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2007.04.24
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カテゴリ: 昆虫(ハチ)




 マルハナバチの寿命は1年だから、毎年新しく生まれた女王蜂が自分の育った場所にまた巣を作っているのだろう。


ハナカイドウで吸蜜するコマルハナバチ(女王)
ハナカイドウで吸蜜する「家のマルハナちゃん」(2007/04/07)



 日本には10数種のマルハナバチが生息する。しかし、マルハナバチと言うのは「氷河時代の生き残り」の様で、北海道、或いは、中部山岳地帯のみに生息するものが多く、この辺り(東京都世田谷区)に居るのは、胸が橙色で腹にトラ模様のあるトラマルハナバチと、真っ黒で尾端だけが橙色のコマルハナバチの2種だけらしい。

 「我が家のマルハナちゃん」はコマルハナバチである。黒い熊のぬいぐるみみたいにコロコロしていて、実に可愛らしい。

ブルーベリーの花に止まるコマルハナバチ(女王)
ブルーベリーに留まるマルハナちゃん.ブルーベリーは虫媒花なので

マルハナちゃんには大いに頑張って貰わないと困る.

後肢に花粉を一杯着けている.(2007/04/11)



 写真の様にかなり大きなマルハナバチなのに「コ(小)」が付くのは、働き蜂はずっと小型(時に女王の1/2近く)だからであろう。コマルハナバチは春最も早くから活動を開始し、先日(4月18日)には既に働き蜂が巣に出入りしていた。なお、今日の写真は、総て女王蜂の写真である。

コマルハナバチ(女王)
マルハナちゃんの顔(2007/04/13)



 ところで、「家のマルハナちゃん」はリッパな一城の主で女王様である。女王様なのに「ちゃん」は不敬ではないか、と言う気もするが、家来(働き蜂)の数は少ないし、かなりドジだから「マルハナちゃん」でも構わないと思っている。

 どんな風にドジかと言うと、余り飛ぶのが上手でない、或いは、目が悪いのかも知れないが、巣に戻るとき着地に失敗し排気口のフードに激突して跳ね飛ばされたり、ツツジの花に上手く止まれなくて落下し、下にある花と花の間に挟まれてもがいていたり・・・と、まァ、「御本人」は真剣なのに違いないが、見ている分には滑稽で中々楽しませてくれる。

リュウキュウツツジで吸蜜するコマルハナバチ(女王)
リュウキュウツツジで吸蜜するマルハナちゃん.脚の踏ん張り方が

何とも言い難い(2007/04/17)



 コマルハナバチは、活動の開始も早いが巣立ちも早く、残念ながら6月下旬にはもう居なくなってしまう。秋に生まれたのならば、新女王はそのまま冬眠に入ればよいが、コマルハナバチの場合は夏を越さなくてはならない。7月以降この辺りでコマルハナバチを見ることはない。一体何処に行っているのであろうか?

 色々調べてみたら、コマルハナバチは6月下旬から来年の早春まで地下に掘った穴蔵の中で永~い間休眠しているらしい。夏の高温高湿を耐えて生き残れるのは極僅かであろう。







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最終更新日  2010.01.11 21:42:22
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