを形に表せない不器用な生き物であること・・・あの宿命の友情に結ばれた二人のコラボが実現した日も例外でなかった、ただ一つ違ったことは真に苦労した者、底無しのどん底に落ちた者は、例え感謝という言葉すら知らなかったとしても、例え自分の意思に反してでも自然と「ありがとう」の言葉を口にすることを思い知らされたこと!エキジビションでは試合での緊張感が生む自然のサプライズとは全く違う夢が詰まった人工のサプライズを期待させるものだ、絢香が美姫Chanのナンバーを歌うのだろうか?はたまた美姫Chanが絢香のナンバーを舞うのであろうか?とにかくアンコールナンバーが何になるのか夢の競演が始まる前から楽しんでいた。即興の振り付けで4回転サルコー入りの絢香のナンバーも面白いとは思ったが、正直その時はレベル4ゲッターになった美姫Chanの4回転サルコー入りのマイハニーや蝶々夫人、ミッキーに期待していた。「I believe」今更何も言うことは無い。美姫Chanがスケートを通じて伝えたい想いは例え曲や振り付けに違いがあろうといつも感じさせてもらっている。そしてこの日の舞からは、そのいつもより緩んだ笑顔の中に今までのスケート人生を振り返りながら自分を信じて本当に良かったと自分を労う想いを感じた。まさに絢香の生歌がその御褒美で、無邪気にプレゼントを喜ぶ子供のようだった。アンコール前のインターバル中の「もう一つのサプライズ」というナレーション、その時、まさか?!ホントに振り付けどうすんのんと思ったのは全くの余計で無意味な心配だった。「三日月」曲が始まって、リンクの数ヶ所に立ち止まっての観客への感謝のスケーティングポーズ!人がやった事を批判的に人気取りや誰にでもその位出来ると言うのは簡単だ。しかし単に物まねでは無く、信念を持った行為に対してそのような醜い態度をとるのはコロンブスの卵な愚かな行為でしかない。まさに世界のトップの立つだけの強い信念を持つ者だけが王座が取れることを証明する、真に世界女王に相応しい素晴らしいアンコールだったと思う。しかし現実は、あの時点では安藤美姫という女性は中京大の一年坊主でトヨタ自動車のぺいぺいの新入社員、本当にどこにでもいる、好きなものに打ち込む泣き虫で寂しがり屋で恥しがり屋の普通の19才の女の子ミキティだろう。そんな娘に何がそれだけ信念を持たせ、それだけのことをやらせたのかと考えたらゾッとするものがある。運命のヒーローヒロインが持つ悲劇の皮肉なのか?間違いなく誰でも良いから助けてと叫びたくなるワラをも掴むどん底に落ちたからこそ、そこから真に人の心に気付き感謝しありがとうと言い続けながらここまで辿り着いたに違いない。よくトリノ後の美姫Chanは強くなったと言われるが、決して彼女の心が筋肉隆々に図太くなったわけではない.繊細な心は今まで通りで、周りの応援を全身で感じ取れるようになった結果、骨太な心になれたのであってそしてそのことは彼女自身が一番よく知っているに違いない。あの世界選手権でのフリーのメンコン(メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲ホ短調)確かに怪我でレベルやGOEを稼ぐだけの技のキレも無かったし緊張で芸術点を稼ぐスピードも無かった。正直このロングはそれまではテーマ性があまり無く美姫Chanの少し力んだ想いが目立ち好きではなかったが、しかしあの日、私にとってはトリノのイリーナ・スルツカヤやサーシャ・コーエンのショートと並ぶ三大スケーティングとなった。彼女の一つ一つのプレーを大事に大切にする姿から「今、私がここに立っていられるのはみんなの想いがあるからだ、だからこそ、そのお礼としてみんなのおかげで習得した今の私にできる最高の演技をみんなに見せてあげることに勝敗やノーミスとか以上にこだわりたいんだ!」という想いを想像したがそれが間違いではなかったことをあのアンコールが証明してくれたからだ。安藤美姫=4回転というレッテルがあるが、まさに安藤美姫=感謝のスケートと世界に知らしめた週末だったのではないだろうか?!もう一つ「三日月」のアンコールで感動したことがある。この曲の歌詞は愛する人が遠く離れた場所にいて寂しくて悲しくて仕方が無いが、でも届けたい想いは私は大丈夫というもの。幼い日の悲劇、そして近年の海外生活での極度のホームシィック。そんな中、トリノ五輪までの美姫Chanのコメントも「誕生日プレゼントはトリノオリンピックの切符が良い」とか「4回転が飛べたらそれは神様からのプレゼント」とかおねだり的なものが多かった。しかし、あの日の舞からは少女から大人の女性の道を歩み始めた美姫Chanの強い想いをはっきりと感じられた。「がんばっているからねって、強くなるからねって、つながっているからねって、愛してるからねって」青い空はつながっている、それを見上げれば、例え言葉も通じぬ異国で一人きりの不安な夜を迎えてもいたずらにダイヤルに手をやる必要はないんだ。愛する人に少しでも成長した自分を感じてもらうこと、それが愛の証・・・あの桜の夜以降、私の生活に一つの変化がある。氷上の純粋な表現者に教えられた感謝という行為をいつも心に秘める為にしていること。私は、他の誰かから連絡がある度に「三日月」を聞くようにしている。PS. 世界女王として臨んだ4月の北米アイスショーロード、美姫Chanはおそらく表現力に関して新たな課題を見つけたんではないかと思います。それは今シーズンいやそれ以上長期不調にさせる衝撃的課題かもしれませんが、それを乗り越えた時、真のみんなの記憶に残るダブルゴールドメダリストになれると思うし、今の安藤美姫ならバンクーバーで必ずそれをなし遂げる、美姫Chan自身これ以上のものはないと言わせる演技をすると信じて疑いません!がんばれ美姫Chan!! STAY GOLD and I Believe
2007.08.18
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